初挑戦の神流川、タイミングも悪くなんとボウズ(T_T)
お盆休み前日の8月10日、宇都宮へ出張することになった。仕事終わりは午後4時過ぎなので、そのまま那須か日光方面に足を伸ばして一泊し、翌日釣りをして帰ることにした。しかし、翌日11日の山の日は連休初日で観光地はどこも渋滞が予想されている。そこで、方向としては帰り道を遠回りするような形になる、一度行きたいと思っていた神流川へ行くことに決めた。初めての土地で夜道は走りたくないので、なんとか明るいうちに到着できそうな上野村の手前で宿を取り、翌朝上野村へ出発する算段で。
神流川沿いの、その地名も神流町の 古民家の宿「川の音」に宿泊を決めたが、残念ながら夕食の時間に間に合わないので素泊まりで予約。途中のスーパーで夕食と翌日の朝・昼食、それに安ワインなどを買い込み、最後は真っ暗な道をひたすら走り7時半到着。福岡よりも日没の時刻が40分ほど早いのをすっかり忘れていた。上野村まではここから更に20km以上。上野村に宿を取っていたら、真っ暗なくねくね道を更に30分ほど走らなければならなくなっていた。
5年前に移築して開業したということで、古民家でありながら施設・設備も新しく、清潔。周りには何にも無いけれど、とても良い宿だった。次回、神流川へ泊まりで釣りに来る事になれば、ここに食事付きで泊まりたい。
翌朝は7時にチェックアウトし、上野村へ出発。まずは役場前のC&R区間を目指す。カーナビの指示通りに走り、もう一つのC&R区間が設定してあるヴィラせせらぎ前を通過し、スムーズに到着。まずは川の様子などを確認したので、次は遊漁券を購入しなければならない。国道沿いには遊漁券を扱っている所があるだろうと車を進めると、すぐに遊漁券取り扱いの赤い幟が。民宿旅館「不二野家」さん。上野村で宿を探していたら、ここかヴィラせせらぎか、あるいは今井家旅館あたりだったか。
不二野家さんで遊漁券を購入し、上野村渓流MAPを受け取る。日釣りは今年から2,500円に値上がりしているけど、遊漁証は2,000円のまま。漁協でありがちな手抜きだけど、せめてボールペンで修正するなりしといた方がいいと思うんだけどなあ。
想定外の連続で心が折れそうに
車を公園の駐車場の日陰に駐め、まずは役場前から入渓。上野村の神流川には、河川敷へ車で降りられる所がたくさんある。ただ、役場前の河川敷へ降りるスロープの所には大きな看板が立ててあり、本日はイベントのため駐車できませんとあった。
河川敷に降りると、釣りチャンネルで見慣れた景色とは随分違い、川は浅く魚影も見えない。休憩していた鮎釣り師に「釣れますか?」と声をかけると、「川が細くて全然だめ」と。やがてイベントの準備のためにユンボが川岸を掘り始め、少し濁りが入る。浅いプールの対岸、少しえぐれた所にヤマメらしき魚影が見える。フライを送り込むも無視。いずれにしても、このプールではここが唯一ヤマメが付いていそうな場所なので、しつこくフライを流すと出た!
しかし、ネットに納まったのは想定外のウグイ。その後、ここでヤマメが反応するはずもなくこのポイントを離れた。時間が経つにつれ、河原には川遊びをするファミリーの姿が増えてくる。加えて、鮎釣り師がたくさん。減水してヤマメが付きそうなポイントは限られ、川遊びをするこども達と鮎釣り師が思うような釣りをさせてくれない。
鮎釣り師が陣取っていた奥の巻き返しには大きなヤマメの姿がいくつも見えるが、鮎釣り師が入れ替わり立ち替わり入っているので、ドライでもニンフでも全くフライに反応しない。
その後もそれらしいところを見つけてはフライを流すが、なかなかヤマメらしい反応はない。一度尺を優に超えるヤマメがフライに浮いてきたが、直前でUターン。別のポイントではフライを咥えさせたが、残念ながらフックアウト。これも大きかった。流石の人気河川のC&R区間、しっかり学習している。ヤマメがフライに反応したのはこの2回だけだった。鮎漁が解禁になる前に来るべきだったか。
ヴィラ前も覗いたが、河川敷は川遊びをするファミリーのテントでいっぱいだった。お盆休みの初日で里帰りや観光で川遊びをする人が大勢。川の駅前のC&R区間は入渓ポイントがわからず断念。長居をしても釣れそうも無いので、2時過ぎに納竿して帰路についた。
帰宅してニュースを見ると、上野村役場前の河川敷では日航機墜落事故の慰霊イベントで、精霊流しが行われたことを伝えていた。そして、上野村漁協のサイトを見ると、この日鮎の成魚放流を実施したと。鮎釣り師が多いはずだ。
よりにもよって、一番避けなければならない日に行ってしまったようだ。
川の様子は掴めたので、日を改めて神流川の大ヤマメに挑戦することにしよう。
| 固定リンク | 0
コメント