カテゴリー「梅野川」の記事

2022.08.07

あの桜の木も!3週間で大きく変わった梅野川、今シーズンはダメかも

東北から北陸にかけて線状降水帯が発生し、大きな被害が出る一方で、福岡は猛暑日が続き雨がほとんど降らない。降っても本当に局所的なにわか雨。土曜日の天気予報は午前中弱い雨が降るということだったので、雨で魚の活性が上がるのではと期待して、梅野川へ。筑後川本流はずいぶん水が減っている。山を登り始めると途中から路面が濡れていた。夜明け前に雨が降ったのだろう。
梅野川に到着すると釣り人の車は無い。一番乗りは良いけれど、想定外に川は濁っている。減水気味かと思っていた水量も、むしろ少し増水気味。こういう時にはまず中間育成場前から入渓して様子を探る。育成場前の階段を降りて驚いた。渓相がまた大きく変わっている。3週間前とはずいぶん違う。この3週間で、渓相を変えるほどの雨が降ったのか。
下流部では、藤蔵川に重機が入り災害復旧の河川改修工事が始まったため、泥水が流れ込み、間地橋辺りは川底が黄土色になっていた。さらには、春の楽しみの一つだった、間地橋脇の桜の木がなくなっていた!切り倒されたのか、それとも風や腐食で倒れたか?

Dsc_1691s2Dsc_2123s写真左は昨年の4月、そして右が今。手入れされていた植え込みも、雑草だらけになっていた。昨年か今年、ワンちゃんもいなくなっていたが、ここの家主さんだった老夫婦はひょっとして引っ越されたのか?
遊漁券を扱っていた近藤商店も数年前に閉店して、人の気配が無くなっていたし、この小さな集落もいよいよ限界なのだろうか。

いつも流星号を駐める駐車スペースからスロープを降りて少し登ったところ(休耕田下の岩盤に当たる淵の少し下流)にもフレコンバッグの土嚢が積まれ、護岸工事らしきことが始まっていた(写真の赤枠)。

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釣果はと言うと、まったくのボウズ。チビヤマメさえも釣れなかった(チビヤマメの反応はあったが)。唯一、ヤマメの姿を確認できたのは梅野橋手前の大きな淵。あまりに反応が無いので久しぶりに淵の所まで釣り上がり淵を覗き込んだら、足下の岩盤脇に8寸ほどのヤマメの姿。しかし、すぐに沈んで行った。
試しにドライやらニンフやらを投げてみたが、釣れたのはアブラバヤだけ。

梅野川は8月中は諦めよう。シーズン終盤、産卵に向けてたくさん虫を捕食する頃に期待しよう。

ヤマメの姿が見たくて背振へ

昨日(土曜日)はボウズの上に梅野川があまりにも大きく変わりつつあることにショックを受け、早々に納竿して帰宅した。
帰宅後もなんだかモヤモヤし、せめて小さくても良いからヤマメの姿を見たい!と今日は背振へと向かった。良型のヤマメは望めないかもしれないが、少なくとも天然の綺麗なチビヤマメは遊んでくれるだろう。

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期待通り、6寸のヤマメが出迎えてくれた。
他にもチビヤマメが数尾、合わせそこねで取れなかったものの良型も出て昨日のモヤモヤもすっかり晴れ、午前中で満足して山を下りた。

 

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2022.07.17

今シーズン最大、梅野川で22cmのヤマメ。なんとかボウズを回避

先週に引き続き、2週続けての金曜深夜の大雨。宮崎や鹿児島、熊本の九州南部などに線状降水帯予測が出された。福岡市でも激しい雨が降ったが、災害になるほどではなかった。土曜日は朝から晴れて、あの雨は何だったんだろうかという感じ。三連休、残念ながら月曜日は用事があるので、釣りに行くとしたら日曜日しかない。あれだけ降れば日曜日でも川は増水している可能性が高い。
背振の方なら雨の降り具合から言ってもそれほどの増水ではないだろうが、久しぶりに梅野川へも行きたい。国土交通省や福岡県、大分県が設置している河川カメラをチェックすると、筑後川はそれほどの増水ではなさそう。ただ、上流部にカメラは設置されていないので、下流部の様子から想像するしかないが、これくらいなら梅野川はいけるかな?

とやってきた梅野川。増水しているけれど、途中渡渉できなくて引き返すほどの増水ではなさそう。ただ、これだけ水が出たと言うことは、流木止めにまた流木が溜まっていよいよ通過は難しいだろう。そうなると、下流部は鯛生川との合流点から流木止めまでを遡上してくるヤマメを狙って釣り上がるか、スロープから降りて遠巻きに流木止めまで下って堰堤下まで釣り上がるか。下流部はどちらに入っても、退渓するにはまた川を下らなければならない。

上流部は堰堤上から入渓すると、中間育成場近くまで行かないと退渓できない。増水していると入渓をためらってしまう。一番安心なのは中間育成場前から入渓して様子を見ることだが、上の道から見下ろすと残念ながら育成場前には既に車が駐まっていた。車をここに駐めて堰堤上から入渓した可能性もあるが、それならそれで仕方ない。引き返し、堰堤上から入渓することにした。増水しているし渇水時ほど先行者の影響はないだろう。
入渓しようと斜面を降りると新しい足跡。やはりここから入渓していたのか?それとも昨日の釣り人の足跡?

川に降りると、増水して流れが川幅いっぱいになっていた。本来の流れは白泡だらけでドライフライを流しても魚の反応は無い。どうも水面を見上げている感じがしない。ニンフを流してみても全く当たりが出ない。かつて大ヤマメが定位していたプールでも、ドライにもニンフにも反応無し。このままだと、ボウズであがることになるかもしれない!こうなると、ドライで流れの緩い小さなポイントを攻めていくしかないか。

流れの緩い瀬や岩陰の巻き、カガミにフライを落としていくと、小さなヤマメの反応が出てきた。これまでまったく魚の気配も無かったので、小さくてもヤマメの反応は嬉しい。そして、こんなちっちゃいのがスレで。
Dsc_2105s一応、ヤマメをキャッチすることはできたけれど、小さいしスレ掛かりだし、なんとも微妙な感じ。しかし、明らかにヤマメがフライに反応するようになってきた。

このしばらく後、6寸ほどのヤマメがフライをくわえたが、食いが浅かったのか残念ながらバラシ!岩陰からでたヤマメは綺麗にフライをくわえたと思ったらすっぽ抜け。尾びれの大きさから7寸は超えていたと思うのだが…

中間育成場前を通過し、橋を越え、もうすぐ退渓ポイント。このまま終わってしまうのか?深いプールで良い型のヤマメが飛び出したがこれもフライをくわえることなく白泡の中に消えて行った。
ここが最後と決めた小さなプールで、沈み石の裏側にカディスをしつこく流すと、下から黒い影が浮いてきてフライをくわえた!久しぶりの強い引き。グイグイ泳いでなかなか姿が見えてこない。岩の下に潜ろうとあまりに動かないので、フックが外れて何かに掛かってしまったのかと思ったが、ティペットの先に魚の気配を感じる。慎重に駆け引きをしながら引き寄せ、無事にネットに!フライは上顎にガッチリ食い込んでいた。

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8寸には届かないものの、立派な体高の22cm。今シーズン最大。かつての梅野川ならアベレージサイズかそれ以下だろうが、今の梅野川では十分大きい。この1尾で正真正銘、ボウズは免れた。

今シーズン、8寸越えはなるか?

 

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2022.06.18

お守りを持って2カ月ぶりに出かけた梅野川は渋かった

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先週の釣行で、2カ月の間に季節が進んでいることを痛感した。解禁直後のライズを想定してミッジフライを充実させていたが、もう初夏。フライボックスを見ると肝心なフライが心許ない。早速、僕が信頼しているflyタイヤーのpeterno1さんにフライをお願いすると、フライと一緒にお守りを送っていただいた。そして「健康体の時の6~7割がMAXだと判断をする様にして下さい」とのメッセージも。

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フィッシングベストの内ポケットに神様を偲ばせ、久しぶりに梅野川へ流星号を走らせた。体調万全ではないので、釣行と言うよりは川の様子を確認しに行く感じで普段よりもちょっとゆっくりめのスタート。東へ向かうときのお約束は、朝倉の三連水車の前を通過すること。九州が梅雨入りして三連水車にも水が通され(前回通ったときには設置はされていたけど動いていなかった)、力強く水をくみ上げていた。

梅野川へ向かう大分県道647号栃野西大山線は、工事箇所が増えて片側交互通行が何カ所もあり、1回の赤信号で2分ほど待つことが3回ほどあった。出発がゆっくりめだったこともあり梅野川へ到着すると、間地橋の前には白い大型のワンボックスが駐まっていて、川を覗き込むと釣り人の姿が確認できる。それではと上流部へ移動。途中車が駐まっていないのでもしやと期待したが、中間育成場へと渡る橋のたもとに北九州ナンバーの軽が。さて、戻って堰堤上から入渓するかと思案したが、体調は万全ではないしpeterno1さんからの「ご家族に心配されない様に行動して下さい」とのメッセージもあり、先行者がいることを承知で中間育成場前から入渓し、その上の橋までをゆっくり釣り上がることに。

福岡市内はずっと雨が降らず川は減水気味かと思っていたら、梅野川は平水よりも多め。本当ならヤマメが出ても良さそうなポイントでもやっぱり反応はない。明らかに先行者の後を釣り上がっているなと確信しながらも、そのまま釣り上がる。出るヤマメは10cmほどのチビばかり。
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橋の下でRodを振っていると、朝の間地橋脇に駐まっていたワンボックスがやってきた。下流部をひととおり釣り上がって移動してきたのだろう。しかし、僕の姿・流星号を確認してすぐに戻っていった。橋の直ぐ上まで釣り上がって退渓すると、そこに駐まっていた北九州ナンバーの軽は既に移動していた。流星号へ戻る道には真新しい濡れた足跡。軽の持ち主が中間育成場で退渓してこの道を歩いて戻ってきたのだろ。

退渓したもののまだ午前中でお昼にはちょっと早い。流星号に戻りまずは移動しようと下っていると、flyfisherが歩いている。あの足跡の主だろうか。声をかけるとやはりそうで、まず橋の所に車を駐めてそこから上流部を釣り上がり、車も移動して堰堤上から再び入渓して釣り上がって育成場から退渓していた。20cmくらいのヤマメも含め数は出たというので、ヤマメがいないわけではないのだと安心した。

上津江に移動することも考えたが、安全第一。梅野川の見えている範囲でもう少しだけ竿を出して帰ることに。お昼を食べて午後もやはり反応するのはチビヤマメばかり。成魚放流があったならここには絶対良いヤマメが着いてるだろうな、というポイントがいっぱいあるのに何の反応も無い。たまに反応するチビヤマメに虚しくあわせを繰り返して釣り上がって行くと、なんだか雲行きも怪しくなってきた。
天気予報では雨が降る予報はなかったが、山沿いでは天気の急変もあるかもとは言っていた。今日はここまでだな、と納竿して流星号に戻りタックルをしまい運転席に着いた途端、激しい雨に。お守りのおかげかpeterno1さんの忠告のおかげか、良いタイミングであがることができた。いずれにしても有り難うございました!

帰宅すると、福岡市内は終日晴天で雨が降らずに暑かった、と母が庭に水振りをしていた。

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2022.04.09

梅野川でやっと7寸。下流部堰堤までは明るく開けていた

2022年、梅野川3度目の釣行。1週間でずいぶん季節が進み桜もすっかり散ってしまった。先週は到着した時の気温は流星号の外気温計では2℃だったが、1週間経った今日は8.5℃。といってもまだ10℃に届かない。下流部は午前中ほとんど日が射さないので水温も上がらない。ヤマメの活性も上がらないので、朝から日が射す堰堤上の上流部から入渓。

しかし、日は射していてもまだ水温も低く水面は静か。先週ライズがあって20cmのヤマメが出たプールも沈黙。ニンフを沈めてみるも反応無し。10時を過ぎる頃、日が当たる流れでドライに反応が出る様になってきた。とはいっても相変わらず4寸~6寸のヤマメばかりでまともに口を使わない。
11時頃になるとヤマメの活性も上がり、フライへの反応も良くなるが、食いが浅いのかバラしてばかり。正午近く、ゆっくりと浮いてきたヤマメがフライを咥えた。
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やっと出た7寸の綺麗なヤマメ。今シーズン、梅野川での記録更新。

この後も、ヤマメは姿を見せるもののフライをつついて引き返したりと、釣果は伸びずお昼に。

午後は流木止めの上から釣り上がり、前回確認できなかった堰堤下まで。
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小さな滝だった段差もほとんど無くなり、その上の流れもほぼ平坦になり、大きなプールがいくつかできていた。川に覆い被さるように茂っていた木々も、流されてしまったのかほとんどなくなっていた。堰堤まで視界を遮るものがなくなり明るくなっている。ヤマメさえいればなあ。


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2022.04.02

2022梅野川釣行2回目 上流部の渓相が大きく変わっていて(°0°)

前回の釣行時には7分咲きだった間地橋横の桜が満開を迎える頃。今シーズン2回目の梅野川に向かった。前回確認できなかった下流部の鯛生川との合流点から流木止めまでと、滝(だった所)から堰堤まで、更に上流部の堰堤上から中間育成場までを確認するためでもある。
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Dsc_1978s 7時半過ぎに梅野川に到着すると、流星号の外気温計では2℃。駐在所前の電光掲示板では1℃だった。流星号から外に出ると、シンプルに寒い!風が無いことがせめでもの救いだった。間地橋横の桜は見頃を迎えていた。
釣りの準備を始めようと足下を見ると、長い釣り糸が。手に取ってまとめると、テーパードリーダー。しかも使った形跡はない。使う前に落としたのか?しかし、ここは釣り人が入れ替わり立ち替わりクルマを駐める場所。クルマに踏まれたりして痛んでいることは間違いない。とにかく、このまま放置していたら自然環境に良いわけはない。とりあえず回収しておくことにした。

川に降りても全く虫の気配は無し。水温は8℃。ドライでの釣りは厳しそうだ。間地橋下から入渓し、ニンフを沈めながら釣り上がるも、全く反応無し。そして何の反応も無いままに流木止めに。
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ここでUターンかと思ったら、昨シーズンの終了前と同じように中央にギリギリ通れるすき間が残っていた。ここをすり抜け、フライをドライに替えて更に釣り上がるも全く魚の気配無し。先週ライズがあった休耕田下のプールも魚の気配無し。そこで上の道路を見上げると黒いワンボックスが見える。ここに車を駐めるのは釣り人しかいない。嫌な予感。更に釣り上がり、赤い橋の上まで行くと、先にflyfisherらしき釣り人の姿が。やはりあの車の主が割り込んでいたか。残念ながら堰堤までの確認はまた次の機会として一旦退渓。
堰堤上から入渓すると次の退渓点の中間育成場までは普通に釣り上がれば3時間以上かかる。まだ午前10時半だ。そこで、中間育成場前から上流部を12時まで釣り上がり、堰堤上の上流部は午後釣り上がることに。育成場に渡る橋の手前の落石の心配が無さそうな所に流星号を駐めて育成場前から再入渓。

中間育成場前のプールにカディスを流すと下からヤマメが浮き上がってきてフライをくわえた。このプールで久しぶりのヤマメの反応。青いパーマークが綺麗な6寸のヤマメ。やはりこのプールにはたくさんのヤマメが付いていて欲しいものだ。
ここから上は日当たりも良くて水温も上がっているのか、虫のハッチもありヤマメの活性も少し高いようだ。ドライフライにも反応があるが、いずれも15cmほどの小さなヤマメばかり。橋の上まで釣り上がり退渓して流星号に戻り、上の安全な駐車スペースまで移動してお昼休憩とした。

Dsc_1993s 20190503-084133s 午後は道路を歩いて下って、堰堤上から入渓。上流部は下流部よりも更に渓相が大きく変わっていて驚いた。入渓してすぐの所にあった淵は岩盤が削られ大きく変化していた(左が現在、右が2019年に写した写真)。右岸側の岩盤が崩れて足場がなくなり、左岸側(写真の右側)の岩場を登って、藪をかき分けて向こうに抜けるしかなくなった。

この有様を見て佇んでいると、目の前でライズ!やはり魚の活性が上がるのは、午後からのようだ。今度こそライズを捕るぞ!と先ずはカディスで様子を見ると、反応はあるが口は使わない。飛んでいる虫のサイズは同じくらいなので、シルエットの違いか。もっとボヤッとしたシルエットの方が良いか?しかしメイフライではなさそう。そこで、CDCのカディスに替えてキャストすると、今度は喰った。

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20cmの綺麗なヤマメ。

この後も、流れの緩い小さな深みからヤマメが顔を出すが、いずれも5寸~6寸。7寸を超える様なヤマメは姿を見せずじまい。
年越しのヤマメはいるはずだから、以前の様な大ヤマメは期待できなくとも、そのうち8寸越えの良い出会いはあるだろう。

今年もボチボチ、天気を見ながら梅野川に通うことにしよう。

 

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2022.03.27

2022渓相も大きく変わっていた梅野川初釣行。成魚放流は今年も無しか?

福岡では桜も満開が近くなった。そろそろ早朝の山道でも凍結の心配はなさそうなので、梅野川の様子を見に行くことにした。

Dsc_1965sまずは栃野交差点の末久商店に寄り、今年の遊漁証を購入する。梅野川に到着すると、最初に確認したのは流木止め。豪雨禍で大量の流木と岩が溜まり、通れなくなっていた流木止めも、昨年一旦綺麗に取り除かれた。しかし、シーズン終盤には再び流木が溜まり、小さな隙間を見つけてやっとの思いで通り抜けていた。このシーズンオフにも度々大雨が降っているので、昨年崩れた岩も動いて渓相は変わっているだろうし、何よりも流木止めはどうなっているのか気になっていた。

Dsc_1951s_20220328211201 流星号をスロープ上のいつもの駐車スペースに駐め、上から流木止めを覗き込むと予想通り、大量の流木が溜まっているのが見えた。これでは、下流から釣り上がってもここで引き返すことになってしまう。

流星号に戻り、上流の様子を見に中間育成場を目指す。育成場へ降りる道路の途中には倒れた切り株が道路側に少し突き出していた。道路の反対側の斜面にはその木の幹らしき物が残されていた。この木が倒れ、中間育成場への道は一時期閉ざされていたのかもしれない。

Dsc_1956s 育成場前にも途中にも釣り人の車は無い。育成場前の道路には直径10cm~20cm前後の落石がたくさん転がっている。ちょっとした雨が降れば上から石が転がってきているのかもしれない。次回からはやっぱり流星号は上に駐めて入渓することにしよう。

Dsc_1954s 入渓前に育成水槽を確認すると、ハウス内の水槽の1つだけに水が張られ、ヤマメが育てられている様だった。かつてはハウス内の全水槽に加え、屋外の水槽にもヤマメがたくさん育てられていたのとは様変わりだ。
育成場前の階段(途中からなくなっている)を降りて入渓。全体的に流れが深くなり、流れの段差が増えていた。ヤマメは付きやすそうな流れになっていたが魚影は薄い。たまに出るヤマメも15cm前後、最大で6寸の18cm。橋から上は山岳渓流の様な渓相になり梅野橋手前の淵まで釣り上がって一度退渓し、お昼休憩。

午後は流星号をスロープ上の定位置に駐めスロープから川に降り、流木止めの直ぐ上まで石だらけの川原を下る。流木止めを上流側から見る限り、やはり通り抜けられそうもない。

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ここから改めて釣り上がるも、ヤマメの反応は薄い。上流部と同様、流れは全体に深くなりヤマメが付きやすそうなのに魚影は見えない。10年前の梅野川なら、こんな流れのそこここにヤマメの魚影が見えていて、サイトフィッシングも楽しめたのが嘘の様だ。
休耕田のすぐ下の岩盤に当たる淵は大きく深くなっていたが、ニンフを沈めてもここでもなんの反応も無い。休耕田の下の流れは護岸に沿って流れが少し広がり緩い流れのプールになっていた。梅野川に通い始めた頃は、ここが長く広いプールになっていて、多くのヤマメが付いていた。いつも数人のflyfisherがこの流れに沿ってRodを振っていたものだ。
その流れにライズ発見!15cmほどの小さなヤマメではあるが、ライズを狙うのは楽しい。フライを何度か交換し、20分ほどかけてやっと喰った!が残念ながらバラシ。それでも、ライズしているヤマメにフライを咥えさせたのだから今日は満足(これが8寸を超える様なヤマメだったら悔しくて仕方ないのだろうが)。

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その後も小さな流れから何度が小さなヤマメが顔を出すだけで、小さな滝がある場所まで釣り上がると、なんと滝がなくなっていた!
ここまで釣り上がったところで退渓。ここから堰堤までと、堰堤上から中間育成場までの上流部は次回確認することにして納竿。
朝は5分~7分咲きだった桜の並木が、帰る頃には一斉に開いてどこも見頃となっていた。桜を楽しみながら山を降りた。

福岡には今日、日本で最初に満開宣言が出されていた。

 

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2021.09.26

2021最後の釣行は梅野川へ。8月の大雨で大変なことになっていた

20210926-061616s2021年シーズンもとうとう終わり。秋分の日に素晴らしい秋ヤマメをキャッチできたので、あの一尾を今シーズンの締めくくりとして、最後の釣行は梅野川の様子を確認しに行くことにした。7月31日の釣行を最後に緊急事態宣言が出て足を運べずにいた上に、8月の大雨の影響が気になっていたので状況を確かめたかった。

西に向かう釣行では毎回眺めていた朝倉の三連水車も、今年はこれで見納め。

梅野川へはスムーズに到着。下流部には釣り人の車は無い。いつものスロープ上の駐車スペースに流星号を駐めて、下流部から入渓することにする。大雨で一番気になっていたのが流木止め。やっと岩も取り除かれ流れが元に戻りつつあったのに、またせき止められているんじゃないか?と。入渓前に道路から覗き込むと…

不安が現実に!
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道路から覗き込んだ流木止めには、多くの大木が溜まっていた。これではまた通り抜けられないのか?と覚悟を決めて間地橋下から入渓。
渓相は大きく変わり、流れもプールもすっかり様子が変わっていた。魚影も薄く、ここはというポイントでもやっと小さなヤマメが顔を出す程度。新しくできたプールや流れが変わった場所にはほとんど魚影はなくなっていた。岩や石と一緒に流されてしまったのだろうか。

たどりついた流木止めは再び多くの木で塞がれていた。引き返すか流木を登って越えるか?通り抜けられるところはないかと探したら、中央になんとか通り抜けられそうな隙間を発見!
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腰を低くして無事に通り抜けると、これまた景色が変わっていた。

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駐車スペース前のスロープ下のプールは更に護岸の石組みが崩れ、スロープもいつ崩れるかわからない。
細かくレポートするとキリが無いので、下流部はこのくらいで。とにかくこの上流もずっとこんな感じで大きく流れが変わっているのは想像できると思います。

中間育成場への橋の上は凄いことになっていた

午後は中間育成場前に流星号を駐め、育成場の前から橋の上まで様子を見ることに。
育成場前のプールは深くえぐられていたようだ。しかし、魚影は見えない。もちろん、フライへの反応は無し。その上流の流れも変わり、いつも良い型のヤマメが付いていた場所も小さなヤマメの反応しかない。

橋をくぐって目の前の光景に息を呑んだ。
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巨大な岩がいくつもころがり、岩の上には大きな流木が乗っていた。
また大雨が降れば、この大石もまた動き、場合によっては橋にぶつかって破壊するかもしれないし、うまくすれば落ちた衝撃で細かくなるかもしれない。いずれにしても来シーズンが始まる頃にはまた渓相が変わっているのだろう。流木止めを塞いでいる大木が取り除かれていれば良いが……

ただ、適度な深さのプールが増え流れの中に岩があったりと、ヤマメが着きやすそうな場所は増えていたので、このまま落ち着いてヤマメの放流が進めば、また良い釣りが楽しめそう。

ヤマメは?

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先にも書いたが魚影は薄く、たまにフライに出るのはチビばかり。しかしプールで大型のヤマメのライズを発見。梅野川でライズに遭遇するのは随分久しぶりだ。フライパターンを変え、サイズを変え、ティペットを9x、フライを#26まで落として長時間粘るもキャッチできず。梅野川にヤマメがたくさん放流されていた頃でも、シーズン終盤の育成場前のプールでは魚影が見ていてライズがあってもなかなかフライに反応しなかった。あの状況だ。一体何を捕食していたのか?来シーズンも釣りができる状況になっていれば、今度こそ!

来シーズン、梅野川にヤマメが戻り、漁協の放流も再開されて楽しい釣りができることを切望する。

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2021.07.31

痛恨の合わせ切れ!それはさておき、梅野川の良い話と悪い話

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4連休は定期検診のために戻った東京で、テレビでオリンピックの観戦をしながらおとなしく過ごした。連休明けの月曜日は、本当なら唯一当選していたボート競技の準決勝も観戦予定だったが、残念ながら無観客開催となったので普通に仕事となってしまった。
福岡に戻り2週間ぶりの釣行は1カ月ぶりに梅野川へ。

間地橋から中間育成場まで、釣り人の車は無し。今シーズン初めて中間育成場前に流星号を駐めて入渓することにする。昨年だったか、杉を伐採した際に重機を通した道を伝って少し下った所から川に降り、そこからまた川沿いに更に少し下った所から釣り始める。

長いこと雨がないので減水しているかと思ったが、ほぼ平水。やはり山はにわか雨などが降り、適当に水を蓄えているのだろう。しかし、魚の方はいつも良型が付いていたポイントでも反応無し。たまに出るヤマメもチビばかり。一番小さなのは5cmあるかないか!
午前は梅野橋下の淵まで、午後は鯛生川との合流点から駐車場前のスロープ下まで釣り上がり、6寸にちょっと欠ける17.5cmのヤマメを2尾、なんとかネットに納めただけ。午後2時過ぎ、突然の大粒の雨で納竿となった。

やっぱり山の天候は変わりやすい。

残念なことに中間育成場は

今年初めて中間育成場前に流星号を駐めて入渓したのは、入渓前に育成場の稼働を確認するためだ。残念ながら、育成場の水槽はどれも空っぽ、乾いたままだった。育成場が稼働していれば、8月には採卵するための選別をし、はじかれたヤマメを放流していたが今年はそれもない。
更には、採卵そのものができないので、稚魚放流も来年の放流も望めない。可能性があるとしたら、他所の養魚場から調達することか。

鯛生川からの遡上したヤマメがたくさん

良いことも確認できた。間地橋下の川底が赤い岩盤のプールには、7寸から8寸ほどの多くのヤマメの魚影が確認できた。鯛生川から遡上してきて溜まっているのだろう。ドライで一度反応があったがその後は沈黙。ニンフに替えて流すと一度ヒットするもバラシ。実はこのプールではなく、上流のプールでも8寸越えのヤマメがフライを追ってきてくわえた。ところが、ヤマメの姿が見えて慌てたのか痛恨の合わせ切れ!フライの結び目ではなく、ティペットの結節部分。7xのフロロの結び目の直下が切れた。ヤマメの口には7xのティペットが付いたままのフライ。バーブレスなのですぐに外れるとは思うが…

成魚放流が無かった梅野川ではあるが、自然繁殖の(あるいは稚魚放流した)ヤマメはきちんと成長して戻ってきていた。間地橋下に溜まっていたヤマメも、増水した時に一気に上流へ登るのだろう。頑張って遡上して、来年に命を繋いでもらいたいものだ。

追記

土曜深夜から日曜朝にかけて、北部九州から山口の一部に、大雨洪水警報が出るほどの大雨が降った。梅野川にも降っただろうから、プールに溜まっていたヤマメは、上流に向けて泳いでいったことだろう。頑張れ、梅野川のヤマメたち!

 

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2021.06.27

ほぼ3カ月ぶりの梅野川は2度の大雨で大きく渓相が変わっていた

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福岡県に発出されていた緊急事態宣言も6月20日で解除となり、久しぶりに梅野川へ足を運んだ。 4月3日に出かけて以来、2ヶ月半。川の状況はどうなのだろうか?

20210626-062118s毎回東へ行く時には、朝倉の三連水車の前を通って行くのが僕のルーティン。前週は東京へ行っていたので釣りに行けなかったが、今回通ると三連水車が稼働していた。九州北部豪雨の水害から復活したシンボルでもあり、田植えシーズンの始まりの知らせでもある。
三連水車の始動を確認して7時半に梅野川に到着すると、釣り人の車は確認できず。今年は釣り人は少ないのだろうか。上流部、堰堤上から入渓すると、また大きく渓相が変わっていた。5月に梅雨入りしていきなり2度の大雨に見舞われた北部九州。その大雨のせいだろう。

最も大きく変わっていたのは下流部の流木止め周辺。重機を入れ溜まった土砂や流木を取り除き、その直ぐ上には城壁のように積み重なった石の壁があったが、大雨で再び流されて壁は無くなり、以前のように流れは道路側に戻っていた。


流木止めを下流側から見ると
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一番上は、流木止めの上流側で撮ったパノラマ写真。パノラマ写真は画像が粗いので、下に2つに分けて載せておきます。これで梅野川の状況がわかるかと思う。
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そして、駐車スペース前のスロープは、川から見るとこんなことに!
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スロープを降りる時には、川から遠い所を歩いた方が良さそう。

Dsc_1816s釣果はというと、序盤はチビばかりが出ていたが、お昼前くらいから20cmが2尾、その後7寸越えのヒレピンが釣れたが、写真を撮る準備中に逃亡!サイズも測れないまま。しかし、7寸は確実に超えていた。ひょっとしたら8寸に届いていたかも?春に放流されたヤマメ(だいたい5寸前後)がそろそろ成長して20cmくらいに育ってきたのだろうか?それでも、魚影は薄い。土砂と共に多くのヤマメが流されたのだろう。

毎年の豪雨禍は7月上旬に発生しているので梅雨が明けるまでは安心はできない。

浮き石が多く、大きな石に乗った途端石ごと下に落ちそうになったり足場が無くなったりと、3回ほど危ない場面が。


梅野川に入渓される方は、浮き石には十分ご注意を!

 

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2021.04.03

ピカピカのアマゴは釣れたけど、今年の梅野川は……

3月下旬に追加放流をしたはずの梅野川が気になり、足を伸ばすことにした。
重機が入った下流部は年越しのヤマメは望めそうもないことは前回の釣行でわかった。蜂の巣湖・鯛生川からの遡上魚に希望を繋ごうとしていたら、鯛生川も重機を入れた工事中でそれも絶たれた。そうなると、堰堤から上の上流部に望みを託すことになる。

そう思いながら向かうと、なんと堰堤上の入渓ポイントの前に白いエクストレイルが駐まり、2人の釣り人が準備をしていた。タッチの差で先を越された!流星号を停めて声を掛けると、大分から来てこれから入渓するところ。梅野川は2回目だという。前回は下流部を釣り上がって堰堤まで行ったけどサッパリだったと。
今年の梅野川の状況を伝え、ここは落石や土砂崩れの心配もあるので車を停める場所を変えた方が良いとアドバイスし、下流部に入渓することにした。

Dsc_1729s

Dsc_1734s いつもの場所に流星号を駐め、支度をしていると漁協のNさんが通りかかって軽トラを停めた。「ごめんね、放流したけどこんな小さいのばかり。大きいのははいっちょらんと」と。まあ、前回も伺っていたので覚悟はしていたけど…

鯛生川との合流点から釣り上がり。あのポイントもこのポイントでもヤマメの反応は無い。小さな浅い流れからやっと小さなヤマメが顔を出す。朱点がはっきりのアマゴも出たが、いずれも15cmほど。6寸を超えるようなヤマメが顔を出すことはなかった。

今回、これまで使っていた梅野川用の大きなネットではなく、昨年ステイホームの間に張り替えたもう一方の小さなランディングネットを持参していたので、小さなヤマメでも写真に撮ると見劣りしない。あの大きなネットは来年まで封印かな。

午後は他の川へ移動することも考えたが、やっぱり上流部も確認しておきたかった。移動するとあのエクストレイルは上の安全な場所に移動して駐まっていた。まだあの二人は上がってきていないようだが、4時間も間が空いているので大丈夫かなと思って入渓したが…
上流部では小さなヤマメが2回反応しただけで、フライをくわえることもないまま終了。
そういえば、朝の二人の釣果はどうだったんだろう?

今年の梅野川はやっぱり厳しいということを再確認した一日となった。チビヤマメが大きくなる夏までは暫く様子見かな。

 

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