前立腺癌の疑い有りと告げられ…
2019年12月に舌の手術をして癌が見つかり、それから3カ月毎にMRIやCT検査に加え、最低でも1年に1度のPET CTを受けている。これまでは何の変化もなく、特に転移や再発の傾向も見られなかった。
しかし、9月に受けたPET CTの結果を聞きに病院に行くと、前立腺に癌の兆候がありそうだと指摘されてしまった。モニターにCTの画像を映し出され、昨年12月の画像と比較すると、昨年は何もなかった股間の中心に、金色に光る点がはっきりと現れていた。別にそこが金○だから光るわけではないのだ。
とにかく、紹介状を書くので泌尿器科の専門病院で検査を受けるように告げられた。それなら福岡のT病院で検査を受けますということになり、紹介状を書いて貰った。T病院は4月に転倒して救急搬送された所。勝手もわかっているし診察券もある。
帰宅し、家族に癌の疑いがあることを告げた。手術・入院と言うことになれば仕事にも影響が出るので、福岡にいる事務所のスタッフや極近しい限られた人にだけメッセンジャーで伝えた。福岡に戻る前に出かけた秩父への釣行が最後の釣りになるかもしれない。家族の事、仕事のこと、釣りのこと、いろいろなことが頭を巡る。
福岡に戻り、初診は予約できないので朝一番にT病院に向かった。
受付を済ませると、まず血液検査のための採血と検尿。結果が出るのに1時間半ほどかかるという。後日改めて来院しますか?と訪ねられたが、こんなモヤモヤした気持ちで帰って次の診察日まで蛇の生殺しみたいな生活は勘弁。待っても良いので今日結果を知りたい。癌なら早く入院・手術日を決めて先のスケジュールも調整しなければならない。
そして待つこと1時間とちょっと。名前が呼ばれ診察室に入った。
席に座り、先生の顔を見ると、先生は開口一番
「なんともありません」
「え?」
「前立腺癌の疑いはありません。血液検査(PSA検査)も尿もどの数字も正常です。PET CTは、造影剤が前立腺に集まることがよくあり、前立腺癌の検査には使いません。心配ありません」と。
なんとも拍子抜けではあるが、何はともあれ癌ではないことがわかって気持ちも晴れた。すぐに家族にLINEで伝え、事務所スタッフにも連絡した。
この2年、舌癌の手術や転倒で救急搬送、前立腺癌の疑いと、死を意識することが続いた。この後、平均寿命かそれ以上に生きられるのか、それとも1年後にはこの世にいないのかもわからない。いずれにしても残された時間はそう長くはない。好きなこと、意味のあることに時間を使おう。気が向かないこと、したくない仕事はもうしない、と心に決めた。
家族との時間、釣りの時間を優先して、残りの人生楽しく生きたい。
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