恐らく軽い熱中症。更には謎の発疹。猛暑日の釣りは午前の早い時間だけにしよう。
昨日の高瀬川は不本意な結果に終わった。今日こそ出遅れは許されないと目覚ましもしっかりセットした。予定通り出撃し、7時半に入渓。川面には朝靄が立ちこめていた。水量も平水で良い感じ。
しかし、ヤマメの反応はイマイチ。ほとんど日陰が無い川なので日が高くなると日差しがキツい。日焼け止めを塗りたくっていても、日光が当たれば体の表面温度は上がるし動いているので体温も上がる。おまけに気温がぐんぐん上がっていくのもわかる。腰に下げた600mlの麦茶を何度も口に運び、塩タブレットも口に含みながら釣り上がるが、ヤマメはいっこうに反応してくれない。時折帽子を川に浸して頭と首筋を冷やし、ペットボトルの麦茶の残量を確認しながら釣り上がる。ヤマメがフライをくわえることは無いまま12時になったので、一度退渓してお昼休憩に。
川を上がる時に水に濡らした帽子で頭を冷やし、歩きながら残った麦茶を飲み干し、クーラーボックスの冷えた麦茶と氷水を目指して流星号へと向かうが、この道のりが長かった。いや、長く感じた。流星号にたどり着き、冷たい麦茶を喉に流し込むと、体の中の熱が取れていくような感覚。頭から冷水をかけ、首の後ろも冷やす。
おにぎりを食べようと思っても、体が火照って食欲が沸かない。塩タブレットを口に含み、冷たい麦茶をもう一口、更に一口と飲んでいるとなんとか落ち着いてきた。あまりに暑いので午後の釣りは諦めようと思ったが、おにぎりも食べられ、エネルギーも補給できた。ボウズのまま帰るのは気分が悪い。上流へ移動して短い区間で短時間だけ竿を出す事に決めて入渓した。
午前とは打って変わり、フライへの反応が良い。事前に決めていた退渓点までの1時間ほどで、6寸越えのヤマメが3尾。うち1尾は7寸にちょっと足りない幅広の良型。これで心置きなく帰路につける。
と川から上がろうとすると足が重い。流星号までのほんの200~300mほどの道のりが遠く感じる。流星号にたどり着き、再び麦茶と塩タブレットを口に入れ冷水を頭にかける。タックルをしまい、フライベストとウェーダーを脱ぐと全身びっしょり。ズボンもシャツも水をかぶったように濡れている。もちろん、全部汗。朝入渓して納竿するまで、ほぼ2リットルの麦茶を飲んでいるのにおしっこは出ていない。飲んだ水分がそのまま汗となって吹き出しているのだろう。
帰り支度を済ませ、最後に冷えたフルーツゼリーで整ったところで流星号を発進させた。流星号の表示では外気温は37℃!助手席には保冷剤と麦茶のペットボトルが入った小さなクーラーボックスを置き、備えは万端。ただ、流星号のエアコンの機嫌が悪く冷気がイマイチ頼りない。
走り始めて10分ほどしたころから両足に異変が。足が突っ張るようなつるような、感覚がおかしくなってきた。これまでも釣りを終えて帰る途中、両足のすね辺りの筋肉がつることはあったけれどそれとは違う。だんだんと筋肉の突っ張りと痛みが増し、このまま運転を続けることは危険と判断して流星号を安全な所に駐めた。外に出ようとすると筋肉が突っ張って思うように出られない。車外に出ても足の屈伸さえなかなかできない。少しずつ足を伸ばし、助手席から麦茶を取り出し水分を取り、周囲を歩いたり恐る恐る屈伸したりすること約5分。ようやく足の感覚が戻ってきたので運転席に戻り、慎重に出発した。熱中症の初期症状で、足がつったり痙攣したりというのもあるので、きっと軽い熱中症だったんだろう。危ない危ない。
それからは特に運転に支障は無く無事自宅に到着。ビチョビチョの服をすぐさま脱ぎ、シャワーを浴びる。で、体を洗っていてお腹から下に赤い発疹を確認。あれ?何かのアレルギー?でも心当たりは無い。この発疹、どこかで見たような。赤ちゃんのあせもだ!そうか、一日中汗まみれでずっと蒸れていたから汗疹ができてしまったのか!
猛暑日の釣りは慎重にしなければ。今年はもちろん、来年以降も猛暑日は続くに違いない。猛暑が予想される日には気温だけでなく発汗量も考えて朝の涼しい時間帯、せいぜい11時前くらいで切り上げることにしよう。
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コメント
シーズンも終盤になり、行っておられますね~
私も仕事で熱中症か水中毒の状態になり、へたりこんで、ペットボトルも手の震えで開けれず危うかったです。
それからは、釣りにも経口補水液を持って行くようにしました。のどが渇く前に少しづつ少しづつ飲むようにして。
ソルティライチのパウチと、OS1ゼリーを携行しています。
ベストのポケットに入れていてもかさばらないし、飲んだらゴミも小さいしですね。おすすめです。
投稿: tenkara2416 | 2023.08.29 23:49
tenkara2416さん
熱中症怖いですねえ。OS1にゼリーがあるんですか!探してみます。情報ありがとうございます。
投稿: flyday | 2023.08.30 09:31
お久しぶりでの追加情報です。
山登りが趣味の兄に教えてもらったのですが、芍薬甘草湯、が脚の攣りに良いそうです!やばいかな、というときに飲めば即効性もあるようで勧められました。早速私も携行しやすい顆粒とゼリーのものを購入しました。
釣行中、移動中、辛いし、何より危険ですし。就寝中の脚の攣りにも良いようです。
今シーズンも残りわずか、準備万端に、安全に楽しみましょう!
投稿: tenkara2416 | 2024.09.08 22:42
tenkara2416さん
お久しぶりです。
情報ありがとうございます。早速ドラッグストアに行って探してみます。
ところで、古湯はどうなんでしょう?今シーズンは一度も足を運んでいません。古湯で春のライズを釣っていた頃が懐かしいです。
投稿: flyday | 2024.09.08 22:54
古湯の嘉瀬川自体はほぼやってなく、私は支流の天河川をよく行ってました。
ただ、そこも一昨年2022年3月に行ったっきりです。その時非常に砂かぶり状態で全く反応なく、去年も脊振系の川は結構川が壊されていましたので、今年も天河川行ってないのですよねえ。情報もってなくてすみません!
投稿: tenkara2416 | 2024.09.08 23:06