カテゴリー「flyfishing・釣り」の記事

2023.03.26

天気予報は外れ、増水・雨の中、やっと7寸1尾

一時雨予報だった昨日は午後から一時晴れ間が見える天気に回復。そして今日は曇りのち晴れの予報だった。
しかし、今朝は雨の音で目が覚めた。ウェザーニュースや他の天気アプリを見ると、午前6時から9時頃までは雨に変わっていた。それでも、日田も9時過ぎには雨は上がる予報だったので、日田漁協管内の川へ向かうべく流星号で出発した。

日田に向かう道中も雨は降ったり止んだり。目的の川に到着したときには霧雨になっていたものの、肝心の川は想像していた以上に増水していた。金曜日の玉島川がそうだあったように、木曜日の雨、そして昨夜の雨はこの近辺の山にもそれ相当に降ったのだろう。ただ、濁りはそれほどでもない。

釣り支度を終えて改めてウェザーニュースを確認すると、なんと予報が変わって雨は午前中一杯続く!? 家を出る前に言ってよ~

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ここまで来て竿を出さずに帰るわけにもいかない。とりあえず、安全な範囲で釣り上がることにする。濁りは少ないものの、水深はあり笹濁りと水量の多さによる波とで水面下の状況がわかりづらい。案の定、斜めの石に足を乗せ、体制を立て直すことができずに一度転んで川に手をついてしまった。それでも、ウェーダーに水が入ったりロッドを折ったりケガをしたりというほどの転倒ではない。

増水してポイントが絞れないなか釣り上がっても、釣果は見込めない。こういう状況では、ドライにヤマメが反応する見込みはない。そこで絶対にヤマメがいるだろうと思えるプールでニンフを沈めて粘ってみた。何度も流し、マーカーが沈んだので合わせると、根掛かりのような感触。根掛かりをはずそうとロッドをしゃくると、ラインの先に魚の気配。水流とヤマメの引きで重いだけだった。

やがて上がってきたのは21cmの7寸ヤマメ。残念ながら尾ヒレが欠けた放流ヤマメだったが、こんな状況で釣れただけでも良しとして、午前中で納竿。お昼を食べて山の桜を見ながらゆっくりと帰宅の途についた。

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午後は散髪をしたり夜の酒の肴を買ったりと、それなりに充実した時間の使い方ができた。一方で週末2日連続で終日川に入るのは、そろそろ体が追いつかないのかもしれないと思えてきた。年相応の釣行を考えなければならないかな。


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2023.03.25

古湯の前に背振の小渓流で6寸のヒレピン数尾、古湯では今シーズン最大の22cm

木曜日からの雨で昨日のぞいた玉島川は増水して濁っていた。昨夜も小雨が降ったいたようで朝起きると道路は濡れていた。この程度の雨は他の川なら多少の増水はあっても、ダム直下の古湯だとあまり影響はないはず。先週末に再放流もしているはずだし、古湯に行こうと決めた。

しかし、風が吹いて寒い。朝から行っても釣りにはならないだろう。C&Rをやめてからの古湯は、解禁直後にほとんどのヤマメは持ち帰られ、魚影は薄い。再放流しても翌日には同じ状況。かつては魚影も見えていたし、ブラインドで釣り上がっても楽しめたが、今は数少ない残ったヤマメのライズを探して釣るのが古湯の釣りになった。ライズが起きるとしたらお昼前後だし、風も治まってほしい。朝から行っても恐らく釣りにならない。

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ということで、午前中は今シーズン初めて背振の小渓流に竿を出すことに。9時半に入渓すると、水も冷たく水生昆虫のハッチも無い。しかも先行者の足跡も。ヤマメの反応が薄いのは先行者のせいか、水温が上がらないせいか。ちびヤマメがたまに反応する程度で、疑心暗鬼のまま釣り上がる。ところが、10時半を過ぎる頃にになると、急に魚の反応が良くなってきた。やはり水温のせいだったか。6寸越えのヒレピンヤマメが次々とネットに納まった。

12時を回ったので退渓し、古湯へ移動。いつもの河原に到着すると、釣り人の姿は天河川との合流点の上流のプールでライズを待つflyfisherが一人だけ。嘉瀬川ダムは随分減水していた。そのせいか、嘉瀬川への放流量を減らしているのだろう、本流の水位が随分下がっていた。しかも川底は砂で埋まり、これまでになく川全体が浅くなっている。土管前も砂で埋まり、ライズは見当たらない。

flyfisherがライズを待っているプールの上から入渓し、ブラインドで釣り上がるも全く反応無し。しかし、少し深めのプールにライズ発見。何を食べているのかわからないので、信頼のカディスを投げるといきなり出た!グルングルンローリングして強い引き。今シーズン初の8寸越えか!?

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ネットに納まったヤマメは、惜しくも22cmの7寸越え。それでも今シーズン最大。しかもオレンジに色付いて春らしい華やかなヤマメ。
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これからの良い季節、ヤマメとの出会いを楽しもう。

来週は、いよいよ梅野川に行ってみるか。

 

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2023.03.19

初挑戦の入間川で7寸ヤマメをキャッチするも、往復7時間以上は参るなあ

これまで、関東で釣りに行くときには養沢(秋川)や丹沢、奈良子、忍野など中央高速を使って山を登って行くことが多かった。しかし帰りは必ず中央高速の渋滞に巻き込まれてしまう。中央高速でなくても、土日の夕方に都心に向かう高速は必ず渋滞する。東京から山に向かうには、甲州街道(中央高速)で丹沢や奥多摩へ向かうか、川越街道(関越道)で秩父や神流川方面に向かうか、日光街道(東北自動車道)で鬼怒川や那須方面に向かうかの大きく三方向になる。高速を使ってもこんなに時間がかかるのなら、高速を使わずに行ける埼玉方面の川はないかと探していたら、入間川漁協の情報にたどり着いた。ブログでは解禁前にヤマメの成魚200kgを放流したとある。写真を見る限り、中規模の里川っぽい。星野川か梅野川の下流部くらいの川幅のようだ。下道で70~80km程度なので片道3時間といったところか。

20230319-10-31-35s 高速を使わず、川越街道から所沢、飯能を抜けて入間川沿いに上流へ。途中のセブンイレブンで遊漁券を購入し川の状況を尋ねると、ヤマメはもっと上流に行かないと釣れないですね、と。最低でもブログに書いてあった有間橋上流まで行かなければならないか。そこから更に10km以上走り川沿いの公園の駐車場に車を駐めて支度をし、川に降りた。

川の両岸には別荘風の家が建ち並び、河原ではそこここでファミリーが遊んでいる。夏には多くのファミリーが川遊びをしているのだろう。川に入ると砂利底のフラットな緩い流れが続く。しばらく雨が降っていないせいか、水深は10cm前後と浅く、川岸には無数の足跡。たくさんの釣り人が連日入っていることは容易に想像が付く。もちろん、今日も先行者がいることは間違いない。

フラットで緩い流れの川でヤマメが付きそうなポイントはほとんど無い。たまにある大石の周りや川が曲がって岩盤にあたってできた深みなど、わかりやすい場所は誰だって竿を出している。全くヤマメの気配が無いままに12時をまわってしまった。一旦退渓して昼食にしようと道路に上がると、たたんだテンカラ竿を持ち上流から降りてきた(僕よりも)若い釣り人が道の向こうを歩いていた。声をかけると、地元の釣り人で少し上で1匹キャッチしたという。もちろん、足跡の中にはこの人のもあったはずだ。釣れるはずがない。道路から川を見下ろすと、ルアーマンが2人釣り上がっているのが見えた。こんな感じで前後にたくさんの釣り人がいるのだろう。

退渓して20分ほど歩いて駐車場にたどり着くと、なんと隣に駐まっている車がテンカラ師の物だった。この辺りには車を駐められるところが少ないので、ここに駐めて釣り上がるらしい。ということ は、釣りをする人はみんなここに車を駐めて入渓しているのだろう。この近辺で釣るのは、これは厳しい。

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昼食を急いで済ませ、一気に移動。といっても、車を駐められる所がなければ川にも降りられない。なんとか車を駐められる場所を見つけて入渓。良い感じのポイントにフライを落とすといきなり岩陰からヤマメが浮いてきてくわえた。20cmの放流ヤマメ。その後も良いポイントではヤマメの反応はある。が乗らず。しかし、しばらく釣り上がった所で大岩の陰から綺麗な出方。良い引きの7寸ヤマメをキャッチ。

更に釣り上がると、大きなプールがありいくつもの魚影が見える。8寸を超えるような大物も底の方に見える。しかし、見える魚は釣れないもの。フライを替え、ニンフを沈めたりとしばらく粘ったが反応なし。まあ、多くの釣り人が竿を出しているだろうポイント。当然学習しているはずだ。

ここから先は次回の楽しみとして、帰りの時間を考え3時で納竿し帰路についた。

6時から始まる世界遺産を見るつもりだったのに、帰宅できたのは7時20分頃。帰りは4時間以上かかってしまった。運転していた往復7時間は釣りをしていた時間よりも長いぞ。関東での日帰りの釣行は、早朝から釣り始めてお昼で納竿、帰路につくというスケジュールなのかなあ。

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2023.03.14

古湯でヤマメがいなくなるのは密漁のせいかも?つり人チャンネルの座談会を見て思ったこと

youtubeで、釣り人チャンネルの示唆に富む座談会「鮎・渓流釣りの未来を語る座談会 第1回/アユ・ヤマメ(サクラマス)・アマゴ(サツキマス)を増やすには?~放流の不都合な真実とは?~」を見た。

この座談会は、釣り人・内水面の漁業関係者には是非見てほしい内容。それぞれの川や地域、漁協の事情や背景もあるだろうけど、高い視点で自然や川、水産資源を守るための活動・ルール作りを進めて欲しい。

座談会の後半では傍若無人な釣り人の様子も指摘された。箒川では放流後解禁まで警察官が夜通し川を見張っているという。そうしないと、夜のうちに魚を釣り上げて持って帰る輩がたくさんいるのだとか。福島では100匹200匹釣って大きなクーラーボックス一杯にして帰る(束釣りじいさんと呼ぶらしい)と。そんなに持って帰ってどうするの?と聞くと、スナックのお姉ちゃんに持っていくと喜ばれるんだとか!何を考えているんだか。

これを聞いて、古湯で突然魚が釣れなくなったのはこの密漁のせいじゃないかと思ってしまった。数年前、解禁して最初の週末、遊漁証を購入するときに今年の放流の様子を伺ったら、「よく釣れてるみたいですよ。60匹釣ったっていう人もいるらしいです」って。いや、解禁日に多くの釣り人がいるのに、一日中釣っても60匹なんて釣れるはずがない。漁協の人はカワウによる食害で解禁までにヤマメが食われて釣れなくなったなんていっていたが、放流して解禁までの数日の間に(今年は27日放流で2日後に解禁)人目を忍んで釣っている輩がいるのではないのだろうか?そんな疑念が沸いてきた。

古湯の放流・解禁への提案

これから古湯の放流は、解禁当日の早朝に行い、釣りのスタート時刻を午前8時とか9時とかにしたらいいんじゃないだろうか?解禁日の釣り開始時刻を決めている河川や湖も多い。嘉瀬川本流への放流ももっと増やしてほしい。鮎の放流後にカワウによる食害に悩まされていた他の河川で、春にヤマメを放流して釣り人を呼び込んだら、釣り人がいることでカワウの食害が減ったという事例もある。解禁して魚がいれば、本流には釣り人がいつも立っていて鳥は近づかないだろうから。スタート時刻を守らない馬鹿者に対しては、箒川のように警察の協力を仰ぐのも良いだろう。

法律も社会のルールも変わっているのに、昔はこうだったなんて決まり事を守らない老害オヤジは逮捕だ!

 

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2023.03.11

6年ぶりに日田漁協の年券を購入。気温も上がり、7寸越えも出て良い感じ

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2017年の九州北部豪雨では、従姉妹家族も被災するなど日田市や朝倉市、うきは市などに大きな被害が出た。その翌年の平成30年7月豪雨でも再び北部九州にも大雨が降り各地で被害が出、多くの河川では今も改修工事が続いている。そんなことで、2017年以降日田漁協管内には釣りに行っていない。梅野川も毎年のように大きな被害が出ているが、お気に入りの川なので定点観察もかねて毎年年券を購入し出かけている。

2023年シーズンを迎えるにあたり、日田漁協のサイトで管内マップを確認すると、2022年版では各河川で放流されているようだ。今年はどうかと漁協に電話して確認すると、今年も放流済みだという。ただ、川やポイントによっては成魚放流ではなく、15cmほどのヤマメが中心だという。梅野川もここ数年は成魚放流はやめて、小さめのヤマメの放流になっているようだ。それでも、前年放流した魚が残っていれば今年は大きくなっているし、ヒレピンの綺麗なヤマメが期待できる。

FISH PASSで日田漁協の年券購入

以前年券を購入していたお店も、豪雨被害に遭ったのか移転し遊漁証の取り扱いもしなくなっていた。津江漁協も梅野川そばの近藤商店が扱いをやめたりと、遊漁券を購入できるところが限られてきた。入渓する前に遊漁証を購入したいけど、朝早くに開いているかもわからない。幸いなことに日田漁協はFISH PASSで遊漁券の取り扱いが始まっていた。そこで初めてFISH PASS で会員登録 (個人的にいろいろな思いがあるが)をし、日田漁協の年券を購入して出かけた。

6年ぶりの川はコンクリートの3面護岸の場所が増え、まだ工事中の所も多い。入渓退渓できる場所を探すのに苦労する。川岸にあった家が無くなっていたり、道路が付け替えられたりと川を取り巻く景観は随分変わり当然渓相も変わっていたが、川底の岩盤は流されるわけではない。もともと岩盤むき出しの川底だったところは変わりなく、6年前の渓相を残しているのがせめてもの救い。

朝から気温も上がり、過去の渓相・ポイントの記憶をたぐりながら釣り上がっていくと、思いのほかヤマメの反応が良い。ちゃんと去年のヤマメが残っているようだ。出てくるヤマメはみな6寸越えのヒレピン。3月のシーズンスタートでは申し分ないサイズ。午前中だけで最大21.5cmはじめ7~8尾のヤマメがネットに納まった。

昼食を済ませて上流部へと入渓すると、真新しい足跡が。今日かそれとも昨日の足跡か?午前中とは打って変わって全く魚の反応が無い。やはり先行者がいるのか疑心暗鬼で釣り上がる。

午後2時45分、地区の防災放送が、「東日本大震災が発生した2時46分から1分間サイレンを鳴らすので、黙祷を」と。フライを結び直していた手を止め、サイレンと共に黙祷。

しばらく釣り上がり、コンクリート護岸が続く先を半ば途方に暮れて見上げると、その答えが。二人のルアーマンが上の道路から見下ろしているのが見えた。一通り釣り上がって退渓した帰り。あの足跡はこの2人のものだったか。

この先退渓できるポイントはありますか?と訪ねると、あるにはあるけどかなり険しいですよと。このまま釣り上がっても釣果は望めないので、戻って退渓。午後はさっぱりだったけど、一日の釣果としては十分。今年は日田漁協管内の川も色々回ってみよう。

2023年、今のところ出だし好調なシーズンを継続中。

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2023.03.05

春先は日が水面に射し、水温が上がるのを待つのが吉。ヒレピンの20cm

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昨日も古湯に出かけたが、残念ながらボウズだった。お地蔵さんから水面を見下ろしていると、2匹のヤマメが喧嘩してるのか、ぐるぐる追い回していたがそんなヤマメが釣れるわけも無く…
soeさんや古湯の常連さん達と会話を楽しめたので良しとしよう。

そして今日は故郷の川へ。

Dsc_2246s 山の梅も満開。しかし、水はまだ手が痛くなるほどに冷たい。
ここは山に囲まれているので、川面に日が射してヤマメの活性が上がるのは11時くらいから。しばらく雨も降っていないので減水気味。10時前に到着して釣り上がるも、ここぞというポイントでも魚の反応が無い。
お昼が近づく頃、よくライズが起きるプールの岩裏にカディスを流すとフライが岩陰に入り見えなくなった。何か違和感を感じてフライをピックアップ。が、フライが岩に引っかかったか回収できない。次の瞬間、岩の向こうに黒い魚体の後ろ半分が一瞬見えた。岩にかかったんじゃなくてヤマメが食ったのか!しかし、ティペットもヤマメも岩の下をくぐって岩裏にいってしまい様子がわからない。フックが根掛かりしたかのようにラインも引けない。で、とうとうフックアウト。大きそうだったのになあ。

そのまま釣果無く、お昼休憩でひとまず退渓。釣り竿を持ってこんな格好で歩いていると、「釣れましたか?」とよく声をかけられる。そんな里の人と話をするのも楽しみの一つ。昨日の釣り人の様子(釣れてなかったようだ)なんかも教えてくれる。

午後は川を少し下り、開けて日が差し込む魚の活性が良さそうな所から入渓。予想通り、上流部よりもヤマメの活性は高い。浅い流れの瀬からもヤマメの反応がある。そして今日最初のヤマメは、やはり岩陰から。6寸のヒレピンヤマメ。この川は漁業権の設定も無く放流も無い。基本、自然繁殖のヤマメなので、出るヤマメはみんなヒレピン。

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その後もヤマメの反応は良く、ヒレピンの20cm(きちんと測れば7寸あったかも)を始め、6寸越えのヤマメが午後だけで計4尾。スタートは厳しかったものの、良い一日だったかな。

来週も綺麗なヤマメと出会えるといいな。

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2023.03.03

2023年も古湯で解禁。魚も釣り人もいない中、なんとかボウズは回避

安普請の一軒家の我が家はエアコンを切ると、しばらくすると室内はほぼ外気温と変わらなくなる。冷え込みのせいで?早朝4時過ぎ、突然足がつって一人悶絶。痛みも治まりようやく眠りについたと思ったら、目覚まし代わりのテレビ(モーサテ)が点いて目が覚めた。

普段ならこれから2時間くらいニュースを見ながらダラダラするのだが、今日は違う。僕にとっては今シーズンの解禁日なのだから、早起きして準備をしなければならない。今日は平日、出かける前にクライアントさんに迷惑がかからない様に仕事を済ませておく。リモートワークが一般的になったおかげで事務所にいる必要はなくなったが、仕事はキチンとしなければ。
朝一番に報告書をメールで提出して、いざ出陣!

なんと、またバッテリーあがり!

今シーズン初の釣行に釣り道具を抱えて流星号に向かい、キーをリモートで解錠しようとしたら反応が無い。まさか、またバッテリー上がり?ドアにキーを差し込んで物理的に解錠し、エンジンをかけようとしても全く反応無し。完璧なバッテリー上がり。東京に行っていて1週間エンジンをかけていないけれど、そんなのはいつものこと。どうも、寒い日が続くとダメなようだ。

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しかし、今回はJAFのお世話になることはなかった。前回のバッテリー上がりで、ジャンプスターターを購入して積んであるのだ!おかげですぐにエンジンは始動。購入して2か月でもうこれが役に立つとは思いもしなかった。とはいえ、十分な充電が済む前に止まるとまたエンジンがかからなくなる。途中で飲み物や昼食を購入しようと思っていたが、それは危険だ。とにかく川に着くまではエンジンを止めずに走りきるのが吉だ。

今年も年件を購入

昨年は4月の一番良い頃に救急搬送され、古湯ではボウズのままシーズンを終えてしまっていた。今年は昨年のリベンジでもある。放流されたヤマメは3月1日の解禁日に、餌釣り師にほぼ持ち帰られてしまう。特に貝野川は小さな釣り堀に多くの釣り人が竿を出すような状態。一方で、近年本流にはあまり放流していないようで、ほとんど魚影が確認できない。昨年みたいな状況なら日釣り券で十分。しかし、毎回日釣り券を買うのは面倒なので今年も年券を購入して河原へ向かった。

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3月1日の解禁日は車でびっしりだったらしいが、11時過ぎの嘉瀬川はこんな感じ。流星号が1台たたずんでいるだけ。

川面にはライズの波紋も無く、水中には魚影も見えない。水はクリアだけれど、どのプールも砂に埋まって浅くなり、ヤマメが付きそうな石も岩も半分埋まって川底は白くなっている。これじゃあ今年も厳しいかなあ。

ライズ無し、魚影無し

天河川との合流点から貝野川との合流点まで一通り見回しても、ライズも魚影も確認できず。ブラインドでつり上がるしかないか。
砂底のところにヤマメがいれば、魚影が確認できるはずだが全くなし。これではドライフライには反応がなさそうだ。石底の流れを中心にニンフフライを沈めて様子を探る。大岩の前でフライを2度、3度と追ってくるヤマメが見えたが、結局くわえることは無かった。

水生昆虫のハッチは散発ながら見られるものの、ライズを誘発するほどでもない。というよりも、ほんとうにここ本流にヤマメが放流されたのかさえも怪しい。古湯地区漁協のFacebookページでは27日に100kgの成魚ヤマメを放流となっているけど、ネットで販売している20cm前後のヤマメ1尾80~90gなので、100kgのヤマメだったら1000尾放流したということになる。本当にそんなに放流しているのだろうか?かつて嘉瀬川ダムができる前、C&Rの頃は魚影が見えるほどに放流されていたのに、すくなくとも本流ではかつての面影は無くなってしまった。そして、いつも顔を合わせていたflyfisherも顔を見せなくなってしまった。

フライをドライ、CDCカディスに換えて釣り上がっていくと、深めのプールでヤマメが底から浮いてきたが、フライ直前でUターン。フライが合っていないのか?ティペットを8x、フライをCDCフローティングピューパに換えて流すと、底の方からヤマメが浮いてきて今度はフライをくわえた!

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ピンクに色づいた20cmのヤマメ。ひれがちょっと傷ついてはいたけど、シーズン最初のヤマメとしては十分。
今年は良い釣りをしよう!

 

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2023.02.08

おにやんま君(R)を購入。解禁が近づくとじっとしていられなくて、ネットをついつい

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シーズン解禁まで3週間。
仕事の手を休めると、すぐにヤマメのことが頭に浮かぶ。3年ぶりに開催される、楽しみにしていた「つるや釣具店のハンドクラフト展」も、残念ながらスケジュールが合わないので行けない。そんなこともあり、気が逸り、ついついネットで余分な物までポチってしまう。

今回ポチったのは「おにやんま君(R)」。
虫に悩まされるのも、このおにやんま君が活躍できるのも、ずいぶん先だというのに。

実際にオニヤンマが現れるのは盛夏の暑い時期。梅雨が明けないと活躍の機会はないのはわかっているのに……
過去にはオニヤンマに噛まれたこともあるから、その顎の強さもよくわかっている。ほかの昆虫が近づかないのも当然だろう。いや、本当に効果があるのかはまだ定かではないが。

というわけで、梅雨が明けるまではタックルボックスの中で待機。
煩わしい小虫やアブだけでなく、オオスズメバチも寄りつかなくなることを期待しながら、解禁を待つことにしよう。

 

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2022.11.19

初めての尺上ブルックトラウト、ヒレの綺麗なピンクのヤマメで今シーズン締めくくりーうらたんざわ渓流釣場

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前回、思いがけずも46cmのニジマスを釣り上げた、うらたんざわ渓流釣場。ニジマスはたくさん釣れたけどヤマメは3尾だけ、と消化不良。今年最後の釣行は再びそこ(管理釣り場だから釣行と言えるのかは微妙だけど)へ行くことにした。
20221119-12-23-05s 2週間前は紅葉が綺麗だったのにすっかり葉は落ち景色も変わっていたが、水温はそれほど変わらず、日が昇れば風も無く温かい釣り日和。今回はヤマメクラシックⅡのみに狙いを絞り、美しいヤマメ・イワナを釣りたい。ニジマスもレッドバンドが出てヒレが尖ったワイルドレインボーだったら楽しいのだが、放流魚が中心だからそういう個体はなかなかいない。
プールでは、できるだけヤマメの魚影を確認してサイトで狙い、魚影が確認できない早瀬やフリーストーンの所は、ヤマメが隠れていそうな岩や石の周りにフライを流す。どうしてもニジマスの割合が高いが、2回目で全体の流れとポイントが解っている今回は、前回に比べるとヤマメが釣れる確率はずいぶん上がった。

Dsc_2215sところで、ヤマメクラシックⅡには礼儀正しく挨拶をする小さなflyfisherがいた。フライラインはおとな顔負けの綺麗なループを描き、コンスタントに魚をキャッチしている。「フライは何を使ってるの?」と訪ねると、「これ」とビーズヘッドニンフを見せてくれた。ドライフライはうまく流せないからニンフを使っているのだそう。マーカーが使えないヤマメクラシックエリアで、ニンフできちんと釣果をあげる、脱帽です。

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前回はヤマメクラシックⅡのエリアはほとんど釣り人がいなかったのに、今回はたくさんの釣り人がいた。思うように釣り上がれないが、管理釣り場だからそれは仕方ないこと。午前中は綺麗なヤマメも釣れてエルクロードまで釣り上がり、その先は釣り人が何人も並んでいたのでお昼休憩。

午後は折花橋から入渓し、「コーナー」で浮いているイワナの魚影を見つけ、サイトでフライを送り込むも全くの無視。無視するどころかフライを確認しては深みに逃げていく。それでは、とフライをクイルゴードンに替えて流れ込みから流すと、フライが消えロッドにいきなり強いテンション。大きなヤマメはほとんどいないはずなので、この引きはニジマスか?それとも見えていたイワナか?
強い引きでなかなか浮いてこない。暫くやりとりをしてやっと浮いてきたのはニジマスだろうと思ったら、思いのほか黒い魚体。婚姻色が出た黒いニジマスか、それともイワナか?
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ネットに納まったのは思いもしないブルックトラウト。しかもヒレピン、31cmの尺上。そもそも過去にブルックトラウトを釣った経験がない。九州の自然渓流にはヤマメかアマゴしかいないので、これがイワナなのかブルックなのかもわからないけれど、少なくともヤマメでもニジマスでもないことは明らか。ひょっとすると色の黒いイワナ?とも思ったがやっぱり違う。ネットに納まった魚体を見ながら、これはブルックだ!と確信。

良い魚を釣り上げ、気持ちも楽になって釣り上がり、終点の大堰堤・パラダイスに。プールからの流れだしにライズが確認できる。大きな虫は飛んでいないので、フライを水面にぶら下がるフローティングニンフに変更して流すと、すぐにヒット!
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ピンクに色付いたヒレピンのヤマメ!
最高のコンディションのヤマメをネットに納め、今シーズンを締めくくることができた。

来年も良い魚との出会いがありますように。

 

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2022.11.05

初挑戦!うらたんざわ渓流釣場。ティペット8x、#24のユスリカアダルトに46cmのニジマスが掛かってもう大変!

九重フィッシングリゾートが廃業しているのを知り、無性に釣りに行きたくなった。
先月は秩父フライフィールドに行ったが、釣れるのはニジマスばかり。ヤマメの魚影は見えなかった。どこかヤマメが釣れる所はないか?
まず頭に浮かんだのは奈良子釣りセンター。過去に何度も足を運んでヤマメもイワナもいることはわかっている。しかし、久しぶりにサイトを覗くと、やはり大雨被害でずいぶんと様子が変わっている様子。

他にはないかといろいろ見ていると、うらたんざわ渓流釣場が気になった。つるや釣具店や釣りチャンネルのYouTubeチャンネルでも紹介されていて、フライ・テンカラ専用釣場、その名も「ヤマメクラシックⅠ、Ⅱ」があるではないか!ここにヤマメがいないはずはない!これは行くしかない!

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朝6時に自宅を出発し、中央高速に乗ったはいいが、なんと八王子手前の事故で渋滞。10kmの通過に90分との表示!手前のインターで降りるかどうしようか悩んだけれど、そうはいっても意外と早くに渋滞は解消するかもしれないとそのまま八王子JCTを目指す。しかし、淡い期待は裏切られ、90分は掛からなかったもののずいぶんと時間をかけて渋滞を抜け、外環相模原ICを降りることができたのは8時過ぎ。うらたんざわ渓流釣場に到着したの8時40分だった。丹沢はちょうど紅葉が見頃だった。
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受付のある建物の前に車を駐めると、見覚えのある顔の男性が声をかけてきた。つるや釣具店のYouTubeチャンネルで見た井上さんだ。
注意事項や釣場の状況を伺い、釣りの準備を整えいざ出陣。午前中はヤマメクラシックⅡをドライフライで釣り上がる。11月なので、産卵に参加したヤマメはほぼ生涯を終えている。残っているとしたらまだ産卵に参加しない若いヤマメ。魚影は濃いが、ほとんどがニジマス。ヤマメが着いていそうなそれらしい流れのポイントにフライを流すも、喰ってくるのはニジマスばかり。パーマークがありそうなヤマメを探しながらフライを落としていく。
Dsc_2187s 20221105-10-09-19s そして、岩の脇に定位しているヤマメらしき姿を確認。何度もしつこくフライを流してやっと喰った!めでたく8寸ほどのヤマメをネットに。まず1枚写真を撮って、ちゃんと姿勢を整えて撮ろうとしていたら脱走ww。バーブレスだからネットに納まった所でフックが外れていた。ふと見上げると真っ赤な楓。上流側の木々は見事に紅葉していた。
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その後も、小さなヤマメともう一尾7寸に届かない程度のヤマメ、順調?にニジマスをネットに納めて釣り上がっていった。
ポイントガイドのかじか淵なのか、岩が沈んだ少し深めのプール。岩陰にヤマメが潜んでいそう。毎日釣り人に攻められるシビアなヤマメ狙いなので、8xのティペットに#24のユスリカアダルトで釣り上がっている。そのユスリカアダルトに岩の裏から浮いてきたのは予想に反する大きな魚体。なんと、そいつがフライを咥えてしまった。ここからが大変。プールを走る走る。こちらもなんとか切られまいとロッドをいなし、転ばないように一緒について行く。長い時間のやりとりの末、弱ったところでなんとか引き寄せ取り込もうとしても、ネットに納まるサイズではないのでまた一苦労。それでもやっとの思いで頭からネットに取り込むことができた。
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全長は46cm(ランディングネットの全長は40cm弱)、尾びれが欠けている分泳力が弱く、8xのティペットでもなんとか取り込めたのだろう。その後はヤマメに出会えないまま堰堤にたどり着いたところでちょうどお昼の時間となり、一度退渓。戻って昼食に。

午後は下流部のヤマメクラシックⅠを釣り上がるも、ヤマメには出会えず、そのままフライ・ルアー・テンカラエリアにフライを落としながら再びヤマメクラシックⅡへ。こちらはまだ目視できるヤマメがいたので、残りの時間はサイトフィッシングで狙うことにする。
定位するヤマメの頭上に何度もフライを流すが、全く無視。フライを替え、フローティングピューパを流すと喰った!しかし、痛恨の合わせ切れ。なんということか。結局そのポイントでもヤマメは出ず、次のポイントへ。ヤマメの姿は見えないけれど、ヤマメが隠れていそうな流れ込みの白泡にフライを流すと、合わせる前にいきなりロッドにテンションがかかった。尺越えくらいの銀ピカの魚体が流れの中を暴れるように走り回る。レッドバンドが見えないので、待望の銀化した尺ヤマメか!?と期待しながら慎重にやりとりを続ける。
やっと疲れて水面に浮いてきたのは、残念ながらヤマメではなく、ヒレがしっかりした尺越えのニジマスだった。
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この一尾を最後に納竿。イワナも釣れるのではと期待したが、尺近いイワナの姿は確認できたものの、底に張り付いて全くフライには反応しなかった。

行きで事故渋滞に巻き込まれたので、帰りは少し早めに出たつもりだったが…
首都高の都心環状線CⅠのトンネル内でまた事故渋滞。結局帰りは行きよりも更に時間が掛かって3時間。

高速道路を使って92kmの道程を、行きが2時間半で帰りは3時間。92kmの道程は福岡の自宅から梅野川までの下道を通って行く距離と同じ。行程の半分はほとんど信号のない山道を行く梅野川までは、高速を使わずに早朝出発の行きは2時間ちょっと、車が増える帰りでも3時間弱。東京からはどこの渓流も、高速道路を使っても時間距離は遠いんだなあ。コスパもタイパも厳しいなあ。

 

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