発眼卵や稚魚放流に向けた寄付・ドネーションを受け付ける仕組みがあると良いのに
毎年、古湯漁協・津江漁協・日田漁協などの遊漁証を購入しているが、これはそのシーズンに漁協が指定する河川で指定された漁法で魚を捕る権利を確保するもの。しかし考えてみると、これは漁協が用意した漁場に入って採捕する権利を買っているだけ。この権利の購入は漁協が河川ならびにヤマメなどの資源を適切に管理していることが前提となる。
我々アングラーは適切に管理されてシーズン開幕を迎えた河川だと信じて遊漁証を購入するが、ここ数年の古湯や昨年の梅野川(津江漁協)のように期待を裏切られることも珍しくなくなった。Curtis Creekと思い入れがある川も、大雨などで年々川の状況を悪化させている。
渓相が変化するのは仕方ないが、本来は放流など資源管理されているはずの河川でそれが怪しくなってきている。解禁直後であってもほとんど釣果が得られないシーズンも続いた。それであれば、われわれ釣り人も河川や対象魚の保全に積極的に関わることはできないか?
本州の漁協や地元の自然保護活動をしているNPO、ボランティアなどで発眼卵放流会や稚魚放流会をやっているところはあるが、福岡の近場では余り聞かない。どの漁協も会員の高齢化もあり、川のメンテナンスだけでも大変なようだ。
遊漁券は今そこにある河川で対象魚を採捕する権利を認めるものだけど、それ以前にその河川の対象魚を保全することに積極的に関わる権利、寄付を受け付けてくれないだろうか?クラウドファンディングのようなものでも良いが、もっと現場でシーズン終盤に発眼卵や稚魚放流のための寄付のチケット販売をするなど、実際にそこで釣りをしている人を対象に。そうすれば、漁協は来シーズンに向けた収支のシミュレーションも立てやすくなり、計画的な資源管理がしやすくなるだろう。
シーズン最終の週末は多くの釣り人が川に足を運ぶので、イベント的なことをしても良いかもしれない。あるいは、1000円のドネーションチケットを購入すると、翌シーズンの遊漁券は500円割引で購入できるなどの特典を付けても良い。川や自然に遊ばせてもらっている身だから、その環境を守るためにも未来に向けた少しばかりの投資ができると有り難いと思うのだが。
※写真は、津江漁協の奥津江河原新報からお借りしました。残念ながら、2018年11月20日の投稿を最後にそれ以後更新されていません。この翌年の2019年は、近年にない良い釣りが楽しめた年でした。
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