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2022年10月の記事

2022.10.15

ショック!九重フィッシングリゾートが廃業していた!

先週、秩父フライフィールドに出かけ、川の流れにフライを流すことはできたけど、どうも中途半端だった。福岡に戻ると週末の天気は良く、気温も25℃を超えるという。一人でじっと家にいるのももったいないので、久しぶりにドライブがてら九重フィッシングリゾートに行ってみるかとサイトを覗いてみたら、なんと「廃業のお知らせ」が!豪雨禍で休業していたのは知っていたが、2年経つのでそろそろ再開してるだろうと思っていたのに。

2010年前後は、シーズンオフによく通っていた。2010年バンクーバーオリンピックの女子モーグル決勝は、ここの管理棟でみんなして上村愛子を応援していた。しかし、この年に新しく始めた事業に忙殺され、その後は足が遠のいていた。

その事業も、東日本大震災の影響などもあり結局軌道に乗せることができず、断腸の思いで2018年に手放すことになった。その事業で残った負債の返済にもなんとか目処が立ったところでこんどはコロナ。一方で、九州は毎年のように大雨に襲われ、どの川もあるいは山も大きな被害に見舞われた。そして、鳴子川・九重フィッシングリゾートも例外ではなかった。令和2年7月豪雨で被害に遭ってからずっと休業が続いていたが、とうとう復活することなく廃業となってしまった。
代表の古味さんのブログによると、後は太陽光発電施設になるらしい。それもなんだかなあだが、地主さんにしてみれば生活がかかっているから第三者が軽々しく口を挟むことではない。

コロナも落ち着き、久しぶり(10年以上!)に九重フィッシングリゾートに足を運んでみようと思ったのに、残念。
古味代表、長い間お疲れ様でした。

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2022.10.13

前立腺癌の疑い有りと告げられ…

2019年12月に舌の手術をして癌が見つかり、それから3カ月毎にMRIやCT検査に加え、最低でも1年に1度のPET CTを受けている。これまでは何の変化もなく、特に転移や再発の傾向も見られなかった。
しかし、9月に受けたPET CTの結果を聞きに病院に行くと、前立腺に癌の兆候がありそうだと指摘されてしまった。モニターにCTの画像を映し出され、昨年12月の画像と比較すると、昨年は何もなかった股間の中心に、金色に光る点がはっきりと現れていた。別にそこが金○だから光るわけではないのだ。

とにかく、紹介状を書くので泌尿器科の専門病院で検査を受けるように告げられた。それなら福岡のT病院で検査を受けますということになり、紹介状を書いて貰った。T病院は4月に転倒して救急搬送された所。勝手もわかっているし診察券もある。
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帰宅し、家族に癌の疑いがあることを告げた。手術・入院と言うことになれば仕事にも影響が出るので、福岡にいる事務所のスタッフや極近しい限られた人にだけメッセンジャーで伝えた。福岡に戻る前に出かけた秩父への釣行が最後の釣りになるかもしれない。家族の事、仕事のこと、釣りのこと、いろいろなことが頭を巡る。

福岡に戻り、初診は予約できないので朝一番にT病院に向かった。

受付を済ませると、まず血液検査のための採血と検尿。結果が出るのに1時間半ほどかかるという。後日改めて来院しますか?と訪ねられたが、こんなモヤモヤした気持ちで帰って次の診察日まで蛇の生殺しみたいな生活は勘弁。待っても良いので今日結果を知りたい。癌なら早く入院・手術日を決めて先のスケジュールも調整しなければならない。

そして待つこと1時間とちょっと。名前が呼ばれ診察室に入った。

席に座り、先生の顔を見ると、先生は開口一番

「なんともありません」

「え?」

「前立腺癌の疑いはありません。血液検査(PSA検査)も尿もどの数字も正常です。PET CTは、造影剤が前立腺に集まることがよくあり、前立腺癌の検査には使いません。心配ありません」と。

なんとも拍子抜けではあるが、何はともあれ癌ではないことがわかって気持ちも晴れた。すぐに家族にLINEで伝え、事務所スタッフにも連絡した。

この2年、舌癌の手術や転倒で救急搬送、前立腺癌の疑いと、死を意識することが続いた。この後、平均寿命かそれ以上に生きられるのか、それとも1年後にはこの世にいないのかもわからない。いずれにしても残された時間はそう長くはない。好きなこと、意味のあることに時間を使おう。気が向かないこと、したくない仕事はもうしない、と心に決めた。

家族との時間、釣りの時間を優先して、残りの人生楽しく生きたい。

 

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2022.10.10

秩父フライフィールドに行ってきた

来シーズンの下見に来た秩父。長瀞から上流の荒川は子ども達がラフティングしていたり、秩父漁協の本流ニジマス釣場があったりと良い感じ。多摩川上流と似た感じか。支流もたくさんあって、各河川にきちんと漁協の放流もあるようだから期待できそうな渓相。

宿で美味しく充実した朝食を済ませてチェックアウトし、妻を昨日予約していたChichibu Omote-Sando Lab.のスカイラウンジに送り届ける。そこから車で10分ほどのところに秩父漁協の事務所と秩父フライフィールドがある。
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といっても、道路からずっと下にあり見えないので、昨日下見に来たときには一度通り過ぎてしまった。カーナビでは確かにここなのにと車から降り、上から見下ろして確認できた。
駐車場に車を駐め、事務所で受付を済ませながら漁協の方からいろいろとお話しを伺う。
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フィールドの途中は私有地のため立ち入りできない区間がある。そのためフィールドは上流部と下流部に別れ、全流程で800mほどしかないが、下から上まで全部釣り上がろうとすると一度川から上がり、大きく迂回して川に戻らないといけない。帰りの時間もあり、残念ながら午前中しか釣りができないので、漁協事務所下の上流部だけで釣ることにする。

上流部には既に3人の釣り人の姿が確認できる。ポンドの管釣りと違い自然渓流なので、魚の付くポイントもはっきりしている。そこに一人陣取れば他のポイントで釣るしかない。川に降りたのは10時前。定位しているニジマスの姿は見えるが、毎日釣り人のフライを見せられ、既に先行者が何度もフライを流していることだろう。

50cm近い大きな魚体のニジマスの姿も見えるが、そんなのが簡単に出るとは思えない。まずは普通にヤマメを狙うような7xのティペットで小さめのフライを流してみるが、反応は無い。朝霞ガーデン並にシビアな釣りになるのか。流れにはライズも見えるのでそこをめがけてフライを流すが、ニジマスが寄ってきても近くでUターンする。やはりフライを見切っている。仕方ないのでティペットを8xにし、フライをミッジサイズに落として流すとすぐに喰った。

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小さなニジマスが掛かると、それに大型のニジマスが付いてくる。しかしそんなニジマスはフライには反応しない。
結局、20cm前後のニジマスばかりでサイズが上がらないままお昼の時間となり納竿。

妻を迎えに行き昼食に蕎麦を食べ、帰路に着いた。

年内にもう一度、本流のニジマスに挑戦するかな?

 

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2022.10.09

秩父良いとこ一度はおいで~、来シーズンの下見に秩父に行ってきた

不完全燃焼な2022渓流シーズンが終了した。どこにヤマメがいるかもわからず闇雲に川に行っていた初年度は除くと、川に、渓に立った回数は、flyfishingを始めて過去最低かもしれない。こんなだから、もう少し釣りたい。でも、朝霞ガーデンや止水の管理釣り場ではなく自然渓流で。

今の見込みだと来シーズンは関東での釣行が増えそうなので、少し下見もしておきたい。養沢や秋川がある多摩川上流の奥多摩や、忍野から桂川の様子はもうだいたいわかっているので、荒川上流の秩父方面を見てみたい。ネットで10月でも釣りができる渓流を探すと、秩父漁協が管理する秩父フライフィールドが見つかった。妻に「3連休、秩父に釣りに行きたい」というと、「じゃあ、私も一緒に」と言う。別に釣りがしたい訳ではなく、どこかに泊まりで出かけたいらしい。日帰りのつもりだったが、急遽泊まりでの釣行を組むことになった。秩父フライフィールドは定員8名の完全予約制。お許しも出たので早速ネットで予約。

20221010-8-33-22s コロナの外出規制も緩和され、観光地には人が戻ってきている。急な泊まり、しかも3連休ということで宿は何処も満室。やっと秩父駅近くの宿に空室を見つけた。小さいけれどフロント前に薪ストーブがある、小洒落た旅館。しかし、評判の朝食はあるけれども夕食がない。滅多に一緒に外泊することはない妻と二人、どこかで美味しく食事がしたい。宿の周辺で調べたが、ここは!というお店は店休日だったりでなかなかみつからない。
やっと見つけたのは、宿から歩いて15分ほどのイタリアンレストラン。古民家をリノベーションした建物の1階。隣は秩父麦酒工場直送の樽生を常時8〜10種、国内外の醸造所のクラフトビール4〜10種を入れ替えながら提供する「まほろバル」。2階はこれまた素敵な民泊「ちちぶホステル」。ここに泊まれれば完璧だったのだけれど、あいにく満室だった。

20221009-17-02-17s 20221009-17-02-09s 東京からの道中はスムーズで、予定よりも早く到着。秩父フライフィールドを下見してもまだ時間が余る。予定よりも早くチェックインを済ませ、お風呂に入って散歩がてらレストランに向かう。途中立ち寄った西武秩父駅には、高速道路のSAや道の駅のようなお土産が買えるショッピングコーナーやフードコート、越後湯沢駅を思い出すような立ち飲みスペースに日帰り温泉施設「祭の湯」が併設され、ちょっとしたテーマパークだった。

宿を出る直前に降り出した雨の中、しかも夕暮れ時に散歩といってもそうそう楽しめるような街並みでもなく(日中晴れていれば石畳が良い雰囲気の散歩道になってたとは思う)、予約した時刻までまだ小一時間あるのにレストランのあるChichibu Omote-Sando Lab.に到着してしまった。ここは3階にコワーキングスペースもある。妻は僕が釣りをしている間はここでビデオ講座に参加しようかなというので、下見をさせて貰おうと受付に。しかしこの日は貸し切りで見られないと。仕方ないので翌日の予約だけして、レストランの隣のまほろバルに。
20221009-17-34-09s 20221009-17-33-46s ビール工場直送の地ビール12種類の中から3種選ぶ飲み比べセットは990円。これくらいの量だと、食前酒としてもちょうど良い。レストランの予約時刻まで 妻と3種類ずつ選んで燻製ナッツをつまみにビールを楽しんだ。

20221009-18-03-49s そしていよいよ今夜のメインイベント、秩父の食材を使用したイタリア郷土料理の名店 cucina salve へ。その食材のほとんどが自家生産(野菜・鶏など)。前菜で提供されたサラダには何種類の野菜・果実・チーズが使われていたのだろうか?その後に供されるどのプレートも、料理も器も目にも美しいし、もちろん美味しい。
しかし、残念だったのがワイン。ワインリストがなく、食事に合わせてペアリング(1グラス100ccで1100円またはハーフグラス50cc770円、3種、4種、5種から選ぶ)されたビオワインかグラスワインのみ。食事中ずっとシャンパンとかフランチャコルタっていうのは叶わないようだ(こだわりの圧が強くて聞けなかった)。それではとペアリングで3種(妻はハーフ)を頼んだものの、僕のグラスはあっという間に空いてしまう。2杯目が出て来るまでの間が持たずに追加で1杯(これもペアリング)。

一皿一皿、美味しい料理と一緒にワインを大事に味わいながら、滅多にない妻との充実した時間を過ごした。
散々だったナポリの穴埋めはできただろうか?

 

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