釣れるのはカワムツばかり。移動して初めての川で最後の最後に8寸ヤマメをネットに
GWの後半は天候が崩れるという予報。今日も夜明け前まではお湿り程度だが雨が降っていた。釣りに行くとしたら、この連休では今日が最後のチャンス。日田方面に出かけることにした。
まず向かったのは前回22cmのヤマメを釣った、勝手知ったる川。しかし、9時に到着したら地元大分ナンバーの釣り人の車が。どうやら餌釣り師。途中釣り人の姿は確認できなかったので、朝早く入渓して釣り上がっているのか、あるいはここから入渓して上流へ行ったか。僕は退渓ポイントに流星号を駐め、入渓ポイントまで歩いて下るが、普通は入渓ポイントに車を駐める人の方が多い。さて、この餌釣り師はどっちだろう?
疑心暗鬼の中、入渓ポイントまで歩いて下るが釣り人の姿は無い。水生昆虫のハッチが始まり魚の活性が上がり始める頃を見計らっての入渓だが、フライに出るのはカワムツばかり。時に重い引きで、ヤマメか?と思ってももったりと重いだけ。上がってくるのは5寸ほどの大きなカワムツ。
その後も、良いポイントでも出てくるのは血走った目のカワムツばかり。
やがて、砂にラバーソールの足跡発見。やっぱり餌釣り師が先に釣り上がっていたか。ヤマメは抜きあげられたんだろう。このまま釣り上がってもヤマメが釣れる気はしない。脱渓して流星号に戻ると、今朝あった釣り人の車は居なくなっていた。
さて、これからどうするか。このまま帰るか移動するか?ちょっと早いけどお昼をとることにし、持参していたおにぎりを食べ始めるとアリが寄ってきた。ご飯粒を近くに落としても興味を示さない。よく見るとクワガタのように顎が異様に大きい。こんなのに食いつかれたら痛そー!
※この写真をFacebookに投稿したら、アリではなく蜘蛛の一種でアリグモだと教えていただきました。こうして写真にして拡大すると足が8本あることがわかりますが、肉眼ではわかりませんでした。
お昼を済ませ、川を変えることに。日田漁協管内には川が多いので、少し移動すればヤマメが居る(はずの)川にたどり着ける。ただ、日田は地元の餌釣り師が多いので、早い時期にヤマメが釣り上げられてしまう傾向はあるか。どこかにC&Rの河川を設定してほしいのだが。
漁協のfishing guide を頼りにヤマメを放流している川に狙いを絞り、移動したのは初めての小渓流。ここも水害の影響か両面コンクリート護岸になっていて、川幅は狭い。入渓できるポイントは見つかったが、果たして釣り上がった先に退渓できる場所はあるのか?最悪ここまで川を戻ることも覚悟して入渓。
入渓してすぐに、いきなりバラし。よしよし、ここはヤマメがちゃんと居る。その後、カワムツを交えながらヤマメの反応もあるが、何故だかうまくフッキングできず、バラしの繰り返し。川幅が狭いのでロッドもうまく振れない。バンブーのショートロッドに替えて入渓すれば良かったと後悔。せめてライントラブルを減らすためにティペットを短くする。
やがてコンクリート護岸が途切れると、そこから先の川は杉林の中。いきなり薄暗くなりフリーストーンの渓相に。那珂川の源流、背振ダムの上流を釣り上がった時のような感じだ。ヤマメの反応も無くなった。ここで退渓しても上がれる道路がなさそう。戻るしかないか。
このままボウズで帰るか?なんとか小さくても良いから、ヤマメを1尾だけでも釣って締めくくりたい。最初の入渓点から少し歩いて下り、入渓できる所を探すとあった。そこから最初の入渓点までの短い区間に賭けることにする。
それらしい良いポイントが続くが、ヤマメの反応は無い。目の前は退渓点。その手前の深いプールに最後の望みをかけてカディスをキャスト。1投目反応無し、2投目も反応なし、そして3投目。深いプールの底からゆっくりと魚影が浮いてきてフライを咥えた!想定外の良いサイズ。
バレるなよ!と思わず声が出る。
ドキドキしながらのやりとりの末、ネットに納まったのは24cm、今シーズン2尾目の8寸ヤマメ。帰らずに移動して良かった!
この一尾で十分満足。まだ2時過ぎだが、帰りの渋滞も考えてここで納竿。
帰りは少し時間はかかったものの渋滞と言うほどのこともなく、途中夕食と酒の当てを調達して6時前に帰宅。
美味しくお酒が飲めましたとさ。
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