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2022年6月の記事

2022.06.29

PCR検査のストレスから解放され、海辺を散策していると変わり果てた姿の Stars&Stripes が!

昨日は帰国(日本入国)のために必要なPCR検査から一日が始まった。いろいろなハプニングがあったもののPCR検査を無事に済ませ、その後のインタビューも終えて普通なら開放感に気持ちも弾むはず。しかし、PCR検査の結果がわかるまでは、「もしも陽性だったら?」という不安から気持ちは晴れない。

そして今朝、PCR検査の結果が届き陰性!やっとPCR検査のストレスから解放され、ナポリの町を散策する気分になった。
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20220629-12-53-08s フニコラーレ(funicolare ケーブルカー)に乗って丘の上に登り、植物園からナポリの街並みと地中海のパノラマを楽しみ、マルゲリータピザと白ワインを楽しむ。ナポリに来て最初で最後の解放され、心も胃袋も満たされた時間。

登りとは違う路線のフニコラーレに乗り、サンタルチア地区へ降りる。
フニコラーレの駅はどこもレトロで良い感じ。ケーブルカーの車両も3路線それぞれに味があって良い。ほんの数分の乗車時間だけれど、運賃も1回1.1ユーロとお手頃な料金なので、ナポリに観光で来る人にはお勧め。
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フニコラーレを降りて坂道を下りながら海の方へ向かって歩くと、やがて建物の間の路地の向こうに海が見えてきた!

路地の両側には雰囲気の良いレストランも並んでいる。マルゲリータを食べる前だったら、ここでどこかのレストランに入っても良かったか。

路地を抜けると公園があり、そこを抜けると目の前は地中海!

20220629-13-41-55s 20220629-14-19-20s気持ち良いので、木陰で普段は控えているビール!卵城をバックに、うまい!

卵城までボチボチ散歩(といっても欧州は熱波に見舞われ、40度近い炎天下)して、ヨットハーバー前のカフェで再び白ワインで喉の渇きを癒やす。

ヨットハーバーの入り口の看板を見ると、R.Y.C.C. SAVOIA とある。
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サボイアといえば、紅の豚の赤い飛行艇を思い出すが、ググってみたらイタリアの名家。かつては王国の君主だったと。このヨットクラブもさぞ名門なんだろう。

海沿いの道をヌオーヴォ城に向けて歩いて行くと、プール越しに卵城とは違うヨットハーバーが。20220629-18-21-18s
更に歩いてヨットハーバーの入り口で驚きの光景に出会った。
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マストを途中で切られた大型艇、12m級だ。パースやサンディエゴ、オークランドにアメリカズカップ(正確にはルイ・ヴィトンカップ)を観戦しに行き、目の前でずっと見ていたからこの船型はすぐにわかる。そして更に近づいて驚いた!塗りつぶされたロゴが確認できる。

Stars&Stripes!!

どうしてナポリに?どうしてこんな姿に?
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バレンシアのCUP VILLAGE では、デニス・コナーの写真の横に立って記念写真を撮った。
Stars&Stripesのこんな姿、デニス・コナーは悲しむだろうなあ。いろいろと衝撃的な体験をしたナポリだけど、こんなところでStars&Stripesに遭遇するなんて(T^T) せめて陸ではなく、海に浮いている姿で再会したかった。
そういえば、NIPPON CHALLENGE も、カップ挑戦後はどうなったんだろう?

人間だって、現役を退くとだんたんと忘れられ、人知れずこの世から姿を消すことになる。ただ、少数の人にでも記憶に残るのだったら、輝いている時の姿を覚えていて欲しい。映画「浅田家」のように。

 

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2022.06.27

ナポリ、アマルフィ、青の洞窟を回避してエメラルドの洞窟

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「ナポリを見てから死ね」と言ったのはゲーテ。

僕に馴染みがあるのは「ナポリタン」と「サンタルチア」の歌くらいで、ナポリの街についてはよく知らない。次の海外取材先はインクルーシブ教育についてイタリアとだけ決めて、何処に行くかは二の次だった。イタリアと言えばローマやフィレンツェ、ミラノなどが思い浮かぶが、陽気な国に行くのだから、地中海が見える明るいところにしようと選んだのがナポリ。世界遺産で映画の舞台にもなったアマルフィも近い。自由な時間は限られているので、観光地巡りよりも空いた時間に地中海を眺めたり、海辺のカフェで過ごす時間に期待した。

一連の「欧州への渡航は当分控えるが吉。日本だけが鎖国政策を続けているおかげで大変な目に遭った」でも書いているが、ナポリへの行き帰りで大変な時間を費やし、ストレスに見舞われた。大きく予定が狂い、1日だけスケジュールが空白の日ができた。この日を有効に使おうと、現地コーディネーターさんにアマルフィ観光を設定してもらうことにした。普通の現地ツアーだと、船を乗り継いで行くが、まず時間が掛かる。海が荒れていれば妻の船酔いの心配もあるし、飛行機以上に欠航や遅れの危険もある。行ったはいいが帰ってこれないというわけにはいかない。陸路の公共交通機関で鉄道やバスを乗り継いで行く方法もあるが、ベルギー取材で一日空いたので日帰りでアムステルダムに行った時の悪夢を考えると避けるべきだ。現地の人も公共交通機関は当てにならないと言い切る。

そこで、日本人ガイドとドライバーに8時間、アマルフィの案内を依頼。アマルフィ周辺は狭く複雑な道なので、慣れたプロドライバーじゃないと大変らしい。約束の時刻に迎えに来てくれたガイドさんにお願いしたのは、アマルフィ海岸に行きたいということと、地中海を眺めながらお昼を食べたい、可能なら青の洞窟を断念したのでエメラルドの洞窟に行きたい、の3つ。

美しい町ラヴェッロ

 20220627-10-23-28s 車で片道1時間半、往復3時間なので、5時間は観光や食事など自由に動き回れる。まず、ガイドさんの提案でアマルフィの前にラヴェッロに寄ることに。アマルフィからわずか2kmほどの標高350mほどにある小さな町(コムーネ)。町の入り口に短いトンネルがあり、住民以外の車はそこから中に入ることはできない。トンネルの外は多くの車が路上駐車していて、ただでさえ狭い道が通りづらくなっている。
トンネルの入り口で車を降りると、眼下にはアマルフィ海岸。町に入ると人の数も少なく落ち着いた佇まい。映画で見たアマルフィのイメージの町だ。
毎年夏、海を見下ろす庭園ではワーグナー音楽祭が開催され、多くの人が訪れるという。その庭園からの景色も素晴らしいということだったが、入場料が必要だったし、最初の訪問地であったことから(庭園の広さや所要時間がわからないので)入場しなかったが、ワーグナーコンサートはきっと素晴らしいだろうことは想像できた。みんな正装で聴きに来るんだろうか?

20220627-10-38-06s 20220627-10-52-27s この町には、ハリウッドのスターやセレブがお忍びでやってきて、プライベートな時間を過ごしている。ドゥオーモ(教会)ではちょうど結婚式の準備が行われていたが、わざわざ遠くからやってきてこの教会で結婚式を挙げたセレブもいるらしい。
人通りも少なく、土産物店もカフェもこぢんまりして落ち着いている。素敵なArt Galleryもあり、テレビの「世界遺産」で見るような美しい町だ。
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アマルフィ海岸の華やかなイメージとは違う、勝手にイメージしていたイタリアの古い町のイメージそのもの。007の最新作、No Time to Die の冒頭で登場する町とも重なってもっと散策したい気になったが、主たる目的地はアマルフィ。後ろ髪を引かれる思いでラヴェッロを後にした。

アマルフィは休日の湘南海岸のような渋滞

アマルフィが近づくと、わかりやすく渋滞。湘南海岸の海沿いの道と変わらない。歩く方が早い。ガイドブックや世界遺産を紹介するテレビでお馴染みの、カラフルなパラソルが整然と並ぶ海岸が見えてきたところで車を降りて歩くことにした。
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町の中心部は多くの観光客がいるが、鉄道などの大量輸送が可能な交通機関がないので思ったよりも人の数は少ない。
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この日はちょうどアマルフィの伝統的なお祭り「フェスタ・ディ・サンタアンドレア」という守護聖人を祀る日だったようで、クライマックスの夜に向けて陸路だけでなく海からもたくさんの観光客がここを目指してやってきていた。
ラヴェッロではそこに住む人の生活を覗くような、生活の空気感を感じられたが、アマルフィはそういう空気感は感じられない観光地。メインストリートをひととおり見て歩いたところで、お昼ご飯を食べるためにアマルフィを離れ移動することにした。地中海を見ながら食事ができるところへ。
20220627-14-36-29s 20220627-14-35-29s 20220627-14-37-12s ガイドさんに予約していただいたレストランは、地中海を見下ろす海鮮料理のお店。海から吹く風を感じながら地元の白ワインと料理を楽しむ。ドライブをしているのに、ハンドルキーパーではないので、心おきなくワインが飲める!何という幸せ。

エメラルドの洞窟へ

食事を終えたらエメラルドの洞窟へ。エメラルドの洞窟は、昼食を取ったレストランから車で5分ほどの所。カプリ島の青の洞窟は有名だけれど、エメラルドの洞窟は発見されてまだ100年ほどでそれほどメジャーじゃない。そのためか、結構休みも多いらしい。まあ、季節にも天候にも左右されるだろうから、運次第とも言える。下に降りるエレベーターの入り口の門が開いていればやっているサインらしいが、それも行ってみないとわからない。しかも午後3時まで。

幸いなことに門は開いていた。エレベーターで下に降りると、並んでいる人は10人ほど。すぐに船に乗れそうだ。船に乗るチケットは一人7ユーロ。それに、船を下りるときに船頭に渡すチップにと2ユーロ硬貨(二人分)を渡された。ちょうど1ユーロ硬貨が2枚あったので、私と妻それぞれ1ユーロずつ持って船に乗り込む。ディズニーランドのカリブの海賊の船に乗り込むような雰囲気。
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小舟に20人ほどが乗り込み、手こぎのボートで洞窟に漕ぎ出すと、すぐに青い光が見えてくる。天候にも恵まれ、エメラルドに光る水が美しい。
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出発前にガイドさんにお願いしていた3つをクリアして、帰りは(妻は海沿いの道を希望したが)アマルフィ海岸を見下ろす山沿いの道を通って予定通り5時過ぎに、朝出発した場所に戻った。

ナポリ滞在中唯一の自由でストレスから解放された充実の一日は、車を降りると同時に終わりを告げた。宿に戻ると、たった今まで綺麗な景色が占めていた脳内を少しずつ翌日のPCR検査のことが占めていった。

 

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2022.06.26

欧州への渡航は当分控えるが吉ーその3 フランクフルト空港に40時間、日本を出発して62時間、ほぼ3日がかりでやっと到着

ナポリ行きのチケットをゲット!

20220709-22-48-45s なんとかナポリへのチケットは予約できた。電話を切ってしばらくすると、ANAからe-チケットが発行されメールで届いた。グローバルWifiのトランジットオプションを付けておいて良かった!しかし、受け取ったのはあくまでもメール添付のPDFで現物のチケットではない。この状況ではプリントアウトもできない。とにかく現物のチケットを手にするまでは安心できない。
朝の4時にカウンターが開くと言うことだったので、3時半くらいに様子を見に行ってみるとすでに多くの人が並んでいた。しかし、それは手荷物預かりカウンターの列。チケットカウンターやチェックインカウンターには人はいない。どこでチケットを発行して貰えるのだろう?ターミナルを歩き回りそれらしい場所が見つけられず元の場所に戻ると、チェックインカウンターが開いていた。ダメもとでそこに並び、メールで届いたe-チケットをPCで開いて画面で見せると、パスポートの提示を求められ、すんなりチケットを手にすることができた。羽田で預けたままの手荷物についても尋ねてみたら、引換証を見せろと。タグをスキャンして画面上でなにやら上書きしたようで、これでナポリで受け取れるという。不安は残ったがこの時点では信じるしかない。

再度の手荷物検査と通関

新しいチケットを手にしたのは良いが、時刻はまだ午前4時過ぎ。チケットを確保できたことで安心したら、昨日からまともに食事をしていないことを思い出した。朝ご飯を食べたいと思っても空港内の店舗はまだ開いていない。ナポリ行きの飛行機は夜の9時発。まだ16時間もある。しかし、空港の周りには何も無いしここで空港を出てフランクフルトの街へ出たとしても何か悪いことしか起こる気がしない。そもそもトランジットのチケットが結果的にストップオーバーになったので、出国時の通関でドイツのコロナ入国規制がどのように適応されるのかもわからない。ここはまず改めて通関手続きを済ませて搭乗ゲートを確認し、安心したい。

20220625-5-10-39s 20220625-5-07-59s_20220711214901 再び搭乗口があるAターミナルに向けて、ほぼ22時間前に通過した手荷物検査とパスポートコントロールへ。昨日は長いこと並ばされたが、まだ到着便が着く前の早朝(昨日と1時間しか変わらないが)なので並ぶことなくスムーズに通過。搭乗口へ向かう途中にある、昨夜長い時間並んだサービスカウンター前には、昨夜からそのまま待ち続けているのか、それとも単にベンチに腰をかけているだけなのか、10人ほどの人がいた。
A23搭乗口に向かう途中に、もうパン屋さんがオープンしていて10人ほどの列ができていた。そういえば昨日の昼からほとんど食べていない。遅延のお詫びにとメールで届いていた、ターミナル内の飲食店で使える一人4ユーロ分のクーポンが使える。とはいえそれほどお腹が減っているわけでもないので、二人でサンドイッチを一つと怪しい顔つきのクッキー、カプチーノを手にし、白み始めた滑走路が眺められるテーブルで椅子に座り、ほっとひとごこちついた。

オープンと同時にラウンジへ

6時のオープンと同時にルフトハンザ航空のラウンジに入ると、ソファが設置してある奥の部屋に直行し、妻は長ソファでそのまま寝てしまった。フランクフルトに到着してからほとんど寝ず、キャンセルになった飛行機から降ろされてからは3時間ほどロビーのベンチに座っていた以外はほぼずっと立ちっぱなしだったから無理も無い。

荷物が心配なので僕まで眠るわけにはいかない。時差ぼけのせいか、珍しく機内で睡眠を取ったためか、幸いなことに眠くない。昨夜チェックインするはずだった宿や、本当ならこの日インタビューする予定だった取材先への連絡など、様々なところに連絡をして調整が必要だ。時間はたっぷりあるが、調整は午前中に完了してナポリでの予定をクリアにしておきたい。

ナポリ行きの搭乗手続きが始まる20時半まで14時間以上、このラウンジで再び長い時間を過ごした。

1時間遅れでナポリへ出発

搭乗時刻が近づきA23ゲートに行くと、ちょうど飛行機が到着してゲートに着くところ。しかし、これから乗客を降ろして出発準備だと21時の出発は無理では?乗客が全て降りるのを確認すると、いきなりナポリ行きの便の搭乗が始まった。といっても今着いた飛行機ではなく、ボーディングブリッジの横の階段を降りてバス乗り場へ。意表を突かれたが、同時に安堵も。
20220625-21-22-45s 20220625-21-22-23sバスに乗り飛行機へ向かうと、ちょうど太陽が地平線の向こうに沈み、上空には幾筋もの飛行機雲が交差していた。僕たちがこれから乗り込む飛行機も無事に飛び立ち、白いラインを描くことができるように、と祈るような気持ちでタラップを登った。

搭乗してからもなかなか扉が閉まらない。結局、定刻を1時間遅れで出発し、すっかり暗くなったドイツ~イタリアの夜景を機窓から見下ろしながらナポリに着いたのは午前0時。

預けたトランクは果たして!?

着いてすぐに宿へ連絡し、ピックアップの車の予定変更依頼の連絡を入れる。しかしこんな時間にメールを読んでくれるかだろう? Baggage Claimでトランクが出てくるのを祈るような気持ちで待つ。

ロストバゲージ対応カウンターを既に多くの人が取り囲んでいる。前に到着した便に乗っていた人たちだろう。僕たちもまた、ここでも並ぶことになるのだろうか?そんな不安がよぎる。レーンの前で待ったのは15分?それとも30分?ずいぶん長い時間に感じたが、見覚えのあるトランクが流れてきた!

無事に荷物を受け取り通関すると、出口で僕の名前を探す。1時間も遅れたのでキャンセルになってはいないか?ドライバーは帰ってしまったんではないか?再び新たな不安が湧いてくるが、名前を見つけることができた。しかし、何か様子が変だ。ポケトークを介してなんとかコミュニケーションを取ると、「ドライバーは50分待ったけど帰ってしまった。新しいドライバーがもうすぐ来るので、それまでベンチに座って待っていて欲しい」という。やがて新しいドライバーがやってきて、午前1時、ようやく宿に到着。

自宅を出発して実に62時間半。ほぼ3日がかりの長旅であった。あ~疲れた。

欧州への渡航は当分控えるが吉。日本だけが鎖国政策を続けているおかげで大変な目に遭ったーその4 帰国編に続く

 

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2022.06.24

欧州への渡航は当分控えるが吉ーその2 まさかのフライトキャンセル!トランジット大混乱編-初日

羽田を定刻に出発し、長い空の旅がスタートした。
ロシアのウクライナ侵攻開始後、日本と欧州を結ぶ航空機はロシア上空を飛べなくなったので大回りをすることになった。ロシアを避ける北回り、あるいは南回りの航路は、どちらになるかは直前までわからないらしい。航路が変更になる度に到着時刻や出発時刻の変更がメールで届いていたのだ。最終的には北回りで、通常よりも約3時間長い15時間半のフライトでフランクフルトへ向かうこととなった。

夏至を過ぎたばかりの北極圏に入ってからは、窓から左後方にずっと朝日が見えている。一方で、右の雲の上には三日月も輝いている。
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生まれて初めて見る氷河は、特別な景色

グリーンランド上空にさしかかると、眼下には氷の大地。島と言うには巨大すぎる一面に広がる白い風景。生まれて初めて目にする氷河と、それが作り出した景色。
20220624-8-21-44s海岸線には流氷と言うには大きすぎる氷の塊がたくさん浮いている。

窓からずっと景色を眺めていると、「私たちも普段見ることが無い景色なので、窓の外をつい見ちゃうんですよ」とCAさん。そりゃそうだろう。航空会社からしてみれば、片道3時間も余計に飛ばせばそれだけ燃料も余分に使うわけだから、コスト増は半端じゃない。12時間が15時間になったということは、単純に25%増。そんなコストが掛かる遠回りな航路を飛ばすことはない。それだけ特別なことなのだ。

さすがに15時間半はワインを飲み続けるのにも、映画を見続けるのにも長すぎる。珍しく途中睡眠を取りながらのフライト。そして、食事もとても中途半端。離陸直後に夕食は普通なのだが、到着は現地時間の早朝5時すぎ。到着前の食事は朝食という案内ではなく軽い食事。朝食にしては重いし、朝から食べるようなメニューでもない半端なものだった。提供する時刻が3時とか4時で早朝とはいえ、窓の外はずっと明るいんだから、個人的には気分を切り替えるべく朝食を提供して欲しかった。

フランクフルト国際空港は多くの人でごった返していた

早朝の5時過ぎにほぼ定刻通りにフランクフルトに到着。フランクフルト国際空港も欧州の巨大ハブ空港の一つ。乗り換えのためにパスポートコントロールを経て次のAターミナルを目指す。羽田空港とは打って変わって人でごった返す空港。Aターミナルでも再び長蛇の列に並んで手荷物検査を終え、搭乗口近くのラウンジへ。ナポリ行きの便は16時発。早い便が満席でこれしか取れず、8時間ほどこのラウンジで過ごすことになる。目の前は誘導路で、滑走路とターミナルを行き交う多くの飛行機が通り過ぎていく。日本では見ることが無くなったB747もルフトハンザでは現役でたくさん運用されているのに驚いた。

ガラケーが使えない!

20220624-9-07-06sトランジットの空港で過ごす時間が長いことが予めわかっていたので、グローバルWifiもトランジットオプションを付けていた。ラウンジに入った時刻は午前7時前、日本時間では金曜日の午後2時前。たくさん溜まっているメールのチェックや返信をしながら気になる事があり、電話をしようと携帯を取り出すと圏外!
iPhoneは繋がって既に現地時刻が表示されているけれど、通話用にメインで使っているガラケーは繋がっていない。ドイツは3Gサービスを終了しているのか!日本でももうすぐ終了するから、通話専用に待ち受け時間が長いスマホを探して機種変更しなければならないな。
まあ、スタッフが対応してくれているので、急いで電話するほどでもない。メールで確認・指示をして一件落着。日本出発前に予約を入れていたPCR検査も、予約確定のメールが届いていた。これで帰国前のPCR検査所を探す手間からは解放された。
搭乗開始までそのままラウンジで過ごした。

搭乗して3時間後になんと!

20220624-16-08-17s 搭乗時刻が近づきラウンジを出、搭乗口へ。あとはナポリへ向けて飛び立つだけ。搭乗し座席に着いてしばらくすると機内アナウンス。航路途中の天候が悪く、20分ほど離陸を遅らせてこのまま待機するという。見る限り、空港上空はそんな風には見えない。しかし、iPhoneの The Wether Channnel で雨雲レーダーを見ると、確かに南に発達した雨雲が見える。

20220624-18-36-17sそれから何度も出発を遅らせるアナウンスが続き、雨も降り出した。チョコレートが配られるなどしている間に既に3時間。そしてついにフライトキャンセルのアナウンスが!その後のことは地上係員が対応すると言われて飛行機を降りるとそんな係員の姿はなく、搭乗口のスタッフに尋ねると前の人についていけとだけ。

2時間半並んだ末に放り出される

延々と歩いて着いていくと、たどり着いたのはルフトハンザのサービスセンターのカウンター。20220624-21-34-07s 対応する窓口は3つだけなのに数百人の長蛇の列。キャンセルになったのは僕たちの便だけでなく他にも複数になった様子。急いでその列をたどって最後に付く。その後も列は伸び続けるばかり。空港スタッフから配られる水やオレンジジュースを受け取り並ぶこと2時間あまり。ようやくサービスカウンターが見える位置まで進んだ。

ところが、突然カウンターのロールスクリーンが降ろされた!22時で業務終了と言うことらしい。並んでいた客から怒号が起きるがそんなのお構いなし。なんの説明も無い。カウンター前に立っていたスーツ姿のスタッフを取り囲んで詰め寄るが、彼らはセキュリティスタッフなので何もできないし応えられないというばかり。そこに並んでいた数百人の乗客は、文字通り放置状態に。

ホテル手配のカウンターにも長蛇の列

スーツのセキュリティスタッフは取り付く島も無かったが、一人黄色い保安ベストを着た短髪のオジさんが一生懸命に応えようとしていた。自分には何もできないが、航空会社がホテルを手配してくれるはずなのでそこへ案内すると言う。10人ほどが彼に付いてターミナルを出、搭乗手続きカウンターを急遽ホテル手配専用カウンターにした所に案内された。ここにも長蛇の列。

しかし、ここでホテルを手配してもらったところで振り替えの便が手配できるわけではない。案内してくれたオジさんにポケトークを使って質問を繰り返す。

「チケットカウンターが開くのは何時ですか?」
「午前4時過ぎには開くはずです」
「空港ラウンジには入れますか?」
「ラウンジも閉まっているので入れません」

こうなると、このまま空港に留まりチケットカウンターが開く4時にカウンターに並ぶしかないか。

国際電話で日本のANAデスクに

妻と二人、空港のベンチに座り朝を待つ。しかし、そもそもマイレージで手配したチケットだしドイツ語(あるいは英語)で交渉するのでスムーズに進むとは思えない。それよりも、ANAで手配し直してもらう方がきっと確実だ。ネットでドイツの窓口を検索するが見つからない。有っても9時過ぎなければ繋がらないだろう。それなら、国際電話で日本にかけた方が早く解決できる。ANAのデスクは午前8時から電話を受け付ける。ドイツ時間では午前1時。
1時になるや、国際電話で日本のプラチナデスクへ電話をかける。相変わらずなかなか繋がらず3分ほど待ってやっと繋がった。電話口の先のオペレーターに状況を伝え、できるだけ早い便で座席を確保して欲しいと依頼。そのまま待つこと数分で、なんとか最終便が確保できた。
20220625-1-14-46s本当ならもっと早い便が望ましいが、それ以前の便は既に満席。チケットカウンターが開くまで待っていれば、下手をすれば翌日の便さえも取れなかったかもしれない。流石は日本の航空会社!顧客ファーストのこの安心感!
加えて、あの空港スタッフのオジさん(恵愛の意を込めて)のおかげで、自分たちが今置かれている状況が冷静に分析できて次の対応策も考えられた。ルフトハンザの冷たく無責任なスタッフだけだったら、この難局は乗り越えられなかったかもしれない。オジさん、有り難う!

そのまま、チケットカウンター・チェックインカウンターが開くのを近くのベンチで待つことにし、朝が来るのを待った。

トランジット大混乱編-2日目 につづく

 

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2022.06.23

欧州への渡航は当分控えるが吉。日本だけが鎖国政策を続けているおかげで大変な目に遭ったーその1 出国編

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国内線の移動で貯めたマイレージを使って妻と二人、だいたい2年に一度のペースで海外の子育て事情取材に出かけていた。しかしコロナ禍のせいで次の予定が立たなくなった。最後は2019年のベルギーなので、そろそろ3年。マイレージも期限切れでポイントが消滅しそうだ。COVID-19も変異を繰り返し、オミクロン株になってから世界は急速に変化してきた。G7各国を始め、ワクチン接種が進む日本以外の先進国は徐々に渡航規制を緩め始めた。そろそろ頃合いかなとイタリアへの取材を決断。イタリアのインクルーシブ教育について、現地で子育てしている日本人に取材するのでイタリアの都市であれば何処でもよかった。どうせなら地中海が見える明るいところが良いと、ローマやミラノ、フィレンツェではなくナポリを選択。

燃油サーチャージ たかっ!

3月3日にANAへ問い合わせ、行きはANA便でフランクフルト、ルフトハンザ便に乗り換えナポリへ。帰りはチューリッヒ乗り換えのスイスエアで予約が取れた。航空チケットはマイレージで無料だけれど、燃油サーチャージと空港利用税が一人58,120円、二人で116,240円!
※6月のチケット決裁だとさらに倍の232,480円になっていた!

宿泊はホテルがバカ高いので、booking.comでB&Bを予約。7泊で729,84 €。予約時点では1€125円前後だったので9万2千円ほど。その場でカード決済しても良かったが、ロシアがウクライナに侵攻を始めて先が読めなくなった。場合によっては渡航も諦めざるをえない可能性もあるので、現地払いにして決済を先送りにした。

欧州各国は次々とコロナ規制を解除

3月の時点では、イタリアも、トランジットのドイツも入国に際しての様々な規制が残っていた。ワクチン接種証明書やPCR検査陰性証明に加え、イタリアは欧州デジタル式旅客位置情報フォーム(dPLF)の登録も求められていた。ドイツではトランジットでも最終目的地を客観的に証明する書類の提出(dPLFでOK?)が求められていた。入国時のPCR検査陰性証明書を求められるかもしれないので、出発前にPCR検査できるクリニックなども調べていた。
ところが、4月に転倒、救急搬送される羽目になり、しばらくの間イタリア取材どころではない日々を過ごした。場合によっては中止か?とも思われたが順調に快復、予定通りに出発できる目処が立ってきた。
一方、僕の身体が快復するのと同調するように、時間経過とともに欧州各国は入国時のコロナに関する規制を
徐々に緩め、5月になるとイタリアはdPLFの提出は必要なくなり、6月にはパスポート以外には何も提出する物は無くなった。日本のように几帳面で厳格なドイツでさえ、6月11日に全ての入国制限が解除された

しかし、日本は変わらず従来通り全ての規制を継続。ワクチン接種証明だけでなく、入国時には72時間以内のPCR検査陰性証明が必要。日本の航空会社であるANA便で出国するので、ひょっとしたら出国時にもPCR検査の陰性証明が必要なのではと問い合わせると、「航空会社が到着国の規制を越えた条件を要求することはありません」とのこと。要するにPCR検査は必要なくなった。これで、出国時のPCR検査代金(2名分で約4万5千円)が浮いた。何よりも、(日常でまず感染のリスクはないが)直前の検査で陽性→渡航中止になったらどうしよう!?という無駄なストレスから解放されたことは大きい。

日本だけは厳重な規制を継続

ウクライナ情勢を受けて、欧州路線の各航空会社は日々対応を迫られていた。ANAからはいきなりのキャンセル連絡。すぐに電話をするも、なかなか繋がらない。連日、急な運休や欠航の連絡を受けた予約客が問い合わせの電話をするものだから、電話が繋がらなくなっているのだ。サイトにも「現在多くのお問い合わせをいただき、電話、係員によるチャットともにつながりにくい状況となっております。ご迷惑をおかけしますことをお詫びいたします」と掲載されている。フランクフルトに飛べなければその後のチケットは意味が無くなる。しかし、機材変更による座席移動で事なきを得た。その後も、ルフトハンザ、スイスエア共に複数回の発着時刻変更や機材変更、座席移動の連絡メールが届いた。
出発まで、ANAやルフトハンザ・スイス航空から度々メールが届き、ドキドキさせられ続けた。

出発の直前まで日本の入国規制が緩和されることを期待したが、参院選に突入したことで叶わず。出発の前日、ナポリでPCR検査が受けられる所を探すと1件だけ見つかった。出国の2日前検査の受付がギリギリ可能なタイミングだった!なんとか予約を入れ、現地での受け入れ確認の連絡をもって確定(2人で47,506円)となるが、確定の連絡は無いまま羽田空港へと向かった

閑散とした羽田出発ロビー

3カ月かけて様々な調整と準備をし、パスポートやワクチン接種証明なども事前登録をし、オンラインチェックインを済ませてから羽田空港に到着。現地だけでなくトランジットの空港でもネットに困らないよう予約していたグローバルWifiの端末を受け取り、荷物を預けるためにANAのカウンターへ。

20220623-20-14-15s 羽田空港の搭乗受付カウンターがある3階は閑散としていた。出国手続きも並ぶことなくスムーズに通過し搭乗口へと向かうも、途中のブランドショップや免税店は全て閉店。なんともワクワクしない先を暗示させるような出国となった。

その2 トランジット大混乱編-初日 につづく

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2022.06.18

お守りを持って2カ月ぶりに出かけた梅野川は渋かった

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先週の釣行で、2カ月の間に季節が進んでいることを痛感した。解禁直後のライズを想定してミッジフライを充実させていたが、もう初夏。フライボックスを見ると肝心なフライが心許ない。早速、僕が信頼しているflyタイヤーのpeterno1さんにフライをお願いすると、フライと一緒にお守りを送っていただいた。そして「健康体の時の6~7割がMAXだと判断をする様にして下さい」とのメッセージも。

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フィッシングベストの内ポケットに神様を偲ばせ、久しぶりに梅野川へ流星号を走らせた。体調万全ではないので、釣行と言うよりは川の様子を確認しに行く感じで普段よりもちょっとゆっくりめのスタート。東へ向かうときのお約束は、朝倉の三連水車の前を通過すること。九州が梅雨入りして三連水車にも水が通され(前回通ったときには設置はされていたけど動いていなかった)、力強く水をくみ上げていた。

梅野川へ向かう大分県道647号栃野西大山線は、工事箇所が増えて片側交互通行が何カ所もあり、1回の赤信号で2分ほど待つことが3回ほどあった。出発がゆっくりめだったこともあり梅野川へ到着すると、間地橋の前には白い大型のワンボックスが駐まっていて、川を覗き込むと釣り人の姿が確認できる。それではと上流部へ移動。途中車が駐まっていないのでもしやと期待したが、中間育成場へと渡る橋のたもとに北九州ナンバーの軽が。さて、戻って堰堤上から入渓するかと思案したが、体調は万全ではないしpeterno1さんからの「ご家族に心配されない様に行動して下さい」とのメッセージもあり、先行者がいることを承知で中間育成場前から入渓し、その上の橋までをゆっくり釣り上がることに。

福岡市内はずっと雨が降らず川は減水気味かと思っていたら、梅野川は平水よりも多め。本当ならヤマメが出ても良さそうなポイントでもやっぱり反応はない。明らかに先行者の後を釣り上がっているなと確信しながらも、そのまま釣り上がる。出るヤマメは10cmほどのチビばかり。
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橋の下でRodを振っていると、朝の間地橋脇に駐まっていたワンボックスがやってきた。下流部をひととおり釣り上がって移動してきたのだろう。しかし、僕の姿・流星号を確認してすぐに戻っていった。橋の直ぐ上まで釣り上がって退渓すると、そこに駐まっていた北九州ナンバーの軽は既に移動していた。流星号へ戻る道には真新しい濡れた足跡。軽の持ち主が中間育成場で退渓してこの道を歩いて戻ってきたのだろ。

退渓したもののまだ午前中でお昼にはちょっと早い。流星号に戻りまずは移動しようと下っていると、flyfisherが歩いている。あの足跡の主だろうか。声をかけるとやはりそうで、まず橋の所に車を駐めてそこから上流部を釣り上がり、車も移動して堰堤上から再び入渓して釣り上がって育成場から退渓していた。20cmくらいのヤマメも含め数は出たというので、ヤマメがいないわけではないのだと安心した。

上津江に移動することも考えたが、安全第一。梅野川の見えている範囲でもう少しだけ竿を出して帰ることに。お昼を食べて午後もやはり反応するのはチビヤマメばかり。成魚放流があったならここには絶対良いヤマメが着いてるだろうな、というポイントがいっぱいあるのに何の反応も無い。たまに反応するチビヤマメに虚しくあわせを繰り返して釣り上がって行くと、なんだか雲行きも怪しくなってきた。
天気予報では雨が降る予報はなかったが、山沿いでは天気の急変もあるかもとは言っていた。今日はここまでだな、と納竿して流星号に戻りタックルをしまい運転席に着いた途端、激しい雨に。お守りのおかげかpeterno1さんの忠告のおかげか、良いタイミングであがることができた。いずれにしても有り難うございました!

帰宅すると、福岡市内は終日晴天で雨が降らずに暑かった、と母が庭に水振りをしていた。

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2022.06.11

2カ月ぶりに川に立ってヤマメと遊んでもらった

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転倒して7週間が過ぎた。顔の傷はほぼ治まり、前歯も差し歯で元に戻った。
しかし、骨折した右手親指はだいたい6週くらいで骨はくっつくと言われていたが、なかなか快復しない。ほぼ指先の感覚は戻って箸も使って食事ができるようになったが、ペンを持って字を書くのは違和感がありうまく書けない。ペンを握って指先に力をかけるとまだ少し痛む。
それでも、ティペットを結ぶ事はできるようになったので、近場の川へ2カ月ぶりに出かけてみることにした。

深夜には雷を伴った雨だったが、それほどの雨量ではない。天気予報では9時頃に雨は上がるようなので、ずっと雨が降らずに渇水傾向であっただろう福岡周辺の川にはちょうど恵みの雨になったはずだ。魚の警戒心も和らぎ、活性も上がるに違いない。

雨が上がる頃に川に着くよう、ゆっくりめに出発。ところが出発するときにほとんど雨はあがっていたのに、川に近づくにつれ逆に強まってきた。到着し雨が降る中タックルの準備を始めるが、親指に力が入らない(入れると痛む)ので、ウェーディングシューズの紐を締めるのもロッドを繋ぐのも時間が掛かった。なんとか準備は整ったが雨は止みそうにない。
水量は平水で水も濁っていない。待ちに待った2カ月ぶりの釣行なので、できればドライで気持ちよく釣り上がりたい。水面を見ると、雨はフライを叩いて沈めるほどのものではない。思案した結果、ドライで釣り上がることにした。

あれ以来転倒することが怖くなり、足下に注意を払いながら慎重に釣り上がる。石だらけの川原・川底で右足首が動くと、普通はなんともなくなった捻挫がまだ痛む。クリッパーを使うと親指に力がかかる。フライを替えたりティペットを交換したりという指先を使う作業はこれまで以上に時間がかかる。釣り上がるスピードはずいぶんゆっくりしたものになったが、予想通り魚の活性は悪くない。

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Dsc_2054s 釣果はというと最大20cm、6寸越えを4尾とチビを数尾。7寸を超えるヤマメには出会えなかったが、2カ月ぶりに気持ちよく釣りができた。

しかし、一日を振り返るとまだ完全に元の状態ではないことも確認できた。今日の具合が良ければ明日、梅野川へと思っていたがもう少し先に延ばした方が良さそうだ。

結局、雨が止んだのは早めに納竿した後。帰宅すると北部九州も梅雨入りしたようだと発表されていた。今年は大雨が降らなければ良いが。さて、次の週末は釣りに行けるだろうか?

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