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2024年5月の記事

2024.05.25

日本の2~3倍を覚悟。ホテルの朝食に救われた…コペンハーゲン旅行記 (5) 食事編

今回は急激な円安で海外の物価は相対的に高くなっていた。2年前、ナポリに出かけたときには1$約112円ほどだったから、円の価値はおよそ4割も下落している。加えてバブル崩壊後の30年間、日本の経済成長が止まっている間に諸外国は年率2%前後の経済成長を遂げて物価も上がっている。ChatGPTで年間2%の経済成長を30年続けると、何%成長するか計算してもらったら181.1%となった。単純な経済成長に伴う物価上昇だけでも1.8倍になり、更にコロナ禍後の好景気とロシアのウクライナ侵攻に伴う物価上昇で更に上がっている。

そもそも、航空運賃は無料でも、燃油サーチャージと空港利用税などで一人74,290円。2人で148,580円。前回のナポリ行きの時には一人58,120円、二人で116,240円だったから、こちらもやはり高くなっている。

デンマークのオープンサンド「スモーブロー」

コペンハーゲンに到着してまず最初の食事はニューハウンでの昼食。オープンサンド4種で199DKKの写真入り看板を見つけてその店のテラスに座った。
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デンマークのオープンサンド「スモーブロー」。バイキングがライ麦パンにいろいろな食材をのせて食べたのが始まりだとか。それぞれがビールを頼んで合計333DKK。日本円で約8,000円。オープンサンドは一つずつがそれなりのボリュームで、それぞれを半分に切り二人でシェアして食べてちょうど良かった。
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食事を終えてニューハウンを運河沿いに歩いていたら、他の店も同じ看板を出していた。恐らく運河沿いのお店のランチはこのメニューで統一していたのだろう。どのお店に入っても同じメニュー・価格ということだったか。

この日は早朝にコペンハーゲンに到着し、それからホテルへの移動→市内ウォーキングツアーと、時差ぼけの中動き回ったので少々疲れが出てホテルに戻ったらバタンキュー。夕食はやっとの思いで近くのセブンイレブンでサンドイッチと飲み物を買ってきて、それで済ませた。

ホテルの朝食が充実していて…

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評価が良かったのでホテルは朝食付きで予約していた。ホテルのサイトを見ると、朝食ブッフェは一人245DKKとあるので、約5,500円、二人で11,000円!
時差ぼけで、毎朝4時過ぎには目が覚める(と言っても、日本でも5時前に目が覚めているけど)。朝食が始まる時刻には雰囲気のある朝食会場に行ってゆっくりと食事。普段の朝食は牛乳とヨーグルトだけなのだけれど、これだけ豊富なメニューが列んでいると(写真に写っていないところにもたくさん)、ついつい食べてしまう。朝食だけで普段日本で食べている夕食くらいのボリュームのものを食べていたんじゃなかろうか?

おかげでお昼はちっともお腹が減らない。滞在中、初日のスモーブロー以外、お昼はほとんど軽く済ませた。

デンマークにはスタバもあるが、スタバそっくりなローカルカフェチェーンがある。その名も Espresso House。帰国して調べてわかったけれど、スウェーデン発祥のカフェということだった。そういえば、マルメ-にも有ったな。
カフェラテ2杯とデニッシュを1つで148DKK、日本円で約3,420円。
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ホテルにレストランが無い!

夕食についてはきちんと食べたいと思っていたので、TripAdvisorやGoogleMapで近くの評判の良さそうなレストランは一応調べていた。コペンハーゲンには「世界のベストレストラン50」で1位にも輝いた世界的に有名なnomaもあったが残念ながら昨年閉店。開いていたとしても予約は取れないし、僕の懐具合ではとても食事は楽しめない。しかし、初日に色々歩き回ると雰囲気の良いレストランやカフェがたくさんあったので、何処に入っても良さそうな安心感があった(ちょう福岡の大名辺りのような感じか)。
滞在中、唯一雨が降った日(マルメ-に行った日)はお店を探して歩き回るのもなんだし、ホテルのレストランで食べるのも良いだろう、とフロントで予約しようとした。ところがなんと朝食のブッフェレストランは有るけど、フルサービスで食事を提供するレストランは無いと!最近、日本の温泉地などでも導入が進んでいる泊食分離なのか。そこで、事前に調べていたホテル近くのレストランの一つへ。もちろん予約なんかしていないので、ダメ元で突撃。

意外とお手頃価格、地球の歩き方に掲載されていた

向かったのは市庁舎の裏手にあるTIVOLIHALLEN。
行ったのが早かったからか雨のせいか、無事席に着くことができたが、ものの30分もすると常連さんらしきお客さんでほぼテーブルは埋まってしまった。
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英語のメニューを一生懸命解読し、どんなのが出てくるか想像しながら小エビのマヨネーズ添えやヒラメのムニエル?ともう1品肉料理を注文。ところが、写真付きのメニューが置いてあった!最初からこれを見て注文すればよかったのか。
TIVOLIHALLENでは料理を3品とビールを3杯注文して581DKK、約13,700円。ここでは意外にもお手頃価格で食事ができた。

で、ホテルに戻ってカミさんがkindleで地球の歩き方を見ていて、「今行ったお店、コペンハーゲンのレストランの最初に出てる!」って。知らずに行ったのに、地球の歩き方でもオススメのお店だったのね。

北欧の夏はテラスが大賑わい

そして最終日の夕食。4時半に取材を終え、ホテルに戻る時間ももったいないしそのまま夕食にしようと、レストランが集まっている一角のこれも一応調べておいたPatéPatéheへ。ここも予約なし。テラス席はビールやワインを飲むお客さんで大賑わい。時刻は夕方5時くらい。スタッフを見つけて食事がしたいと伝えると、まだディナータイムじゃないからキッチンがクローズで食事は出せないと。6時から食事は出せるからテーブルを予約だけしてその頃に来るか、それまでここで飲んでるか?と尋ねられた。応えはもちろん、飲みながら待ちますよ!と。
天気も良いしカラッとしてるし、テラス席でビールを飲みながらまったり過ごしながら6時を待つ。

6時になったらスタッフがやってきて、席はこのまま外が良いか店内が良いかと。店内の雰囲気も良さそうだが、せっかく天気も良いしこのまま外で、と。なんと言っても日没は9時半だから。北欧の人たちは長い冬の反動で、夏はひたすら外で日を浴びたがる。青空の下で陽気に騒いでいる。次から次にお客さんがやってくるがすぐに満席になり、入店を断られている。ここも予約なしで来たのにラッキーだった。
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最後の夕食なので、CAVAのボトルを1本開けてお疲れ様の乾杯。
ここでも3皿ほどをシェアして、その前のビール(二人で4杯?)と合わせて1,290DKK、約3万円。

とにかくみな、短い夏の日差しを無駄にしないよう、向日葵か夏の虫かというくらいに明るい屋外で過ごしていた。そしてホテルに戻り、Josephines Barで最後にワインを一杯。9時だというのにまだ日が沈んでいない。
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このバーも夕方から多くの客さんでごった返していた。
グラスの白ワイン、1杯95DKK、約2,300円。

そして、翌朝もホテルの朝食ブッフェで腹ごしらえをして、ホテルスタッフに別れを告げ空港へと向かった。

 

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海を越えて国境を越える…コペンハーゲン旅行記 (4) 日帰りスウェーデン編

デンマークとスウェーデンとは海を挟んで目と鼻の先。コペンハーゲンとスウェーデンのマルメーは直線距離で20kmほど。鉄道で海底トンネルと橋で海を渡り30分ほど走れば国境を越えてスウェーデンだ。
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コペンハーゲン中央駅からマルメーまで、一人96DKK=約2,230円。パスポート(と折り畳み傘。午後から雨の予報)を持っていざスウェーデンへ。
デンマークもスウェーデンもシェンゲン協定を結んでいるので基本的には自由に行き来できる。それでも国境を越える国際列車なので、たまにパスポートチェックがあるらしいが、今回も無し。パスポートチェックしてくれた方が、国境を越える実感があるんだけどなあ。で、あっという間にマルメー駅に到着。

駅の目の前には運河があり、そこから観光ボートツアーが出ている。マルメーには目的があって来たわけではないので、手っ取り早く街の様子を知るにはちょうど良い。一人209sk=約3,100円
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デンマーククローナは高値傾向だけど、ノルウェーとスウェーデンのクローナは下落傾向で、スウェーデンの方が物価が安いと聞いていた。現金は持っていないので全てカード払いだけど問題なし。
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ちょうど出発間際のボートのチケットをゲット。出発する頃には今にも雨が落ちてきそうな空に。そして、出発して5分もしないうちにとうとう雨が降り出した。やがて雨脚も強くなり、赤いビニールの雨合羽が配られた。
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途中卵を温めている白鳥の巣の近くを通ると、雄?の白鳥が猛烈な勢いでボートを追いかけてきて体当たり(動画を撮ってれば良かった!)。雨でどんよりした空で残念ではあったが、そんな白鳥の家族を守る姿を間近に見るなど、それなりに楽しんでツアーは終了。
ツアーマップとボートからの景色でだいたいの位置関係を把握し、街を散策。
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コペンハーゲンに比べると落ち着いた街並みで、雨のせいもあり人通りもまばら。物価が安いというので、ショッピングモールを探し、スーパーで買い物。確かにコペンハーゲンより安い。お土産にお菓子などを買い込んだ。スーパーを出てふと見ると隣にはワインショップ。もの凄い品揃えで日本酒も置いている。ワインの価格も日本とあまり変わらない。ちょっと重くなるけど、ホテルで飲むためにCAVAを1本購入。99sk=約1500円

小雨の中をブラブラ歩いてなんとなく1周(というよりも縦断)したので駅に引き返し、コペンハーゲンに戻ることにした。スウェーデン(マルメー)の滞在時間は3時間ほどだったか。帰りの運賃は120sk=約1,800円。コペンハーゲンで買ったチケットよりも430円も安かった。

コペンハーゲンに戻り、夕食は外のレストランで。ホテルの部屋に戻って、マルメーで買ったCAVAで乾杯して日帰りスウェーデン旅行を振り返った。
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レンタサイクルで風を切って颯爽と!とはいかず(T_T)…コペンハーゲン旅行記 (3)自転車編

コペンハーゲンはコンパクトな都市。そして自転車が重要な交通手段。大きな道路には自転車専用の車線が設けられ、自動車や歩行者の心配をすることなくビュンビュンと走っていく。ホテルにもレンタサイクルがあるので、それを借りて市内を自転車で颯爽と走り回ろうと目論んでした。

日本の有ってないような自転車に対する交通規制も、この国では厳しい。逆走が許されないのはもちろん、右左折するときや停止するときには手を上げて合図をする、夜間の無灯火は禁止、歩道で自転車に乗ってはいけないetc.これらに違反すると、日本円で1万円以上の罰金を、有無を言わさず払わなければならない…というルールも事前学習していた。
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ホテルの前にはレンタサイクルが並べられ、いやがおうにも気分は盛り上がっていた。滞在2日目、人魚像など歩いて行くにはちょっと遠いかな、という所でも、サイクリングにはちょうど良い距離。朝、2台の自転車をレンタルして鍵を受け取った。

妻と二人、自転車に乗ろうとしたらサドルの位置が高い!調整をしてサドル位置を下げるが、一番下まで下げてもまだ高い。身長175cmの僕でギリギリ両足着くが、かかとは浮いている。いや、決して胴長短足と言うことではないはずだが。身長が高い北欧人に合わせた自転車のサイズだ。
身長163cmの妻は両足は着かず、片足でつま先立ちするのがやっと。

それでも、コペンハーゲンの街を自転車で颯爽と走る姿を思い浮かべてなんとか二人で走り出した。しかし、サドルが高いだけでなく、ブレーキはが左側だけで右側は変速ダイヤルだけ、ペダルを逆回転させるとブレーキがかかるなど、日本の自転車とずいぶん違う。日本の自転車なら一度止まったらペダルを逆回転させてこぎ出しやすい位置に回せるのに、それができない。止まる前にペダルの位置を決めておかなければならないのだ。そのため、止まるたびに後輪を浮かせてタイヤを回転させ、ペダルをこぎ出す位置に合わせなければならない。
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交通ルールに手信号のことやペダル位置など、サドルが高くて走るだけでも大変なのに一度止まるととんでもなく面倒くさい。結局5分ほど走ったところでギブアップして自転車を返すことに。
ホテルでは、事情を理解してくれて、チャージはしないでくれた。これまた有り難う!WIDE HOTELさん!

ホテルでは同じサイズの自転車しか無かったので断念したが、日本人にも合うサイズのレンタサイクルがあればなあ。

自転車が自動車に次ぐ交通手段として認知され、それをスムーズに利用するための交通ルールがしっかりと決められ浸透しているデンマーク。再びコペンハーゲンを訪れることがあれば、事前に自分に合うサイズの自転車を手配して、街を巡ってみたいと思った。

 

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人魚像・チボリ公園・ニューハウン…コペンハーゲン旅行記 (2)市内観光編

僕たちを乗せた飛行機は上海からロシア国境の南をなぞるようにカスピ海・黒海上空を飛んで欧州へ。
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早朝6時前に着陸し、コペンハーゲンでは何事もなくスムーズに通関。空港のカフェで一息つこうかなと思って値段を見るとビックリ!日本の3倍近い。ちょっとビビってまずはホテルに荷物を預けてからにしようと国鉄でコペンハーゲン中央駅へ。
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モダンで綺麗な列車で、15分ほどでコペンハーゲン中央駅に到着。そこからホテルへは歩いて数分。チェックインは15時からとなっていたのに、部屋の準備はできていると、まだ8時前というのにキーをくれた。WIDE HOTELさん有り難う!
現地4泊で、このWIDE HOTELを基点に動き回った。

コペンハーゲンは、主要な観光スポットはほぼ30分歩けば行ける範囲に収まっているコンパクトな都市。コペンハーゲン内での移動は全て徒歩で事足りた。そのかわり、毎日の歩数は一日2万歩ほど。

コペンハーゲンと言えば、ニューハウンのかわいい街並みだけでなく、路地を歩くとどこもかわいい色使いの建物が並び、歩道にまで広げたテラスにテーブルと椅子を並べ、楽しげに珈琲やビール・ワインを楽しむ人で溢れていた。
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駅から一番遠いのは人魚像。世界三大ガッカリ観光スポットなんていうけれど、それほどガッカリはしなかった。
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人魚像のすぐそばには日本の五稜郭と同じような形のカステレット要塞もあり、中に入った。ウォルトディズニーがディズニーランドの着想を得たというチボリ公園にも入園(入園料一人140DKK=約3300円)したが、なるほど、エリアごとのテーマがありライド物やテーブルゲーム、ステージに多くの飲食施設とまさに元祖テーマパーク。ただ、写真に切り取るとその魅力は伝わらないので、ここではあえて写真無し。
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意外と楽しめたのはラウンドタワー。入館料は一人40DKK(約1000円)。円筒形の建物の中はらせん状の坂道を登るようにして屋上に上がり、市内を一望できる。一番上にあるのは古い天文台。
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周辺に近代的な高い建物が無いので、360度の街並みと遠くにたくさん並ぶ風力発電の風車を臨む風景を楽しめる。

コペンハーゲンの街はどこも可愛く、そこら中にテラス席のあるカフェやレストランがあり、10分歩いて珈琲、10分歩いてビール、10分歩いてワイン、と散歩と休憩を楽しみながら巡ると良いでしょう。

コペンハーゲン旅行記(3)自転車編 に続く

 

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2024.05.20

トランジットの上海でカミさんが止められて…コペンハーゲン旅行記 (1)

出発前に先ずはラウンジでカレー

上海へは羽田空港から夕方出発する便。コロナ禍が明けて海外旅行客も増え、出国する日本人と帰国する外国人とで空港は混雑しているだろう。余裕を持って早めに行くことにしたが、荷物の詰め込みだのなんだしてたらお昼ご飯を食べる時間が無くなってしまった。想像していた混雑もなく早くラウンジに入り、まずは遅い昼ご飯で軽く評判のカレーから。それから2時間ほどはPCを開き、メールチェックや仕事の指示と確認(今日は平日の月曜日)。そしていよいよ搭乗口へ。

20240520-18-10-46s上海までは国内線に乗っているのと変わらない

搭乗口の前にはこんな自販機が!ポケモングッズが買える。出国前にいかにも日本らしいお土産が、しかもお手頃価格。子どもが小さければ買っていくのだが、20年遅い。子どもにせがまれてお父さんが買っているのを見たら、かわいい手提げ袋に入って商品が出てきた。こういうのも日本らしい。

ちょうど日没、空が赤く染まり始めた頃に飛行機は滑走路に出て、上海を目指した。

20240520-18-43-44s20240520-19-23-42s羽田から上海までだと、福岡に飛ぶのとあまり変わらない。ANA便だから気分としては国内線のプレミアムクラスで飛んでいるような感じ。機内食も国内線よりもちょっと豪華ではあるけれど、飛行時間が短いので1プレート。

シャンパーニュと共に食事を済ませたら、あっという間に上海に到着。ここまでは順調。

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何故?カミさんが入国審査で止められた!

上海でのトランジットでは、一旦通関して預けた荷物を受け取り、もう一度搭乗手続きをして荷物を預け、出国手続きをしなければならない。ここで事件は起きた。

降機し、パスポートコントロールに向かう。乗り換え便の出発時刻までは2時間ちょっと。30分前には搭乗口に到着したいし、広い空港なのであまり時間の余裕はない。それなのに、到着便が連続したのか入国手続きは長蛇の列。列に並んでいる間に中国人の係官がパスポートをチェックしていると、僕たちの持っているチケットと書類を見て表情が変わった。書類が違うという。いやな予感。

機内で渡されて記入したのは入国手続きの際に必要な書類で、トランジットは別な書類だという。二人は列から離され、トランジットの書類があるところに連れて行かれ、これに記入しろと指示された。急いで新しい書類に必要項目を記入し、先ほどの係官に合図すると、こっちへ来いと列の先頭にまわされた。時間が迫っているので助かった!

まず、僕が入国審査を無事に通過して妻を待つ。しかし、妻はなかなか通してもらえない。ついには別のブースに連れて行かれた。もちろん、僕も一緒について行く。髪を上げて耳を出せとか、パスポート以外に写真入りの身分証明書は持っていないかとか。妻には、盗難や強盗も想定してパスポート以外は現金とマスターカードを1枚だけ持って、他は家に置いてこさせていた。

写真入りの身分証が無いので、耳の写真を撮ってそれをいろいろ照会しているようで、なかなか解放されない。まさかこのまま拘束されるのだろうか?別ブースで10分?15分?20分?いったいどのくらいの時間だったか時計を見る事も忘れてただただ緊張しながら待った。そして最後には無事に解放され、荷物受け取り場所に急いだ。中国の女性活動家か要注意人物に似ていたのだろうか?

年季が入ったRIMOWAのトランクはターンテーブルから降ろされ、寂しく持ち主が取りに来るのを待っていた。トランクを受け取り、急いで出発フロアのSASの搭乗手続きカウンターへ。しかし、たくさん並んだカウンターの中からSASのカウンターを探し出したが、僕たちが搭乗する飛行機の手続きは終わっている?表示がない。スターアライアンスゴールドメンバーなので、ビジネスクラスのカウンターに行きチケットを見せると搭乗手続きをしてくれたが、愛想が無い。エコノミーのチケットでここに来るなとでも言いたげな。コペンハーゲンで荷物を受け取ったときに気がついたが、ゴールドメンバーのオレンジのプライオリティタグも付いていなかった。

とにかく早く搭乗口に向かわなければ。出国審査はスムーズに通過し、搭乗口に着いたときには搭乗開始直前だった。当然、上海のラウンジを覗くことはできず飛行機へ。B787の翼の辺り、真ん中の3列シートのD,Eの席。妻を通路側に座らせ僕は真ん中の席。右隣は体が大きな(太っているわけではなく、大谷のような体格の)青年。

なにはともあれ無事に上海を出発。そして、中国の国境をまたぐ行為は控えよう、と二人で話し、ロシアとの国境の南側をなぞるように西へ向かう、苦痛の12時間となった。

コペンハーゲン旅行記(2)に続く

 

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2024.05.19

過去一番苦労して特典航空券ゲット:コペンハーゲン旅行記(ー1.0)

コロナで延長されたマイレージの期限は今年3月まで

コロナ禍で延長を繰り返していたマイレージが、とうとう2024年3月末で期限を迎えた。ANAカード会員でマイレージがたまっている人は、期限を迎える前に特典航空券をゲットしようと、昨年の春頃から一斉にチャレンジしているはずだ。かく言うこの僕もその一人。国際線は355日前から予約可能となるので、この日に出発しようと思うと、その355日前に予約申し込みをしないとまずゲットできない。かつては3か月前くらいでも普通にビジネスクラスの特典航空券が取れたものだが、陸マイラーも増えてなかなか取れなくなってきていた。それに加えてコロナの延長に次ぐ延長とコロナ明けの旅行需要が重なって、この1年(期限を迎える3月まで)はとんでもない競争になったはずだ。

デンマークへの旅行を計画するも…

2024年3月で期限を迎えるマイレージが数万マイルあることはわかっていたので、僕も昨年春から今年の取材旅行を画策していた。しかも、諸々のスケジュールを考慮するとピンポイントで5月の20日前後に出発し、26日前後に帰国というタイトな指定。行き先は妻の要望でデンマーク。

これまで、ニュージーランド、カナダ(ブリティッシュコロンビア州)、フランス、ノルウェー、ベルギー、イタリアと子育て先進国を取材するために特典航空券で出かけていた。しかし、冒頭で書いたとおり、今年はそうやすやすとチケットが取れるはずがない。特に欧州線のビジネスクラスは予約受付を開始(355日前の午前9時)した途端、瞬殺で埋まってしまうという。デンマーク(コペンハーゲン)へはANAの直行便がないので、どこかで乗り換えないと行けない。欧州のどこかまでANA便で飛んで、提携航空会社に乗り換えなければならない。昨年の5月、GWが明けると1年後のカレンダーを睨みながら予約の電話を毎日かけた。電話して繋がるまで20~30分かかり、繋がったときには既に埋まっているの繰り返し。しかたないので、取れる可能性などほぼ無いが、乗り継ぎを考慮してブリュッセル便のキャンセル待ちをいれて、翌日また電話を繰り返す。

奇跡か!復路だけ取れたけど

ところが、奇跡か復路のブリュッセルから成田便が取れた!こうなるとキャンセル待ちの往路便で奇跡が起きるのを待つしかない。
しかし、キャンセルが出ることなく月日は流れ、とうとう年も越してマイレージの期限切れも近づいてきた。3月までにチケットに変えるか他の物に使うかしなければ消えてしまう。往路はビジネスクラスを諦めてエコノミーで行くか?
ANAに電話すると、まだ僕たちの前に4人キャンセル待ちがいるこということで、これは無理と判断。それではエコノミーにするか?と悩んでいると、オペレーターさんから意外な提案が。

「上海乗り換えでコペンハーゲンであれば、上海まではビジネスクラスが確保できます。上海からコペンハーゲンはキャンセルが出ればビジネスに切り替えることができます。ただし、コペンハーゲンまでのアップグレードは自動ではできないので、電話いただきキャンセルが出ているときのみ可能です。出発96時間前まで変更可能です」というもの。

フライト時間が長い上海~コペンハーゲンがエコノミーというのは辛いが、奇跡にかけよう。というわけで、1月に往復ビジネスクラスのマイレージを減算してコペンハーゲンのチケットを確定し、マイレージを無駄にすることは避けられた。そのスケジュールですぐにホテルも手配した。
それからキャンセルが出ていないか、頃合いを見ながら電話を繰り返した。

結局上海~コペンハーゲンはアップグレード叶わず

約12時間飛ぶ上海からコペンハーゲンはANAの提携(スターアライアンス)航空会社SASのエコノミークラス。実は、SASにはANAのプレミアムエコノミーに相当する座席(GO PLUS)があるので、それは取れないのかと交渉したが、SASから特典航空券として提供されている枠は、ビジネスとエコノミーだけなのでできないと(ANAにもSASにも電話してダメだった)。しかもSASのエコノミーチケットは事前座席指定ができない。SASはLCCのように、座席指定は有料。ビジネスクラスのマイレージ使うんだから、座席指定くらい事前に良いでしょ?って思うけど、ANAではできない。じゃあSASでと思うと有料になるのだ。

結局、出発96時間前ギリギリまで電話をしてキャンセルが出るのを待ち続けたが、状況は変わらず。エコノミー席が確定した。
チケットを発券したので、航空券は無料だけれど燃油サーチャージと空港利用税などが2人分で148,580円をカードで決済。

コペンハーゲン旅行記(1)に続く

 

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2024.05.18

「Tarzan 1997 No.258」 僕のflyfishingはこの一冊から始まった

今の東京と福岡の2拠点生活は、1995年の単身赴任から始まった。福岡では実家暮らしなので、たまの休日に家にいると両親からいろいろと面倒くさい頼み事もされてしまう。一人で出かけて時間を潰そうと思うと、パチンコだったり不健全な時間の使い方に走りがち。実際、一時期はパチンコに通っていた。一人で出かける口実も作りたいし、もっと健全で何か新しいことを始めたかった。そうすると、子供の頃から好きだった釣りか?

道具はあるけど、今更那珂川で餌釣りやルアーという気にもなれない。どうせならやったことのない釣りが良い。そんなことを考えているときにこの本をたまたま手にした。キャンプ特集(1990年代、多くの雑誌は大特集主義で、誌面の大半を第1特集に費やしていた)を目当てに買った(実際、この特集でPICAの会員になった)のに、その後この本が僕の人生を大きく変えてしう。アウトドアの延長で第2特集のflyfishingにも興味が沸いたのだ。その記念すべき一冊は捨てられずに今も本棚に立っている。
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「やれば必ず夢中になる大人の遊び」と甘い誘惑。読みながら、映画「リバーランズ・スルーイット」で美しいループを描くフライラインの映像が記憶に蘇った。
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趣味性の強い釣りだから、福岡で一人の時間を充実させるのに最適だと読みながらその世界に没入していった。

福岡に戻り、flyfishingに関する情報を探したがほとんど何も無し。九州で釣りと言えば海釣り、淡水の釣りは鮎か流行始めたバス位しか情報が無い。ネット通販も無い時代なので、まず道具を揃えるためにショップ探しから始めなければならない。キャナルシティにL.L.Beanがあるのを知っていたので、まずそこでRod(だけ)を購入。その時に買ったのが、なんと8f 2PCの#5。このTarzanの特集で、スタートにRodは#5、ラインはWF-5ーFにせよと書いてあったのをそのまま鵜呑みにしてしまったのだ。しかし、福岡近郊の山でヤマメを相手にするのにはヘビーすぎる。結局、このRodが活躍したのは九重フィッシングリゾートでニジマスを相手にしたときのみ。その九重フィッシングリゾートも廃業したので今は出番なくケースに収まっている。

その後、博多駅前のフィッシングワールド(今はもう無い)にflyコーナーがあることを知る。このフィッシングワールドで改めて一式揃えてやっと川へ(タックルは5番のまま(T_T)。1999年の春のこと。Tarzanを手にして2年近く経っていた。

少ない情報の中で、やっと釣り雑誌で見つけたヤマメがいる星野川の情報。年券を購入し、このシーズン星野川に通い続けた。しかし、一度もヤマメに出会えず。そもそも、キャスティングは練習できるけど、合わせの練習は魚が出ないと無理。ドライフライに魚が出るってどういう状況なの?見たこともない。ずっと疑心暗鬼のままシーズンを終えてしまった。

シーズン終了後、ようやくflyfishingをやっている人にたどり着き、様々な情報を得ることができた。タックルもフリーストーン#3 763 5pc 、HARDYのflyweightを新たに購入し、暫くはこの組み合わせで渓に立っていた。今は、フリーストーンにはdanielsonのmidge、HARDYはバンブーのショートロッドに合わせてどちらも主力として活躍中。

釣りに行けない週末、この本の事を思い出して久しぶりに開き、自分のflyfishingの始まりを思い出していた。

 

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2024.05.11

脊振の川も玉島川もすっかり変わってヤマメの魚影はほとんど無し。 「ななのゆ」のヌルヌル温泉とつゆだくカツ丼で気分を上げて帰宅

昨シーズンで古湯を見限り、今シーズンは脊振方面へはまだ出かけていなかった。昨年の大雨で、脊振方面でも大きな被害が出ていた。シーズン終盤にまわった川はどこも護岸が崩れ、渓相も大きく変わっていた。水害後は行けていないが玉島川は越水し、護岸が崩れたり岩が動いたりと言うのは伝えられていた。

そして今春、玉島川の清掃作業をする写真などがSNSで伝わってきた。そこで玉島川、脊振の様子を見に出かけることにした。

三瀬峠を越えて玉島川に向かう途中の川にまず入渓。昨シーズン最後に入ったときから更に渓相は変わり、どこも砂で埋まってヤマメの姿は無し。たまに出るのは2寸、3寸のチビヤマメだけ。この川を早々に諦め玉島川へ。

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いろんな物の値段が上がっているが、玉島川の遊漁料も今年値上がりして日釣りで1,200円に。流下物は綺麗に取り除かれて釣りやすいものの、やはりどこも砂で埋まり、ヤマメが付きそうなポイントがほとんど無くなっていた。そして魚の気配もほとんど無し。所々に新しい足跡が残っているので、昨日か今朝か釣り人が入ったようだ。
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玉島川は漁協が放流しているものの、古湯同様に解禁直後に餌釣り師にほとんど釣り上げられているのだろうが、どこかに釣り残された成魚はいるはず。一日釣り上がり(滝川も覗いてみたけど、工事?のせいか濁って竿を出せず)、2尾。しかも最大がこれ。

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結局、消化不良のまま脱渓し、目の前の「ななのゆ」へ。PH値10.1は佐賀県内で一番アルカリ度数が高い天然温泉。少しヌルヌルして体にまとわりつくようなお湯は、いかにも温泉に浸かっているという感じが良い。汗を洗い流し、遡行でパンパンになった足を露天風呂でほぐした後は、お約束のコーヒー牛乳。
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このレトロな自動販売機も良い。さて問題です。お金を入れた後、どうやって牛乳を取り出すでしょう?気になる方は是非ななのゆへ。

温泉にも浸かったし、今日はゆっくりしてここで夕食を食べてから帰ることにしている。お目当てはカツ丼。
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コーヒー牛乳を飲んでも汗は治まらず、体は火照ったまま。ノンアルコールビールを飲みながら、カツ丼のできあがりを待つ。
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関東のカツ丼とはちょっと違い、ここのカツ丼は出汁の利いた汁がたっぷりの「つゆだく」で僕好み。
温泉と美味しいカツ丼と山の空気に癒やされ、残念な釣果との帳尻を合わせて帰宅の途についたのでした。

 

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2024.05.09

電気ポットのお湯の出が悪くなったので、クエン酸洗浄やってみた

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実家で長く使っていた電動ポット。給湯口も水垢のミネラルが白く固まっている。購入して何年になるのだろうか、お湯の出がすっかり悪くなってしまった。
お湯を出すポンプの所に泡が溜まっているのか?と揺すってみたり傾けてみたり、色々やってみたが一向に改善しない。給湯ボタンを押すと、最初に「バブッ」と少しお湯が出た後は「ヴブブウ~~~」とモーターがまわる音はするものの、ほんのチョロチョロと出るだけ。

毎日インスタント珈琲を何杯も飲むし、たまにはカップ麺なんかにも給湯するが、「バブッ、ヴブブウ~~」を繰り返しながらだと時間がかかってしまう。カップ麺なんか、お湯を入れるのに30秒くらいかかって、底と上では麺のほぐれ具合も違ってしまいそうだ。

こんな時にはググるに限る。すると、タイガーのサイトに「こんな時、故障かな?お湯がでない・給湯(電動給湯)できない」というページを発見。

ポンプ内にミネラル成分が付着したり、異物の混入などにより、ポンプの動きの妨げになり、お湯がでにくくなったり、またはお湯がでなくなります。クエン酸洗浄をおすすめいたします。

とあり、動画で洗浄方法が紹介してあった。クエン酸は薬局で購入できるというので、近くのドラッグストアでこれを購入。700円弱だったか。
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動画を見ながら、洗浄だの放置だのを繰り返し、最後に内部を水洗いして完了。

水を満たし、沸騰したところで給湯。

「ジョロジョロジョロ~~~」

とスムーズにお湯が出ました!洗浄成功。
給湯口の水垢もクエン酸を溶かした水で落とせるようなので、こちらもやってみよう。タイガーのサイトには「半年に一回程度は洗浄を」と書いているが、きっとできない。毎年GWを目安に年に1回程度の洗浄は心がけよう。

まだまだクエン酸はたくさん残っているので、水垢で汚れた他のものも綺麗にするか。

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2024.05.06

GW釣り3連戦最終日は梅野川ーしかし早すぎる到着と増水で大誤算

3連戦の最終日は日田からの出発。6畳に布団一式と24インチほどのテレビ、小さな折り畳みのちゃぶ台が一つの部屋、トイレ・洗面所は共同、お風呂は交代制の宿は、修学旅行に行ったような気分で心地良く過ごせた。宿を出たのは6時。梅野川までは30kmほど、途中の信号は3つしかないので1時間かからない。もちろん、到着したときに他に車はいない。

気温は13度。上流部を釣り上がることにし、支度を調えて7時過ぎに入渓。しかし、増水は治まっていると期待して今日を釣行日にしたのに、前回の釣行時よりも更に水量は多かった。水温は11℃。虫の気配は無し。そうだ、ここ数日気温が高く、真夏のように汗をかきながらの釣りをしていたので、すっかり季節感が狂ってしまった。まだ5月の初旬だ。魚の活性が上がるのは早くても9時くらいからだということはわかっていたはずなのに。

20240505-8-02-45s 早すぎる入渓と想定外の増水で、ヤマメが釣れる気がしない。それでも入渓したからには釣り上がるのみ。川幅一杯に広がった流れにそれらしい筋を探しながらフライを落として行くも、ちっとも反応が無い。苦し紛れにニンフを沈めてみるも、フライを咥えたのはアブラハヤ。これではニンフでも変わらないかとドライに戻して少し釣り上がるも、一向に反応が出る気配が無い。いつもなら良いヤマメが着いている平瀬の前でしばしライズを待つが、虫のハッチも無く増水して水面が荒れているのでライズの気配も無し。
Dsc_2763s そのうちにどこかで活性も上がるだろうと再び釣り上がる。途中、前回の釣行時に比べて岸の足場が崩れているところや石が動いているところなど複数あり、それなりの雨が降ったことがうかがえる。まだ緑の葉が付いたままの木と共に崩れたばかりと思える場所もある。この夏に大雨が降れば、ここは恐らく更に崩れてしまうだろう。雨でなくても崩れる可能性はあるので要注意だ。

プールの底の方に、大きくはないが魚影を見つけたので、再びニンフを沈めてみるもやっぱり反応無し。いつも良いヤマメが付いていたポイントも岩が動き底が埋まってヤマメは出ず。ここにはいるだろうという良い感じの長い平瀬でも、出たのは5寸にも満たないチビヤマメ。
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いろんなところで川の様子が変わっていたが、中間育成場前のプールにも変化が。左岸側、育成場から降りる石段の下がすっかり削られ、石や砂利が流されて足場がほとんど無くなっていた。わずかに残った足場からドライフライを流すと、底の方から浮いてきたヤマメがフライを咥えた。ネットに納まったのは6寸のヒレピン。このプールでちゃんとしたサイズのヤマメが出たのは久しぶり。

ここから上の橋までは好きな渓相なのだけれど、今回も増水してどこも白泡だらけで思うようにポイントが絞れない。それでもいつものポイントから5寸のヤマメは出てくれた。その後、橋の上流で6寸ほどのバラしが一度あっただけでヤマメの反応はこれが最後。結局、朝から脱渓までほとんど水棲昆虫のハッチも無いままだった。

脱渓して流星号に戻り、いつもの栗ノ木のスロープ前のスペースに移動してウェーダーを脱ぎ、帰り支度。夕方から戻りの渋滞のピークが予想されているので、渋滞が始まる前に帰宅したい。お昼ご飯のおにぎり、デザートのフルーツゼリーを食べて12時過ぎに梅野川を出発。結局他の釣り人の姿は(車も)見なかった。

久しぶりの3日連続釣行は流石に疲れた。もういい歳なんだなあ。無理な釣行は控えるようにしよう。夏の梅野川釣行は早朝に出発しなければならないので、また今回の宿を取って行けば体も楽だな。色々、反省と学びの多い3日間でした。

 

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2024.05.04

GW釣り3連戦2日目ー目指した小野川は水害で再び、移動して高瀬川で7寸、そしてブラウンも…

3連戦の2日目は日田漁協管内を釣り廻り、一泊して3日目は梅野川という予定。
まず目指したのは小野川。漁協のサイトを確認すると、遊漁証の販売店に小野川沿いの黒木酒店が復活していたから。九州北部豪雨以前は、毎年ここで年券を購入していた。しかし、豪雨被害後の復旧工事などで川には重機が入り、黒木酒店での遊漁証の販売も途絶えていた。3月に漁協に電話すると、小野川には成魚放流をしたということだった。黒木酒店にも4月には遊漁証が届くはずだと。

しかし黒木酒店に到着し遊漁証を購入しようとすると、意外な答えが。遊漁証は無いと。小野川も工事ばっかりでヤマメの放流もしていないはずだと。確かに至る所で工事をしていて、重機やトラックが川岸や道路脇に複数並んでいる。水も濁っている。今年も小野川はダメか。

仕方なく今年もFISHPASSで年券を購入し、大きく移動。まずは、前回小さなヤマメを釣った小渓流へ。入渓ポイントに流星号を駐めると、草刈りをしていた目の前の家の人が声を掛けてきた。誰かと間違ったらしい。ここに車を駐めても大丈夫ですかと確認すると、「なんなら家の前に駐めてもらっても良いよ」と。なんと寛大な。「何しにこんな所に来たの?」と尋ねられ、「魚釣りに」と応えると、この辺りは大きいのはいないもんねえ、と。そして「今はどんな釣りをするの?」、「fly、毛針釣りです」とタックルを見せると、「??」という顔。「頑張ってね」と声を掛けられて入渓。
小野川が空振りだったのに加え、小野川の前にTRIALに寄って泊まりに備えた買い物をしたりで時間を使い、入渓できたのは10時過ぎ。水棲昆虫が盛んにハッチしている。ここも増水気味で、淵や小さな滝壺が遡上を困難にしているので慎重に釣り上がる。ただ、川幅が狭い渓流なので、増水してもポイントははっきりしている。

入渓直後からフライへの反応は良く、いきなり6寸ほどのヤマメをバラしてスタート。少し釣り上がり、ここはというプールに浮かべたフライが消えた。今度こそバラさずにネットイン。昨日に続き、これも美しい6寸ヤマメ。
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しかし、その後はバラしやすっぽ抜けが続き、5寸ほどの1尾を釣っただけで脱渓。
流星号に戻り昼食を取りながら次に向かう先を考える。昨日のことを考えると、午後は期待できない上に何処に行っても午前中の先行者の後に入渓することになる。であれば、いっそ川幅もあり流程も長いので先行者の影響もそれほどでもない高瀬川か。

まずは、昨年ブラウンを釣った区間に入ったものの、岸の岩には先行者の真新しい濡れた足跡が。戦意を喪失したものの、次の退渓点まで釣り上がるしかない。むなしくロッドを振りながら、全く当たりもヤマメの気配も無いまま退渓。流星号に戻り、ロッドを仕舞っているところに白い車が停まり二人の男性が降りてきて「釣れましたか?」と声を掛けてきた。彼らはflyfisherで、大野川水系を釣ったが空振りで高瀬川の様子を見に寄ったという。高瀬川は初めてと言っていたので今日の状況や日田漁協管内の川の様子を話し、しばし情報交換をした後彼らは立ち去った。直後に日田漁協の釣場MAPの事を思い出した、教えてあげれば良かったなあ。
次の入渓点をどこにするかと川沿いに下っていると、先ほどの車が停まっていた。その後ろに駐め、お節介とは思ったが日田漁協の釣場MAPのことなどを伝えて再び別れた。

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時刻はそろそろ3時半。イブニングには少し早いが最後のチャンスに期待して再び入渓。いかにもよさげな流れにフライを流すと、反応が。口は使わないが、確かにフライに興味を示している。フライを替え、再び同じ流れを数度流すと出た!ネットに納まったのは残念ながら放流ヤマメではあったが、7寸。今年高瀬川での初ヤマメ。

このままもう一尾!と釣り上がると、岩陰からフライに反応があったが、咥えそこね。フライに触っていないので、少し間を置いて再びフライを流すと今度はしっかり喰ってすぐに岩陰に潜り込んだ。慎重に引き出そうとするが、なかなか出てこない。やっと出たのは良いが今度は重い引きでまるで根掛かりをしているように底から上がってこない。しかし、確かに魚が着いている。暫くするとやっと姿が見えた。ブラウンだ!そこから強い流れの中に入ろうとするブラウンと力比べするようなやりとり。いったんはネットイン直前まで寄せたものの再び勢いよくいきなり反転。流れに入って下ろうとするのを押さえ込もうとしたところでフックアウト!尺はなさそうだったが、8寸は超えた良型だった。残念!

今日はここまで、と脱渓して納竿。今夜の宿泊先である素泊まり1泊2900円の旅館へ向かった。

 

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2024.05.03

GW釣り3連戦ー初日は20cmのヒレピンとコミスジ蝶

GW前半は東京。何処の川に行っても大渋滞に巻き込まれる事がわかっているので釣りには行かず、都内で過ごす。後半は福岡に戻り、満を持しての釣り三昧と目論んでいた。がしかし、今回もGW前半に雨が降り、何処の川も増水していることは明らか。初日はまず近場のいつもの川で様子見をすることに。

川に到着すると、予想通りの増水。flyで攻められるポイントも限られる。流星号を駐め、目指すポイントを目指し川に降りようとしたら、そこには2人のルアーマンが既に入渓していた。狙うポイントは同じだったか。大きく上流へ移動して8時に入渓。水温は12℃。晴天で気温もぐんぐん上がり、水棲昆虫のハッチもある。ライズは無いが、流れが緩い瀬にヤマメがいればドライに反応しそうだ。入渓して暫くすると、流れの底の方からヤマメが浮いてきが、直前でフライを見切られた。ヤマメの活性は悪くなさそうだ。

普段は浅い平瀬も増水で少し水深が増し、広く長い、ヤマメが着きそうな流れになっている。
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その流れにフライを流すと、ヤマメがジャンプ。ジャンプするヤマメは咥えそこないが多いが、今回はしっかりフッキング。ネットに納まったのは20cmのヒレピン。今シーズン、地元九州で最大のヤマメ。しかも美しい。
10時を過ぎる頃から水棲昆虫のハッチが盛んになり、ヤマメの活性が明らかに高くなった。ヤマメも次々にフライに出るようになり、午前中は5寸~6寸のヤマメを複数ネットに納めることができた。

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昼食を済ませて更に上流へ移動。増水しても竿を出せる短い区間を釣り上がるも、午後は水棲昆虫のハッチが治まりヤマメの活性も下がったのか出ても喰いが浅く、3度バラして納竿。遊んでくれたのはコミスジ蝶だけ。暫く右手に留まったり僕の周囲を飛び回ったりと楽しませてくれた。
増水の中でも午前中良い釣りができたので、まずは上出来のスタート。


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