カテゴリー「flyfishing・釣り」の記事

2024.09.28

24シーズン最終釣行は養沢へ。14年かけてスタンプカードがやっと一杯に

九州での釣りは先週の高瀬川が最後でボウズに終わった。そして今シーズン最後の週末は、養沢毛鉤専用釣場に。神流川は一足早く9月20日で禁漁になっている。
6時過ぎに首都高に乗り中央高速へ。渋滞に巻き込まれるのが常だけど、雨模様の空だったせいか、初めて渋滞無しでスムーズに養沢毛鉤専用釣場に到着。時刻は7時を15分ほどまわった頃。

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天候のせいか来場者は少なめで、バッジは6番。そして、やっとスタンプが20個でいっぱいになった。次回は無料だ。初めてここに足を運んだのは2010年の10月なので、14年がかり。経済的に苦しい時期もあり、高速代や入場料が払えなくて足が遠のいていた時期もあった。
珈琲を一杯いただいてから西平の駐車場へ。ここで準備をし、更に歩いて上流を目指し、高橋のすぐ上から入渓。養沢毛鉤専用釣場は10月いっぱい釣れるが、10月はヤマメは禁漁になる(といってもヤマメが釣れたら持ち帰りはダメよ、というC&Rの制限に)。さらに高橋から上流は禁漁区になるので、その前にこの区間でヤマメを釣りたい。

釣場区間の最終点まで先行者も無く、ドライで楽しく釣りができたが、ヤマメは10cmほどの新子と20cmほどの痩せた個体の2尾だけ。やはり釣れるのはニジマスばかり。一度退渓し、少し下った鏡沢から再入渓。先行者が3名ほどいたので、ドライは諦めてフライをニンフに変更。ここからはもうヤマメは出ないだろうから、レッドバンドが鮮やかなヒレピンのニジマスを釣りたい。しかし、思うようには行かないものだ。高橋まで釣り上がって退渓し、一旦事務所に戻ってお昼休憩。

午後は神谷橋横の駐車場に車を駐め、木和田平あたりから釣り上がることにする。このあたりは浅い瀬が続く好きな区間。釣り人も入れ替わり立ち替わりやってくる。流れも静かで魚影が濃く人気区間だけに、魚のプレッシャーも高い。午前中、先行者のいない区間では#14~18で良い反応だったが、ここではもっとシビア。#20~22のフライ(ティペットが8Xまでしか持っていないのでこの辺りが限界)をローテーションしながら釣り上がる。
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尺を超えるヒレもしっかりしたニジマスはジャンプを繰り返す良いファイトを見せてくれた。ニジマスではあるけれど数も釣れたし、ヤマメも釣れて、まずまずの釣果でシーズン最終釣行を終えることができた。

帰りは渋滞を心配して3時半前に養沢を後にしたら、なんと帰りも渋滞は無く、5時過ぎに帰宅できた。
今シーズンは雨ばかりで釣りに行く回数は少なかったが、神流川では待望の尺ヤマメも釣れたし、まあまあのシーズンだったと考えよう。
自然渓流シーズンは終了したけれど、養沢毛鉤専用釣場とうらたんざわ渓流釣場に年内あと数回足を運べると良いかな。

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2024.09.21

2024シーズン最後の高瀬川はボウズで終了も、来シーズンに向けて実りある一日となった

九州でシーズン最後の週末。本当なら3連休毎日釣りをして終了したいところだったが、土曜日の午後からは雨の予報。しかも夜から翌朝にかけてはかなりの大雨だという。ここで大雨が降れば連休中に増水は治まらないだろう。実質土曜日が今シーズン最後の釣りとなる。さて何処に行こう?

梅野川は前回良い型のヤマメが出た。良い記憶のまま来シーズンを迎えたいので梅野川は終了。とすれば、前回突然の雷雨で竿を出せなかった高瀬川。川沿いに流星号を走らせ登っていくが、釣り人のものらしい車がまったく見当たらない。好きなところから入渓できるなら、とまだ一度も竿を出していない区間に入ってみることにする。
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心配していた水量は平水。川原に足跡があるが、昨日のものだろう。ヤマメだけでなく、ブラウン狙いのルアーマンも多く入渓するのでプレッシャーは高い。初めての区間なので、退渓ポイントもわからないし、見落とさないようにしないといけない。雨が降り出す前に安全に退渓するためにも、自分へのプレッシャーも高い。

いかにも、のプールで流れのフライをゆっくり追ってきたのは小ぶりのブラウンらしい魚影。追い食いに早合わせとなり、空振り。その後しばらく魚の反応のないまま釣り上がる。いかにもヤマメが好きそうな、ちょっと長めにまっすぐな流れにフライを流すと、8寸ほどのヤマメが出た!がフライを咥えず。直前で見切られたのか?これがこの日最初で最後のヤマメの反応。
やがて雨が降り出し、レインウェアを着ての釣り。蒸し暑くて息が詰まりそう。もう、釣りよりも退渓点を探す事の方が優先になってきた。足早に釣り上がり視界が開けたところで、向こうに人の姿が。ということはあの辺りに退渓点があるということか。

近づいて挨拶すると、なんと僕が釣り上がってくるのを待っていた、漁協の監視員さん!上に駐めていた流星号を見てこの退渓点で待っていたという。しかも、FishPassで年券を購入しているので車も登録してあり、そのデータから流星号のナンバーで僕であることも特定して降りてきていたのだ。
FishPassで遊漁証を購入すると、車載駐車証を漁協か釣具店で受け取らなければならない。それを車のダッシュボードに置いて入渓するのだが、今年は受け取らないままシーズン終盤を迎えていた。そこで、彼は車載駐車証を届けるために待っていてくれたのだ!昨年電話でやりとりをした漁協の女性もとても感じよかった。なんと親切で気配りのある漁協なんだろう!
車載駐車証受け取りのサインをして、しばらくその監視員のMさんと日田漁協管内の川について情報交換。高瀬川よりも魚影が濃いという川を教えてもらい、午後はそちらに移動。いつ雨が降り出してもおかしくない空模様で、慌てて入渓。しかし、入渓ポイントが違ったようで、大きなカワムツばかりが釣れ、雨が強くなったので早々に退渓となった。

帰宅後、Mさんに電話して確認すると、やはり入渓ポイントが違っていた。もっと上流だったらしい。今年はもう無理だけど、来シーズンはリベンジといこうではないか。

放流をしなくなった梅野川に大雨続きで魚影が薄くなった脊振。来シーズンは日田漁協管内の川に期待して、今年の九州の釣りを終えるかな?

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2024.09.07

梅野川で今年初めての7寸超え、23cm

木曜日の脊振は増水と先行者がありほとんど釣りにならなかった。果たしてこの週末、釣りに行って大丈夫なのだろうか?国交省の川の防災情報で確認すると、鯛生川の栃野の水位は台風の直後は1日に30~20cm下がり、この2日ほどは1日に5~3cmずつ下がって大分落ち着きつつある。それでも平水に戻っているかは怪しい。高瀬川は怖いが、渓相が把握できている梅野川であれば多少の増水なら無理しない範囲で釣りができるだろうと梅野川へ。

5時に出発。いつの間にか日の出はずいぶん遅くなって、まだ星が綺麗に見えている。梅野川に到着すると、間地橋前の駐車スペースには福岡ナンバーのXVが。釣り人の物なのかはわからないが、ここに駐めて入渓したのなら鯛生川との合流点か直下のスロープからか。梅野川もまだ増水していたので、台風の影響がわからないまま堰堤上からの上流部に入渓するのは避けた方がよさそう。

XVの釣り人から(が入渓していれば)一番遠く、下流部の最後の入・退渓ポイントの橋の脇から入渓して堰堤下までを釣り上がることにする。大幅ではないが増水して川幅も広がっている。フラットな流れでフライに反応するのは小さなハヤばかり。水量が増し太くなった流れにフライを流すと、流れの最後でフライが消えた。Rodを立てるとはっきりと強い引き。下流に向かって走られ、こちらもティペットを切られないよう慌ててついて行く。流れが落ち着いたところで慎重に引き寄せ、ネットに納まったのはそろそろ秋色をまとい始めた23cmのヒレピンヤマメ。8寸には届かなかったものの、梅野川で今年最大。
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そこから堰堤直下まで釣り上がったが、1度だけ7寸前後のヤマメがフライを咥えに来て空振りで終わり。一度退渓するも、まだ10時。帰るにはちょっと早い。栗の木前のスロープから入り直そうかと間地橋前のXVを見に行くと、すでにいなくなっていた。釣り人の車ではなかったのかも。

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改めて栗ノ木前に流星号を駐め、スロープから入渓。お昼まで釣り上がるも出るのはハヤばかり。いつもヤマメが着いているポイントでは6~7寸のヤマメがフライに反応したが、これも咥えること無く戻っていった。とにかく今回の台風の影響は無かったようで良かった。

今シーズン、あと一回梅野川へ足を運べるかどうか。来シーズンに繋がる9月になれば良いな。

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2024.09.05

まだまだ増水&先行者があり早々に撤収

迷走した台風10号の影響でいたるところで大雨が降り、大きな被害が出た。うらたんざわ渓流釣場はやっと今日から営業を再開、養沢毛鉤釣り専用区も製材所前の石垣が崩れて重機が入ったりしていた。

そんななか福岡に戻ったが、この週末は釣りができるのだろうか?31日からは雨は降っていないようだが、長い間大雨が降り続いていたので、大量の水を蓄えた山の渓の流れは治まっているのか心配だ。いきなり週末に出かけるのも不安なので、仕事前に近場の脊振山の小渓流に川の様子を見に行くことにした。

到着して川に降りると、心配したとおり増水は治まっていなかった。平水よりも10cmほど高いか。山頂に近いこんな小渓流でもまだこんななのか。白泡だらけの流れの泡が無いところを狙ってフライを落とすと、意外にもヤマメの反応は良い。
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しかし、出てくるのは3~5寸程度のチビヤマメばかり。ここぞという深場やプールでは全く反応無し。まともなサイズのヤマメはみんな流されたのか、それとも抜かれたのか。今年、九州(といっても僕が出かける狭いフィールド)では何処に行っても良いサイズのヤマメに出会えない。

そんなことを考えながら釣り上がっていたら、エッジが立った足跡が。あちゃー、今回も先行者がいたか。この先の川の状況も想像が付くので、150mほど釣り上がっただけで脱渓。まあ、小さくでもヤマメが遊んでくれたので良しとしよう。

さて、土曜日まであと2日で増水は落ち着くのだろうか?

 

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2024.08.24

梅野川では尾ビレの大きな6寸アマゴ、高瀬川は入渓直前にゲリラ雷雨の兆候で断念

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今日は梅野川へ釣りに行くと決めていたので、昨夜はノンアルコールビールだけにしていたら4時に目が覚めた。起きてすぐに雨雲レーダーを確認すると、福岡県と大分県の県境辺りに真っ赤な雨雲が!どっちかというと福岡県側に集中しているので、梅野川は大丈夫かな?と淡い期待を持って出発。原鶴を過ぎた辺りから道路が濡れて雨が降った形跡が。しかし日田市に入ると道路は乾き青空も見えてきた。

7時過ぎに到着すると、栗の木前の駐車スペースに新潟ナンバー!のスバル車が。スロープの下を覗き込むと、この車の主らしき釣り人がRodを振っていた。うーーん、また後れを取ってしまったか。堰堤上からの上流部は退渓点が中間育成場までないので、こんな不安定な天候の時には入渓したくない。下流側の鯛生川との合流点から釣り上がることにした。

川底には、小さな魚が銀色に光るのがいくつも見える。ハヤか鮎の稚魚か?フライには反応しない。しかし、すぐに5寸ほどのヤマメが出た。その後も、4寸~5寸ほどのヤマメが小さなポイントからポツポツと出るものの、6寸を超えるロッドを曲げるようなヤマメは姿も見せない。スロープ下まで釣り上がり、時計を見ると10時ちょっと前。ここから先は、先行者とは2時間半ほどの時間を空いての釣り上がり。さて、どうだろうか?

そこからも、やはり5寸前後のヤマメは出るもののサイズが伸びない。そして、白泡の後ろの少し太い流れでフライを追う魚影が。しかし喰い損ね。フライには触れていなかったので、少し間を置いて再びフライを流すと喰った!すんなりとネットに納まったのは少し痩せた6寸ヤマメ。

そして次のポイントでも再び流れの底からフライを咥える魚影。うまく合わせたが、これまでとは違う引き。ロッドがしなりなかなか寄ってこない。7寸越えか?と期待しながら寄せると、浮いてきた魚体はそれほどでもなかった。しかし、ネットに納まった魚体を見て納得。ピンの尾ビレがアンバランスに大きい!しかも、不鮮明ではあるが朱点がある、6寸のアマゴだ。

堰堤まで釣り進み、結局小さなヤマメが出ただけで脱渓。やっぱり先行者の影響は避けられなかったか。
お昼を食べてそのまま帰宅することも考えたが、まだ時間も早い。天気次第ではあるが高瀬川の様子を見て帰ることにし、途中にある大山ダムにも寄ってみることにした。
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進撃の巨人の原作者、諫山創氏は日田市大山生まれ。このモニュメントの見上げる視線の先には、スマホにダウンロードしたアプリのARで巨人が現れる。ここで写真を撮るのを目的に、多くの観光客が訪れていた。

ここから前津江を経由して高瀬川へ。どこから入渓するか、釣り人の車が駐まっていない入渓点を探し、いざ入渓しようと準備を始めたら雷の音がし始め、黒い雲が近づいてきた。これで入渓したら危険と判断。雷が近づく中タックルを片付け、流星号を出発させた途端雨が降り出した。サッポロビール工場の入り口前を通過する頃には熱く熱せられていた路面から湯気が立ち上り、霧がかかったような視界になっていた。その後はさらに雨は強まり、土砂降りに。まさにゲリラ豪雨。入渓していなくて正解だった。

梅野川まで行ったのに、5時過ぎに帰宅。結局釣りをしたのは午前中だけだったのに、妙に疲れた1日だった。

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2024.08.03

満を持して、念願の神流川本谷毛ばり釣り専用区で尺上をキャッチ!

昨年8月、宇都宮に出張した帰りに足を伸ばし、初めて神流川へ。しかし人気河川のプレッシャーと鮎の放流日などが重なり、神流川初挑戦はあえなくボウズで帰路につくことになった。そして今年、神流川で解禁を迎えリベンジを果たし、その後最大37cmの大ヤマメもキャッチした。しかし、どれも3月のニンフでの釣果。いまだに神流川でドライではヤマメをキャッチできていなかった。

今回はドライで1匹を目標に、前泊で神流川へ乗り込むことにした。そしてどうせなら川を占有して落ち着いて釣りができる、毛針釣り専用釣場に挑戦してみようと前日夕方に予約。毛針釣り専用釣場には、本谷と中ノ沢があるが、初心者には本谷が良いということで本谷の空き状況を確認すると2・6・7の区間が空いているとのこと。初めてなので最下流の7番を予約し、制限が解除される午後はそこからそのまま6番を釣り上がれば、先行者がいない川を2区管釣り上がれる(前日までの予約が必要で、時間的にギリギリ最後の予約だった)。

朝は4時に目が覚め、6時入渓を目指してゆっくり準備。毛鉤専用区は9時から17時までの時間制限があるので、それまではこれも初めての川の駅C&R区間で釣りをすることに。

川の駅に到着するとまず、つりけんくんで日釣り券を購入。
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準備を整えて川に降りると、先に入渓していた人が2人。早いなあ!

川の駅C&R区間も役場前の様に川を区切ったプールが連続し、ヤマメの姿も見えている。まあ、姿は見えていても連日多くの釣り人が訪れているのでプレッシャーも高く、そう簡単に釣れるはずはない。まず、オーソドックスに#14のアントから。昨夜宿泊した宿の壁に羽アリが何匹もいたので、ひょっとするとこれが当たるかも?と思ったので。しかし無反応。やっぱり厳しい。

それでは、とフライを#18のCDCピューパに換え、ティペットも8Xに。するとすぐにヤマメが飛び出し、ドライで神流川の初ヤマメをネットに。7寸ほどの美形。
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この後、25cmを筆頭に数尾のヤマメをキャッチしたが、残念ながら尺越えのヤマメは何尾も見えていたのに見向きもされなかった。

9時近くになったので漁協の受付に行き、毛ばり釣り専用区の入渓手続き。「熊は出ますか?」と尋ねると、「姿は確認されているけど被害は出てません。熊鈴着けてれば大丈夫でしょう」だって。ちょっと不安。毛ばり釣り専用区は1日4,000円なので、日釣り券との差額1,500円を支払い、遊漁券と駐車証を受け取り本谷へ。
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管理棟前の駐車場に車を停め、本谷最下流のポイント⑱から入渓し釣り上がる。初めての渓なので、様子がわからない。流れの深い所には大きな魚影も見える。魚影は見えるが毎日釣り人が入ってプレッシャーは高く、プールに見えている魚はほとんどフライに反応しない。天気が良すぎる上に逆光で、右岸からだとほとんど水面がオレンジに光ってフライが見にくい。それでも、魚はいるので安心して釣り上がれる。

ほどなくすると、まず7寸ほどのヤマメがネットに納まった。その後はポイントポイントでヤマメが出てくる。そして、プールの緩い流れ込みでは思いもしなかった7寸ほどのイワナ!
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基本的に九州にはいない魚なので嬉しい。過去には、奈良子で釣った事があるだけだ。イワナは手に持ったときにヤマメよりも柔らかくて僕には女性的なイメージ。

午前中、イワナも釣れてそれなりに楽しめたが、8寸越えのピカピカのヤマメに出会えずイマイチ消化不良。午後1時を過ぎ区間制限がなくなったので、そのまま6番の区間を釣り上がる。小さなポイントでヒレピンの8寸ヤマメをやっとキャッチ。しかし、写真を撮る前に逃げられてしまった。その後も出るのは7寸前後のヤマメばかりをネットに納めながら釣り上がると、先の方に釣り人の姿。5番の区間まで登って来てしまったか。
さてここから4番よりも上の区間に入るかそれとも戻って7番か6番に入り直すか。

思案した結果、渓相が僕好みだった6番に入り直すことに。

1周目でフライを見に来たけど食わせることができなかった白泡の流れの脇にフライを落とすと、流れから魚影が現れ、今度はフライを咥えた。合わせもバッチリだったが、強い引きでそのまま潜られ岩の下に入ったのか動かなくなった。岩の下から出そうと慎重にラインを引きながら近づいたら、大きな魚影が底の方に見える。岩の下に入ったんじゃなく大きくて動かないだけだった。そこから長い攻防。底から引き剥がしたと思ったら下流に下り始め、外されないよう・切られないよう必死で岩場を付いていく。ようやく緩い流れで疲れたヤマメが浮いてきた。ネットに納めて一安心。
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33cm、ドライで久しぶりの尺上ヤマメ。時刻は3時に近づいていたので、帰りの渋滞を考えてこれにて納竿することとした。

駐車証をふれあい館に戻し、小豆アイスを食べて川の駅を出発。時刻は4時少し前。
結局、関越の渋滞や高速を降りてからの信号待ちなどで帰宅できたのは19時過ぎ。相変わらず車に乗ってる時間が長かったけれど、楽しい1日だった。

今シーズンもう一度上野村に行くことはあるかな?これだったら年券買っとけば良かったか?来シーズンは年券買うか?

 

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2024.07.27

やっぱり増水。新しいネットをさげて午前中だけ

パリの街全体を使った開会式の構成・センスは流石フランス。新しいものを作るのではなく、エッフェル塔やレガシーを存分に活かした観光キャンペーンのようでもあった。聖火台は意表を突かれたし、セリーヌディオンの「愛の賛歌」は深い余韻を残した。パリオリンピックの開会式を見ながら出かける準備をしていると、いつの間にか6時をまわってしまった。

今週末まではどこも増水が治まらないだろうから、脊振の源流に近い小渓流を目指す。最初に向かった川には出遅れもあり、既にルアーマンの物と思われるピックアップトラックが停まっていた。川はかなり増水していたので、フライでは厳しいかも。この川を諦め、10数キロ移動。途中、道路の法面が崩れていたりと、大雨の傷跡が残っていた。
移動した川には先行者の姿は見当たらない。標高も高く増水の具合もそれほどでもない。幅の狭い川は、入渓すると蜘蛛の巣が凄い。先行者がないことの証でもあるのだが、フライを落とすポイント周辺には必ずと言って良いほど蜘蛛の糸が邪魔をする。フライで蜘蛛の糸を払いながら釣りをしているような状況で、一つのポイントでフライを落とすまでに時間がかかってなかなか前に進めない。
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午前中一杯釣り上がり、釣りも厳しそうな増水したフリーストーンの渓相となったので引き返し脱渓、お昼に。なんとか6寸ヤマメを1尾と4寸ほどのチビヤマメ2尾、合わせ切れ1回(蜘蛛の糸を何度も切っていたので傷があった?)という結果に。

午後、別な川へ移動して釣りを続けることも考えたが、どこも増水して厳しいだろうことは容易に想像できた。雲の流れも速いし、午後はゲリラ雷雨の可能性もある。これで山を降りることに。

午前中の釣りだけで麦茶を1リットル飲み、汗びっしょり。それでもこの時点での流星号の外気温計は25.5℃。そこから下り始めると、見る見る外気温は上がっていく。那珂川まで降りてきたときには35℃。帰宅した時には37.5℃を表示していた。
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帰り着き車外に出ると、その気温差(山とも、クーラーが効いていた車内とも)と猛烈な暑さで汗が噴き出し、クラクラ。流星号から荷物を降ろし、それを持って家までの短い道のりが、とてつもなく長く感じる。帰宅した時にはもうフラフラ。

やっぱりこの暑さは尋常じゃない。明日は家で静かに過ごそうと誓ったのでした。

 

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2024.07.26

ランディングネットを購入して1か月ぶりの釣行予定も、ゲリラ雷雨のせいで…

九州北部は梅雨入りも遅かったけれど、梅雨明けも遅かった。月曜日にやっと梅雨明けしたと思ったら、その後もゲリラ雷雨が続き、福岡県内のダム貯水量はほぼ100%。昨日も夕方のゲリラ雷雨は台風のような雨風と雷で、大橋のアンダーパスは冠水したという。佐賀県武雄市には大雨洪水警報が出たくらいだ。

渓流への直近の釣行は、梅雨入り直前の6月17日。1か月以上前のことだ。梅雨が明けたので久しぶりの釣行を計画。それに合わせてランディングネットを新しく購入した。釣りに行けないと、ついついamazonとかヤフオクとか覗いてしまって……
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これまで使っていたランディングネット(写真右)も気に入っていたのだけれど、2つほど気になることがあった。

1点目は、ランディングネットの編み目が大きいこと。ランディングネットのメンテナンスの際にネットを新しいのに取り替えたのは良いけれど、6寸くらいのヤマメだと編み目を抜けて逃げてしまう。写真を撮ろうとカメラの準備をしている間に何度も逃げられてしまった。

2点目はフレーム(ハンドル)形状。僕はネットリリーサーをフレームのネット先端に付けてハンドルを下向きに下げる。これまでカーブ型、ストレート形両方使ってきたが、ネットを取るときには背中のハンドルを握るので、カーブ型よりもストレートの方がハンドルを掴みやすい。次のネットはストレートにしようと思っていた。
そして…釣りに行けずにヤフオクを見ていて、ついポチってしまった。

梅雨が明け、新しいランディングネットも届き、さあ、今週末は釣り三昧だ!と準備を進めていたけれど…
この週末は土曜日は高瀬川や日田漁協管内を釣り廻って日田に泊まり、日曜日は梅野川へと思っていた。しかし、山形・秋田で水害が発生するような大雨が降っているように、九州でもまだまだ大気中の水蒸気は多くて降れば大雨。国土交通省の川の防災情報をチェックすると、今日も九州各地でゲリラ雷雨が発生し、梅野川の下流の栃野の水位計では、ゲリラ雷雨発生でわずか2時間(実質は1時間くらい?)15mmの雨で23cmも水位が上がっていた。
更に、泊まるつもりだった宿に電話すると週末は高校生の合宿で満室だと!釣り好きのご主人も僕のことは覚えてくれていて、川の状況などを話してくれたが、連日夕方はゲリラ雷雨で一気に水位が上がるのだとか。ウェザーニューズで明日の天気予報を見ると、やはり明日も3時頃から雨の予報になっている。

日中の酷暑(明日も最高気温36℃予想)とその後のゲリラ雷雨。しかも水位も下がっていない状況では遠出は避けた方が良さそうだ。
明日は新しいランディングネットの初おろしを主目的として、雨の影響が少なそうな渓流を探しに行くくらいにしよう。

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2024.07.06

気温37度、炎天下の朝霞ガーデンのフライポンドに誰もいなくなり…危うく熱中症に

この週末、本当は養沢へ行くつもりだった。しかし、夕方に用事が入り、3時には帰宅しなければならなくなった。養沢に行けば、帰りの道路状況が読めないので午前中で納竿しなければ不安だ。ということで行く先を変更し、解禁中に足を運ぶことはほぼない朝霞ガーデンへ。

近いからとのんびりしているうちに出発が遅れ、到着は11時前。シーズン中のためか暑さのためか、来場者は少ない。フライ専用ポンドに立ったのは11時ちょうど。防災朝霞の放送が流れ、熱中症の危険があるので外での作業・外出は控えましょうと言っている。

ポンドではニジマスがジャンプしたり派手なライズをしているが、例によって極小の「何か」に反応しているのだろう。小さなフライを選んで投げるが無反応。フライを色々替えてみても反応無し。それでは、とサイズを上げてわかりやすい#14のスルーウィングメイフライを、水車が作り出す波のある流れに乗せると喰った!が残念、バレた。いっそのこと見えやすいフライの方が反応が良さそうだ。メンテナンスしやすくて大きい#12の反沈みパラシュートに替えるとすぐにヒット。ライズしている魚よりも、フライのアピールに反応する魚を狙う方が良さそうだ。
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その後は大きめのフライをローテーションしながらコンスタントにニジマスをネットに納めていた。

午後1時をまわった頃だろうか、暑さのためかなんとなくぼーっとしてきた。今日は保冷バッグに麦茶と凍らせた水のペットボトルを持参している。冷たい麦茶を飲みながらの釣り。しかし、川だったら冷たい水で帽子を濡らせて頭を冷やせるが、このポンドだとどうもそれがはばかられて頭を冷やせないでいた。1時半近くになると、なんとなく頭も痛い感じで視野も狭まってきたか。まだ時間は残っているが、次の1尾で納竿しようと決めてフライを取り替え、流すとすぐにヒット。すぐに釣れて良かった~~~!

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車に戻り、タックル置くと、急いでトイレに向かう。手洗いの水道でペットボトルに水を入れ、外で頭からその水を被って頭と首筋を冷やすと頭がスッキリしてきた。軽い熱中症だったんだろう。

いつの間にかフライポンドの釣り人は僕が最後の一人となっていた。頭を冷やし、冷静にポンドを見たときには、ポンドを見回る施設スタッフがいるだけで、釣り人は誰一人いなくなっていた。こんな日に日陰も無い炎天下の釣りは危険だと再確認。

帰路の車の外気温計は37℃を表示していた。

 

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2024.06.17

梅雨入り前の滑り込みで梅野川へ。下流部は良い感じの渓相に

梅雨入り前の駆け込みのつもりで金曜日は近場へ弾丸釣行。しかし土曜日から崩れるといっていた天候は持ち直し、雨が降るのは月曜日という。おかげで土曜日の法事も雨に降られずに済んだ。今年の梅雨は大雨になるという予想もあり、梅雨明けはまた渓相が一変してヤマメもいなくなっているかもしれない。ここは梅雨入り前にもう一回!GW以来足を運んでいない梅野川へ。

日曜日の午前7時20分到着。しかし、上流部堰堤上の入渓ポイント前には、遠方の本州ナンバーの白いスバル。そこで気になっていた下流部、今シーズン初めて鯛生川との合流点から堰堤までを釣り上がることにした。

Dsc_2842s入渓してすぐ、鯛生川との合流点のすぐ上で岩陰に魚の群れ発見。サイズも小さく ヤマメではなさそうだが、まずはそこに1尾とカディスを落としてみるも反応無し。フライがあっていないせいなのか?ティペットを細くしフライサイズを落として22番のパラシュートを流すもやはり反応無し。まあ、ヤマメでないのは間違いなさそうなので見切りを付け、上の流れにフライを流すと今度はすぐに小さなヤマメが喰ってきた。

しかし、そこからしばらくヤマメの反応が無い。アブラハヤやカワムツは出るのに。そして山本2号橋のすぐ上の細長いプールには底の方に大きな複数の黒い魚影。この黒さはコイ科の魚の色だ。サイズ的にもイダだろう。1度目の九州北部豪雨(2012年)以来、それまではプールの外道でよく釣れていたイダがいなくなっていた。本当にイダかどうか確かめようと、ニンフを色々替えながら流してみたが、結局フライを咥えること無く時間ばかり過ぎるので、ここも見切りを付けて流木止めの上のプールへ。

Dsc_2856 このプールも以前なら良いサイズのヤマメが着いていたものだが小さな魚の反応はあるものの、フライを咥えるほどのサイズのヤマメは姿を見せず。しかしそのプールの上、小さなポイントで白泡の陰からやっと6寸弱のヤマメがフライを追って来て咥えた。

Dsc_2857s 流星号を駐めた駐車スペース前のスロープを下った辺りはこの春の雨で良い感じで石が動き、ヤマメが着く良いポイントがたくさんできていた。

それらの「良い感じのポイント」には、だいたい5~6寸のヤマメが着いているようだった。合わせそこねやバラしもあったが、ここで6寸越え19cmのヤマメを1尾追加し、休耕田下の流れが岩盤に当たってできたプールに。ここでは白泡の下からフライに浮いてくる魚影も見えたが、やはり小さい。ニンフを沈めても望み薄だろう。

更に釣り上がり、だんだんと魚影が濃くなる感じに。ポイントポイントで大きくはないがフライを追ってくるヤマメの姿が見える。橋の上でもう一尾6寸を追加し、小滝の上の木立の中を流れるエリアへ。堰堤までの短い区間に広めのプールが段々に続き、今回はここが一番面白かった。時間帯も良かったのかフライへの反応が良く、プールの底からフライを追ってくるヤマメの姿が見える。中には7寸を超えるようなヤマメも追ってきたが、残念ながら直前でUターン。

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結局、7寸に届かず20cmが最大ではあったが、堰堤から下流の流れも順調に魚影が快復しているのが確認でき、ひと安心して脱渓。
しかし、梅雨の大雨、更には台風などでまた山が崩れたり大水で岩もろとも多くの魚や生き物が流されるかもしれない。再びシーズンオフに重機を入れて川の復旧ということにならなければ良いが。

そして今日、九州北部が梅雨入りし、九州南部では線条降水帯が発生する恐れがあると発表された。

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