カテゴリー「flyfishing・釣り」の記事

2022.11.19

初めての尺上ブルックトラウト、ヒレの綺麗なピンクのヤマメで今シーズン締めくくりーうらたんざわ渓流釣場

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前回、思いがけずも46cmのニジマスを釣り上げた、うらたんざわ渓流釣場。ニジマスはたくさん釣れたけどヤマメは3尾だけ、と消化不良。今年最後の釣行は再びそこ(管理釣り場だから釣行と言えるのかは微妙だけど)へ行くことにした。
20221119-12-23-05s 2週間前は紅葉が綺麗だったのにすっかり葉は落ち景色も変わっていたが、水温はそれほど変わらず、日が昇れば風も無く温かい釣り日和。今回はヤマメクラシックⅡのみに狙いを絞り、美しいヤマメ・イワナを釣りたい。ニジマスもレッドバンドが出てヒレが尖ったワイルドレインボーだったら楽しいのだが、放流魚が中心だからそういう個体はなかなかいない。
プールでは、できるだけヤマメの魚影を確認してサイトで狙い、魚影が確認できない早瀬やフリーストーンの所は、ヤマメが隠れていそうな岩や石の周りにフライを流す。どうしてもニジマスの割合が高いが、2回目で全体の流れとポイントが解っている今回は、前回に比べるとヤマメが釣れる確率はずいぶん上がった。

Dsc_2215sところで、ヤマメクラシックⅡには礼儀正しく挨拶をする小さなflyfisherがいた。フライラインはおとな顔負けの綺麗なループを描き、コンスタントに魚をキャッチしている。「フライは何を使ってるの?」と訪ねると、「これ」とビーズヘッドニンフを見せてくれた。ドライフライはうまく流せないからニンフを使っているのだそう。マーカーが使えないヤマメクラシックエリアで、ニンフできちんと釣果をあげる、脱帽です。

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前回はヤマメクラシックⅡのエリアはほとんど釣り人がいなかったのに、今回はたくさんの釣り人がいた。思うように釣り上がれないが、管理釣り場だからそれは仕方ないこと。午前中は綺麗なヤマメも釣れてエルクロードまで釣り上がり、その先は釣り人が何人も並んでいたのでお昼休憩。

午後は折花橋から入渓し、「コーナー」で浮いているイワナの魚影を見つけ、サイトでフライを送り込むも全くの無視。無視するどころかフライを確認しては深みに逃げていく。それでは、とフライをクイルゴードンに替えて流れ込みから流すと、フライが消えロッドにいきなり強いテンション。大きなヤマメはほとんどいないはずなので、この引きはニジマスか?それとも見えていたイワナか?
強い引きでなかなか浮いてこない。暫くやりとりをしてやっと浮いてきたのはニジマスだろうと思ったら、思いのほか黒い魚体。婚姻色が出た黒いニジマスか、それともイワナか?
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ネットに納まったのは思いもしないブルックトラウト。しかもヒレピン、31cmの尺上。そもそも過去にブルックトラウトを釣った経験がない。九州の自然渓流にはヤマメかアマゴしかいないので、これがイワナなのかブルックなのかもわからないけれど、少なくともヤマメでもニジマスでもないことは明らか。ひょっとすると色の黒いイワナ?とも思ったがやっぱり違う。ネットに納まった魚体を見ながら、これはブルックだ!と確信。

良い魚を釣り上げ、気持ちも楽になって釣り上がり、終点の大堰堤・パラダイスに。プールからの流れだしにライズが確認できる。大きな虫は飛んでいないので、フライを水面にぶら下がるフローティングニンフに変更して流すと、すぐにヒット!
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ピンクに色付いたヒレピンのヤマメ!
最高のコンディションのヤマメをネットに納め、今シーズンを締めくくることができた。

来年も良い魚との出会いがありますように。

 

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2022.11.05

初挑戦!うらたんざわ渓流釣場。ティペット8x、#24のユスリカアダルトに46cmのニジマスが掛かってもう大変!

九重フィッシングリゾートが廃業しているのを知り、無性に釣りに行きたくなった。
先月は秩父フライフィールドに行ったが、釣れるのはニジマスばかり。ヤマメの魚影は見えなかった。どこかヤマメが釣れる所はないか?
まず頭に浮かんだのは奈良子釣りセンター。過去に何度も足を運んでヤマメもイワナもいることはわかっている。しかし、久しぶりにサイトを覗くと、やはり大雨被害でずいぶんと様子が変わっている様子。

他にはないかといろいろ見ていると、うらたんざわ渓流釣場が気になった。つるや釣具店や釣りチャンネルのYouTubeチャンネルでも紹介されていて、フライ・テンカラ専用釣場、その名も「ヤマメクラシックⅠ、Ⅱ」があるではないか!ここにヤマメがいないはずはない!これは行くしかない!

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朝6時に自宅を出発し、中央高速に乗ったはいいが、なんと八王子手前の事故で渋滞。10kmの通過に90分との表示!手前のインターで降りるかどうしようか悩んだけれど、そうはいっても意外と早くに渋滞は解消するかもしれないとそのまま八王子JCTを目指す。しかし、淡い期待は裏切られ、90分は掛からなかったもののずいぶんと時間をかけて渋滞を抜け、外環相模原ICを降りることができたのは8時過ぎ。うらたんざわ渓流釣場に到着したの8時40分だった。丹沢はちょうど紅葉が見頃だった。
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受付のある建物の前に車を駐めると、見覚えのある顔の男性が声をかけてきた。つるや釣具店のYouTubeチャンネルで見た井上さんだ。
注意事項や釣場の状況を伺い、釣りの準備を整えいざ出陣。午前中はヤマメクラシックⅡをドライフライで釣り上がる。11月なので、産卵に参加したヤマメはほぼ生涯を終えている。残っているとしたらまだ産卵に参加しない若いヤマメ。魚影は濃いが、ほとんどがニジマス。ヤマメが着いていそうなそれらしい流れのポイントにフライを流すも、喰ってくるのはニジマスばかり。パーマークがありそうなヤマメを探しながらフライを落としていく。
Dsc_2187s 20221105-10-09-19s そして、岩の脇に定位しているヤマメらしき姿を確認。何度もしつこくフライを流してやっと喰った!めでたく8寸ほどのヤマメをネットに。まず1枚写真を撮って、ちゃんと姿勢を整えて撮ろうとしていたら脱走ww。バーブレスだからネットに納まった所でフックが外れていた。ふと見上げると真っ赤な楓。上流側の木々は見事に紅葉していた。
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その後も、小さなヤマメともう一尾7寸に届かない程度のヤマメ、順調?にニジマスをネットに納めて釣り上がっていった。
ポイントガイドのかじか淵なのか、岩が沈んだ少し深めのプール。岩陰にヤマメが潜んでいそう。毎日釣り人に攻められるシビアなヤマメ狙いなので、8xのティペットに#24のユスリカアダルトで釣り上がっている。そのユスリカアダルトに岩の裏から浮いてきたのは予想に反する大きな魚体。なんと、そいつがフライを咥えてしまった。ここからが大変。プールを走る走る。こちらもなんとか切られまいとロッドをいなし、転ばないように一緒について行く。長い時間のやりとりの末、弱ったところでなんとか引き寄せ取り込もうとしても、ネットに納まるサイズではないのでまた一苦労。それでもやっとの思いで頭からネットに取り込むことができた。
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全長は46cm(ランディングネットの全長は40cm弱)、尾びれが欠けている分泳力が弱く、8xのティペットでもなんとか取り込めたのだろう。その後はヤマメに出会えないまま堰堤にたどり着いたところでちょうどお昼の時間となり、一度退渓。戻って昼食に。

午後は下流部のヤマメクラシックⅠを釣り上がるも、ヤマメには出会えず、そのままフライ・ルアー・テンカラエリアにフライを落としながら再びヤマメクラシックⅡへ。こちらはまだ目視できるヤマメがいたので、残りの時間はサイトフィッシングで狙うことにする。
定位するヤマメの頭上に何度もフライを流すが、全く無視。フライを替え、フローティングピューパを流すと喰った!しかし、痛恨の合わせ切れ。なんということか。結局そのポイントでもヤマメは出ず、次のポイントへ。ヤマメの姿は見えないけれど、ヤマメが隠れていそうな流れ込みの白泡にフライを流すと、合わせる前にいきなりロッドにテンションがかかった。尺越えくらいの銀ピカの魚体が流れの中を暴れるように走り回る。レッドバンドが見えないので、待望の銀化した尺ヤマメか!?と期待しながら慎重にやりとりを続ける。
やっと疲れて水面に浮いてきたのは、残念ながらヤマメではなく、ヒレがしっかりした尺越えのニジマスだった。
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この一尾を最後に納竿。イワナも釣れるのではと期待したが、尺近いイワナの姿は確認できたものの、底に張り付いて全くフライには反応しなかった。

行きで事故渋滞に巻き込まれたので、帰りは少し早めに出たつもりだったが…
首都高の都心環状線CⅠのトンネル内でまた事故渋滞。結局帰りは行きよりも更に時間が掛かって3時間。

高速道路を使って92kmの道程を、行きが2時間半で帰りは3時間。92kmの道程は福岡の自宅から梅野川までの下道を通って行く距離と同じ。行程の半分はほとんど信号のない山道を行く梅野川までは、高速を使わずに早朝出発の行きは2時間ちょっと、車が増える帰りでも3時間弱。東京からはどこの渓流も、高速道路を使っても時間距離は遠いんだなあ。コスパもタイパも厳しいなあ。

 

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2022.10.15

ショック!九重フィッシングリゾートが廃業していた!

先週、秩父フライフィールドに出かけ、川の流れにフライを流すことはできたけど、どうも中途半端だった。福岡に戻ると週末の天気は良く、気温も25℃を超えるという。一人でじっと家にいるのももったいないので、久しぶりにドライブがてら九重フィッシングリゾートに行ってみるかとサイトを覗いてみたら、なんと「廃業のお知らせ」が!豪雨禍で休業していたのは知っていたが、2年経つのでそろそろ再開してるだろうと思っていたのに。

2010年前後は、シーズンオフによく通っていた。2010年バンクーバーオリンピックの女子モーグル決勝は、ここの管理棟でみんなして上村愛子を応援していた。しかし、この年に新しく始めた事業に忙殺され、その後は足が遠のいていた。

その事業も、東日本大震災の影響などもあり結局軌道に乗せることができず、断腸の思いで2018年に手放すことになった。その事業で残った負債の返済にもなんとか目処が立ったところでこんどはコロナ。一方で、九州は毎年のように大雨に襲われ、どの川もあるいは山も大きな被害に見舞われた。そして、鳴子川・九重フィッシングリゾートも例外ではなかった。令和2年7月豪雨で被害に遭ってからずっと休業が続いていたが、とうとう復活することなく廃業となってしまった。
代表の古味さんのブログによると、後は太陽光発電施設になるらしい。それもなんだかなあだが、地主さんにしてみれば生活がかかっているから第三者が軽々しく口を挟むことではない。

コロナも落ち着き、久しぶり(10年以上!)に九重フィッシングリゾートに足を運んでみようと思ったのに、残念。
古味代表、長い間お疲れ様でした。

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2022.10.10

秩父フライフィールドに行ってきた

来シーズンの下見に来た秩父。長瀞から上流の荒川は子ども達がラフティングしていたり、秩父漁協の本流ニジマス釣場があったりと良い感じ。多摩川上流と似た感じか。支流もたくさんあって、各河川にきちんと漁協の放流もあるようだから期待できそうな渓相。

宿で美味しく充実した朝食を済ませてチェックアウトし、妻を昨日予約していたChichibu Omote-Sando Lab.のスカイラウンジに送り届ける。そこから車で10分ほどのところに秩父漁協の事務所と秩父フライフィールドがある。
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といっても、道路からずっと下にあり見えないので、昨日下見に来たときには一度通り過ぎてしまった。カーナビでは確かにここなのにと車から降り、上から見下ろして確認できた。
駐車場に車を駐め、事務所で受付を済ませながら漁協の方からいろいろとお話しを伺う。
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フィールドの途中は私有地のため立ち入りできない区間がある。そのためフィールドは上流部と下流部に別れ、全流程で800mほどしかないが、下から上まで全部釣り上がろうとすると一度川から上がり、大きく迂回して川に戻らないといけない。帰りの時間もあり、残念ながら午前中しか釣りができないので、漁協事務所下の上流部だけで釣ることにする。

上流部には既に3人の釣り人の姿が確認できる。ポンドの管釣りと違い自然渓流なので、魚の付くポイントもはっきりしている。そこに一人陣取れば他のポイントで釣るしかない。川に降りたのは10時前。定位しているニジマスの姿は見えるが、毎日釣り人のフライを見せられ、既に先行者が何度もフライを流していることだろう。

50cm近い大きな魚体のニジマスの姿も見えるが、そんなのが簡単に出るとは思えない。まずは普通にヤマメを狙うような7xのティペットで小さめのフライを流してみるが、反応は無い。朝霞ガーデン並にシビアな釣りになるのか。流れにはライズも見えるのでそこをめがけてフライを流すが、ニジマスが寄ってきても近くでUターンする。やはりフライを見切っている。仕方ないのでティペットを8xにし、フライをミッジサイズに落として流すとすぐに喰った。

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小さなニジマスが掛かると、それに大型のニジマスが付いてくる。しかしそんなニジマスはフライには反応しない。
結局、20cm前後のニジマスばかりでサイズが上がらないままお昼の時間となり納竿。

妻を迎えに行き昼食に蕎麦を食べ、帰路に着いた。

年内にもう一度、本流のニジマスに挑戦するかな?

 

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2022.10.09

秩父良いとこ一度はおいで~、来シーズンの下見に秩父に行ってきた

不完全燃焼な2022渓流シーズンが終了した。どこにヤマメがいるかもわからず闇雲に川に行っていた初年度は除くと、川に、渓に立った回数は、flyfishingを始めて過去最低かもしれない。こんなだから、もう少し釣りたい。でも、朝霞ガーデンや止水の管理釣り場ではなく自然渓流で。

今の見込みだと来シーズンは関東での釣行が増えそうなので、少し下見もしておきたい。養沢や秋川がある多摩川上流の奥多摩や、忍野から桂川の様子はもうだいたいわかっているので、荒川上流の秩父方面を見てみたい。ネットで10月でも釣りができる渓流を探すと、秩父漁協が管理する秩父フライフィールドが見つかった。妻に「3連休、秩父に釣りに行きたい」というと、「じゃあ、私も一緒に」と言う。別に釣りがしたい訳ではなく、どこかに泊まりで出かけたいらしい。日帰りのつもりだったが、急遽泊まりでの釣行を組むことになった。秩父フライフィールドは定員8名の完全予約制。お許しも出たので早速ネットで予約。

20221010-8-33-22s コロナの外出規制も緩和され、観光地には人が戻ってきている。急な泊まり、しかも3連休ということで宿は何処も満室。やっと秩父駅近くの宿に空室を見つけた。小さいけれどフロント前に薪ストーブがある、小洒落た旅館。しかし、評判の朝食はあるけれども夕食がない。滅多に一緒に外泊することはない妻と二人、どこかで美味しく食事がしたい。宿の周辺で調べたが、ここは!というお店は店休日だったりでなかなかみつからない。
やっと見つけたのは、宿から歩いて15分ほどのイタリアンレストラン。古民家をリノベーションした建物の1階。隣は秩父麦酒工場直送の樽生を常時8〜10種、国内外の醸造所のクラフトビール4〜10種を入れ替えながら提供する「まほろバル」。2階はこれまた素敵な民泊「ちちぶホステル」。ここに泊まれれば完璧だったのだけれど、あいにく満室だった。

20221009-17-02-17s 20221009-17-02-09s 東京からの道中はスムーズで、予定よりも早く到着。秩父フライフィールドを下見してもまだ時間が余る。予定よりも早くチェックインを済ませ、お風呂に入って散歩がてらレストランに向かう。途中立ち寄った西武秩父駅には、高速道路のSAや道の駅のようなお土産が買えるショッピングコーナーやフードコート、越後湯沢駅を思い出すような立ち飲みスペースに日帰り温泉施設「祭の湯」が併設され、ちょっとしたテーマパークだった。

宿を出る直前に降り出した雨の中、しかも夕暮れ時に散歩といってもそうそう楽しめるような街並みでもなく(日中晴れていれば石畳が良い雰囲気の散歩道になってたとは思う)、予約した時刻までまだ小一時間あるのにレストランのあるChichibu Omote-Sando Lab.に到着してしまった。ここは3階にコワーキングスペースもある。妻は僕が釣りをしている間はここでビデオ講座に参加しようかなというので、下見をさせて貰おうと受付に。しかしこの日は貸し切りで見られないと。仕方ないので翌日の予約だけして、レストランの隣のまほろバルに。
20221009-17-34-09s 20221009-17-33-46s ビール工場直送の地ビール12種類の中から3種選ぶ飲み比べセットは990円。これくらいの量だと、食前酒としてもちょうど良い。レストランの予約時刻まで 妻と3種類ずつ選んで燻製ナッツをつまみにビールを楽しんだ。

20221009-18-03-49s そしていよいよ今夜のメインイベント、秩父の食材を使用したイタリア郷土料理の名店 cucina salve へ。その食材のほとんどが自家生産(野菜・鶏など)。前菜で提供されたサラダには何種類の野菜・果実・チーズが使われていたのだろうか?その後に供されるどのプレートも、料理も器も目にも美しいし、もちろん美味しい。
しかし、残念だったのがワイン。ワインリストがなく、食事に合わせてペアリング(1グラス100ccで1100円またはハーフグラス50cc770円、3種、4種、5種から選ぶ)されたビオワインかグラスワインのみ。食事中ずっとシャンパンとかフランチャコルタっていうのは叶わないようだ(こだわりの圧が強くて聞けなかった)。それではとペアリングで3種(妻はハーフ)を頼んだものの、僕のグラスはあっという間に空いてしまう。2杯目が出て来るまでの間が持たずに追加で1杯(これもペアリング)。

一皿一皿、美味しい料理と一緒にワインを大事に味わいながら、滅多にない妻との充実した時間を過ごした。
散々だったナポリの穴埋めはできただろうか?

 

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2022.09.24

2022年シーズンは、ヒレピンの8寸ヤマメで終了か?

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過去最強クラスと言われた台風14号は3連休に九州を縦断し、久しぶりに福岡を直撃した。実家が倒壊するかもと最悪の事態も想定したが、幸いなことに我が家は特に被害もなく、流星号はちょうど車検の為にVWに預けていたので、こちらも無傷だった。

日本列島を縦断するように台風14号が過ぎ去り、再び台風15号がまた3連休に日本を直撃。しかし、この台風は東に進路を取り九州にはほとんど影響しない。台風14号が通り過ぎて4日後、3連休の初日は、台風の影響がまだ残っている可能性が高いので、近場で様子を見ようとおっかなびっくりで川に向かった。

道中で目にする川の水位は下がりきってなく、ちょっと嫌な予感。目的の川に着くと、想定以上の水量。福岡は大した被害はなかったけれど、やはり史上最強クラスの台風はそんなに甘くはなかったということだろう。さてどうしたものかといつもの所に流星号を駐めようとしたところで、ルアーマンが歩いてきた。あちゃーー、一歩遅かったか!窓を開けて挨拶をすると、先日のルアーマン。当然同じポイントを狙って入渓しようとしていた。さて、どうしたものか。予定が狂ったが、この時点ではこの流域にはまだ僕と彼の2人。他の釣り人が来る前に、被らない所に早く入渓するしかない。

増水していてドライフライで狙えるポイントは絞れなくなり、それらしいポイントにはとにかくフライを落としていくしかない。ここぞというポイントでも10cmほどのヤマメが出るくらいだから、ヤマメは水位が増した川に広範囲に散っているのだろう。

いかにもヤマメがいそうな流れで、大きな魚影がフライを追って浮いてきたが、直前で見切ってUターン。フライを替えて再び浮いてきたがまたもUターン。今日の川の状態ではこの一尾をなんとかしたいとその後もフライを替え暫く粘ったが、何を流しても浮いてこない。結局そのポイントは諦め暫く釣り上がる。平瀬の小さな流れ込みにカディスを浮かべるとフッとフライが消えた。ポイントから言ってもせいぜい6寸くらいだろうと思いながらロッドを立てると、思いもかけず強い引き。普段なら本当に浅くて小さなポイントだけれど、増水してそれなりの深さになっていて走り回るヤマメの姿がなかなか見えない。やっと引き寄せると想定外に良い魚体。逆にバラしてはいけないと緊張しながら引き寄せてネットに納めた。納得の24cm、8寸のヒレピンヤマメ。

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その後も、2回ほど良いヤマメがフライに浮いてきたもののいずれも口を使わずに消えて行った。シーズン終盤で本当なら産卵に備えて食欲が増しているだろうに、ヤマメもすっかり学習して警戒しているのだろう。退渓して道を下ると、フライマンから声をかけられたり、川にはルアーマンの姿が見えたり、見覚えのある車が止まっていたりと、多くの釣り人が来ていることは明らかだ。実質この3連休が今シーズン最後の週末なのだから。

その後も移動して入渓しても、すぐに目の前に釣り人が現れたり。増水して川のコンディションも良くないし、これ以上の釣果は望めないと午前中で納竿。
タックルをしまい、流星号のドアを閉めた途端雨が降り始めた。今日はそういう日だったんだろう。

幸いにも、8寸のヒレピンをネットに納めることができたし、台風の影響もまだ残っている。本当は明日梅野川の様子を見に行こうかと思っていたが、増水していて釣りをするには厳しいだろう。この1尾で今シーズンを締めくくることにしよう。

※でも、まだ今シーズンは1週間あるし、朝目が覚めていきなり川に向かうかもしれないけど。

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2022.09.13

仕事前の次は仕事帰りの川で7寸ヤマメ

今日は県境を越えてクライアントさんとの打ち合わせ。公共交通機関もなく(路線バスはある)片道一時間半かけて車でしか行けない遠い所だけれど、目の前にヤマメが住む川があるので引き受けたところ。月に一回の打ち合わせ(前後で釣りの時間が取れるように設定していただいている)の後は川に降りてヤマメと対峙する。

今日も打ち合わせが終わり、川に向かった。準備が整い、川へ降りようと流星号にロックをかけ空を見上げると雲行きが怪しい。ついさっきまでは青空だったのに、いきなり黒い雲が上空を覆ってきた。川に降り、フライをティペットに結んだところで雨が降り出した。上に木が被さっていたのですぐに雨に濡れるような事はなかったけれど、だんだんと雨脚は強まり、目の前の景色は歌川広重(安藤広重)の浮世絵のようになってきた。このままだと釣りにはならないし、いずれは葉から落ちてくる滴に濡れるのは明白。このまま雨が強くなれば釣りどころではないと、一旦流星号に避難することにした。Rodを入れ、ドアを閉めたとたん、流星号の屋根を叩く大粒の雨の音が激しくなった。

スマホで雨雲レーダーを見ると、真っ赤な塊が10分ほどで通り過ぎるようだ。メールのチェック(今日は平日)などしながら雨が治まるのをじっと待つ。
アプリの予想通り10分ほどで雨は小降りになったので改めて川に降りると、短時間の雨だったのに濁りと少しの増水。うーーーん、今日もダメか!?しかし、今シーズンこの川に来るのは最後。無理しない範囲でもう少し様子を見ながら釣り上がってみよう。

30分ほど釣り上がると、短時間の雨だったので濁りは少しずつ治まってきた。しかし、ヤマメの反応は無い。
それでもめげずにそれらしい流れにフライを落としていくと、開けた浅いプールでゆっくりと浮いてきたヤマメがフライをくわえた。

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7寸(21cm)、薄いピンクを身にまとい、流れたパーマークのヤマメ。

なんとか納得の一尾をネットに納める事ができたので、帰りの時間も考慮してここで納竿。想定外の雨もあり、川に立てたのは一時間半ではあったが、ヤマメも顔を出してくれたので良しとしよう。

今シーズン、あと何回川に立てるかな?そして、ヤマメとの出会いは?

 

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2022.09.09

朝飯前ならぬ仕事前、やっと出た!今年初の8寸ヤマメ

大型台風11号は九州をかすめ、韓国の釜山に上陸して北東へ通り過ぎた。築50年の我が家は風で一晩中ミシッとかパキッと怪しい音と共に揺れ続けたものの、なんとか持ち堪えた。事前の予報では線状降水帯が発生する可能性もあったが、幸いにも雨はそれほどでもなかった。

台風が通過して4日、風も治まりずっと天気も良く、朝晩は秋を思わせるような空気になってきた。川の水量も落ち着き、ヤマメもそろそろ産卵に向けて喰いもあがってきている頃。台風もあり、北部九州の川には今週は釣り人もほとんど入っていないだろう。しかも先週も大雨で週末の釣行を断念したくらいだから、ひょっとすると10日以上釣り人のプレッシャーがないのかもしれない。こんなタイミングを逃すのはもったいないと、平日ではあるが仕事の前に地元の川に向かった。

7時に到着すると、予想通り釣り人の姿は見当たらない。まだ少し水位は高いようだが、ほぼ平水に近い。
最初に結んだフライは初めてのスパイダー。釣りビジョンで渋谷直人さんがよく使用していたので試してみようと思い、先日ヤフオクで見つけて購入した。それらしいポイントに流すも、反応するのはフライが口に入らない小さなヤマメばかり。そして、いつもヤマメが付いているポイントでは5~6寸くらいの魚影が下から浮いてきて、フライをくわえたように見えたのだが…スパイダーの足(長いハックル)が邪魔をして口に入らなかったようにも見えた。今シーズンはまだ7寸越えも一尾しか釣っていない。もっと口に入りやすいサイズのテレストリアルやオーソドックスなフライにするのが吉のようだ。

#16のカディスに替えて次のポイントに流すと、すぐに6寸のヤマメ下から浮いて来てフライをくわえた。九州の川は東北や北関東などの川とは違ってイワナはいないしヤマメの魚影も薄い。ヤマメにしたって、まずなかなかいないしサイズもあがらない。サイトフィッシングなんて昔の古湯や梅野川ではできたけど、今はそれも無理。ブラインドの釣りはオーソドックスなフライで釣り上がるのが確実だと、改めて確認できた。

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その後はそれらしい反応は無かったが、昨年、紅く色付いた秋ヤマメをゲットしたポイントにはきっと良型が付いているはずと慎重にアプローチ。岩の後ろで数秒ブラインドになる所にフライを流すと、フライが岩陰から出てこない。と同時にロッドの先にテンションが掛かった。ヤマメがフライをくわえたようだ。すぐにロッドを立てると久しぶりに感じる強い引き。なかなか寄ってこないしどんどん下っていく。段々を下ってバラさないようについて行き、少し流れが緩いプールでやっとネットに納めることができた。
今年初の8寸ヤマメ。
この一尾だけで、平日の今日やってきた甲斐があったというもの。これで納竿してもいいけれど、まだ9時前。川の状態、ヤマメの反応は最近に無く良い感じ。もう少し釣り上がってみることに。

Dsc_2160sDsc_2161s その後、3度ほどバラシがあったものの、ピンク色に薄化粧した19cmのヤマメが綺麗にヘッド&テールでフライをくわえてくれるなどシーズン終盤の釣りを堪能できた。

前日、久しぶりに仕事でストレスが掛かるやりとりをして重い気分で床についた。その反動か4時に目が覚めて、気分転換に川へと流星号を走らせた。その結果、今シーズン初の8寸ヤマメをネットに納め、仕事のストレスも雲散霧消。僕にとっては川に立つことが一番の薬だ。

3時間ほど自然と戯れ10時に退渓すると、道路の脇には彼岸花が。山はすっかり秋だ。気温は22度。しかし、山を下りると気温は30度に。これだけでもいきなり現実に引き戻される。

釣りをしていても時折スマホでメールのチェックをし、特に緊急に対応が必要なことは発生しなかった。午後は普通にPCの前で仕事をしている。事前に連絡していたスタッフ以外、クライアントさんも僕が川に出ていた事は知らないまま一日が過ぎた。

この数年は、コロナは関係なく仕事のリモート移行は進み、クライアントさんとのリアルでの打ち合わせはほぼなくなっていた。一週間ほどの海外取材でも特に報せないまま日本を離れていても何の支障もなかった。求められているのは物理的にどこにいるかではなく、連絡が取れるか、トラブルやオーダーに対応できるか、求められるパフォーマンスを提供できるか。リモートワークが普通になるこれからの働き方では、自分を取り戻す時間をどれだけきちんと取れるかも重要になるんだろうな、と思った一日でした。

 

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2022.08.12

お盆前の釣行は、先行者と突然の雷雨に打ちのめされる

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お盆の13日~15日は地獄の竈の蓋が開いているから、殺生をしてはいけないと爺様からずっと言われ続けていた。
flyfishingのC&Rなら殺生はないから良いんじゃない?と言いたいところだが、今年に限って言えば何が起きるかわからない。避けられる不安要素は取り除くべきだ。と言うわけで、お盆の前日に出かけた。

12日はお休みでない会社も多いので、半分平日みたいな感覚で川に釣り人は少ないだろうと高をくくっていた。川に向かっていく川沿いでも釣り人の車らしい物は見当たらず、流星号から見下ろす限りでは川に釣り人の姿は確認できない。今日はゆっくり釣り上がれるか?と一安心。

いつもの所に流星号を駐め、ゆっくりめに準備。その時点で釣り人の姿は見当たらなくても、後から入渓する釣り人はいるので、先ずは一番釣り上がりたい区間をと川に降りた。リーダーシステムを張り替え、フライを選び、結んでいるところに下流からいきなりフライマンが現れた。この区間に釣り人はいないと思っていたので、ビックリ。結果的に僕が割り込んだ形になってしまった。
話を聞くと、既に上流部をひととおり釣り上がって23cmをかけ、いったん下って下から釣り上がってきたという。といことは、ほぼ上から下まで既に竿を出した後ということになる。残されたのはまさに僕が入渓したこの場所から彼が上流部で釣り始めた間の区間だけ。

Dsc_2132s 途中から割り込んでしまったので、彼に先行してもらうことにしたが、釣れるはずもなく。
いつも良い型が顔を出すポイントでは7寸ほどのヤマメがフライを追って浮いてきた。フライを替え、流し方を変え、その後2度ほどフライを追って出てきたが、結局はフライをくわえることはなかった。

フライに出るのは、10cmほどのチビヤマメばかり。最後の1尾は5寸ほどだったが、写真を撮ろうとし準備している所で川に戻ってしまった。こんな黄色く色付いた葉が流れるようになると、秋も近づいてきているんだなあ、とシーズンも終盤に近づいていることを意識せずにはいられない。

昼食をとり、下流部を釣り上がり始めると、空が突然黒い雲で覆われ、雨が降り出した。最初はポツポツだった雨はすぐに大粒になり雷も。まさにゲリラ雷雨の様相。これは釣りをしている場合ではない。慌ててレインジャケットを着て退渓し、流星号へと戻りタックルを解いて帰り支度。徐々に雨脚も弱まってきた。少し雨宿りしていればもう少し釣りができたか。雨で活性が上がっていたかもしれない。しかし、雷が鳴った時点であの雨だったら避難が正解だったと自分に言い聞かせて流星号のドアを閉めた。

流星号に乗り、山を下り始めると途中から道路は乾いて雨が降った形跡がない。あれだけの豪雨も、ごく狭い範囲だけだったのか。本当に今年の雨は難しい。

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2022.08.07

あの桜の木も!3週間で大きく変わった梅野川、今シーズンはダメかも

東北から北陸にかけて線状降水帯が発生し、大きな被害が出る一方で、福岡は猛暑日が続き雨がほとんど降らない。降っても本当に局所的なにわか雨。土曜日の天気予報は午前中弱い雨が降るということだったので、雨で魚の活性が上がるのではと期待して、梅野川へ。筑後川本流はずいぶん水が減っている。山を登り始めると途中から路面が濡れていた。夜明け前に雨が降ったのだろう。
梅野川に到着すると釣り人の車は無い。一番乗りは良いけれど、想定外に川は濁っている。減水気味かと思っていた水量も、むしろ少し増水気味。こういう時にはまず中間育成場前から入渓して様子を探る。育成場前の階段を降りて驚いた。渓相がまた大きく変わっている。3週間前とはずいぶん違う。この3週間で、渓相を変えるほどの雨が降ったのか。
下流部では、藤蔵川に重機が入り災害復旧の河川改修工事が始まったため、泥水が流れ込み、間地橋辺りは川底が黄土色になっていた。さらには、春の楽しみの一つだった、間地橋脇の桜の木がなくなっていた!切り倒されたのか、それとも風や腐食で倒れたか?

Dsc_1691s2Dsc_2123s写真左は昨年の4月、そして右が今。手入れされていた植え込みも、雑草だらけになっていた。昨年か今年、ワンちゃんもいなくなっていたが、ここの家主さんだった老夫婦はひょっとして引っ越されたのか?
遊漁券を扱っていた近藤商店も数年前に閉店して、人の気配が無くなっていたし、この小さな集落もいよいよ限界なのだろうか。

いつも流星号を駐める駐車スペースからスロープを降りて少し登ったところ(休耕田下の岩盤に当たる淵の少し下流)にもフレコンバッグの土嚢が積まれ、護岸工事らしきことが始まっていた(写真の赤枠)。

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釣果はと言うと、まったくのボウズ。チビヤマメさえも釣れなかった(チビヤマメの反応はあったが)。唯一、ヤマメの姿を確認できたのは梅野橋手前の大きな淵。あまりに反応が無いので久しぶりに淵の所まで釣り上がり淵を覗き込んだら、足下の岩盤脇に8寸ほどのヤマメの姿。しかし、すぐに沈んで行った。
試しにドライやらニンフやらを投げてみたが、釣れたのはアブラバヤだけ。

梅野川は8月中は諦めよう。シーズン終盤、産卵に向けてたくさん虫を捕食する頃に期待しよう。

ヤマメの姿が見たくて背振へ

昨日(土曜日)はボウズの上に梅野川があまりにも大きく変わりつつあることにショックを受け、早々に納竿して帰宅した。
帰宅後もなんだかモヤモヤし、せめて小さくても良いからヤマメの姿を見たい!と今日は背振へと向かった。良型のヤマメは望めないかもしれないが、少なくとも天然の綺麗なチビヤマメは遊んでくれるだろう。

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期待通り、6寸のヤマメが出迎えてくれた。
他にもチビヤマメが数尾、合わせそこねで取れなかったものの良型も出て昨日のモヤモヤもすっかり晴れ、午前中で満足して山を下りた。

 

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