台風2号が梅雨前線を刺激し、太平洋沿岸部に線状降水帯が発生し大雨を降らせ、各地に大きな被害をもたらした。しかし、九州北部にはそれほどの影響も無く、大雨も降らなかった。遠くではあったが台風が通り過ぎたことで、一時的な台風一過の状態になり、この週末は好天に恵まれた。
それでも、梅雨に入ってからは雨が降り続いるので、川は増水しているはず。土曜日は増水に加え風も残っているようなので釣りには行かず、久しぶりに映画(初のインド映画、RRR!)を見に行ってきた。
さて、今日は貴重な梅雨の晴れ間に何処に行こうか?
今は、国土交通省の「川の防災情報」サイトの河川カメラで目的地近くの川の様子や水位を確認することができる。加えて、FISHPASSでも水位情報が確認できるから便利だ。それによると、高瀬川は平水よりまだ30~40cm高い。河川カメラではそれほど増水しているようには見えないけど、どの川もそれなりに増水しているのだろう。ということで、知らない川は怖いので、午前中だけ勝手知ったる近くのあの川へ。
それは突然のことだった
川に到着すると、予想通り増水していた。しかし、遡行できないほどではない。早速準備。
全ての準備が整い、靴紐を結んで歩き出そうとしたら何か変。足下がふわふわする。
最近は、タックルの準備が整い、最後にウェーディングシューズの靴紐を締めるようにしている。シューズとウェーダーのソックスが馴染まないうちに紐を結ぶと、ウェーディング中につま先が痛くなったり緩くなったりと良いことが無い。靴を履いて暫く動き回った後、最後に紐を結んでからRODを持ち川に向かうことにしている。
ふわふわする足下を確認すると、靴底がパックリと剥がれて大きな空間が見える!ついに寿命が来たか!これまでシューグーで補修しながら使い続けていたリバレイのウェーディングシューズ。2020年のシーズンオフに購入して2シーズンとちょっと。これではウェーディングは無理。シューグーでの補修も効かないだろう。
ということで、こんなこともあろうかと昨年購入して流星号に積んでいた予備のウェーディングシューズに履き替え。中国製の知らないブランド。こんな時が来ても慌てないようにと積んでいたのだが、備えあれば憂い無し。まあ、こうなる前にシーズンごとに新しいのに買い換えれば良いのだろうが…
一応、節約釣行を旨とするので、できるだけ長持ちさせたいと頑張ってきた。履き替えた靴は、ちょっとコバが張り出して横幅が広い。川を移動する時、マニュアルの流星号の運転には不向き。やっぱりちゃんとしたシューズを購入した方が良いか。

増水した川はポイントが絞りづらいうえに魚が上を向いている感じがしない。流れが緩い所を中心にフライを流していく。すると、浅い流れの小さな岩裏からフライに出たのは色の濃いヤマメ。7寸越え、21.7cm。ん、良いスタート。その後も6寸前後のヤマメが数尾出たものの、途中からパッタリと反応が無くなった。岩に残る濡れた足跡。途中から釣り人が入ったか。
そこで大きく上流へ移動するも状況は変わらず、ここで最後と決めたプールでは良いサイズのヤマメがフライの直前まで浮いてきたもののUターン。これにて脱渓・納竿。
短い時間だったけれど、増水して様子見がてらの釣行にしてはまあまあの釣果は良しとしよう。
ああ、ウェーディングシューズ、また出費が嵩む。
(T^T)