気温は5℃を超えず、水温も9℃。前日の疲れと合わない靴のせいで転倒2回
昨年までは年老いた両親と同居しているなかでの週末の釣行だったので、19時の門限が設定されていた。帰りの渋滞を考慮すると遅くとも16時には納竿しなければならなかった。しかし、21年に父は他界し、母もシニアマンションに転居して実家も解体。近くのマンションに引っ越して一人暮らしになったので、かつての門限の制約からは解放された。
昨日は久しぶりに日没近く(といっても3月なので18時)まで釣り歩き、疲労困憊。寄る年波には勝てない。今日は渓相を良く知る里川でゆっくり釣って帰ろう。
宿をゆっくりめに出発し、川へ。といっても近いので直ぐに到着してしまう。昨日よりも気温は低いという予想だったが、川に到着したときの気温は4℃。まだ虫も飛んでいない。水温は9℃で気温よりも高いが、虫の気配も魚の気配も無い。
ポイントを絞ってドライフライを落としていくが、全く反応が無い。午前中は一度の反応も無いまま、一旦退渓。
午後は上流へ移動して入渓点に向けて歩いていると、村人から「釣れたね?」と声をかけられてしばし世間話。この辺りには宿が無いので、家があればシーズン中の拠点にしたいなど話すと、空き家はいっぱいあるから役場に問い合わせると良い、とアドバイスをもらった。考えてみるかなあ?しかし、通えるのはもう数年だろうし、さて。
そんな会話をして入渓したが、相変わらずヤマメの反応は無い。それどころか斜めの石に足を滑らせ、前向きに転倒。左手の中指の爪が割れ出血し、第1関節辺りが赤く腫れ上がった。骨折かひびでも入ったか?それでも、耐えられない痛さでもないし出血も血がにじむ程度なのでそのまま釣り上がる。しかし、ヤマメの反応は一向になし。その後にもまた前向きに転倒。今回の釣行は、昨年まで使っていたちょっとサイズが小さいパズデザインのウェーディングシューズを諦め、スペアで持っていたJEERKOOLに変えたのがいけなかったか。要所要所で踏ん張りが利かない。足下はしっかり固めないとならないんだなあ、と改めて肝に銘じることに。
その後も小さなヤマメがフライに反応することが数度あったが、フライを咥えるほどのヤマメは姿を見せず、退渓点が目の前。このままボウズで終わるのか?この川でボウズだったことはないのに、とうとうその日が来たか?ということをぼんやり考えながらフライを落としていると、出た!
やっとの5寸ではあったが、これでボウズは免れた。
そして、ここで納竿。
帰宅して、直ぐに東京でも使っているリトルプレゼンツのウェーディングシューズをポチッ。
次回は新しいウェーディングシューズで、梅野川へ再挑戦だ。