カテゴリー「旅行・地域」の記事

2022.11.05

初挑戦!うらたんざわ渓流釣場。ティペット8x、#24のユスリカアダルトに46cmのニジマスが掛かってもう大変!

九重フィッシングリゾートが廃業しているのを知り、無性に釣りに行きたくなった。
先月は秩父フライフィールドに行ったが、釣れるのはニジマスばかり。ヤマメの魚影は見えなかった。どこかヤマメが釣れる所はないか?
まず頭に浮かんだのは奈良子釣りセンター。過去に何度も足を運んでヤマメもイワナもいることはわかっている。しかし、久しぶりにサイトを覗くと、やはり大雨被害でずいぶんと様子が変わっている様子。

他にはないかといろいろ見ていると、うらたんざわ渓流釣場が気になった。つるや釣具店や釣りチャンネルのYouTubeチャンネルでも紹介されていて、フライ・テンカラ専用釣場、その名も「ヤマメクラシックⅠ、Ⅱ」があるではないか!ここにヤマメがいないはずはない!これは行くしかない!

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朝6時に自宅を出発し、中央高速に乗ったはいいが、なんと八王子手前の事故で渋滞。10kmの通過に90分との表示!手前のインターで降りるかどうしようか悩んだけれど、そうはいっても意外と早くに渋滞は解消するかもしれないとそのまま八王子JCTを目指す。しかし、淡い期待は裏切られ、90分は掛からなかったもののずいぶんと時間をかけて渋滞を抜け、外環相模原ICを降りることができたのは8時過ぎ。うらたんざわ渓流釣場に到着したの8時40分だった。丹沢はちょうど紅葉が見頃だった。
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受付のある建物の前に車を駐めると、見覚えのある顔の男性が声をかけてきた。つるや釣具店のYouTubeチャンネルで見た井上さんだ。
注意事項や釣場の状況を伺い、釣りの準備を整えいざ出陣。午前中はヤマメクラシックⅡをドライフライで釣り上がる。11月なので、産卵に参加したヤマメはほぼ生涯を終えている。残っているとしたらまだ産卵に参加しない若いヤマメ。魚影は濃いが、ほとんどがニジマス。ヤマメが着いていそうなそれらしい流れのポイントにフライを流すも、喰ってくるのはニジマスばかり。パーマークがありそうなヤマメを探しながらフライを落としていく。
Dsc_2187s 20221105-10-09-19s そして、岩の脇に定位しているヤマメらしき姿を確認。何度もしつこくフライを流してやっと喰った!めでたく8寸ほどのヤマメをネットに。まず1枚写真を撮って、ちゃんと姿勢を整えて撮ろうとしていたら脱走ww。バーブレスだからネットに納まった所でフックが外れていた。ふと見上げると真っ赤な楓。上流側の木々は見事に紅葉していた。
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その後も、小さなヤマメともう一尾7寸に届かない程度のヤマメ、順調?にニジマスをネットに納めて釣り上がっていった。
ポイントガイドのかじか淵なのか、岩が沈んだ少し深めのプール。岩陰にヤマメが潜んでいそう。毎日釣り人に攻められるシビアなヤマメ狙いなので、8xのティペットに#24のユスリカアダルトで釣り上がっている。そのユスリカアダルトに岩の裏から浮いてきたのは予想に反する大きな魚体。なんと、そいつがフライを咥えてしまった。ここからが大変。プールを走る走る。こちらもなんとか切られまいとロッドをいなし、転ばないように一緒について行く。長い時間のやりとりの末、弱ったところでなんとか引き寄せ取り込もうとしても、ネットに納まるサイズではないのでまた一苦労。それでもやっとの思いで頭からネットに取り込むことができた。
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全長は46cm(ランディングネットの全長は40cm弱)、尾びれが欠けている分泳力が弱く、8xのティペットでもなんとか取り込めたのだろう。その後はヤマメに出会えないまま堰堤にたどり着いたところでちょうどお昼の時間となり、一度退渓。戻って昼食に。

午後は下流部のヤマメクラシックⅠを釣り上がるも、ヤマメには出会えず、そのままフライ・ルアー・テンカラエリアにフライを落としながら再びヤマメクラシックⅡへ。こちらはまだ目視できるヤマメがいたので、残りの時間はサイトフィッシングで狙うことにする。
定位するヤマメの頭上に何度もフライを流すが、全く無視。フライを替え、フローティングピューパを流すと喰った!しかし、痛恨の合わせ切れ。なんということか。結局そのポイントでもヤマメは出ず、次のポイントへ。ヤマメの姿は見えないけれど、ヤマメが隠れていそうな流れ込みの白泡にフライを流すと、合わせる前にいきなりロッドにテンションがかかった。尺越えくらいの銀ピカの魚体が流れの中を暴れるように走り回る。レッドバンドが見えないので、待望の銀化した尺ヤマメか!?と期待しながら慎重にやりとりを続ける。
やっと疲れて水面に浮いてきたのは、残念ながらヤマメではなく、ヒレがしっかりした尺越えのニジマスだった。
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この一尾を最後に納竿。イワナも釣れるのではと期待したが、尺近いイワナの姿は確認できたものの、底に張り付いて全くフライには反応しなかった。

行きで事故渋滞に巻き込まれたので、帰りは少し早めに出たつもりだったが…
首都高の都心環状線CⅠのトンネル内でまた事故渋滞。結局帰りは行きよりも更に時間が掛かって3時間。

高速道路を使って92kmの道程を、行きが2時間半で帰りは3時間。92kmの道程は福岡の自宅から梅野川までの下道を通って行く距離と同じ。行程の半分はほとんど信号のない山道を行く梅野川までは、高速を使わずに早朝出発の行きは2時間ちょっと、車が増える帰りでも3時間弱。東京からはどこの渓流も、高速道路を使っても時間距離は遠いんだなあ。コスパもタイパも厳しいなあ。

 

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2022.10.15

ショック!九重フィッシングリゾートが廃業していた!

先週、秩父フライフィールドに出かけ、川の流れにフライを流すことはできたけど、どうも中途半端だった。福岡に戻ると週末の天気は良く、気温も25℃を超えるという。一人でじっと家にいるのももったいないので、久しぶりにドライブがてら九重フィッシングリゾートに行ってみるかとサイトを覗いてみたら、なんと「廃業のお知らせ」が!豪雨禍で休業していたのは知っていたが、2年経つのでそろそろ再開してるだろうと思っていたのに。

2010年前後は、シーズンオフによく通っていた。2010年バンクーバーオリンピックの女子モーグル決勝は、ここの管理棟でみんなして上村愛子を応援していた。しかし、この年に新しく始めた事業に忙殺され、その後は足が遠のいていた。

その事業も、東日本大震災の影響などもあり結局軌道に乗せることができず、断腸の思いで2018年に手放すことになった。その事業で残った負債の返済にもなんとか目処が立ったところでこんどはコロナ。一方で、九州は毎年のように大雨に襲われ、どの川もあるいは山も大きな被害に見舞われた。そして、鳴子川・九重フィッシングリゾートも例外ではなかった。令和2年7月豪雨で被害に遭ってからずっと休業が続いていたが、とうとう復活することなく廃業となってしまった。
代表の古味さんのブログによると、後は太陽光発電施設になるらしい。それもなんだかなあだが、地主さんにしてみれば生活がかかっているから第三者が軽々しく口を挟むことではない。

コロナも落ち着き、久しぶり(10年以上!)に九重フィッシングリゾートに足を運んでみようと思ったのに、残念。
古味代表、長い間お疲れ様でした。

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2022.10.09

秩父良いとこ一度はおいで~、来シーズンの下見に秩父に行ってきた

不完全燃焼な2022渓流シーズンが終了した。どこにヤマメがいるかもわからず闇雲に川に行っていた初年度は除くと、川に、渓に立った回数は、flyfishingを始めて過去最低かもしれない。こんなだから、もう少し釣りたい。でも、朝霞ガーデンや止水の管理釣り場ではなく自然渓流で。

今の見込みだと来シーズンは関東での釣行が増えそうなので、少し下見もしておきたい。養沢や秋川がある多摩川上流の奥多摩や、忍野から桂川の様子はもうだいたいわかっているので、荒川上流の秩父方面を見てみたい。ネットで10月でも釣りができる渓流を探すと、秩父漁協が管理する秩父フライフィールドが見つかった。妻に「3連休、秩父に釣りに行きたい」というと、「じゃあ、私も一緒に」と言う。別に釣りがしたい訳ではなく、どこかに泊まりで出かけたいらしい。日帰りのつもりだったが、急遽泊まりでの釣行を組むことになった。秩父フライフィールドは定員8名の完全予約制。お許しも出たので早速ネットで予約。

20221010-8-33-22s コロナの外出規制も緩和され、観光地には人が戻ってきている。急な泊まり、しかも3連休ということで宿は何処も満室。やっと秩父駅近くの宿に空室を見つけた。小さいけれどフロント前に薪ストーブがある、小洒落た旅館。しかし、評判の朝食はあるけれども夕食がない。滅多に一緒に外泊することはない妻と二人、どこかで美味しく食事がしたい。宿の周辺で調べたが、ここは!というお店は店休日だったりでなかなかみつからない。
やっと見つけたのは、宿から歩いて15分ほどのイタリアンレストラン。古民家をリノベーションした建物の1階。隣は秩父麦酒工場直送の樽生を常時8〜10種、国内外の醸造所のクラフトビール4〜10種を入れ替えながら提供する「まほろバル」。2階はこれまた素敵な民泊「ちちぶホステル」。ここに泊まれれば完璧だったのだけれど、あいにく満室だった。

20221009-17-02-17s 20221009-17-02-09s 東京からの道中はスムーズで、予定よりも早く到着。秩父フライフィールドを下見してもまだ時間が余る。予定よりも早くチェックインを済ませ、お風呂に入って散歩がてらレストランに向かう。途中立ち寄った西武秩父駅には、高速道路のSAや道の駅のようなお土産が買えるショッピングコーナーやフードコート、越後湯沢駅を思い出すような立ち飲みスペースに日帰り温泉施設「祭の湯」が併設され、ちょっとしたテーマパークだった。

宿を出る直前に降り出した雨の中、しかも夕暮れ時に散歩といってもそうそう楽しめるような街並みでもなく(日中晴れていれば石畳が良い雰囲気の散歩道になってたとは思う)、予約した時刻までまだ小一時間あるのにレストランのあるChichibu Omote-Sando Lab.に到着してしまった。ここは3階にコワーキングスペースもある。妻は僕が釣りをしている間はここでビデオ講座に参加しようかなというので、下見をさせて貰おうと受付に。しかしこの日は貸し切りで見られないと。仕方ないので翌日の予約だけして、レストランの隣のまほろバルに。
20221009-17-34-09s 20221009-17-33-46s ビール工場直送の地ビール12種類の中から3種選ぶ飲み比べセットは990円。これくらいの量だと、食前酒としてもちょうど良い。レストランの予約時刻まで 妻と3種類ずつ選んで燻製ナッツをつまみにビールを楽しんだ。

20221009-18-03-49s そしていよいよ今夜のメインイベント、秩父の食材を使用したイタリア郷土料理の名店 cucina salve へ。その食材のほとんどが自家生産(野菜・鶏など)。前菜で提供されたサラダには何種類の野菜・果実・チーズが使われていたのだろうか?その後に供されるどのプレートも、料理も器も目にも美しいし、もちろん美味しい。
しかし、残念だったのがワイン。ワインリストがなく、食事に合わせてペアリング(1グラス100ccで1100円またはハーフグラス50cc770円、3種、4種、5種から選ぶ)されたビオワインかグラスワインのみ。食事中ずっとシャンパンとかフランチャコルタっていうのは叶わないようだ(こだわりの圧が強くて聞けなかった)。それではとペアリングで3種(妻はハーフ)を頼んだものの、僕のグラスはあっという間に空いてしまう。2杯目が出て来るまでの間が持たずに追加で1杯(これもペアリング)。

一皿一皿、美味しい料理と一緒にワインを大事に味わいながら、滅多にない妻との充実した時間を過ごした。
散々だったナポリの穴埋めはできただろうか?

 

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2022.07.01

欧州への渡航は当分控えるが吉。日本だけが鎖国政策を続けているおかげで大変な目に遭ったーその4 PCR検査と帰国編

ほぼ3日を要してやっとの思いでナポリにたどり着いたと思ったら、今度は帰国のハードルが高い。

PCR検査を受けられるクリニックは?

イタリアもドイツもパスポートがあれば入国できるのに、日本だけはワクチン接種証明にPCR検査の陰性証明書(しかも日本指定書式)、さらには誓約書と入国後の滞在場所の提出まで求められる。30日(木)の早朝に出発しなければならないので、28日にPCR検査を受け29日に証明書を受け取らなければならない。そもそも、PCR検査は何処で受ければ良いのだ?出国前に色々調べて現地で探すのは難しそうだったので、日本の代理店を通じてナポリのクリニックに予約を入れておいた。ナポリについていろいろと話を聞いてみると、ECの主要国ではPCR検査の陰性証明を求める国はほぼなくなり、PCR検査を受け付けるクリニックもどんどん減っていったという。しかも6月のバケーションシーズンに入ったこともあり、クリニックは軒並み休みに入っている。見つかっても、希望する日時に検査が受けられるかもわからない。日本で手配してきて正解だったと言われた。

クリニックに出かけるも話が伝わらない!

予約を入れたクリニックでは、LINE通話で日本語のサポートが受けられる事になっていたのだが、なんと出かける直前にLINEのアップデート。何故だかダウンロードが始まらない。ダウンロードが終わらないとLINEも開けない。クリニックに着くまでにはダウンロードも終わるだろうと、まずは予約時刻に間に合うように出発。クリニックに時間通りに到着するもLINEは固まったまま。受付の女性に英語で予約があると言ってパスポートを渡すもイタリア語でまくし立てるばかり。なんとこのクリニック、携帯の電波も繋がらないので、ポケトークも使えない。LINEどころか、万一の時にはという電話番号へもかけることができない。

そこへ奥から姿を現した白衣の医師らしき男性が、ローマ字で僕の名前がプリントされたシールを持ってきた。これか?というゼスチャー。
It's me.It's my name!

これでなんとか検査が受けられることになった。

喉の奥と鼻の奥を長い綿棒のような物でグリグリ、ほんの数分どころか1分ほどで検査は終了。パスポートを返されて、帰って良いと。結果は代理店から送られることになっている。宿に戻り代理店にメールで問い合わせると、クリニックから検査は無事に終了した旨の連絡があったという。検査結果が届き次第証明書はメールで送り、LINEでも知らせると。

PCR検査がもしも陽性だったら?

検査は終わったが、結果が気になって仕方がない。妻は検査の前日夜からPCR検査のことが気がかりで食事も喉を通らない様子。帰国した翌日には対面でどうしても外せない約束があるという。その様子を見ているとこちらも気分が沈んでしまう。気晴らしにとケーブルカーに乗って高台のSt.エルモ城に登り、ナポリの街や港を見下ろしても気分は晴れない。見下ろす景色も、湾の向こうに見えるベスビオ山も、地中海さえもどんよりと霞んで見えてしまう。これは気分のせいじゃないか?

20220628-13-37-58s20220628-13-52-08sしかし、PCR検査がもしも陽性だったら、とそればかりが頭の中を巡っている。このストレスで軽い吐きけさえもよおすほどだ。

僕一人なら、陽性になってナポリに残っても、仕事はオンラインとメールでもなんとかなるだろう。が、その時に妻は一人で帰国できるのか?逆に妻だけが陽性だった場合は一緒に残れば良いが、いずれかが陽性になれば宿の手配や再度のPCR検査、帰りの飛行機の手配など全く目処が立たない。受験やビジネス上のプレッシャーやストレスは、2次志望や次善の策を用意してもしものリスクに備えられるが、PCR検査結果に関しては陽性になったら次善の策を準備することができない(そりゃあ、港に大型クルーザーを停泊させているような大金持ちならなんとでもなるだろうが、こちとらごく普通の一般庶民)。気にはなっても何も打つ手はなく、とにかく陰性を祈るしかない。

近くのスーパーでワインと軽いつまみを買って帰り、夕食はそれで済ませることに。ワインを飲んでいても、とにかく検査結果が気になる妻はメールのチェックを急かすが、イタリア人が18時を過ぎて仕事をしているとは思えない。結局この日メールは届かず。

めでたく陰性のメールが届く

朝起きても、メールのチェックをと急かされるが、9時前に届くことは無いだろう。朝食から戻り、9時を過ぎるとLINEにメッセージが。めでたく結果は陰性で、証明書をメールで送ったとのこと。この一報に、やっと妻の表情が明るくなった。宿でプリントアウトをしてもらい、一件落着。これで無事予定通りに日本に帰れる。やっと安心して食事ができる。ナポリの景色も急に明るく鮮やかに見えてきた。しかし、ナポリで過ごせる時間は1日も無い。夜には帰り支度の荷物もまとめなければならない。PCR検査のために、ほぼ2日を無駄にした感じだ。

スマホが無ければ飛行機にも乗れないのか?

いよいよ帰国。朝7時にナポリの空港に到着すると、近代的なガラス張りの建物に驚いた。到着した時は深夜で薄暗く、建物の外観など何も見る余裕が無かった。チェックインは航空会社毎のカウンターではなく、出発便毎にカウンターが割り当てられ、時間になると航空会社の人が来てチェックインが始まる流れのようだ。9:20出発の便なのに、搭乗手続きが始まったのは8時。カウンターは2つだけ。一人一人にずいぶん時間が掛かる。やっと順番が来て書類も揃っているからスムーズにチェックインできるかと思ったら、「QRコードを見せろ」という。e-チケットのQRコードだと思ってプリントアウトしたe-チケットを見せてもこれではないという。ポケトーク越しにやりとりを続けても、どうもかみ合わない。すると、片言の日本語を話す女性がやってきて「マイSOS、マイSOS」と連呼する。スマホにダウンロードしておいたこれのこと?と見せるとそれだと。

20220712-16-18-32なんと、My SOS に登録完了してないとだめだという。え?じゃあスマホ持ってない人はそもそもMy SOSも使えないから乗れないの?とにかく、書類は揃っていても、My SOSでないとダメの一点張りで有無を言わせない。ここのカウンターにいる(スイスエアの)スタッフは、日本に行く飛行機に乗る乗客にはMySOSの登録していないと搭乗許可を出してはいけないと指示されているようだ。

仕方なく、列の横にずれて、二人してその場で登録をすることになった。予め出国前に個人情報は登録していたので、それ以外の必要情報を登録していく。ワクチン接種証明もPCR検査陰性証明も、写真で登録する。ワクチン接種証明は写真に撮ってiPhoneに保存していたので良かった。PCR検査陰性証明書はその場で広げて撮影。

ひととおり登録を終えると、画面が審査中になり、画面に大きなQRコードが表示された。これを見せるとOKだと搭乗券を手渡してくれた。

20220630-8-55-03-2 手荷物検査を終え、通関して搭乗口にたどり着いたときには、ちょうど搭乗案内が始まるところだった。My SOSの登録でどのくらいの時間を費やしていたのだろう?下手をしたら、このために飛行機に乗り遅れるところだったかもしれない。
My SOSの画面を見ると、ステータスが審査完了となり、赤いバーが青くなっていた。

MySOS・コロナ規制のチェックで出発が1時間遅れ

20220630-11-23-55s ナポリを無事に出発し、チューリッヒにほぼ定刻に到着。乗り換えの日本行きの便の出発時刻まで2時間弱。再び手荷物検査と通関手続きで並び、出発するゲートがあるEターミナルへはスカイメトロで移動。ここまでで結構な時間を要して、搭乗口には出発30分前に到着。しかし、ここでまたパスポートコントロールの不思議な列ができていた。聞くと、日本行きの便なので、日本が求める書類や証明のチェック。もちろん、ここでは紙の証明書でも受け付けている様子だったが、MySOSが青であればOK。ナポリで苦労して登録を終えていた甲斐があった。

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MySOSの青い画面をチェックすると、ボーディングパスに青いスタンプが押され、これで初めて搭乗が可能になる。
このスタンプが無いまま搭乗口に進むと、そこからまたパスポートコントロールの列に並んでスタンプをもらうように戻され、飛行機に乗ることはできない。このチェックを搭乗者全員受けなければならず、出発30分前を目安に搭乗ゲートに集まってきた人はそこからまた並んでチェック。当然時間が掛かり、出発は定刻から1時間遅れとなった。

成田に着いてからもグルグルぐるぐる

20220630-8-54-42 チューリッヒを1時間遅れで出発し、今度は南回りで日本へ。帰りも結局15時間かかって到着は午前10時過ぎ。すっかり青く変わったMySOSの画面を表示させ、飛行機を降りる支度をする。

20220701-10-24-50s 20220701-10-32-01s 飛行機を降りるとすぐに係員が立っていて、My SOSの画面を開いて進むように促される。少し進むとMySOSを確認して、青は右のレーン、赤またはMySOSが無い人は左のレーンへと分けられる。左に進んだ人はPCR?抗原検査?の順番待ちの椅子に案内される(通り過ぎた後に振り返りながら撮ったブレブレの写真)。
右のレーンに進む人には、その後2カ所ほどのチェックポイントでMySOSや体温などをチェックされ、その都度いろんな紙を渡される。そしてコロナに関するひととおりの手続きが終わると今度は今来た道を逆方向に進み、再び降りたばかりの飛行機の前を通り過ぎてBaggage Claimのフロアへと進むことができた。入国審査に進むまでに、機内で渡された誓約書と携行品の申告書に加え、検疫済の青い紙と健康カードと計4枚の紙とパスポートを手に握りしめ、かなりの距離を歩かされた。しかし、無駄の無い導線とスムーズな誘導は流石日本!ほとんどストレスはなかった。

預けた手荷物を受け取り、グローバルWifiを返却ボックスに入れて短くも長いナポリへの旅は完結となった。
7泊8日の全旅程のうち、行きに足かけ3日、帰りもPCR検査で縛られた2日を加えると3日かけたようなもの。実質現地で自由に動けたのは1日だけというとんでもなくコストパフォーマンス・タイムパフォーマンスが悪い旅。しかし、これも時間が経てば思い出になるんだろう。

いずれにしても、日本の鎖国政策が解けるまでは海外へ出ることはオススメしない。PCR検査は絶対陰性ということはないのだから、リスクが大きすぎます。

いやー、疲れた。

 

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2022.06.29

PCR検査のストレスから解放され、海辺を散策していると変わり果てた姿の Stars&Stripes が!

昨日は帰国(日本入国)のために必要なPCR検査から一日が始まった。いろいろなハプニングがあったもののPCR検査を無事に済ませ、その後のインタビューも終えて普通なら開放感に気持ちも弾むはず。しかし、PCR検査の結果がわかるまでは、「もしも陽性だったら?」という不安から気持ちは晴れない。

そして今朝、PCR検査の結果が届き陰性!やっとPCR検査のストレスから解放され、ナポリの町を散策する気分になった。
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20220629-12-53-08s フニコラーレ(funicolare ケーブルカー)に乗って丘の上に登り、植物園からナポリの街並みと地中海のパノラマを楽しみ、マルゲリータピザと白ワインを楽しむ。ナポリに来て最初で最後の解放され、心も胃袋も満たされた時間。

登りとは違う路線のフニコラーレに乗り、サンタルチア地区へ降りる。
フニコラーレの駅はどこもレトロで良い感じ。ケーブルカーの車両も3路線それぞれに味があって良い。ほんの数分の乗車時間だけれど、運賃も1回1.1ユーロとお手頃な料金なので、ナポリに観光で来る人にはお勧め。
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フニコラーレを降りて坂道を下りながら海の方へ向かって歩くと、やがて建物の間の路地の向こうに海が見えてきた!

路地の両側には雰囲気の良いレストランも並んでいる。マルゲリータを食べる前だったら、ここでどこかのレストランに入っても良かったか。

路地を抜けると公園があり、そこを抜けると目の前は地中海!

20220629-13-41-55s 20220629-14-19-20s気持ち良いので、木陰で普段は控えているビール!卵城をバックに、うまい!

卵城までボチボチ散歩(といっても欧州は熱波に見舞われ、40度近い炎天下)して、ヨットハーバー前のカフェで再び白ワインで喉の渇きを癒やす。

ヨットハーバーの入り口の看板を見ると、R.Y.C.C. SAVOIA とある。
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サボイアといえば、紅の豚の赤い飛行艇を思い出すが、ググってみたらイタリアの名家。かつては王国の君主だったと。このヨットクラブもさぞ名門なんだろう。

海沿いの道をヌオーヴォ城に向けて歩いて行くと、プール越しに卵城とは違うヨットハーバーが。20220629-18-21-18s
更に歩いてヨットハーバーの入り口で驚きの光景に出会った。
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マストを途中で切られた大型艇、12m級だ。パースやサンディエゴ、オークランドにアメリカズカップ(正確にはルイ・ヴィトンカップ)を観戦しに行き、目の前でずっと見ていたからこの船型はすぐにわかる。そして更に近づいて驚いた!塗りつぶされたロゴが確認できる。

Stars&Stripes!!

どうしてナポリに?どうしてこんな姿に?
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バレンシアのCUP VILLAGE では、デニス・コナーの写真の横に立って記念写真を撮った。
Stars&Stripesのこんな姿、デニス・コナーは悲しむだろうなあ。いろいろと衝撃的な体験をしたナポリだけど、こんなところでStars&Stripesに遭遇するなんて(T^T) せめて陸ではなく、海に浮いている姿で再会したかった。
そういえば、NIPPON CHALLENGE も、カップ挑戦後はどうなったんだろう?

人間だって、現役を退くとだんたんと忘れられ、人知れずこの世から姿を消すことになる。ただ、少数の人にでも記憶に残るのだったら、輝いている時の姿を覚えていて欲しい。映画「浅田家」のように。

 

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2022.06.27

ナポリ、アマルフィ、青の洞窟を回避してエメラルドの洞窟

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「ナポリを見てから死ね」と言ったのはゲーテ。

僕に馴染みがあるのは「ナポリタン」と「サンタルチア」の歌くらいで、ナポリの街についてはよく知らない。次の海外取材先はインクルーシブ教育についてイタリアとだけ決めて、何処に行くかは二の次だった。イタリアと言えばローマやフィレンツェ、ミラノなどが思い浮かぶが、陽気な国に行くのだから、地中海が見える明るいところにしようと選んだのがナポリ。世界遺産で映画の舞台にもなったアマルフィも近い。自由な時間は限られているので、観光地巡りよりも空いた時間に地中海を眺めたり、海辺のカフェで過ごす時間に期待した。

一連の「欧州への渡航は当分控えるが吉。日本だけが鎖国政策を続けているおかげで大変な目に遭った」でも書いているが、ナポリへの行き帰りで大変な時間を費やし、ストレスに見舞われた。大きく予定が狂い、1日だけスケジュールが空白の日ができた。この日を有効に使おうと、現地コーディネーターさんにアマルフィ観光を設定してもらうことにした。普通の現地ツアーだと、船を乗り継いで行くが、まず時間が掛かる。海が荒れていれば妻の船酔いの心配もあるし、飛行機以上に欠航や遅れの危険もある。行ったはいいが帰ってこれないというわけにはいかない。陸路の公共交通機関で鉄道やバスを乗り継いで行く方法もあるが、ベルギー取材で一日空いたので日帰りでアムステルダムに行った時の悪夢を考えると避けるべきだ。現地の人も公共交通機関は当てにならないと言い切る。

そこで、日本人ガイドとドライバーに8時間、アマルフィの案内を依頼。アマルフィ周辺は狭く複雑な道なので、慣れたプロドライバーじゃないと大変らしい。約束の時刻に迎えに来てくれたガイドさんにお願いしたのは、アマルフィ海岸に行きたいということと、地中海を眺めながらお昼を食べたい、可能なら青の洞窟を断念したのでエメラルドの洞窟に行きたい、の3つ。

美しい町ラヴェッロ

 20220627-10-23-28s 車で片道1時間半、往復3時間なので、5時間は観光や食事など自由に動き回れる。まず、ガイドさんの提案でアマルフィの前にラヴェッロに寄ることに。アマルフィからわずか2kmほどの標高350mほどにある小さな町(コムーネ)。町の入り口に短いトンネルがあり、住民以外の車はそこから中に入ることはできない。トンネルの外は多くの車が路上駐車していて、ただでさえ狭い道が通りづらくなっている。
トンネルの入り口で車を降りると、眼下にはアマルフィ海岸。町に入ると人の数も少なく落ち着いた佇まい。映画で見たアマルフィのイメージの町だ。
毎年夏、海を見下ろす庭園ではワーグナー音楽祭が開催され、多くの人が訪れるという。その庭園からの景色も素晴らしいということだったが、入場料が必要だったし、最初の訪問地であったことから(庭園の広さや所要時間がわからないので)入場しなかったが、ワーグナーコンサートはきっと素晴らしいだろうことは想像できた。みんな正装で聴きに来るんだろうか?

20220627-10-38-06s 20220627-10-52-27s この町には、ハリウッドのスターやセレブがお忍びでやってきて、プライベートな時間を過ごしている。ドゥオーモ(教会)ではちょうど結婚式の準備が行われていたが、わざわざ遠くからやってきてこの教会で結婚式を挙げたセレブもいるらしい。
人通りも少なく、土産物店もカフェもこぢんまりして落ち着いている。素敵なArt Galleryもあり、テレビの「世界遺産」で見るような美しい町だ。
20220627-10-29-00s 20220627-10-55-30s20220627-10-51-27s20220627-10-55-01s20220627-10-34-03s
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アマルフィ海岸の華やかなイメージとは違う、勝手にイメージしていたイタリアの古い町のイメージそのもの。007の最新作、No Time to Die の冒頭で登場する町とも重なってもっと散策したい気になったが、主たる目的地はアマルフィ。後ろ髪を引かれる思いでラヴェッロを後にした。

アマルフィは休日の湘南海岸のような渋滞

アマルフィが近づくと、わかりやすく渋滞。湘南海岸の海沿いの道と変わらない。歩く方が早い。ガイドブックや世界遺産を紹介するテレビでお馴染みの、カラフルなパラソルが整然と並ぶ海岸が見えてきたところで車を降りて歩くことにした。
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町の中心部は多くの観光客がいるが、鉄道などの大量輸送が可能な交通機関がないので思ったよりも人の数は少ない。
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この日はちょうどアマルフィの伝統的なお祭り「フェスタ・ディ・サンタアンドレア」という守護聖人を祀る日だったようで、クライマックスの夜に向けて陸路だけでなく海からもたくさんの観光客がここを目指してやってきていた。
ラヴェッロではそこに住む人の生活を覗くような、生活の空気感を感じられたが、アマルフィはそういう空気感は感じられない観光地。メインストリートをひととおり見て歩いたところで、お昼ご飯を食べるためにアマルフィを離れ移動することにした。地中海を見ながら食事ができるところへ。
20220627-14-36-29s 20220627-14-35-29s 20220627-14-37-12s ガイドさんに予約していただいたレストランは、地中海を見下ろす海鮮料理のお店。海から吹く風を感じながら地元の白ワインと料理を楽しむ。ドライブをしているのに、ハンドルキーパーではないので、心おきなくワインが飲める!何という幸せ。

エメラルドの洞窟へ

食事を終えたらエメラルドの洞窟へ。エメラルドの洞窟は、昼食を取ったレストランから車で5分ほどの所。カプリ島の青の洞窟は有名だけれど、エメラルドの洞窟は発見されてまだ100年ほどでそれほどメジャーじゃない。そのためか、結構休みも多いらしい。まあ、季節にも天候にも左右されるだろうから、運次第とも言える。下に降りるエレベーターの入り口の門が開いていればやっているサインらしいが、それも行ってみないとわからない。しかも午後3時まで。

幸いなことに門は開いていた。エレベーターで下に降りると、並んでいる人は10人ほど。すぐに船に乗れそうだ。船に乗るチケットは一人7ユーロ。それに、船を下りるときに船頭に渡すチップにと2ユーロ硬貨(二人分)を渡された。ちょうど1ユーロ硬貨が2枚あったので、私と妻それぞれ1ユーロずつ持って船に乗り込む。ディズニーランドのカリブの海賊の船に乗り込むような雰囲気。
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小舟に20人ほどが乗り込み、手こぎのボートで洞窟に漕ぎ出すと、すぐに青い光が見えてくる。天候にも恵まれ、エメラルドに光る水が美しい。
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出発前にガイドさんにお願いしていた3つをクリアして、帰りは(妻は海沿いの道を希望したが)アマルフィ海岸を見下ろす山沿いの道を通って予定通り5時過ぎに、朝出発した場所に戻った。

ナポリ滞在中唯一の自由でストレスから解放された充実の一日は、車を降りると同時に終わりを告げた。宿に戻ると、たった今まで綺麗な景色が占めていた脳内を少しずつ翌日のPCR検査のことが占めていった。

 

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2022.06.26

欧州への渡航は当分控えるが吉ーその3 フランクフルト空港に40時間、日本を出発して62時間、ほぼ3日がかりでやっと到着

ナポリ行きのチケットをゲット!

20220709-22-48-45s なんとかナポリへのチケットは予約できた。電話を切ってしばらくすると、ANAからe-チケットが発行されメールで届いた。グローバルWifiのトランジットオプションを付けておいて良かった!しかし、受け取ったのはあくまでもメール添付のPDFで現物のチケットではない。この状況ではプリントアウトもできない。とにかく現物のチケットを手にするまでは安心できない。
朝の4時にカウンターが開くと言うことだったので、3時半くらいに様子を見に行ってみるとすでに多くの人が並んでいた。しかし、それは手荷物預かりカウンターの列。チケットカウンターやチェックインカウンターには人はいない。どこでチケットを発行して貰えるのだろう?ターミナルを歩き回りそれらしい場所が見つけられず元の場所に戻ると、チェックインカウンターが開いていた。ダメもとでそこに並び、メールで届いたe-チケットをPCで開いて画面で見せると、パスポートの提示を求められ、すんなりチケットを手にすることができた。羽田で預けたままの手荷物についても尋ねてみたら、引換証を見せろと。タグをスキャンして画面上でなにやら上書きしたようで、これでナポリで受け取れるという。不安は残ったがこの時点では信じるしかない。

再度の手荷物検査と通関

新しいチケットを手にしたのは良いが、時刻はまだ午前4時過ぎ。チケットを確保できたことで安心したら、昨日からまともに食事をしていないことを思い出した。朝ご飯を食べたいと思っても空港内の店舗はまだ開いていない。ナポリ行きの飛行機は夜の9時発。まだ16時間もある。しかし、空港の周りには何も無いしここで空港を出てフランクフルトの街へ出たとしても何か悪いことしか起こる気がしない。そもそもトランジットのチケットが結果的にストップオーバーになったので、出国時の通関でドイツのコロナ入国規制がどのように適応されるのかもわからない。ここはまず改めて通関手続きを済ませて搭乗ゲートを確認し、安心したい。

20220625-5-10-39s 20220625-5-07-59s_20220711214901 再び搭乗口があるAターミナルに向けて、ほぼ22時間前に通過した手荷物検査とパスポートコントロールへ。昨日は長いこと並ばされたが、まだ到着便が着く前の早朝(昨日と1時間しか変わらないが)なので並ぶことなくスムーズに通過。搭乗口へ向かう途中にある、昨夜長い時間並んだサービスカウンター前には、昨夜からそのまま待ち続けているのか、それとも単にベンチに腰をかけているだけなのか、10人ほどの人がいた。
A23搭乗口に向かう途中に、もうパン屋さんがオープンしていて10人ほどの列ができていた。そういえば昨日の昼からほとんど食べていない。遅延のお詫びにとメールで届いていた、ターミナル内の飲食店で使える一人4ユーロ分のクーポンが使える。とはいえそれほどお腹が減っているわけでもないので、二人でサンドイッチを一つと怪しい顔つきのクッキー、カプチーノを手にし、白み始めた滑走路が眺められるテーブルで椅子に座り、ほっとひとごこちついた。

オープンと同時にラウンジへ

6時のオープンと同時にルフトハンザ航空のラウンジに入ると、ソファが設置してある奥の部屋に直行し、妻は長ソファでそのまま寝てしまった。フランクフルトに到着してからほとんど寝ず、キャンセルになった飛行機から降ろされてからは3時間ほどロビーのベンチに座っていた以外はほぼずっと立ちっぱなしだったから無理も無い。

荷物が心配なので僕まで眠るわけにはいかない。時差ぼけのせいか、珍しく機内で睡眠を取ったためか、幸いなことに眠くない。昨夜チェックインするはずだった宿や、本当ならこの日インタビューする予定だった取材先への連絡など、様々なところに連絡をして調整が必要だ。時間はたっぷりあるが、調整は午前中に完了してナポリでの予定をクリアにしておきたい。

ナポリ行きの搭乗手続きが始まる20時半まで14時間以上、このラウンジで再び長い時間を過ごした。

1時間遅れでナポリへ出発

搭乗時刻が近づきA23ゲートに行くと、ちょうど飛行機が到着してゲートに着くところ。しかし、これから乗客を降ろして出発準備だと21時の出発は無理では?乗客が全て降りるのを確認すると、いきなりナポリ行きの便の搭乗が始まった。といっても今着いた飛行機ではなく、ボーディングブリッジの横の階段を降りてバス乗り場へ。意表を突かれたが、同時に安堵も。
20220625-21-22-45s 20220625-21-22-23sバスに乗り飛行機へ向かうと、ちょうど太陽が地平線の向こうに沈み、上空には幾筋もの飛行機雲が交差していた。僕たちがこれから乗り込む飛行機も無事に飛び立ち、白いラインを描くことができるように、と祈るような気持ちでタラップを登った。

搭乗してからもなかなか扉が閉まらない。結局、定刻を1時間遅れで出発し、すっかり暗くなったドイツ~イタリアの夜景を機窓から見下ろしながらナポリに着いたのは午前0時。

預けたトランクは果たして!?

着いてすぐに宿へ連絡し、ピックアップの車の予定変更依頼の連絡を入れる。しかしこんな時間にメールを読んでくれるかだろう? Baggage Claimでトランクが出てくるのを祈るような気持ちで待つ。

ロストバゲージ対応カウンターを既に多くの人が取り囲んでいる。前に到着した便に乗っていた人たちだろう。僕たちもまた、ここでも並ぶことになるのだろうか?そんな不安がよぎる。レーンの前で待ったのは15分?それとも30分?ずいぶん長い時間に感じたが、見覚えのあるトランクが流れてきた!

無事に荷物を受け取り通関すると、出口で僕の名前を探す。1時間も遅れたのでキャンセルになってはいないか?ドライバーは帰ってしまったんではないか?再び新たな不安が湧いてくるが、名前を見つけることができた。しかし、何か様子が変だ。ポケトークを介してなんとかコミュニケーションを取ると、「ドライバーは50分待ったけど帰ってしまった。新しいドライバーがもうすぐ来るので、それまでベンチに座って待っていて欲しい」という。やがて新しいドライバーがやってきて、午前1時、ようやく宿に到着。

自宅を出発して実に62時間半。ほぼ3日がかりの長旅であった。あ~疲れた。

欧州への渡航は当分控えるが吉。日本だけが鎖国政策を続けているおかげで大変な目に遭ったーその4 帰国編に続く

 

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2022.06.24

欧州への渡航は当分控えるが吉ーその2 まさかのフライトキャンセル!トランジット大混乱編-初日

羽田を定刻に出発し、長い空の旅がスタートした。
ロシアのウクライナ侵攻開始後、日本と欧州を結ぶ航空機はロシア上空を飛べなくなったので大回りをすることになった。ロシアを避ける北回り、あるいは南回りの航路は、どちらになるかは直前までわからないらしい。航路が変更になる度に到着時刻や出発時刻の変更がメールで届いていたのだ。最終的には北回りで、通常よりも約3時間長い15時間半のフライトでフランクフルトへ向かうこととなった。

夏至を過ぎたばかりの北極圏に入ってからは、窓から左後方にずっと朝日が見えている。一方で、右の雲の上には三日月も輝いている。
20220624-10-46-17s

生まれて初めて見る氷河は、特別な景色

グリーンランド上空にさしかかると、眼下には氷の大地。島と言うには巨大すぎる一面に広がる白い風景。生まれて初めて目にする氷河と、それが作り出した景色。
20220624-8-21-44s海岸線には流氷と言うには大きすぎる氷の塊がたくさん浮いている。

窓からずっと景色を眺めていると、「私たちも普段見ることが無い景色なので、窓の外をつい見ちゃうんですよ」とCAさん。そりゃそうだろう。航空会社からしてみれば、片道3時間も余計に飛ばせばそれだけ燃料も余分に使うわけだから、コスト増は半端じゃない。12時間が15時間になったということは、単純に25%増。そんなコストが掛かる遠回りな航路を飛ばすことはない。それだけ特別なことなのだ。

さすがに15時間半はワインを飲み続けるのにも、映画を見続けるのにも長すぎる。珍しく途中睡眠を取りながらのフライト。そして、食事もとても中途半端。離陸直後に夕食は普通なのだが、到着は現地時間の早朝5時すぎ。到着前の食事は朝食という案内ではなく軽い食事。朝食にしては重いし、朝から食べるようなメニューでもない半端なものだった。提供する時刻が3時とか4時で早朝とはいえ、窓の外はずっと明るいんだから、個人的には気分を切り替えるべく朝食を提供して欲しかった。

フランクフルト国際空港は多くの人でごった返していた

早朝の5時過ぎにほぼ定刻通りにフランクフルトに到着。フランクフルト国際空港も欧州の巨大ハブ空港の一つ。乗り換えのためにパスポートコントロールを経て次のAターミナルを目指す。羽田空港とは打って変わって人でごった返す空港。Aターミナルでも再び長蛇の列に並んで手荷物検査を終え、搭乗口近くのラウンジへ。ナポリ行きの便は16時発。早い便が満席でこれしか取れず、8時間ほどこのラウンジで過ごすことになる。目の前は誘導路で、滑走路とターミナルを行き交う多くの飛行機が通り過ぎていく。日本では見ることが無くなったB747もルフトハンザでは現役でたくさん運用されているのに驚いた。

ガラケーが使えない!

20220624-9-07-06sトランジットの空港で過ごす時間が長いことが予めわかっていたので、グローバルWifiもトランジットオプションを付けていた。ラウンジに入った時刻は午前7時前、日本時間では金曜日の午後2時前。たくさん溜まっているメールのチェックや返信をしながら気になる事があり、電話をしようと携帯を取り出すと圏外!
iPhoneは繋がって既に現地時刻が表示されているけれど、通話用にメインで使っているガラケーは繋がっていない。ドイツは3Gサービスを終了しているのか!日本でももうすぐ終了するから、通話専用に待ち受け時間が長いスマホを探して機種変更しなければならないな。
まあ、スタッフが対応してくれているので、急いで電話するほどでもない。メールで確認・指示をして一件落着。日本出発前に予約を入れていたPCR検査も、予約確定のメールが届いていた。これで帰国前のPCR検査所を探す手間からは解放された。
搭乗開始までそのままラウンジで過ごした。

搭乗して3時間後になんと!

20220624-16-08-17s 搭乗時刻が近づきラウンジを出、搭乗口へ。あとはナポリへ向けて飛び立つだけ。搭乗し座席に着いてしばらくすると機内アナウンス。航路途中の天候が悪く、20分ほど離陸を遅らせてこのまま待機するという。見る限り、空港上空はそんな風には見えない。しかし、iPhoneの The Wether Channnel で雨雲レーダーを見ると、確かに南に発達した雨雲が見える。

20220624-18-36-17sそれから何度も出発を遅らせるアナウンスが続き、雨も降り出した。チョコレートが配られるなどしている間に既に3時間。そしてついにフライトキャンセルのアナウンスが!その後のことは地上係員が対応すると言われて飛行機を降りるとそんな係員の姿はなく、搭乗口のスタッフに尋ねると前の人についていけとだけ。

2時間半並んだ末に放り出される

延々と歩いて着いていくと、たどり着いたのはルフトハンザのサービスセンターのカウンター。20220624-21-34-07s 対応する窓口は3つだけなのに数百人の長蛇の列。キャンセルになったのは僕たちの便だけでなく他にも複数になった様子。急いでその列をたどって最後に付く。その後も列は伸び続けるばかり。空港スタッフから配られる水やオレンジジュースを受け取り並ぶこと2時間あまり。ようやくサービスカウンターが見える位置まで進んだ。

ところが、突然カウンターのロールスクリーンが降ろされた!22時で業務終了と言うことらしい。並んでいた客から怒号が起きるがそんなのお構いなし。なんの説明も無い。カウンター前に立っていたスーツ姿のスタッフを取り囲んで詰め寄るが、彼らはセキュリティスタッフなので何もできないし応えられないというばかり。そこに並んでいた数百人の乗客は、文字通り放置状態に。

ホテル手配のカウンターにも長蛇の列

スーツのセキュリティスタッフは取り付く島も無かったが、一人黄色い保安ベストを着た短髪のオジさんが一生懸命に応えようとしていた。自分には何もできないが、航空会社がホテルを手配してくれるはずなのでそこへ案内すると言う。10人ほどが彼に付いてターミナルを出、搭乗手続きカウンターを急遽ホテル手配専用カウンターにした所に案内された。ここにも長蛇の列。

しかし、ここでホテルを手配してもらったところで振り替えの便が手配できるわけではない。案内してくれたオジさんにポケトークを使って質問を繰り返す。

「チケットカウンターが開くのは何時ですか?」
「午前4時過ぎには開くはずです」
「空港ラウンジには入れますか?」
「ラウンジも閉まっているので入れません」

こうなると、このまま空港に留まりチケットカウンターが開く4時にカウンターに並ぶしかないか。

国際電話で日本のANAデスクに

妻と二人、空港のベンチに座り朝を待つ。しかし、そもそもマイレージで手配したチケットだしドイツ語(あるいは英語)で交渉するのでスムーズに進むとは思えない。それよりも、ANAで手配し直してもらう方がきっと確実だ。ネットでドイツの窓口を検索するが見つからない。有っても9時過ぎなければ繋がらないだろう。それなら、国際電話で日本にかけた方が早く解決できる。ANAのデスクは午前8時から電話を受け付ける。ドイツ時間では午前1時。
1時になるや、国際電話で日本のプラチナデスクへ電話をかける。相変わらずなかなか繋がらず3分ほど待ってやっと繋がった。電話口の先のオペレーターに状況を伝え、できるだけ早い便で座席を確保して欲しいと依頼。そのまま待つこと数分で、なんとか最終便が確保できた。
20220625-1-14-46s本当ならもっと早い便が望ましいが、それ以前の便は既に満席。チケットカウンターが開くまで待っていれば、下手をすれば翌日の便さえも取れなかったかもしれない。流石は日本の航空会社!顧客ファーストのこの安心感!
加えて、あの空港スタッフのオジさん(恵愛の意を込めて)のおかげで、自分たちが今置かれている状況が冷静に分析できて次の対応策も考えられた。ルフトハンザの冷たく無責任なスタッフだけだったら、この難局は乗り越えられなかったかもしれない。オジさん、有り難う!

そのまま、チケットカウンター・チェックインカウンターが開くのを近くのベンチで待つことにし、朝が来るのを待った。

トランジット大混乱編-2日目 につづく

 

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2022.06.23

欧州への渡航は当分控えるが吉。日本だけが鎖国政策を続けているおかげで大変な目に遭ったーその1 出国編

20220623-18-46-49s
国内線の移動で貯めたマイレージを使って妻と二人、だいたい2年に一度のペースで海外の子育て事情取材に出かけていた。しかしコロナ禍のせいで次の予定が立たなくなった。最後は2019年のベルギーなので、そろそろ3年。マイレージも期限切れでポイントが消滅しそうだ。COVID-19も変異を繰り返し、オミクロン株になってから世界は急速に変化してきた。G7各国を始め、ワクチン接種が進む日本以外の先進国は徐々に渡航規制を緩め始めた。そろそろ頃合いかなとイタリアへの取材を決断。イタリアのインクルーシブ教育について、現地で子育てしている日本人に取材するのでイタリアの都市であれば何処でもよかった。どうせなら地中海が見える明るいところが良いと、ローマやミラノ、フィレンツェではなくナポリを選択。

燃油サーチャージ たかっ!

3月3日にANAへ問い合わせ、行きはANA便でフランクフルト、ルフトハンザ便に乗り換えナポリへ。帰りはチューリッヒ乗り換えのスイスエアで予約が取れた。航空チケットはマイレージで無料だけれど、燃油サーチャージと空港利用税が一人58,120円、二人で116,240円!
※6月のチケット決裁だとさらに倍の232,480円になっていた!

宿泊はホテルがバカ高いので、booking.comでB&Bを予約。7泊で729,84 €。予約時点では1€125円前後だったので9万2千円ほど。その場でカード決済しても良かったが、ロシアがウクライナに侵攻を始めて先が読めなくなった。場合によっては渡航も諦めざるをえない可能性もあるので、現地払いにして決済を先送りにした。

欧州各国は次々とコロナ規制を解除

3月の時点では、イタリアも、トランジットのドイツも入国に際しての様々な規制が残っていた。ワクチン接種証明書やPCR検査陰性証明に加え、イタリアは欧州デジタル式旅客位置情報フォーム(dPLF)の登録も求められていた。ドイツではトランジットでも最終目的地を客観的に証明する書類の提出(dPLFでOK?)が求められていた。入国時のPCR検査陰性証明書を求められるかもしれないので、出発前にPCR検査できるクリニックなども調べていた。
ところが、4月に転倒、救急搬送される羽目になり、しばらくの間イタリア取材どころではない日々を過ごした。場合によっては中止か?とも思われたが順調に快復、予定通りに出発できる目処が立ってきた。
一方、僕の身体が快復するのと同調するように、時間経過とともに欧州各国は入国時のコロナに関する規制を
徐々に緩め、5月になるとイタリアはdPLFの提出は必要なくなり、6月にはパスポート以外には何も提出する物は無くなった。日本のように几帳面で厳格なドイツでさえ、6月11日に全ての入国制限が解除された

しかし、日本は変わらず従来通り全ての規制を継続。ワクチン接種証明だけでなく、入国時には72時間以内のPCR検査陰性証明が必要。日本の航空会社であるANA便で出国するので、ひょっとしたら出国時にもPCR検査の陰性証明が必要なのではと問い合わせると、「航空会社が到着国の規制を越えた条件を要求することはありません」とのこと。要するにPCR検査は必要なくなった。これで、出国時のPCR検査代金(2名分で約4万5千円)が浮いた。何よりも、(日常でまず感染のリスクはないが)直前の検査で陽性→渡航中止になったらどうしよう!?という無駄なストレスから解放されたことは大きい。

日本だけは厳重な規制を継続

ウクライナ情勢を受けて、欧州路線の各航空会社は日々対応を迫られていた。ANAからはいきなりのキャンセル連絡。すぐに電話をするも、なかなか繋がらない。連日、急な運休や欠航の連絡を受けた予約客が問い合わせの電話をするものだから、電話が繋がらなくなっているのだ。サイトにも「現在多くのお問い合わせをいただき、電話、係員によるチャットともにつながりにくい状況となっております。ご迷惑をおかけしますことをお詫びいたします」と掲載されている。フランクフルトに飛べなければその後のチケットは意味が無くなる。しかし、機材変更による座席移動で事なきを得た。その後も、ルフトハンザ、スイスエア共に複数回の発着時刻変更や機材変更、座席移動の連絡メールが届いた。
出発まで、ANAやルフトハンザ・スイス航空から度々メールが届き、ドキドキさせられ続けた。

出発の直前まで日本の入国規制が緩和されることを期待したが、参院選に突入したことで叶わず。出発の前日、ナポリでPCR検査が受けられる所を探すと1件だけ見つかった。出国の2日前検査の受付がギリギリ可能なタイミングだった!なんとか予約を入れ、現地での受け入れ確認の連絡をもって確定(2人で47,506円)となるが、確定の連絡は無いまま羽田空港へと向かった

閑散とした羽田出発ロビー

3カ月かけて様々な調整と準備をし、パスポートやワクチン接種証明なども事前登録をし、オンラインチェックインを済ませてから羽田空港に到着。現地だけでなくトランジットの空港でもネットに困らないよう予約していたグローバルWifiの端末を受け取り、荷物を預けるためにANAのカウンターへ。

20220623-20-14-15s 羽田空港の搭乗受付カウンターがある3階は閑散としていた。出国手続きも並ぶことなくスムーズに通過し搭乗口へと向かうも、途中のブランドショップや免税店は全て閉店。なんともワクワクしない先を暗示させるような出国となった。

その2 トランジット大混乱編-初日 につづく

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2022.01.03

2022年 初フライトはアップグレードで富士を見ながらお節

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2022年、今年は珍しく福岡でも晴れて初日の出が拝めたらしいが、例年通り東京で初日の出を拝んだ。
そして昨夜の紅白歌合戦を思い出そうとしたが、ほとんど思い出せない。ネットや元旦の正月番組では紅白の話題も盛り上がっているのに……
正月早々、2022年の紅白は録画して見直すことを心に誓った。

20220101-130411s元日は家を出たこども達もパートナーと一緒に集合し、賑やかなお正月となった。これまではバラバラに買ったり作ったりしたお節料理をお重に詰めていたが、今年は人数も増えるしということで、初めてamazonでお節の3段重を購入。
黒豆や数の子、海老、がめ煮や卵焼き、焼き豚などの定番料理は別に用意し、こちらのお重は品数が多くて一つ一つは少量だったので、酒を飲みながら手を出すのにちょうど良かった。

大晦日から大量のアルコールを消費し、結果、玄関先には多くの空き瓶が並んだ。

2日は朝から映画99.9を見て、お昼は何故だか猛烈にラーメンが食べたくなり(映画のせいではなく、年末からのお酒の締めに胃袋が今頃になって欲した!)幸楽苑であっさり塩ラーメン。

そして例年通り、3日に福岡へ。予約していた便は国際線仕様の787Mだったのでプレミアムクラスの席数が多く、アップグレードポイントで無事プレミアムクラス、しかも富士山が見える窓側を確保!

20220103-130553s
離陸すると、久しぶりに上空からの富士山を拝むことができた。
機内では、2度目のお節料理をつまみ、スパークリングワインで改めて新年を祝いながら福岡へ。

今年も安全に、良い釣りができますように。

 

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