GW初日、想定外の放射冷却で気温2℃、水温8℃の梅野川
10年ほど前のGWの梅野川は、モンカゲロウのスーパーハッチもあったりと最高の釣りが楽しめた。梅野川近くの農家民宿に泊まってイブニングの釣りを楽しんだこともあった。しかし、津江漁協からUさんが離れた事を機にすっかり梅野川の魅力は失われ、ここ数年はヤマメの成魚放流も無くなったようだ。中間育成場も稼働していないようだし、育成場前のプールに降りる階段前の扉は閉じられたままだ。そんな梅野川ではあるけれど、今年も年券を購入したからにはGWに1度は足を運びたい。天気も良くて気温も高い日が続いている。今シーズンまだ一度も竿を出していない下流部も確かめたい。
車の渋滞などを考慮したらGW初日が良いか。というわけで、渋滞を避けるためにも金曜日に日田に宿を取り出かけることに。日田に向かう途中、イブニングに期待して軽く竿を出してみるも、先行者が複数いて…… 平日なのになあ。
いつもの安宿で一泊し、日田を6時前に出発。放射冷却で冷え込み気温4.5℃。梅野川には6時半に到着。下流部を釣り上がるので、栗の木のスロープ前の駐車スペースに流星号を駐めて準備を始めるも、気温は更に下がって2℃!手先が凍える。こんな時間から入渓しても魚の活性は上がらない。外は寒いので暫く流星号の中で過ごし、7時過ぎからゆっくり準備。
見上げると新緑が眩しい。スロープの脇には朝露に濡れた大きなチューリップが1輪。
水温も8℃と低く虫の気配は無い。まあ、早すぎるのはわかっているのだが。一旦流木止めの上流のプールまで下り、そのプールから釣り上がる。このプール、良い感じだから絶対にヤマメが着いていると思うが、全く魚の反応無し。堰堤下の禁漁区手前のプールに11時くらいに着くのを目標にゆっくり時間を使いながら釣り上がる。
スロープから目の前に見える良い感じのポイントで、やっと出た!
やっと5寸を超えるヒレピンのチビヤマメ。
その後も小さなヤマメの反応は続くが、サイズが上がらない。フライに反応するのは3寸~5寸の小さなヤマメばかり。そして、予定通り11時頃に最後のプールへ。水棲昆虫のハッチも盛んになり、時折モンカゲロウや大型のストーンフライも飛んでいるが、ライズも無く水面は静か。なんとなくぼんやりとしたシルエットの方が良さそうなので、CDCカディスを結んで流すと、石裏からヤマメが浮いてきてフライを咥えた。思惑通りではあったが、やっぱり5寸止まり。このヤマメを最後に脱渓。
流木止めから堰堤直下まで釣り上がってみると、渓相も大きく変わっていた。大きな変化は2つ。
1つ目は休耕田下の岩盤に当たる流れが大きく左岸寄りに変わって、昔は尺ヤマメが多く着いていた深いプールがすっかり浅く小さくなっていたこと。
2つめは、堰堤に向かう手前にあった小さな滝がすっかり無くなり、その下にあった大きめの深いプールがすっかり砂で埋まって浅くなっていたこと。
それ以外にも、いつもヤマメが着いていたポイントも浅くなったり流れが変わったりしている一方、新たに良さげなポイントも増えていた。
それにしても時間帯の問題だったのか、8寸どころか6寸のヤマメさえも見ることができなかったのは残念。
上流部には釣り人の車があったので梅野川を諦め、午後は日田漁協管内の川へ移動。しかし、ここでも梅野川同様5寸止まりでサイズが上がらず。ただ、7寸ほどのヤマメをかけて岩の下に潜られてバラしたりと、こちらではそれなりに楽しんだのでよしとしよう。
GWの本番は後半の4連休だけど、何処に行っても車が多そうだし、じっとしているのが吉か。これで僕のGWは終わりかな?