運行停止中のB777のエンジンには、ネットらしいカバーが掛けられていた
12月29日、令和3年最後の飛行機での移動。福岡空港は久しぶりに賑わっていた。
早朝からの弱い雨は傘をさすほどでもなく、空港周辺はただただ冷たい風とどんよりとした雲に覆われていた。
定刻通りに離陸したB787が雲を抜けると、そこには、あの前澤氏も先日12日間滞在した宇宙へと続く深いブルーの青空。窓から見える翼には何カ所も塗装を補修した痕が見える。
羽田に向けて太平洋側から房総半島に向けて降下を始めると再び雲の中へ。雲に入ると、翼の先も見えない。かつては有視界でなければ空を飛べなかったので、雲に入る瞬間のパイロットの心境は恐怖以外の何物でもなかった様に思う。
雲を抜けると、太平洋のむこうに落ちていこうとする太陽が雲に隠れていた。
着陸してターミナルに向かう途中、滑走路脇に駐機しているB777がいくつも見える。そういえば、コロナ禍で航空需要が落ち込むと、減便したうえに機材も小型化し、かつてB777が主要機材だった羽田~福岡航路でも飛ばなくなった。今、そのB777はこうして飛行場の片隅で、エンジンにカバーのような物ををかけられて佇んでいる。
このカバーは、駐機している間に風に飛ばされて異物がエンジン内に入ったり鳥が住み着いたりしないようにだろうか?
オミクロン株はインフルエンザ並の脅威度のウィルスとなれば、再び観光業は盛り返すだろう。しかし、ビジネスの出張はコロナ前のようにはいかないはずだ。オンラインの会議や打ち合わせが日常となった今、これまで必要だと思って容認していた移動の時間とコストは削ることができると気付いてしまった。これからの出張は、「ご褒美」となるのかもしれない。
令和4年にはこのカバーがはずされ、再び定期便に就航することができるのか、それともこのままANAの国内線からB777は退役してしまうのか。
さて、令和4年、2022年はどんな年になるだろうか?
良い釣りができる年になりますように。
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