増水は治まらず、緊張の釣りで下半身ガクガク。午前中で撤収。
北部九州は早くも梅雨入りし、木曜日は北部九州に大雨洪水警報が発令されるほどの土砂降りの雨。その雨があがったのは金曜日の早朝。これでは土曜日はどこの河川も増水しているのは間違いない。せめてもう一日待ってからと日曜日に出かけた。
川に到着すると、水はクリアだったがやはりかなり増水していた。釣り上がる途中で渡渉しなければならない所もあるが、これでは無理だ。最初に入渓しようと降りた所からは20mほどフライを落としてそれ以上の遡行は断念。一度退渓し、過去に良い型のヤマメが出たポイント周辺に絞ることにし再入渓。
川幅いっぱいに増水して水に浸からずに遡上できる場所は限られ、場所によっては水面から出た岩と水面下に見える岩の頭にピンポイントで足を降ろしていかなければ、速い流れに足をすくわれて転倒しかねない。岩から岩へと渡る時も、滑ったり足を着くポイントがずれればそのまま川に落ちてしまう。過去には梅野川で転倒してRodを折ったこともある。落ちてしまえば水深もそれなり(足が着かないほどでは無い)で水量も多く、水温は低い。全身ずぶ濡れになってしまうと着替えも無いしそこで釣りは終了して身体を温めなければ風邪を引いてしまうだろう。
慎重に、細心の注意を払いながら釣り上がって行く。ポイントは絞りづらく、流れも速い。白泡も多いのでフライも見づらい。こういう状況だとフライよりもルアーで広く探ると釣果があがるのだろうが、残念ながら僕はフライしかやらない。フライに出てくれるのはチビヤマメばかり。やっと15cmほどのヤマメをネットに納めたところに、僕がいるのに気付かず入渓してきたルアーマンが3人。挨拶をして話をすると、ずっと下流から釣り上がり25cmを筆頭に7尾上げたという。やっぱり今日はルアーか。彼らはそのまま退渓。上流へと移動したのだろう。
そこからも緊張の釣りは続き、何度か良いサイズのヤマメがフライを追ってきたものの結局フライをくわえることはなく、20cmのアマゴがやっとの釣果。釣るというよりも安全に遡行することに神経を集中し、ずっと下半身に力が入っていた感じで、午前中だけで疲れ果てた。
持参した昼食を食べ終わると早々に帰宅し、テレビを見ながらいつの間にか眠っていた。もう若くはないし、体力も落ちている。瞬発力も咄嗟の反応も鈍くなっている。これからは増水した川に近づくのは控え、安全な釣行を心がけることにしようと誓った週末でした。
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