カテゴリー「flyfishing・釣り」の記事

2025.07.05

いつもの川は増水に先行者、移動した初めての川では先が見えない中の暑さに途中離脱。

いつもよりも早く、目覚ましが鳴る前に目が覚めた。余裕を持って出発できる。さて何処へ向かおうか?暫く好天が続いているので、水量は心配ないはずだ。梅野川?それとも高瀬川?そうだ、今シーズン、まだ良い魚に出会えていないあの川に行こう。

と勇んで出かけたは良いものの、到着するとなんと想定外の増水。上流で局地的なにわか雨でも降ったのか?水面は泡だらけで、これではドライで釣り上がれる区間は限られている。せっかく来たので、安全な区間に絞って入渓。しかしというのか案の定というべきか、ここは絶対にヤマメが付いている筈というプールでもフライに反応が無い。時間が早いからか、それとも増水して上を向いていないのか?
たまに小さなヤマメがフライに反応するが、フライを咥えるほどのサイズでもない。しかも、上の道路を餌師が下ってくるではないか。こんな早くに先行者がいたのか!結局、ボウズのまま退渓し、移動することに。といっても、ここがこれだけ増水していると、さてどこへ?

30km弱移動して、小さな渓流へ。多少増水はしているものの、それほどでもない。しかし、Rodの選択を間違えた。ショートロッドに持ち替えずに7f6inのRodのまま入渓したものだから、まともにキャスティングができない。悪戦苦闘しながら釣り上がるもなんの反応も無し。辿りついた堰堤でもドライでは無反応。なんとかニンフで5寸ヤマメを2尾釣り上げて一旦退渓。
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堰堤の上から再び入渓しようと道路に上がると、車が駐まっていて、男性が立っていた。声を掛けるとテンカラ師だという。いつもなら僕が流星号を駐めたところに車を駐めて入渓していたらしい。この川によく来るようで、更に釣り上がると500mほど上流に堰堤があるので、そこまでは釣り上がれると教えてくれた。

再入渓するも、そこからが想定外の山岳渓流のような渓相。先の見通しは悪いしRodは長いし、このまま釣り上がって大丈夫か?日も高くなり気温も上がって熱中症にでもなったらどうしようもない。両岸深く切り立って退渓ポイントも見当たらない。途中、1度だけヤマメがフライを追って泡の下から出てきたが、直前でUターンしその後はフライを替えても無反応。

ここで気持ちが切れた。お昼も廻っている。堰堤まで釣り上がるのは諦めて、どこかに退渓できる場所はないか?と探しながら釣り上がって(というよりも惰性でRodを振っていただけのような感じ)いると、石積みの壁を発見。これなら登って道路に出られる!
必至に石壁をよじ登り、やっとの思いで道路に出て歩いていると、さっきのテンカラ師の男性の車が。

「釣れましたか?」と聞かれても、「それどころじゃなく、そこで上がってきました」と応えると、「堰堤はもう目の前だったのに!」と。
初めての川はやっぱり難しい。半日でヘトヘトにくたびれた。
木陰に流星号を移動させてから、渇いた口に昼食のサンドイッチを頬張り、次回のリベンジを誓って帰路に着いたのでした。

 

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2025.06.28

灼熱の朝霞ガーデン、フライポンドのルアー解放で退散

朝から所用で成增へ出かけていた。そこから朝霞ガーデンまでは車で10分ほどの場所だったので、一応釣り道具を積んでいた。午後1時半過ぎに用事を済ませ2時に朝霞ガーデンへ。車の外気温計は38℃。さすがに釣り人は少ない。フライポンドには2人しかいない。

ポンドの水はわずかに藻が浮いているのか、少し緑色に濁っている。フライに緑色の藻が付いてくることもあった。

魚はインレットの水の流れに沿うように列をなし、水の流れが無いところにはほとんど魚影無し。水温のせいなのか酸素量のせいなのか、水通しの良いところに集まっていた。
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小さめのドライフライに、ニジマスの反応が良い。釣り人の数が少ないからなのか、冬場のようなシビアさは無い。
魚の反応の変化を見るために、フライを替えながら釣っていると、突然多くのルアーマンがフライポンドにやってきた。どうやらルアーの開放時間が近いのだろう。しかし早すぎないか?確か5時からのはずだけど。と、となりに陣取ったルアーマンに尋ねると4時半からスタートだという。いつの間にか変わっていたのか。

たった3人のflyfisherはあっとうまにルアーマンに囲まれてロッドを振るのがはばかられる状況に。これでは安心して釣りを楽しめないとここで納竿。
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帰ってから朝霞ガーデンのサイトを見ると、営業時間も17:30までと短縮されていた。そのため、フライポンドの解放時刻を早めたのだろう。
以前はイブニングライズの釣りも楽しめたのに、それも難しくなった。ここも働き方改革なのかな。

 

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2025.06.21

今シーズン初めての川で尾ビレが大きな20cm幅広ヤマメ

週の前半までは雨が降っていたけたけど、そのあとは好天続き。さて、川はどうなんだろう?日曜日は梅雨前線が南下してまた雨が降るという予報なので、今日にかけるしかない。福岡市に水を供給するダムの貯水率は、どこもほぼ100%に近い。田植えに向けて放水し、水道水のために水を流しながらでも100%ということは、いまだに大量の水が山から河川に対して供給されているということ。増水が治まっていれば良いけど……

とにかく、東に向かっ流星号を走らせる(古湯は実質餌釣り師の釣り堀となり、脊振の渓流は度重なる水害で壊滅状態で、佐賀の渓流はflyfisherには魅力が無くなった)。目指すは津江(梅野川)か日田漁協管内の川だけど、さて何処へ向かうか。

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前回はまだ白木の水車が据え付けられたばかりで稼働していなかったが、梅雨入りとともに動き始めた三連水車を確認して恵蘇宿橋へ。恵蘇宿橋と原鶴橋から筑後川の水量を見ると、だいたい上流の水量が想像できる。筑後川の様子を見る限り、高瀬川や梅野川は厳しそうだ。日田漁協管内の比較的水量が安定している小渓流を目指そう。

ということで、今シーズン初めての川へ。到着して川を覗き込むと、予想以上に増水している。さて、他へ移動するか?しかし、ここがこの状況なら他はもっと水量も多いだろう。この川は脊振の小渓流と同じように川幅が狭く、6f2inのショートロットでもなかなかに厳しい川。しかも入退渓ポイントがほとんどないうえに、途中大岩や淵が行く手を阻み、遡上に苦労をする。漁協の放流もほとんど無いようで、魚影も薄い。それだけに釣り人と出会うことも滅多にない。今日はこの川に賭けよう。

増水して泡立つ川に入渓し、フライを落としていくと、出るのはアブラハヤばかり。増水した川ではやはりヤマメは上を向いていないのか。

それでも、9時近くなるとヤマメらしい反応が出始め、まずは尾ビレの大きな5寸ほどのヤマメがフライを咥えた。更に釣り上がると、流れの中から6寸越えのヤマメが綺麗にフライを咥えた。
Dsc_3098sネットに納まったヤマメを見ると、魚体は綺麗なのだが、尾ビレの上半分が無い。上半分を無理矢理にちぎられたような感じだ。鳥に食わようとして尾ビレを持って行かれたのか?これ以外はヒレピンの綺麗な魚体なのに、不思議。こんなのは初めて。

覆い被さっていた木が少なくなり、明るく開けるとヤマメの反応が良くなってきた。5寸~6寸のヤマメがポチポチとフライを咥えるようになる。

そして退渓ポイント直前で良い感じでヤマメがフライを咥えた。今日イチの引き。7寸越か?
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ネットに納まったのはピッタリ20cm。しかし、尾ビレが大きく体高のあるヒレピン。この大きな尾ビレでグイグイ泳いで強い引きを楽しませてくれたのだろう。

この一尾を最後に脱渓。他の川へ移動しても望み薄なので、お昼前だったけれど今日はこれにて納竿。
流星号に戻ってお昼を食べ、帰宅の途へ。

午前中で納竿して帰宅すると、午後はゆっくり時間を過ごせるので1日を2倍楽しめる。これも午前で良い釣りができたからだけど。
そろそろ人生の残り時間も考えながら、釣りも余裕を持って楽しむことにしよう。

 

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2025.06.07

今シーズン初、梅野川C&R区間最上流部へ。移動した川でやっと7寸

来週には梅雨入りしそうなので、この週末は貴重な時間。日曜日には雨予報なので土曜日勝負。梅野川に一番乗りをするために、日田の定宿に前泊して6時半に到着。川は想定外に増水気味。入渓しようと思っていた堰堤上にはまさかの先行者の車!福岡ナンバーのスバルが駐まっていた。そこで、短い区間ながら前回先行者がいてさっぱりだった、中間育成場より上流を釣り上がることに。

中間育成場前に流星号を駐め、釣り仕度をしていると不思議なことが起こった。突然、流星号のウィンドウが一斉に半分下がったのだ。キーも抜いてエンジンも電源も全てオフの状態なのに!ウインドウのスイッチは4枚個別なので、4枚同時って何かの超自然現象?なんで?しかし、そこで考えていても解決しないのでウィンドウを閉めて支度を続ける。

3月に来たときには閉じられていた育成場から川に降りる階段前のフェンスの扉は、誰かが無理矢理に開けたのか開いていた。そこから増水した川に降りる。時刻は7時を少しまわったところ。目の前のプールは、かつては尺ヤマメがたくさん泳いでいるのが見えていたが、今は魚影は全く見えない。増水しているし浮いている魚も見えない。時間も早いので、まずニンフを沈めてみるが全く反応無し。

フライをドライに替え、釣り上がると小さなヤマメが時折フライに反応するが、フライを咥えるほどのサイズではない。増水していて上を向いていないのか?それらしい流れ、ポイントに細かく打ち直しながらゆっくり釣り上がると、9時くらいからヤマメの反応が良くなってきた。
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6寸前後のヤマメが次々にフライに出るようになり、20cmにちょっとだけ届かない、体高のあるヒレピンヤマメはそのサイズ以上に引きを楽しませてくれた。

いつもは育成場に渡る橋を越えたところで退渓するのだが、今日は時間も早いので久しぶりに梅野橋手前の淵まで釣り上がった。
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この区間は増水したおかげか、ヤマメが着きやすそうな渓相になっていた。しかしヤマメよりもアブラハヤが出る状況。やはりヤマメの魚影は……

10時に退渓し、下流部にも別なスバルの車が駐まっていたので、日田漁協管内の川へ移動。
目指したポイントには当然の事ながら、既に先行者の車。そこは諦め、上流のポイントへ。

入渓して暫くの小さなポイントで7寸をキャッチ。
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その後も5寸~6寸のヤマメを数尾キャッチ。そこに上から声を掛けられた。昨年高瀬川で声を掛けられた日田漁協のMさんだった。遊漁証の確認だ。今年もFishPassで年券を購入していたので車載駐車証をいただき、暫く情報交換。

Mさんと別れて再び釣り始めたものの、岩場で足を滑らせ、右膝を痛打。転ぶときにロッドを(持ったまま手をつくと折るので)投げ出したが、少し傷が付いてしまった。膝も痛いが、長年使用している愛竿も傷だらけだ。
その後6寸ほどのヤマメとチビヤマメをキャッチして納竿。時刻はまだ12時半。それでもスタートが早かったので充分。ウェーダーを脱ぐと、右膝から血がにじんで、ウェーダーの裏が赤くなっていた。

タックルをしまい、お昼ご飯のおにぎりを食べていると雨が降り出した。これから梅雨に入って暫くは川へは向かえないだろう。サイズは上がらなかったが、梅雨入り前の釣りを充分に楽しんだ。

帰り道、朝倉の三連水車が白く新しい木で新調されて据え付けられていた。梅雨入りと共に来週あたりからまた回り始めるのだろう。

そろそろ夏用フィッシングベストに入れ替えるか。

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2025.05.27

週末毎の雨でなかなか釣りに行けない。増水した川ではチビヤマメ1尾

週末の毎に雨が降る。おかげでここのところ九州では、まともな釣りができていない。先週末も土曜日にまとまった雨が降り、1日テレビの前で静かな週末を過ごした。
そして今週末もまた雨の予報。東京では31日(土)に足立の花火大会が予定されているが、無事に開催されるのだろうか?なんてことを考えながら布団に入ったら、今朝は4時前に目が覚めてしまった。昨日は天気良かったし、今日も晴れ予報。ひょっとしたら増水も治まってるんじゃなかろうか?と思い立ち、淡い期待を胸に川へ向かった。

しかし、予想通りというか予想を裏切りというのか、ちっとも増水は治まっていなかった。
安全に釣り上がれる場所を選び、フライを流すもヤマメが上を向いている感じではない。たまーに小さなヤマメがフライに反応する程度。絶対にヤマメが着いているような流れでも反応無し。
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やっとフライを咥えたのは、5寸をちょっと超えるヤマメ。まあ、ボウズよりはましか。

普通ならまだまだこれからという時間帯ではあるけれど、これ以上無理をしてもということで10時に納竿。帰って仕事に戻ることに。
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今日は天気も良かったし、流星号でドライブを楽しんだと思えば良いか。

もうすぐ梅雨入りだし、次はいつ釣りに行けるかなあ?

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2025.05.16

本谷で人生初の尺イワナ…1泊2日の上野村ワーケーション 2日目

昨日は36cmの尺ヤマメを釣り上げて納竿できた。仕事にも特に支障なし。そして今日は本谷毛ばり釣り専用区を予約してある。

外が明るくなって5時に目が覚め、軽い朝食やメールのチェック(といっても深夜のメールはほとんど無し)などをして準備を整え、6時に出発。本谷の専用区は8時半から受け付け、9時からの入渓なのでそれまでの間は近くの支流で釣りをすることに。役場前のC&R区間でライズ狙いも頭に浮かんだが、昨日ヴィラ前で楽しんだから一般渓流での釣りを選択。

入渓して間もなく5寸ほどのヤマメが出た。幸先良い。小さなヤマメのライズも見える。水棲昆虫のハッチも盛んでヤマメのフライへの反応は良い。そして、7寸ほどのイワナがネットに納まった。九州ではまず釣れない魚なので嬉しい。そうした朝の時間を過ごしているうちに8時を過ぎたので一旦退渓し、川の駅へ。
漁協で受付を済ませ(今回は最上流部、上野ダム直下の1番)、駐車証を受け取り本谷の駐車場へ到着すると既に3台の車が駐まっていた。隣で準備している人に声をかけ、1番はどんなところか情報収集。足場が悪いので気をつけてとアドバイスをいただき、いざ出発。

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1番は本谷毛ばり釣り専用区の最上流で駐車場から一番遠い。途中熊よけの「爆釣の鐘」を鳴らし、素掘りのトンネルを抜けてひたすら歩く(といっても大した距離ではないが)。やっと入渓点にたどり着き階段を降りて入渓。

目の前には堰堤上の浅く広いプール。数は少ないが、8寸前後のヤマメが回遊しながらライズをしているのが見える。プールの水際を歩いて足場の良いところでプールを見渡すと、流れがゆっくりでフラットな水面に散発のライズが見える。どの魚も移動しながらライズを繰り返している。それも、極小サイズの虫を捕食している様子。昨日のヴィラ前と同じだ。移動しながらの捕食でフライを流す明確なレーンが無いので、魚のそばにフライを落として誘うしかなさそうだが、何を結んだら良いのか?

先ずは小さめのパラシュートフライから始まり,ぶら下がりのCDCピューパなど取っ替え引っ替え流してみる。たまにバシャンと出るがフライを咥えることのないまま時間が過ぎる。こういう時には原点に返って#14のエルクヘアカディス。飛んでいる虫よりも大きいのは明らかだが、それだけに魚のスイッチが入ることもある。そして、ヤマメの近くに落とすこと数投。すると横から勢いよく大きな魚影が飛んできた。

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カディスを咥えたのはヤマメではなくイワナだった。しかも、これまた大きい。ただ、昨日とは違いティペットは8xで、フックアウトさえしなければ取り込めると心に余裕があった。時間はかかったが無事にネットに納め、測るとこれまた尾ビレも欠けること無い36cm。イワナで初めて尺上を釣った!

ここからは何故か釣れるのは8寸前後のイワナばかり。どれもヒレピンで綺麗な魚体。少し上の深くて大きなプールには、大型のヤマメが何尾も浮いてライズしている。が、足場が悪く立ち位置も限られしかも後ろが無いのでキャストが難しい。何度かフライを咥えたように見えたが、いずれも空振り。こういう深いプールは苦手なので先に進むと、目の前にダムが現れた。
20250516-11-16-41s僕はダムが苦手なので、本当は1番は避けたかったのだが、今回は他に選択肢がなかった。ダムから放水される激しい水の音を聞きながらの釣りは、僕にとっては結構なストレス。とはいっても折角予約してこの区間は独り占めなので、一番上まで釣り上がるが、特に魚の反応は無いままだった。僕の逃げ腰の気持ちがフライに伝わっていたのだろうか。

とにかく区間を一通り釣り上がったがまだ11時過ぎ。他の区間へ移動できるのは13時からだから,もう少しこの区間で釣るしかないので、再び下って最初の入渓点から釣り直し。深いプールにニンフを沈めてみたけど空振りに終わった。12時を廻ったので退渓し、さて、午後はどこから入ろうか?と川の様子を見ながら駐車場のパーカー号に戻り昼食。

20250516-13-58-03s 昨年、初めて来たときには7番・6番の区間を釣ったので、釣っていないのは2番~5番。2番は堰堤もあり外して3~5番の区間で他の釣り人がいないところに入る感じか。そして4番辺りから再入渓。障害物や木の枝の被さりもあまりなく釣りやすい。好きな渓相。新緑に日が射し込み美しい。

ここからはヤマメが反応してくれて、8寸前後のヤマメを数尾。ここで驚きの光景が。突然水面に銀色の塊が浮いてきてごそごそ動いたかと思うと再び潜って川底の石の間に姿を隠した。浮いていた銀色の生き物にはちょっと太めのネズミの尻尾!初めて見るカワネズミ。銀色に見えるのは毛の間の気泡のせいらしい。川にはいろんな生き物が居るものだ。

そして、帰りの渋滞やメールのチェック時間などを考慮し、9寸のヤマメを最後に3時に納竿、川の駅に戻った。
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釣りながらメールなどはスマホで随時チェックしていたが、クライアントさんからの電話の着信が残っていた。川の駅でPCを開き折り返しの電話をし、進行確認などを済ませて帰路に着いた。

帰りは下仁田から高速に乗り、関越は渋滞無くスムーズに練馬まで辿りついたものの金曜の夕方、下道が渋滞。それでも6時半に帰宅し、仕事の確認をしてワーケーションは無事何事もなく終了。

尺上のヤマメとイワナをドライで釣り上げることができた、至福の1泊2日となった。

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2025.05.15

ヴィラ前C&Rのシビアなライズで尺ヤマメー1泊2日の上野村ワーケーション 初日

先週の九州での週末は、雨の影響でさっぱりだった。今週末は上野村か養沢で良型のヤマメに遊んでもらいたい。と思っていたら、土曜日は雨の予報。さてどうしたものか?と思案した後に出した結論は、木・金で上野村へワーケーションだ!
上野村は川の駅でもWifi完備。釣りをしていて、電話やメールで緊急の連絡があっても、川の駅でPCを開いて対応できる。

ということで先ずは宿泊先の確保と、折角なので空いていれば本谷毛鉤特設区の予約。本谷は最後の1枠をなんとか確保できてお昼に出発、3時過ぎにヴィラ前到着を目指す。関越も渋滞無く順調に走り、本庄児玉ICで降りてそこからは川沿いに上野村へ。本庄児玉から上野村までの神流川沿いの道は信号が少なく、ストレスも無い。高速を下仁田で降りるルートだと遠回りになるのでそれほどの時間短縮にならない。その上、平日はETCの割り引きも無いのでコスパが悪い。

高速を降りてからも予定通り順調に進み、神流町を過ぎて上野村が目の前、というところで突然パトカーが行く手を阻む。その先の集落が火事で全面通行止めだという。上野村へは来た道を戻って下仁田を廻ってくれですと!?
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カーナビで地図を見ても確かに迂回ルートが見当たらない。しかし、どこかに道があるはず。地元の人にアドバイスをもらいながらスマホのGoogleMapをたどると、それらしい道を発見。もちろん、カーナビにはそんな道は出てこない。
GoogleMapを頼りに進むと、細く曲がりくねった道は山をどんどん上がっていく。果たして辿り着けるか?これでもかというくらいに上り詰めたところで、やっと下り始めて対向車にも出会った。きっとこの道で大丈夫と確信し、下っていくと元の国道に合流できた。見ると、すぐそこに煙が上がっているのが見える。あれだけ大回りをしたけど、進んだのは1kmあまり。それでも無事に迂回できた。そこからヴィラ前まではほんの10分ほどで到着。時刻は4時少し前。釣り人の姿は無い。

ヴィラ前のC&R区間に僕一人。好きなところで竿を出せる。ライズもある。
がしかし、解禁から2ヶ月半。しっかり学習したヤマメはフライに見向きもしない。たまにフライに浮いてきたと思っても直前でUターン。フライを替えても替えても同じ。フライの直ぐ横でライズをしているのに……

かくなるうえは、と前回の反省から購入しておいた10xのティペットを結ぶことに。ティペットを細くすると、ヤマメの反応が良くなった。そして石の裏から浮いてきたヤマメが喰った!しかもでかい!10xのティペットで捕れるのか?慎重に慎重に、寄せては走られを繰り返しなんとかネットに納めたヤマメは36cmのグッドサイズ。
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気がつくと太陽はとうの昔に山の向こうに隠れ、時刻は5時50分をまわっていた。宿の木森れ陽には6時チェックインと伝えていたので慌てて納竿。

予定よりも少し遅れてチェックイン。なんとか尺ヤマメで締めくくれた1日を振り返りながら、温泉で疲れを癒やして初日を終えた。

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2025.05.11

メイストームの増水と先行者のおかげでさっぱりな脊振

GW後半は家を出た息子の部屋の荷物の片付けで終わってしまい、結局釣りには行けなかった。

明けて最初の週末はと思っていたが、今度は金曜日にメイストームの直撃。激しい雷雨で、国土交通省の川の防災情報ページを見ると、栃野の水位はわずか数時間で1m以上あがり、土曜日はとても釣りができる様な状況ではなさそう。土曜日は静かに自宅で過ごした。

そして今日目が覚めると、脊振の渓流へダメ元で行こうと思った。今シーズンまだ出かけていないのに加え、脊振の小渓流は山頂に近く、雨の影響も早く治まっているだろうと予想したからだ。気温も下がっているし、またあまり早く行きすぎても無駄足になるので、少しゆっくりめの7時出発。家から三瀬峠や坂本峠、東脊振トンネルを越えて佐賀県側の渓流に到着するのに1時間かからない。一番近い渓流だ。

最初の川に到着し、周辺に釣り人の車が無いことを確認して入渓。やはり金曜日の雨で増水していた。ポイントが絞れないまま釣り上がるが、全くフライへの反応が無い。普通ならチビヤマメが飛びついてくるようなポイントでも無反応。大雨のせいなのか、それとも……と思いながら釣り上がっていると、間もなく真新しい足跡が。それも一人ではなさそう。足跡の立ち位置や向きからすると、複数のルアーマンか?ポチャンポチャンとルアーを落とし、水中をグリグリとかき混ぜた後では、ヤマメは出てくるはずは無い。このまま釣り上がっても無駄な時間を費やすだけと退渓。

移動した川も増水しているのに加え、雨のせいか川底は砂で埋まっていてこれまた魚の気配無し。退渓し、より山頂に近い渓流に10kmほど一気に移動。この川は増水はしていないものの、重機が入って護岸工事中。これまた微妙。しかし、入渓してみるとポツポツと小さなヤマメの反応が。
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やっと5寸ほどのヤマメがフライを咥えたあたりで、ポツポツと雨が降り出した。その後は工事の影響で川底がフラットになって何の反応も無く、やがて退渓ポイントに。

これではどれだけ移動しても釣果は望めそうに無いと午前で納竿。帰路に着いた。

脊振の渓流も、ヤマメが棲息するのは限界なのかもしれない。
梅野川もさっぱりだし、日田漁協管内の川が最後の望みになりつつあるなあ。

 

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2025.04.26

GW初日、想定外の放射冷却で気温2℃、水温8℃の梅野川

10年ほど前のGWの梅野川は、モンカゲロウのスーパーハッチもあったりと最高の釣りが楽しめた。梅野川近くの農家民宿に泊まってイブニングの釣りを楽しんだこともあった。しかし、津江漁協からUさんが離れた事を機にすっかり梅野川の魅力は失われ、ここ数年はヤマメの成魚放流も無くなったようだ。中間育成場も稼働していないようだし、育成場前のプールに降りる階段前の扉は閉じられたままだ。そんな梅野川ではあるけれど、今年も年券を購入したからにはGWに1度は足を運びたい。天気も良くて気温も高い日が続いている。今シーズンまだ一度も竿を出していない下流部も確かめたい。

車の渋滞などを考慮したらGW初日が良いか。というわけで、渋滞を避けるためにも金曜日に日田に宿を取り出かけることに。日田に向かう途中、イブニングに期待して軽く竿を出してみるも、先行者が複数いて…… 平日なのになあ。

いつもの安宿で一泊し、日田を6時前に出発。放射冷却で冷え込み気温4.5℃。梅野川には6時半に到着。下流部を釣り上がるので、栗の木のスロープ前の駐車スペースに流星号を駐めて準備を始めるも、気温は更に下がって2℃!手先が凍える。こんな時間から入渓しても魚の活性は上がらない。外は寒いので暫く流星号の中で過ごし、7時過ぎからゆっくり準備。

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見上げると新緑が眩しい。スロープの脇には朝露に濡れた大きなチューリップが1輪。

水温も8℃と低く虫の気配は無い。まあ、早すぎるのはわかっているのだが。一旦流木止めの上流のプールまで下り、そのプールから釣り上がる。このプール、良い感じだから絶対にヤマメが着いていると思うが、全く魚の反応無し。堰堤下の禁漁区手前のプールに11時くらいに着くのを目標にゆっくり時間を使いながら釣り上がる。

スロープから目の前に見える良い感じのポイントで、やっと出た!
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やっと5寸を超えるヒレピンのチビヤマメ。
その後も小さなヤマメの反応は続くが、サイズが上がらない。フライに反応するのは3寸~5寸の小さなヤマメばかり。そして、予定通り11時頃に最後のプールへ。水棲昆虫のハッチも盛んになり、時折モンカゲロウや大型のストーンフライも飛んでいるが、ライズも無く水面は静か。なんとなくぼんやりとしたシルエットの方が良さそうなので、CDCカディスを結んで流すと、石裏からヤマメが浮いてきてフライを咥えた。思惑通りではあったが、やっぱり5寸止まり。このヤマメを最後に脱渓。

流木止めから堰堤直下まで釣り上がってみると、渓相も大きく変わっていた。大きな変化は2つ。

1つ目は休耕田下の岩盤に当たる流れが大きく左岸寄りに変わって、昔は尺ヤマメが多く着いていた深いプールがすっかり浅く小さくなっていたこと。
2つめは、堰堤に向かう手前にあった小さな滝がすっかり無くなり、その下にあった大きめの深いプールがすっかり砂で埋まって浅くなっていたこと。

それ以外にも、いつもヤマメが着いていたポイントも浅くなったり流れが変わったりしている一方、新たに良さげなポイントも増えていた。
それにしても時間帯の問題だったのか、8寸どころか6寸のヤマメさえも見ることができなかったのは残念。

上流部には釣り人の車があったので梅野川を諦め、午後は日田漁協管内の川へ移動。しかし、ここでも梅野川同様5寸止まりでサイズが上がらず。ただ、7寸ほどのヤマメをかけて岩の下に潜られてバラしたりと、こちらではそれなりに楽しんだのでよしとしよう。

GWの本番は後半の4連休だけど、何処に行っても車が多そうだし、じっとしているのが吉か。これで僕のGWは終わりかな?

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2025.04.19

桜満開の上野村、初めての神流川支流は盛んなライズも7寸止まりで尺に届かず

九州のヤマメの年券は3500円~4000円が相場なのに、その4倍もする1万4千円という高い年券を購入したので、可能な限り上野村に足を運びたい。週末の天気も良さそうなので出かけようと、木森れ陽に電話すると部屋は空いているという。木森れ陽も川の駅も上野村のfree Wifiが使えるので、PCを持って行けばワーケーションだ。

東京は既に葉桜になっているのに、上野村周辺は桜が満開だった。
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これまで、上野村では(本谷を含め)C&R区間でしか釣りをしていない。C&R区間には確実にヤマメもいるし、尺上の大ヤマメがたくさん見えている。しかし、解禁から1か月が経ちすっかりスレているはず。プールではたくさんの釣り人が列んで自由に動けない。管理釣り場で釣りをしているのとあまり変わらない感覚。そこで今回は初めてC&R区間以外で竿を出すことを目標にやってきた。

支流でも釣り人の車がそこここに。入渓できそうな所を探すのがなかなかに大変。やっと見つけて入渓するとライズもあり、ヤマメの反応は良い。支流にも成魚放流はされているのだが、その密度は低く出てくるのはほぼ自然繁殖や稚魚放流のヤマメ。フライに反応するのは4~6寸。その代わり、みなヒレピンで美しい。最大はやっと7寸のヤマメに終わった。
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やっぱり上野村らしい尺上も1尾釣って帰りたいと、帰る前に役場前に移動し2時間ほど頑張ったが、空振り。大きな魚影が何度がフライを追ってきたものの、徹底的に直前で見切られてしまった。東京のフライボックスにはバリエーションも無く手詰まり。

次回は細いティペットと、上野村用に新しいフライを持参してリベンジだ。

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