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2022年11月の記事

2022.11.19

初めての尺上ブルックトラウト、ヒレの綺麗なピンクのヤマメで今シーズン締めくくりーうらたんざわ渓流釣場

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前回、思いがけずも46cmのニジマスを釣り上げた、うらたんざわ渓流釣場。ニジマスはたくさん釣れたけどヤマメは3尾だけ、と消化不良。今年最後の釣行は再びそこ(管理釣り場だから釣行と言えるのかは微妙だけど)へ行くことにした。
20221119-12-23-05s 2週間前は紅葉が綺麗だったのにすっかり葉は落ち景色も変わっていたが、水温はそれほど変わらず、日が昇れば風も無く温かい釣り日和。今回はヤマメクラシックⅡのみに狙いを絞り、美しいヤマメ・イワナを釣りたい。ニジマスもレッドバンドが出てヒレが尖ったワイルドレインボーだったら楽しいのだが、放流魚が中心だからそういう個体はなかなかいない。
プールでは、できるだけヤマメの魚影を確認してサイトで狙い、魚影が確認できない早瀬やフリーストーンの所は、ヤマメが隠れていそうな岩や石の周りにフライを流す。どうしてもニジマスの割合が高いが、2回目で全体の流れとポイントが解っている今回は、前回に比べるとヤマメが釣れる確率はずいぶん上がった。

Dsc_2215sところで、ヤマメクラシックⅡには礼儀正しく挨拶をする小さなflyfisherがいた。フライラインはおとな顔負けの綺麗なループを描き、コンスタントに魚をキャッチしている。「フライは何を使ってるの?」と訪ねると、「これ」とビーズヘッドニンフを見せてくれた。ドライフライはうまく流せないからニンフを使っているのだそう。マーカーが使えないヤマメクラシックエリアで、ニンフできちんと釣果をあげる、脱帽です。

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前回はヤマメクラシックⅡのエリアはほとんど釣り人がいなかったのに、今回はたくさんの釣り人がいた。思うように釣り上がれないが、管理釣り場だからそれは仕方ないこと。午前中は綺麗なヤマメも釣れてエルクロードまで釣り上がり、その先は釣り人が何人も並んでいたのでお昼休憩。

午後は折花橋から入渓し、「コーナー」で浮いているイワナの魚影を見つけ、サイトでフライを送り込むも全くの無視。無視するどころかフライを確認しては深みに逃げていく。それでは、とフライをクイルゴードンに替えて流れ込みから流すと、フライが消えロッドにいきなり強いテンション。大きなヤマメはほとんどいないはずなので、この引きはニジマスか?それとも見えていたイワナか?
強い引きでなかなか浮いてこない。暫くやりとりをしてやっと浮いてきたのはニジマスだろうと思ったら、思いのほか黒い魚体。婚姻色が出た黒いニジマスか、それともイワナか?
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ネットに納まったのは思いもしないブルックトラウト。しかもヒレピン、31cmの尺上。そもそも過去にブルックトラウトを釣った経験がない。九州の自然渓流にはヤマメかアマゴしかいないので、これがイワナなのかブルックなのかもわからないけれど、少なくともヤマメでもニジマスでもないことは明らか。ひょっとすると色の黒いイワナ?とも思ったがやっぱり違う。ネットに納まった魚体を見ながら、これはブルックだ!と確信。

良い魚を釣り上げ、気持ちも楽になって釣り上がり、終点の大堰堤・パラダイスに。プールからの流れだしにライズが確認できる。大きな虫は飛んでいないので、フライを水面にぶら下がるフローティングニンフに変更して流すと、すぐにヒット!
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ピンクに色付いたヒレピンのヤマメ!
最高のコンディションのヤマメをネットに納め、今シーズンを締めくくることができた。

来年も良い魚との出会いがありますように。

 

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2022.11.12

3G停波を目前に、ガラケーを4G対応に機種変したら0円でできた!

メインの連絡先として使っている携帯は、3G回線のガラケー。契約して既に20年以上、対外的な僕の携帯番号はこのガラケーの番号である一方、様々なサイトやアプリの2段階認証のSMS受け取り番号でもある。もちろん今どきスマホは必需品で、iPhoneも併用して2台持ち。iPhoneがガラケー並みにバッテリーが持てば2台持ちの必要はないのだが、残念ながら一日保たない(先日AppleStoreに行ったら、カタログ上の保ち時間は18時間だと言われた)。気がつくとバッテリー切れになっていることも度々。対し、ガラケーは充電しなくてもほぼ1週間大丈夫。24時間、国内だけでなく海外に行っても安心していられた。

しかし、3G回線はauが既に今年3月、SoftBankも24年1月に停波し、docomoも26年に停波の予定。今年6月のイタリア取材の際トランジットで乗り換え便がキャンセルになり、40時間も空港で足止めにあったフランクフルトでは圏外(3G)。この間に日本では従姉妹が心臓発作で急逝し、電話で連絡をくれていたのに繋がらず、帰国してこの訃報を知ることとなってしまった。常に繋がることは本当に大事なのだと痛感。

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20221112-23-03-43s 2台持ちになってからのこの10年ほどはガラケーの新機種も出なくなり、不具合が発生する度に同じシャープのSH-11Cを3台乗り換え今に至っていた。バッテリーが膨らんできてカバーも浮いてきた。回線の問題に加えハード的にももう限界と感じ、4G回線のガラケーに乗り換える決断に至った。

docomoのOnlineShopで見ると、ケータイは3機種ラインナップされている。スマホと2台持ちで電話として長時間使えれば良いので、余分な機能は要らない。そうすると、バッテリーの容量も大きいarrowsケータイベーシックしかない。価格も17,930円とお手頃。これまでは機種変更でもSIMカードを差し替えるだけだったのでネットで端末を購入して差し替えていたが、今回は回線そのものが変わるので多分SIMも変えなければならない。近くのdocomoショップに予約していかないとならないだろう。

20221112-14-48-28s そこで近所のdocomoショップに電話するも、スマホの在庫はあってもガラケーは置いていない。取り寄せると数ヶ月というショップも。それなら天神の中核店なら有るかと思い、引っ越し前の事務所そばに有り色々お世話になったお店に電話をすると在庫があるという。そこで予約をして出かけた。

予約をしていたので、受付後はスムーズ。それだけではなく、この10年ほどは自分で端末を購入してSIMカードを差し替えていたのでショップに足を運んでいなかったので忘れていたが、貯まっているポイントが使えるという。それを使えばなんと端末代は0円!しかも、4G回線にすることで「初めてスマホ割」(スマホでないのに!)が使えて月々の維持費も下がるというのだ!結果、回線が変わることでの事務手数料3000円だけで最新の端末に変えることができた。

20221112-12-17-57s 端末代18,000円を用意して天神に出たのに、全く財布を開くことなくショップを出ることに。気が大きくなり、中村酒店で昼間からシャンパーニュの角打ち。久しぶりのちょっと贅沢で気持ちの良い休日となった。

 

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2022.11.05

初挑戦!うらたんざわ渓流釣場。ティペット8x、#24のユスリカアダルトに46cmのニジマスが掛かってもう大変!

九重フィッシングリゾートが廃業しているのを知り、無性に釣りに行きたくなった。
先月は秩父フライフィールドに行ったが、釣れるのはニジマスばかり。ヤマメの魚影は見えなかった。どこかヤマメが釣れる所はないか?
まず頭に浮かんだのは奈良子釣りセンター。過去に何度も足を運んでヤマメもイワナもいることはわかっている。しかし、久しぶりにサイトを覗くと、やはり大雨被害でずいぶんと様子が変わっている様子。

他にはないかといろいろ見ていると、うらたんざわ渓流釣場が気になった。つるや釣具店や釣りチャンネルのYouTubeチャンネルでも紹介されていて、フライ・テンカラ専用釣場、その名も「ヤマメクラシックⅠ、Ⅱ」があるではないか!ここにヤマメがいないはずはない!これは行くしかない!

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朝6時に自宅を出発し、中央高速に乗ったはいいが、なんと八王子手前の事故で渋滞。10kmの通過に90分との表示!手前のインターで降りるかどうしようか悩んだけれど、そうはいっても意外と早くに渋滞は解消するかもしれないとそのまま八王子JCTを目指す。しかし、淡い期待は裏切られ、90分は掛からなかったもののずいぶんと時間をかけて渋滞を抜け、外環相模原ICを降りることができたのは8時過ぎ。うらたんざわ渓流釣場に到着したの8時40分だった。丹沢はちょうど紅葉が見頃だった。
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受付のある建物の前に車を駐めると、見覚えのある顔の男性が声をかけてきた。つるや釣具店のYouTubeチャンネルで見た井上さんだ。
注意事項や釣場の状況を伺い、釣りの準備を整えいざ出陣。午前中はヤマメクラシックⅡをドライフライで釣り上がる。11月なので、産卵に参加したヤマメはほぼ生涯を終えている。残っているとしたらまだ産卵に参加しない若いヤマメ。魚影は濃いが、ほとんどがニジマス。ヤマメが着いていそうなそれらしい流れのポイントにフライを流すも、喰ってくるのはニジマスばかり。パーマークがありそうなヤマメを探しながらフライを落としていく。
Dsc_2187s 20221105-10-09-19s そして、岩の脇に定位しているヤマメらしき姿を確認。何度もしつこくフライを流してやっと喰った!めでたく8寸ほどのヤマメをネットに。まず1枚写真を撮って、ちゃんと姿勢を整えて撮ろうとしていたら脱走ww。バーブレスだからネットに納まった所でフックが外れていた。ふと見上げると真っ赤な楓。上流側の木々は見事に紅葉していた。
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その後も、小さなヤマメともう一尾7寸に届かない程度のヤマメ、順調?にニジマスをネットに納めて釣り上がっていった。
ポイントガイドのかじか淵なのか、岩が沈んだ少し深めのプール。岩陰にヤマメが潜んでいそう。毎日釣り人に攻められるシビアなヤマメ狙いなので、8xのティペットに#24のユスリカアダルトで釣り上がっている。そのユスリカアダルトに岩の裏から浮いてきたのは予想に反する大きな魚体。なんと、そいつがフライを咥えてしまった。ここからが大変。プールを走る走る。こちらもなんとか切られまいとロッドをいなし、転ばないように一緒について行く。長い時間のやりとりの末、弱ったところでなんとか引き寄せ取り込もうとしても、ネットに納まるサイズではないのでまた一苦労。それでもやっとの思いで頭からネットに取り込むことができた。
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全長は46cm(ランディングネットの全長は40cm弱)、尾びれが欠けている分泳力が弱く、8xのティペットでもなんとか取り込めたのだろう。その後はヤマメに出会えないまま堰堤にたどり着いたところでちょうどお昼の時間となり、一度退渓。戻って昼食に。

午後は下流部のヤマメクラシックⅠを釣り上がるも、ヤマメには出会えず、そのままフライ・ルアー・テンカラエリアにフライを落としながら再びヤマメクラシックⅡへ。こちらはまだ目視できるヤマメがいたので、残りの時間はサイトフィッシングで狙うことにする。
定位するヤマメの頭上に何度もフライを流すが、全く無視。フライを替え、フローティングピューパを流すと喰った!しかし、痛恨の合わせ切れ。なんということか。結局そのポイントでもヤマメは出ず、次のポイントへ。ヤマメの姿は見えないけれど、ヤマメが隠れていそうな流れ込みの白泡にフライを流すと、合わせる前にいきなりロッドにテンションがかかった。尺越えくらいの銀ピカの魚体が流れの中を暴れるように走り回る。レッドバンドが見えないので、待望の銀化した尺ヤマメか!?と期待しながら慎重にやりとりを続ける。
やっと疲れて水面に浮いてきたのは、残念ながらヤマメではなく、ヒレがしっかりした尺越えのニジマスだった。
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この一尾を最後に納竿。イワナも釣れるのではと期待したが、尺近いイワナの姿は確認できたものの、底に張り付いて全くフライには反応しなかった。

行きで事故渋滞に巻き込まれたので、帰りは少し早めに出たつもりだったが…
首都高の都心環状線CⅠのトンネル内でまた事故渋滞。結局帰りは行きよりも更に時間が掛かって3時間。

高速道路を使って92kmの道程を、行きが2時間半で帰りは3時間。92kmの道程は福岡の自宅から梅野川までの下道を通って行く距離と同じ。行程の半分はほとんど信号のない山道を行く梅野川までは、高速を使わずに早朝出発の行きは2時間ちょっと、車が増える帰りでも3時間弱。東京からはどこの渓流も、高速道路を使っても時間距離は遠いんだなあ。コスパもタイパも厳しいなあ。

 

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