カテゴリー「梅野川」の記事

2023.09.09

梅野川での今シーズンは終了。魚影も薄く、来シーズンも期待できそうにないか

1か月ぶりに梅野川へ。中間育成場がきちんと機能していた頃は、8月下旬に産卵のための選別をして、産卵に参加させないヤマメを放流していた。今年はどうだろうか?

到着すると、間地橋前の駐車スペースには佐賀ナンバーの軽ワンボックス、栗の木前の駐車スペースには準備中の釣り人。下流部は2人に先をこされてしまったので、上流部へ。ただ、また熱中症なんてことになると怖いので、堰堤上からではなく中間育成場の少し下ったあたりから上を釣り上がろうと考えて中間育成場へ。幸い、先行者の車は見当たらない。しかし、育成場へ行く途中の道がやたらと荒れていた。たくさんの枝が落ち、育成場直前には大きな枝が道を塞いでいた。流星号を止め、降りて撤去。石ではないので簡単に動かせたが、なんか不安。

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支度を済ませ、まず育成場の様子を確認。敷地の中は草や蔦が生え放題で、入り口の門も暫く開いた様子が無い。育成の水槽は全部空だった。育成場前のプールへ降りる階段へと向かうと、なんと鍵がかかっている!道路の状況もそうだったが、暫く誰もここに来ていないのだろうか?

扉を開けてここから降りたい所だができない。塀を乗り越えるのも、もしもの時が怖い(塀が川側に倒れたりしたら絶対大けがする)。大きく回り込んで、下流から入渓するも魚の気配が無い。そろそろ産卵に備えて喰いが良くなっても良さそうな時期なのだが。水温を測っていないが、水温が高くて底の方に張り付いているのだろうか?

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ヤマメの反応が無いまま、育成場手前の赤い橋をくぐると、その先に倒木が川を塞いでいた。途中の渓相も随分変わっていた。8月に入っても台風やら局地的な大雨やらで、梅野川も大水が出たか。倒木を回り込み、育成場前のプールにたどり着くと、上から声が。ルアーマンが塀を越えて降りてきた。少し話をし、彼は僕の後を釣り上がる。
少し反応が出てきてフライを見に来るヤマメもポツポツあるが、口を使うことは無い。何度か走る魚影を確認し、合わせ切れが1回あったが、いずれもせいぜい5~6寸くらい。

梅野橋下の淵まで釣り上がったところで退渓し、お昼休憩。暑ければここで納竿とするつもりだったが、思いのほか涼しく、午後は栗の木脇のスロープから入渓して堰堤まで。午前中に先行者がいたことはわかっているので、それらしいポイントだけ選びながら。

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結局、一日でこんな小さなヤマメが3尾釣れただけ。早いけれど、2時で納竿。

中間育成場や川の状況、そしてヤマメの魚影を見ると、今シーズンはこれが最後だな。このままだと来シーズンも期待薄かなあ。
津江漁協さん、頑張ってください!

 

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2023.08.05

大雨で再び渓相が変わったものの、下流部は良い感じに落ち着いてきた梅野川

7月の記録的な大雨などもあり、なかなか梅野川へ足を運べなかった。猛暑日が予想されるも、7週間ぶりに到着したときの駐在所前の温度表示は24℃。朝は気持ちいい。間地橋前には釣り人のものと思われる車が1台。大雨の後、水が落ち着くタイミングではダム湖や下流に一度流されたヤマメや産卵のために大きなヤマメが遡上してくるので、下流部を釣り上がりたかったが、出遅れた。栗ノ木前の駐車スペースには大きな落石が。
大雨で上から落ちてきたんだろう。

ということで、今回も堰堤上から入渓することに。しかし草が生い茂り、入渓点までのルートがすっかり隠れてしまって藪漕ぎをしながら(途中転び)川へ降りる。川に降りると釣り人の足跡が残っている。今日の先行者の物ではなさそうだが、釣り人は多く入っていることは間違いない。
大雨の影響ですっかり渓相が変わっていたが、ヤマメの反応は悪くない。ただし、出るのは4~5寸のチビばかり。
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たまに7寸前後の魚影がフライに反応して出てくるも、直前でUターンしたり口を使わず素通りしたりと、かなりスレている。一度良いサイズをかけたが、岩の間に入られラインブレイク。
一日の釣果は4~5寸のチビヤマメはそれなりの数釣れたが、やっと6寸が1尾。

それよりも、猛暑日予想の中での釣りは晴天で気温も上がり汗だく。腰に下げた麦茶と塩タブレットを口にし、時々頭から水をかぶりながらだったが、午前中の釣りを切り上げて流星号に戻るために坂道を上る時にはもうフラフラ。途中で何度も立ち止まり、麦茶を口にしながらなんとか流星号にたどり着いた。クーラーボックスから冷たい麦茶をがぶ飲みし、氷が溶けた冷水を首の後ろにかけて体の熱を冷ます。熱中症ギリギリだったか。
こんな暑い日に釣りをするべきではなかった。

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午後は下流部を流木止めのすぐ上から釣り上がり。tenkaraさんからの事前情報で、流木止めは塞がっていないと言うことだったが、こういう状況だった。一方、下流部の渓相は大雨の流れのおかげで大きな岩の周りが水流で掘られ、変化が出て良いポイントがいくつもできていた。

中間育成場で飼育されているヤマメは採卵のために仕分けされ、採卵に関与しないヤマメは例年だと8月下旬に放流される。今年、お盆明けに成魚が放流されれば、シーズン終盤には良い釣りができそうだけど……

それよりも、ガソリン代の高騰でなかなか遠くに行けなくなってきたなあ。

 

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2023.07.16

再びの大雨。テレビのニュース映像で見えてきたのは変わり果てた故郷、見慣れた川

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またも九州北部を大雨が襲った。この日は東京にいて、朝からテレビの前に釘付けとなった。NHKは編成を変えて被災地周辺の情報をずっと伝え続けた。TBSはネットで上空からのライブ映像を流していた(写真はYouTubeから)。その上空からの映像では巨瀬川から溢れた水が田畑や集落にまで広がり、広くうきは市一帯を覆っていた。母の実家はじめ、この周辺に親戚の家が集まっている。
6年前の豪雨禍では杷木の従兄弟の家が被災し、家を無くしてご主人の実家がある千葉へ引っ越した。この映像を見て気がかりな所へ電話をすると、母の実家は玄関先まで水か来たもののギリギリ浸水は免れたという。他の親戚も巨瀬川の流域で言えば越水した田主丸よりも上流側なので、冠水の水位は低く被害は無かった。

その後もニュースでは見覚えのある場所の被災状況を伝える映像が次々と飛び込んできた。小野川はまたも河川プールの上流で土砂崩れに見舞われ、その上流の集落が孤立していた。東峰村はこの春に赤谷川や宝珠山川などの河川改修工事が完了し、川幅も大きく広げてコンクリート護岸となっていたにもかかわらず、また護岸が削られた所もあった。雨が上がった翌日には、巨瀬川の最上流部、調音の滝の少し下流、星野へのトンネルのすぐ手前で土砂崩れが起こった。

ニュースでは報じられていなくても、何処の河川も大きく変わっていることは想像に難くない。梅野川も、やっと川の状況が落ち着いてきた所だったのに、また流木止めが埋まってしまったかもしれない。

この3連休はまだ増水は治まっていないだろうし、うきはや朝倉、日田では道路沿いの家はまだまだ水害の後片付け中だろう。泥水が溢れた道路はこれから泥が乾いて埃っぽくなる。黒いはずのアスファルトも泥で茶色くなり、雨が降ればまたぬかるむ。川の様子を確認できるのは次の週末くらいだろうが、気が重い。まず、道路状況次第で辿り着けるかもわからない。東北ではまだ大雨が降り続いている

今シーズンも残り実質2か月あまり。時間を大切にしなければ!

 

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2023.06.17

1ヶ月半ぶりの梅野川、数は出るが7寸を超えられず

梅雨の中休みの雨が降らない日が続いたので、GW以来1ヶ月半ぶりに梅野川へ。

8時前に到着すると、下流部には既に1台釣り人のものと思われる車が一台。今回も堰堤上の上流部から川へ降りようとするも、草木が生い茂り入渓ルートが隠れてしまって一苦労。しばらく雨が降っていないとはいえ、2日前には久留米や大分ではゲリラ豪雨が(しかも大分では雹も降った)襲い冠水していたので、その中間にあるこの辺りにも雨が降ったことは想像に難くない。実際、砂地のところには大粒の雨が降った痕が残っている。逆に、入渓ルートが見つからなかった位なので、河原に足跡は見当たらない。暫く釣り人は入っていないのだろう。これは期待が持てる。

入渓してすぐ、ちょっとだけ増水気味の目の前のプールにフライをキャストするとすぐに5寸のヤマメが。このヤマメは放流魚だろうか、少し痩せてヒレも傷んでいる。釣り上がると平瀬からも小さなヤマメの反応。活性は高いようだ。
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最初の深いプールでは、第一投目でフライを追ってくる魚影が。しかしフライを咥えることなくUターン。フライを流すレーンを変えて数投目で今度はジャンプしてフライを咥えてきた。ネットに納まったのは、オレンジのヒレが美しい6寸ちょいのヒレピン。これは放流魚じゃなさそうだ。

引き寄せるときに、フライを咥えたヤマメよりも大きなヤマメが付いてきていたので、もう一尾!と願いながらフライを打ち返すもその後は反応なし。プールを離れ釣り上がるとそれらしいポイントからは次々とヤマメが出てくる。しかし、どれも4寸から5寸。たまに6寸。どのプールにも魚影が確認できるが、やはり同じようなサイズ。中間育成場前のプールでもフライに反応はあるが、どれも小さい。

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育成上へ渡る橋のすぐ上にできた小さな淵では、フライをキャストすると白泡の底から次々とヤマメが浮いてきて咥える。5尾ほどのヤマメをここでキャッチしたが、いずれも4寸~5寸のチビヤマメ。

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午後は下流部へ移動し、スロープから降りて遠巻きに一度少し下り、流木止めの上から釣り上がる。前回は川幅一杯にフラットな流れだったのが、雨による増水などで岩が動き、川底に変化が出て良い感じにポイントができていた。その小さなポイントからもやはり小さなヤマメが次々に。

結局、20尾以上のヤマメをキャッチするも、7寸越えならず。
とにかく、小さいながらも魚影は濃い。今年、水害無くシーズンを終えることができれば、来シーズンには良いヤマメが期待できるかもしれない。その前に、シーズン終盤には6寸、7寸に成長していれば良いなあ。

 

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2023.05.03

放流された?5寸前後のヤマメがよく釣れた5連休初日の梅野川

僕は東京にいたが、昭和の日の4月29日、九州では結構な雨が降った様子。福岡に戻り、5連休はどうするか?連休初日は道路は大渋滞しそうだけど、早朝に出発すればそれほど影響は無いはず。29日の雨もあり、増水が治まっていれば釣り人もあまり入ってない状態で良い釣りができそう。梅野川に行こう。

5時過ぎに出発。普通なら7時半くらいに到着する。今の時期、こんな時間に出発して8時前に川に到着しても、渓に日は射さず水温も低いしヤマメの活性は上がらないのはわかっている。それでも、渋滞は避けたいので早めの出発。
いつもの週末よりも車の数は多いが流れはスムーズ。車が多かったのは松原ダムまで。途中、お昼を買ったりガソリンを入れたりしながらで到着は7時半を少しまわった頃。釣り人の車は無し。気温9℃。ゆっくり準備をして、早く日が入り始める堰堤上から8時過ぎに入渓。まだほとんど日が射していない。水温は9℃。増水はまだ治まっていないようで、平瀬も少し水位が高い。徒渉に注意を要する。

最初に日が差し始め、いつも小さなヤマメが出るプールも反応無し。やがて平瀬の水面にも日が差し始め、水生昆虫のハッチが始まった。オオマダラカゲロウだろうか、大型のメイフライやストーンフライも飛び始めた。いつもならカディスで釣り始めるが、この状況ならメイフライパターンだろう。増水して平瀬にもヤマメが着きそうなポイントが増えている。水温が上がらないので、日が射している平瀬にフライを落としながらゆっくり進む。

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8時43分、プールの流れだしで最初のヤマメ。5寸に届かない綺麗な魚体。水生昆虫のハッチが始まり、ヤマメも水面を向き始めたか。

Dsc_2402s 次の深い淵では、フライを追ってヤマメが底から浮いてきたが、ドラグがかかって直前でUターン。底の方から浮いてくるということは、上を見ている証拠。ティペットやフライをメンテナンスしながら少し間を置き、再びフライを流すこと数投、ヤマメが浮いてきてフライを咥えた。
ぐるぐるとローリングしながらネットに納まったヤマメは22cm。8寸には届かなかったが、良いヤマメ。
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時刻は9時を少しまわったところ。水生昆虫のハッチもますます盛んになっている。

Dsc_2403s そのあとは5寸前後のヤマメがよく顔を出すようになった。一方で、5cmほどの極小ヤマメも。こんな小さなヤマメが釣れるということは、ちゃんと川で繁殖しているということだろう。
木が被さった、かつては良いサイズのヤマメが着いていたプールではライズ発見。魚体は大きくはないが、このプールで魚影を確認するのは久しぶり。フライを替えながら狙うも反応なし。ライズからみると、水面直下の極小のモノを食べている様子。本当ならフローティングミッジピューパを流したい所だが、暗い場所なのでこの2年ほどで老眼が進んだ今の僕には、この薄暗い所でフライを結ぶことも追うことも難しい。ここは諦めて先に進む。

相変わらず、5寸~6寸のヤマメが調子よくネットに納まる。
広く長い平瀬の良さそうなポイントにフライを流すと、理想的な出方でヤマメがフライを咥えた。7寸、21cmのヒレピン。よく見るとはっきりしないが朱点がある。アマゴかハイブリットか。水温は2℃上がって11℃になっていた。
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午後は間地橋下から駐車スペース前のスロープまでを釣り上がることにする。この時期、ダム湖からヤマメが遡上(海からだとサクラマス)してくることがある。運が良ければ、尾びれが尖った銀化したカッコイイヤマメに出会える。過去には5月に間地橋直下で30cmの尺ヤマメをキャッチした。
午後になると水生昆虫のハッチが治まり、メイフライの姿も見られなくなった。フライをカディスに替えて釣り上がる。ポイントポイントで、5寸ほどのヤマメがフライを咥える。流木止めの上流には、かつてのような良い感じの流れが復活し、ヤマメも着いていた。同じようなサイズのヤマメがこれだけ反応すると言うことは、聞いていたように4月下旬に放流したんだろう。
スロープ下まで来たところで浮き石に足を取られて前向きに見事に転倒!上半身びちゃびちゃ。今日は転ばずに済んだと思ったのに(T_T)

退渓しようとしているところで、スロープの方から声をかけられた。宮崎からドライブに来ているというルアーマン。渓相が良いので竿を出してみたくなったそうだ(彼はちゃんと遊漁券を購入していた)。ここで上がるのでどうぞ、と一応ルアー向きのポイントなどを伝えて見送った。

今日、梅野川で釣り人を見たのはこのルアーマンだけ。
GWは釣り人も家族サービスで川には足を運べないのかな?

帰路につくと、対向車線は行楽地へ向かう車がたくさん。栃野では、これまで見たことが無いくらいに信号待ちの車が並んでいた。
この調子だと、明日以降は何処に行っても帰りは渋滞なんだろうな。さて、GW中にもう一度釣りに行くか思案のしどころだ。

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2023.04.28

梅野川の災害復旧工事の様子がわかるサイトを発見

今シーズン2度の梅野川釣行で、災害復旧の様子がわかった。しかし、釣り人目線の写真しか撮れない。梅野川の情報を検索していたら、梅野川の被災状況とその復旧工事全体像がわかるサイトを見つけた。日田市の河津建設株式会社さんのサイト。
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施工物件に、梅野川災害復旧工事 完成 のページ。
ドローンによる上空からの写真で、被災状況、工事途中、工事完了後を紹介している。
※上の写真は梅野川災害復旧工事 完成 からお借りしました。

梅野川下流部の被災状況ならびに工事箇所、復旧後の現状がよくわかります。
上の写真で、左上がいつも流星号を駐めるスロープ上の駐車スペース。そのすぐ下が梅野川へ降りるスロープ。工事完了したばかりなのでコンクリートが白い。右の木立に隠れている部分が田んぼ下の淵。
他の工事箇所も気になる方は、上記サイトで確認されてはいかがでしょうか。

今年の夏、大雨でこれ以上の被害が発生しない復旧工事になっていることを願うばかりです。

 

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2023.04.22

今シーズン初の8寸ヤマメ。梅野川で8寸越えは何シーズンぶり?

今シーズン梅野川釣行2回目。
午前8時半到着、気温14℃、釣り人の車無し。
堰堤上から入渓し、9時実釣スタート、水温10℃。川はまだほとんど日陰で水生昆虫のハッチもまばら、魚の活性は低い。ただ、日が射す開けた水面では水生昆虫のハッチもあり、大型のメイフライの姿も。
釣り始めはヤマメの反応は無かったが、10時を過ぎる頃から反応が出始めた。岩陰から出た魚影がフライをくわえ、最初に6寸のヤマメがネットに納まった。

その後ヤマメのライズもちらほらと見え始めるが、出てくる魚はどれも小さい。ここぞという淵でもヤマメが浮いてきてフライをくわえるかと思うと、直前で見切って引き返すという場面が何度も。解禁して7週間経ち、そこそこのサイズのヤマメはすっかり学習してしまっているのだろう。

日が高くなりお昼をまわるころ、小さな流れにライズを発見。どうせちびヤマメだろうけど、一応ライズは拾っておこうとフライを流すとすぐにフライが消え、その後にロッドに強いテンションが。全く想定していなかった強い引きでラインを持って行かれ、ヤマメは岩陰に頭を突っ込む。これはまずい、岩に擦れるとティペットを切られてしまう。ロッドを倒して擦れないようにヤマメをなんとか引き出し、浅い流れを引き寄せネットに。
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ネットに納まったヤマメは今季最大、ぴったり8寸の24cm。梅野川で8寸超えたのは何シーズンぶりだろう?この一尾で今日はもう大満足。

ということで、今回は前回確認できなかったスロープ下から堰堤までのレポートを。

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栗の木脇のスロープから梅野川を見下ろすとこんな具合。川の両岸に大小の石を積み上げ、流れの傾斜と川底をを均一にならし、所々に大きな石を配置した様な感じ。右岸(写真左側)には高さ1mくらいに石を積み上げた歩道のようなスペースが作られている。
流れにはプールや深い所はほとんど無く、岸際の岩と岩の間にできたよどみにフライを流すと、岩陰からちびヤマメが浮いてきてくわえる、といったパターン。
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そのまま田んぼ下の淵も埋められているのかと思ったら、淵は健在。しかし、左岸(右側)は石を積み上げられ、護岸もコンクリートになっていた。淵の底の方には魚影も見えたが、フライには反応無し。
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さらに上って赤い橋を越えると、良いポイントだった流れにも重機が入って渓相は大きく変わり、スロープ下と同じような状況に。しかし、この先の右に折れたプール(ここも底の方には魚影が見え、小さなヤマメが浮いてきてフライに出た)から堰堤までは重機が入った様子は無かった。堰堤までの流れは、良い感じのプールが繋がる。残念ながら今回は5寸ほどのヤマメにしか出会えなかったが、やがては良いヤマメが着きそうだ。

そういえば、中間育成場前のプールには、そこそこにヤマメが着いていた。底の方には複数の魚影(いずれも7寸くらい?)が確認でき、フライを見に来るヤマメもいたが、ドライもニンフも最後までくわえることは無かった。イブニングまで待てばライズの釣りが楽しめたもしれない。

ライズのタイミングと合えば、楽しいだろうな。
渓相も、豪雨ではなく石を動かすような雨が降れば、川底に変化が出、また良いポイントが自然にできてくるだろう。

4月末には放流するという話だったので、再び楽しめる梅野川の復活に期待したい。

 

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2023.04.01

梅野川2023スタートは21cm、流木止めもすっきりして下流部は劇的に変わりGW明けが楽しみ

今年は桜の開花が早い。福岡の桜が満開になったので、満を持して梅野川へ。川に日が射し魚の活性が上がり始める9時を目標に出発。
末久商店で年券を購入して梅野川へと向かうと、駐在所前の電光掲示板の気温は8℃。間地橋のところにはこれから入渓するルアーマンが。他にもう一台車が駐まっていたので、下流部は諦めて上流部へ。堰堤上の入渓ポイントの所にもワンボックスが駐まっている。上流部にも入られてしまったか。それなら、中間育成場から上流部は?と流星号を走らせ、育成場に渡る橋から川を見下ろすとルアーマンが。あちゃー、万事休すか?

しかし、途中にも中間育成場前にも車はないのでひょっとしてこのルアーマンはあのワンボックスの?と思って訪ねてみたらビンゴ!朝の7時半に堰堤上から入渓してちょうどここまで釣り上がってきたところという。1時間半ちょっとでここまで釣り上がってくるってテンポ良いですねえ。釣れたのは15cmほどのヤマメが1匹とのこと。まだ水温は低いし、活性が上がらない時間なのでそんなもんでしょう。

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このルアーマンが入渓したのが7時半なら今から準備して入渓すれば2時間経っている。ドライフライの釣りは魚の活性が上がるこれからの時間帯なので大丈夫だろう。流星号を中間育成場前に駐めて釣り支度を整え、歩いて堰堤上の入渓ポイントへ。坂道を登り切って育成場を見下ろす所から目を上げると、山桜が見頃。
Dsc_2321s 入渓したのは9時半。水温は9℃。1週間雨が降っていないのに水量は多い。入渓直後はなかなか魚の反応は無かったが、10時過ぎるくらいから小さなヤマメの反応がポツポツ。そして大岩の裏の流れがあるプールで最初の一尾。19cmのヒレピン。

その後もフライに反応して寄ってくるヤマメが次々と。しかし、フライをつつくだけだったり直前に見切ってUターンしたりとなかなか口を使わない。解禁から1か月で随分すれてしまっているようだ。

それでも、最大21cmのヒレピンを筆頭に、6寸越え数尾ほかちびヤマメも含めると上流部では二桁の釣果とまずまず。
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一旦退渓し、いつもの栗ノ木前の駐車スペースに移動(1台先行者の車あり)し、下流部に。先行者が数人いることはわかってるので、釣果よりも川の変化を確認するために入渓。
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間地橋横にあった桜の木も伐採されて寂しくなっている。
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一番気になっていた流木止めを塞いでいた倒木はすっかり撤去され、その上の渓相は見事に変わっていた。流木止めの上流側は石が滞積していたが、それも無くなり良い感じにはなっている。しかし、護岸目的に入れたのか新たに大きな岩が左岸中心にゴロゴロ積み重なっていて、岩の間は隙間だらけな上に浮き石も多く、遡行には注意が必要。足を滑らせて岩の間に挟まったら大変なことになる。
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いつも流星号を駐める駐車スペース前、栗の木脇の崩れかかっていたスロープはコンクリート護岸に作り替えられていた。
そのおかげで、ここにあったライズの釣りが楽しめた長いプールは埋まってしまい、流れは川の中心付近に広がるように変わっていた。
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ここまで来て、足場の悪さと水が多かったせいもあるのか随分疲れた。田んぼ前の淵まで確認したかったが退渓。流星号に戻ると、先日古湯で情報交換したEさんが。流星号の前に止まっていたのは彼の車だった。

Eさんによると
・火曜日にも来たけど、平日なのに思ったよりもたくさん釣り人がいて驚いた。
・漁協の人(恐らくNさん)の話では、今年はまだ放流してなくて4月下旬に放流予定。ヤマメの成長が遅れているらしい。

ということなので、放流する前でこれだけヤマメが反応(下流部でもちびヤマメの反応はあった)するということは、魚影はそこそこあるということか。ただ、下流部(流木止めから田んぼ前の淵の間)は重機を入れて川底が掘り繰り返された上に新たに大きな岩を多数入れているので、この間は水生昆虫の数は減っているはずだ。水生昆虫が定着してハッチが安定するのは来シーズンだろうか。いずれにしても堰堤まではなだらかな渓相に戻ったので、秋にはダム湖からの遡上ヤマメも産卵に参加できるだろう。

今年は再び流木止めが塞がるような豪雨災害が無いことを祈るばかりだ。

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2022.08.07

あの桜の木も!3週間で大きく変わった梅野川、今シーズンはダメかも

東北から北陸にかけて線状降水帯が発生し、大きな被害が出る一方で、福岡は猛暑日が続き雨がほとんど降らない。降っても本当に局所的なにわか雨。土曜日の天気予報は午前中弱い雨が降るということだったので、雨で魚の活性が上がるのではと期待して、梅野川へ。筑後川本流はずいぶん水が減っている。山を登り始めると途中から路面が濡れていた。夜明け前に雨が降ったのだろう。
梅野川に到着すると釣り人の車は無い。一番乗りは良いけれど、想定外に川は濁っている。減水気味かと思っていた水量も、むしろ少し増水気味。こういう時にはまず中間育成場前から入渓して様子を探る。育成場前の階段を降りて驚いた。渓相がまた大きく変わっている。3週間前とはずいぶん違う。この3週間で、渓相を変えるほどの雨が降ったのか。
下流部では、藤蔵川に重機が入り災害復旧の河川改修工事が始まったため、泥水が流れ込み、間地橋辺りは川底が黄土色になっていた。さらには、春の楽しみの一つだった、間地橋脇の桜の木がなくなっていた!切り倒されたのか、それとも風や腐食で倒れたか?

Dsc_1691s2Dsc_2123s写真左は昨年の4月、そして右が今。手入れされていた植え込みも、雑草だらけになっていた。昨年か今年、ワンちゃんもいなくなっていたが、ここの家主さんだった老夫婦はひょっとして引っ越されたのか?
遊漁券を扱っていた近藤商店も数年前に閉店して、人の気配が無くなっていたし、この小さな集落もいよいよ限界なのだろうか。

いつも流星号を駐める駐車スペースからスロープを降りて少し登ったところ(休耕田下の岩盤に当たる淵の少し下流)にもフレコンバッグの土嚢が積まれ、護岸工事らしきことが始まっていた(写真の赤枠)。

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釣果はと言うと、まったくのボウズ。チビヤマメさえも釣れなかった(チビヤマメの反応はあったが)。唯一、ヤマメの姿を確認できたのは梅野橋手前の大きな淵。あまりに反応が無いので久しぶりに淵の所まで釣り上がり淵を覗き込んだら、足下の岩盤脇に8寸ほどのヤマメの姿。しかし、すぐに沈んで行った。
試しにドライやらニンフやらを投げてみたが、釣れたのはアブラバヤだけ。

梅野川は8月中は諦めよう。シーズン終盤、産卵に向けてたくさん虫を捕食する頃に期待しよう。

ヤマメの姿が見たくて背振へ

昨日(土曜日)はボウズの上に梅野川があまりにも大きく変わりつつあることにショックを受け、早々に納竿して帰宅した。
帰宅後もなんだかモヤモヤし、せめて小さくても良いからヤマメの姿を見たい!と今日は背振へと向かった。良型のヤマメは望めないかもしれないが、少なくとも天然の綺麗なチビヤマメは遊んでくれるだろう。

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期待通り、6寸のヤマメが出迎えてくれた。
他にもチビヤマメが数尾、合わせそこねで取れなかったものの良型も出て昨日のモヤモヤもすっかり晴れ、午前中で満足して山を下りた。

 

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2022.07.17

今シーズン最大、梅野川で22cmのヤマメ。なんとかボウズを回避

先週に引き続き、2週続けての金曜深夜の大雨。宮崎や鹿児島、熊本の九州南部などに線状降水帯予測が出された。福岡市でも激しい雨が降ったが、災害になるほどではなかった。土曜日は朝から晴れて、あの雨は何だったんだろうかという感じ。三連休、残念ながら月曜日は用事があるので、釣りに行くとしたら日曜日しかない。あれだけ降れば日曜日でも川は増水している可能性が高い。
背振の方なら雨の降り具合から言ってもそれほどの増水ではないだろうが、久しぶりに梅野川へも行きたい。国土交通省や福岡県、大分県が設置している河川カメラをチェックすると、筑後川はそれほどの増水ではなさそう。ただ、上流部にカメラは設置されていないので、下流部の様子から想像するしかないが、これくらいなら梅野川はいけるかな?

とやってきた梅野川。増水しているけれど、途中渡渉できなくて引き返すほどの増水ではなさそう。ただ、これだけ水が出たと言うことは、流木止めにまた流木が溜まっていよいよ通過は難しいだろう。そうなると、下流部は鯛生川との合流点から流木止めまでを遡上してくるヤマメを狙って釣り上がるか、スロープから降りて遠巻きに流木止めまで下って堰堤下まで釣り上がるか。下流部はどちらに入っても、退渓するにはまた川を下らなければならない。

上流部は堰堤上から入渓すると、中間育成場近くまで行かないと退渓できない。増水していると入渓をためらってしまう。一番安心なのは中間育成場前から入渓して様子を見ることだが、上の道から見下ろすと残念ながら育成場前には既に車が駐まっていた。車をここに駐めて堰堤上から入渓した可能性もあるが、それならそれで仕方ない。引き返し、堰堤上から入渓することにした。増水しているし渇水時ほど先行者の影響はないだろう。
入渓しようと斜面を降りると新しい足跡。やはりここから入渓していたのか?それとも昨日の釣り人の足跡?

川に降りると、増水して流れが川幅いっぱいになっていた。本来の流れは白泡だらけでドライフライを流しても魚の反応は無い。どうも水面を見上げている感じがしない。ニンフを流してみても全く当たりが出ない。かつて大ヤマメが定位していたプールでも、ドライにもニンフにも反応無し。このままだと、ボウズであがることになるかもしれない!こうなると、ドライで流れの緩い小さなポイントを攻めていくしかないか。

流れの緩い瀬や岩陰の巻き、カガミにフライを落としていくと、小さなヤマメの反応が出てきた。これまでまったく魚の気配も無かったので、小さくてもヤマメの反応は嬉しい。そして、こんなちっちゃいのがスレで。
Dsc_2105s一応、ヤマメをキャッチすることはできたけれど、小さいしスレ掛かりだし、なんとも微妙な感じ。しかし、明らかにヤマメがフライに反応するようになってきた。

このしばらく後、6寸ほどのヤマメがフライをくわえたが、食いが浅かったのか残念ながらバラシ!岩陰からでたヤマメは綺麗にフライをくわえたと思ったらすっぽ抜け。尾びれの大きさから7寸は超えていたと思うのだが…

中間育成場前を通過し、橋を越え、もうすぐ退渓ポイント。このまま終わってしまうのか?深いプールで良い型のヤマメが飛び出したがこれもフライをくわえることなく白泡の中に消えて行った。
ここが最後と決めた小さなプールで、沈み石の裏側にカディスをしつこく流すと、下から黒い影が浮いてきてフライをくわえた!久しぶりの強い引き。グイグイ泳いでなかなか姿が見えてこない。岩の下に潜ろうとあまりに動かないので、フックが外れて何かに掛かってしまったのかと思ったが、ティペットの先に魚の気配を感じる。慎重に駆け引きをしながら引き寄せ、無事にネットに!フライは上顎にガッチリ食い込んでいた。

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8寸には届かないものの、立派な体高の22cm。今シーズン最大。かつての梅野川ならアベレージサイズかそれ以下だろうが、今の梅野川では十分大きい。この1尾で正真正銘、ボウズは免れた。

今シーズン、8寸越えはなるか?

 

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