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2024年4月の記事

2024.04.20

2024梅野川初釣行 今年は少し期待できるのだろうか?

今年は冬の降水量が少なく、福岡県のダム貯水率は2月中旬には50%近くまで下がって水不足が心配されていた。ところが渓流シーズンが始まる3月が近づくとよく雨が降るようになった。4月19日時点では80%にまで回復して平年の貯水率を上回ったくらいだ。しかも、週末はほとんど雨だったり週の半ばの雨で増水してたりで、福岡ではまともに釣りができていない。対して、僕が東京にいる週末は天気が良くて神流川や養沢で良い釣りができている。

ここ数年は暖冬の影響か桜の開花も早く、梅野川への初釣行は春分の日前後の3月下旬が続いた。しかし、今年は桜の開花も遅れ、週末の天気が芳しくないので梅野川へは出かけられないままにとうとう4月の半ばとなってしまった。天気予報をチェックしながら今週末こそはと期待していたら、週末が近づくにつれてまた雨の確率が高くなってきた。前日の金曜日にはとうとう土曜の午後から雨の予報。しかし、増水も気になったが午前中保つのならと梅野川釣行を決行。

遊漁証を購入しようといつもの栃野交差点の末松商店に7時過ぎに到着すると、開いていない!まさかここも閉店してしまったか!?誰かいないかとガラス越しに店内を覗くと男性の姿が!外からガラスをトントンすると気がついてくれた。無事に年券を購入し、梅野川へ。
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間地橋前にもスロープ上にも、中間育成場前にも車は無し。水位は予想以上に高い。半年ぶりで川の様子がわからず不安ではあるが、まずは堰堤上から入渓することに。つい数日前には地震もあったので、流星号は落石の心配の無い入渓点から少し離れた安全な所に駐める。水位は高いが水はクリア、水温は10℃。ポツポツと水棲昆虫のハッチもあり、時折モンカゲロウが飛ぶ姿も見える。ドライで釣り上がると、チビヤマメがフライに飛びついてくるが、#14のフックが口に入らないくらいのサイズ。ヤマメの活性は悪くない。増水して渡渉が厳しい場所もあり、慎重に釣り上がる。まず、大岩の脇で5寸ほどのヤマメをキャッチ。

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流れの脇には大量のモンカゲロウの死骸。例年、梅野川でのモンカゲロウのハッチはGW前後だけど、今年は少し早いか。これだけ大量のモンカゲロウが流れ着いているということは、ヤマメは既に満腹だろう。ただし、こんな大きな物をパクパク食べられるサイズのヤマメがいるのならだけど。モンカゲロウの記憶が残っているならばと、フライをボディが赤っぽい大きめのCDCパラシュートに変更して釣り上がる。
いつも良いヤマメが付いている平瀬では、7寸ほどのヤマメがフライに出たが、残念ながらフッキングできず。その後もヤマメがフライに反応するもなかなか口を使わない。流石に解禁して50日、C&Rを繰り返されただけあり、しっかり学習している。そしてやっとプールで7寸ヤマメがネットに納まった。
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まずは証拠写真を撮り姿勢を整えて取り直そうと思ったが、ネットに納まった時にはフライは外れていて、この直後プールに戻ってしまった。

この後も5~6寸のヤマメ数尾が遊んでくれて中間育成場手前までいくと、倒木が行く手を塞いだ。
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強風で倒れたのか豪雨で倒れたのか。シーズンオフの間にもいろいろあったのだろう、半年ぶりの川の渓相もずいぶん変わっていた。根元の辺りを乗り越えてなんとか通過。正午を迎える頃からポツポツと雨が降り出し、同時に散発のライズも見られるようになったが、チビヤマメにハヤばかり。退渓ポイント直前でやっと良い感じで良型のヤマメがフライを咥えた。しかし、猛然と走ってフックアウト。7寸は確実にあったのに、残念。

午後は下流部の様子を見ようと流星号を走らせると、堰堤手前から上がってきたと思われる2人のルアーマンが。「釣れましたか?」と声を掛けたら「全然でした」と。増水しているしルアーの方が釣れたんじゃないかと思ったがそうでもなかったようだ。いつものスロープ前に流星号を駐めて、流木止めの上から橋の先当たりまでを目標に入渓。
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流木止めには岩や流木が溜まり、半分は塞がっている。今年また大雨が降ったらまた全部ふさがってしまいそう。一方、昨年重機が入って平坦になっていた川底も流れで岩が動き、良い感じになっていた。
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休耕田下の淵で久しぶりにヤマメがドライに出た。6寸ほどではあるがうれしい。かつてはこの淵ではいつも尺ヤマメがライズしていた。人気のポイントでヤマメもスレていたので、シビアにフライを合わせる釣りが面白かったのだが、最近はすっかりヤマメの姿を見なくなっていた。
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ここでヤマメが出ると言うことは、下流部にもヤマメが戻ってきたということだろう。その後も5寸~6寸のヤマメを数尾ネットに納めたところで雨も少し強くなり納竿。

8寸越えのヤマメは釣れなかったが、6寸~7寸のヤマメは夏頃には8寸超えに育つだろう。思ったよりも魚影はあったので、今年は少し期待して良いか?心配は7月の大雨。それまでに天気の良い日にどれだけ足を運べるかだな。

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2024.04.07

めったに出会わないウズラにモグラ。増水の川で転んでウェーダーに鉤裂き!

この週末は今シーズン初の梅野川へと考えていた。毎年、梅野川への初釣行は桜が満開になる頃、ここ数年は3月中に行っていた。しかし、今年は3月の寒の戻りが厳しく桜の開花も遅れて、4月になってもまだ梅野川へ足を運んでいない。大雨が降る中福岡に戻ったら桜の満開は過ぎ、木によっては既に葉桜になっていた。

九州では週の半ばにまとまった雨が降った。福岡に戻った水曜日は、傘もあまり役に立たないほど土砂降りの雨。あの雨だとこの週末もまだ増水している可能性が高い。土曜日はいきなり梅野川ではなく、近場のホームリバーでまず様子を見て、増水が治まっていれば日曜日に梅野川へ出かけるという算段で、まずはあの川へ。
川に到着する直前、道路上に鳩?近づくとちょっとシルエットが違う。茶色いキウイのような。ウズラだ。すぐにもう一羽が飛び出してきてすぐに2羽で草むらに走って行った。川はやはり増水していた。

Dsc_2702s 支度をして入渓ポイントまで歩いていると、目の前に小さな動物が飛び出してきたがすぐにUターンし、枯れ葉の下に潜り込んだ。足は短いしなんだかドタバタしている。もぐらだ。枯れ葉をはらうとその姿が見えた。そしてすぐに逃げ出し、今度は枯れ葉の下に空いていた穴の中に姿を消した。

ウズラにモグラと立て続けにめったに見ることはない動物と出くわした。次に出るのはゴジラか?
川に降りると想定以上の増水。梅野川に行かなくて良かった。これでは明日も水は治まっていないだろう。

Dsc_2711s 入渓してすぐ、大きなプールの流れ込みのところでヤマメがゆっくり浮いてきた。しかし、慌てて早合わせとなり空振り、キャッチできず。その後は増水した川を慎重に釣り上がるが、水深があり川底は見えづらいし苔で滑るしで何度も転びそうになる。そしてとうとう川底の斜めの石に足を乗せ滑り、体勢を立て直せず前向きに手をついた。その時に膝も着き、尖った石の角に当たったのか、ウェーダーに鉤裂きができた。替えのウェーダーなんて持ってきていないし持ってもいない。まだ水は冷たいので、浸水は避けたい。釣りを続けるには、膝より深い所に足を入れないよう選んで歩くしかないが、増水しているのでかなり厳しい。川を渡らず川岸から竿を出せる範囲で釣りをするしかない。

増水はしているけど、水棲昆虫のハッチはあるようで、飛んでいるカディスがチラホラ。午後からは雨が降り出し、今シーズン初のレインジャケット登場。雨が降り出したせいかヤマメの活性も上がったようでフライへの反応が良くなった。

Dsc_2717s
出てくるヤマメは、どれも6寸前後。もう少し釣り上がりたかったが、途中どうしても膝上まで水につかる場所がある。ついに20cmを超えるヤマメに出会えないまま納竿。

ウェーダーは一晩乾燥させ、モンベルのリペアシートで穴を塞いだ。鉤裂きになったのは右膝だったが、左にも膝を着いた(スネを岩に当てた)時に擦れて小さな穴が空いていた。こちらもリペアシートで補修。

今日は良い天気だったが、釣りに行っても増水は治まっていなかっただろう。行けば無理してでも竿を出したくなるから、行かなくて良かった。今日はウェーダーはじめタックルのメンテナンスをして、穏やかに一日を過ごした。

 

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