本谷で人生初の尺イワナ…1泊2日の上野村ワーケーション 2日目
昨日は36cmの尺ヤマメを釣り上げて納竿できた。仕事にも特に支障なし。そして今日は本谷毛ばり釣り専用区を予約してある。
外が明るくなって5時に目が覚め、軽い朝食やメールのチェック(といっても深夜のメールはほとんど無し)などをして準備を整え、6時に出発。本谷の専用区は8時半から受け付け、9時からの入渓なのでそれまでの間は近くの支流で釣りをすることに。役場前のC&R区間でライズ狙いも頭に浮かんだが、昨日ヴィラ前で楽しんだから一般渓流での釣りを選択。
入渓して間もなく5寸ほどのヤマメが出た。幸先良い。小さなヤマメのライズも見える。水棲昆虫のハッチも盛んでヤマメのフライへの反応は良い。そして、7寸ほどのイワナがネットに納まった。九州ではまず釣れない魚なので嬉しい。そうした朝の時間を過ごしているうちに8時を過ぎたので一旦退渓し、川の駅へ。
漁協で受付を済ませ(今回は最上流部、上野ダム直下の1番)、駐車証を受け取り本谷の駐車場へ到着すると既に3台の車が駐まっていた。隣で準備している人に声をかけ、1番はどんなところか情報収集。足場が悪いので気をつけてとアドバイスをいただき、いざ出発。
1番は本谷毛ばり釣り専用区の最上流で駐車場から一番遠い。途中熊よけの「爆釣の鐘」を鳴らし、素掘りのトンネルを抜けてひたすら歩く(といっても大した距離ではないが)。やっと入渓点にたどり着き階段を降りて入渓。
目の前には堰堤上の浅く広いプール。数は少ないが、8寸前後のヤマメが回遊しながらライズをしているのが見える。プールの水際を歩いて足場の良いところでプールを見渡すと、流れがゆっくりでフラットな水面に散発のライズが見える。どの魚も移動しながらライズを繰り返している。それも、極小サイズの虫を捕食している様子。昨日のヴィラ前と同じだ。移動しながらの捕食でフライを流す明確なレーンが無いので、魚のそばにフライを落として誘うしかなさそうだが、何を結んだら良いのか?
先ずは小さめのパラシュートフライから始まり,ぶら下がりのCDCピューパなど取っ替え引っ替え流してみる。たまにバシャンと出るがフライを咥えることのないまま時間が過ぎる。こういう時には原点に返って#14のエルクヘアカディス。飛んでいる虫よりも大きいのは明らかだが、それだけに魚のスイッチが入ることもある。そして、ヤマメの近くに落とすこと数投。すると横から勢いよく大きな魚影が飛んできた。
カディスを咥えたのはヤマメではなくイワナだった。しかも、これまた大きい。ただ、昨日とは違いティペットは8xで、フックアウトさえしなければ取り込めると心に余裕があった。時間はかかったが無事にネットに納め、測るとこれまた尾ビレも欠けること無い36cm。イワナで初めて尺上を釣った!
ここからは何故か釣れるのは8寸前後のイワナばかり。どれもヒレピンで綺麗な魚体。少し上の深くて大きなプールには、大型のヤマメが何尾も浮いてライズしている。が、足場が悪く立ち位置も限られしかも後ろが無いのでキャストが難しい。何度かフライを咥えたように見えたが、いずれも空振り。こういう深いプールは苦手なので先に進むと、目の前にダムが現れた。僕はダムが苦手なので、本当は1番は避けたかったのだが、今回は他に選択肢がなかった。ダムから放水される激しい水の音を聞きながらの釣りは、僕にとっては結構なストレス。とはいっても折角予約してこの区間は独り占めなので、一番上まで釣り上がるが、特に魚の反応は無いままだった。僕の逃げ腰の気持ちがフライに伝わっていたのだろうか。
とにかく区間を一通り釣り上がったがまだ11時過ぎ。他の区間へ移動できるのは13時からだから,もう少しこの区間で釣るしかないので、再び下って最初の入渓点から釣り直し。深いプールにニンフを沈めてみたけど空振りに終わった。12時を廻ったので退渓し、さて、午後はどこから入ろうか?と川の様子を見ながら駐車場のパーカー号に戻り昼食。
昨年、初めて来たときには7番・6番の区間を釣ったので、釣っていないのは2番~5番。2番は堰堤もあり外して3~5番の区間で他の釣り人がいないところに入る感じか。そして4番辺りから再入渓。障害物や木の枝の被さりもあまりなく釣りやすい。好きな渓相。新緑に日が射し込み美しい。
ここからはヤマメが反応してくれて、8寸前後のヤマメを数尾。ここで驚きの光景が。突然水面に銀色の塊が浮いてきてごそごそ動いたかと思うと再び潜って川底の石の間に姿を隠した。浮いていた銀色の生き物にはちょっと太めのネズミの尻尾!初めて見るカワネズミ。銀色に見えるのは毛の間の気泡のせいらしい。川にはいろんな生き物が居るものだ。
そして、帰りの渋滞やメールのチェック時間などを考慮し、9寸のヤマメを最後に3時に納竿、川の駅に戻った。
釣りながらメールなどはスマホで随時チェックしていたが、クライアントさんからの電話の着信が残っていた。川の駅でPCを開き折り返しの電話をし、進行確認などを済ませて帰路に着いた。
帰りは下仁田から高速に乗り、関越は渋滞無くスムーズに練馬まで辿りついたものの金曜の夕方、下道が渋滞。それでも6時半に帰宅し、仕事の確認をしてワーケーションは無事何事もなく終了。
尺上のヤマメとイワナをドライで釣り上げることができた、至福の1泊2日となった。
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