あの桜の木も!3週間で大きく変わった梅野川、今シーズンはダメかも
東北から北陸にかけて線状降水帯が発生し、大きな被害が出る一方で、福岡は猛暑日が続き雨がほとんど降らない。降っても本当に局所的なにわか雨。土曜日の天気予報は午前中弱い雨が降るということだったので、雨で魚の活性が上がるのではと期待して、梅野川へ。筑後川本流はずいぶん水が減っている。山を登り始めると途中から路面が濡れていた。夜明け前に雨が降ったのだろう。
梅野川に到着すると釣り人の車は無い。一番乗りは良いけれど、想定外に川は濁っている。減水気味かと思っていた水量も、むしろ少し増水気味。こういう時にはまず中間育成場前から入渓して様子を探る。育成場前の階段を降りて驚いた。渓相がまた大きく変わっている。3週間前とはずいぶん違う。この3週間で、渓相を変えるほどの雨が降ったのか。
下流部では、藤蔵川に重機が入り災害復旧の河川改修工事が始まったため、泥水が流れ込み、間地橋辺りは川底が黄土色になっていた。さらには、春の楽しみの一つだった、間地橋脇の桜の木がなくなっていた!切り倒されたのか、それとも風や腐食で倒れたか?
写真左は昨年の4月、そして右が今。手入れされていた植え込みも、雑草だらけになっていた。昨年か今年、ワンちゃんもいなくなっていたが、ここの家主さんだった老夫婦はひょっとして引っ越されたのか?
遊漁券を扱っていた近藤商店も数年前に閉店して、人の気配が無くなっていたし、この小さな集落もいよいよ限界なのだろうか。
いつも流星号を駐める駐車スペースからスロープを降りて少し登ったところ(休耕田下の岩盤に当たる淵の少し下流)にもフレコンバッグの土嚢が積まれ、護岸工事らしきことが始まっていた(写真の赤枠)。
釣果はと言うと、まったくのボウズ。チビヤマメさえも釣れなかった(チビヤマメの反応はあったが)。唯一、ヤマメの姿を確認できたのは梅野橋手前の大きな淵。あまりに反応が無いので久しぶりに淵の所まで釣り上がり淵を覗き込んだら、足下の岩盤脇に8寸ほどのヤマメの姿。しかし、すぐに沈んで行った。
試しにドライやらニンフやらを投げてみたが、釣れたのはアブラバヤだけ。
梅野川は8月中は諦めよう。シーズン終盤、産卵に向けてたくさん虫を捕食する頃に期待しよう。
ヤマメの姿が見たくて背振へ
昨日(土曜日)はボウズの上に梅野川があまりにも大きく変わりつつあることにショックを受け、早々に納竿して帰宅した。
帰宅後もなんだかモヤモヤし、せめて小さくても良いからヤマメの姿を見たい!と今日は背振へと向かった。良型のヤマメは望めないかもしれないが、少なくとも天然の綺麗なチビヤマメは遊んでくれるだろう。
期待通り、6寸のヤマメが出迎えてくれた。
他にもチビヤマメが数尾、合わせそこねで取れなかったものの良型も出て昨日のモヤモヤもすっかり晴れ、午前中で満足して山を下りた。