来週には梅雨入りしそうなので、この週末は貴重な時間。日曜日には雨予報なので土曜日勝負。梅野川に一番乗りをするために、日田の定宿に前泊して6時半に到着。川は想定外に増水気味。入渓しようと思っていた堰堤上にはまさかの先行者の車!福岡ナンバーのスバルが駐まっていた。そこで、短い区間ながら前回先行者がいてさっぱりだった、中間育成場より上流を釣り上がることに。
中間育成場前に流星号を駐め、釣り仕度をしていると不思議なことが起こった。突然、流星号のウィンドウが一斉に半分下がったのだ。キーも抜いてエンジンも電源も全てオフの状態なのに!ウインドウのスイッチは4枚個別なので、4枚同時って何かの超自然現象?なんで?しかし、そこで考えていても解決しないのでウィンドウを閉めて支度を続ける。
3月に来たときには閉じられていた育成場から川に降りる階段前のフェンスの扉は、誰かが無理矢理に開けたのか開いていた。そこから増水した川に降りる。時刻は7時を少しまわったところ。目の前のプールは、かつては尺ヤマメがたくさん泳いでいるのが見えていたが、今は魚影は全く見えない。増水しているし浮いている魚も見えない。時間も早いので、まずニンフを沈めてみるが全く反応無し。
フライをドライに替え、釣り上がると小さなヤマメが時折フライに反応するが、フライを咥えるほどのサイズではない。増水していて上を向いていないのか?それらしい流れ、ポイントに細かく打ち直しながらゆっくり釣り上がると、9時くらいからヤマメの反応が良くなってきた。
6寸前後のヤマメが次々にフライに出るようになり、20cmにちょっとだけ届かない、体高のあるヒレピンヤマメはそのサイズ以上に引きを楽しませてくれた。
いつもは育成場に渡る橋を越えたところで退渓するのだが、今日は時間も早いので久しぶりに梅野橋手前の淵まで釣り上がった。
この区間は増水したおかげか、ヤマメが着きやすそうな渓相になっていた。しかしヤマメよりもアブラハヤが出る状況。やはりヤマメの魚影は……
10時に退渓し、下流部にも別なスバルの車が駐まっていたので、日田漁協管内の川へ移動。
目指したポイントには当然の事ながら、既に先行者の車。そこは諦め、上流のポイントへ。
入渓して暫くの小さなポイントで7寸をキャッチ。
その後も5寸~6寸のヤマメを数尾キャッチ。そこに上から声を掛けられた。昨年高瀬川で声を掛けられた日田漁協のMさんだった。遊漁証の確認だ。今年もFishPassで年券を購入していたので車載駐車証をいただき、暫く情報交換。
Mさんと別れて再び釣り始めたものの、岩場で足を滑らせ、右膝を痛打。転ぶときにロッドを(持ったまま手をつくと折るので)投げ出したが、少し傷が付いてしまった。膝も痛いが、長年使用している愛竿も傷だらけだ。
その後6寸ほどのヤマメとチビヤマメをキャッチして納竿。時刻はまだ12時半。それでもスタートが早かったので充分。ウェーダーを脱ぐと、右膝から血がにじんで、ウェーダーの裏が赤くなっていた。
タックルをしまい、お昼ご飯のおにぎりを食べていると雨が降り出した。これから梅雨に入って暫くは川へは向かえないだろう。サイズは上がらなかったが、梅雨入り前の釣りを充分に楽しんだ。
帰り道、朝倉の三連水車が白く新しい木で新調されて据え付けられていた。梅雨入りと共に来週あたりからまた回り始めるのだろう。
そろそろ夏用フィッシングベストに入れ替えるか。