2020 ちょっと早いけど梅野川初釣行。まずは今シーズンの情報収集と整理。
例年福岡の桜が満開の頃、4月頭くらいに梅野川へ初釣行だったが、この数年は暖冬の影響で春分の日あたりに出かけるようになった。今年も暖かく、今日は日中の気温は20度を超えるというので梅野川へ。この時期、梅野川のヤマメの活性が上がるのは10時過ぎころからなので、少しゆっくり出発。
九州北部豪雨以来、朝倉の3連水車の前を通って状況を確認するのが、大分方面への釣行時のルーティンとなった。今シーズン初めての三連水車は、当然まだ稼働前なので、ダミー。その先には赤い大きな昆虫のようなトラクター?が停まっていた。毎年春の釣行時、ノロノロと移動するこの赤い不思議な乗り物をよく見かけたが、気にはなっていたものの確かめられないままだった。
一度通り過ぎたが時間も早いしどうしても気になり、戻ってみた。このトラクターの持ち主(30代後半だろうか、若い夫婦のようだった)がいたので尋ねてみると、農薬散布の機械だと言う。後ろの方(写真では左側)にある隙間に設置してあるノズルから農薬が噴霧されるのだ。
周りにあるのは柿の木。九州北部豪雨の被害は無かったのかと尋ねると、無くはなかったけれど川(3連水車が掛かっている水路)の向こう側よりは被害は少なかったという事だった。お礼を言って再び流星号は東へ。
まずは末久商店で情報収集
日田を通過するときには流星号のモニターに外気温4℃、路面凍結注意の表示が。梅野川では4月に雪が降ったこともある。梅野川への釣行を4月以降にしていたのは、路面凍結や雪での事故・トラブルを避けるためだ。しかしその後表示は消え、梅野川到着時には7℃まで上昇していた。
今年も栃野交差点の末久商店で遊漁券を購入。ここでまず最初の情報収集。
3月7日に梅野川を訪れたYさんの情報では、小さなヤマメしか出なかったと言うことだったので「今年は放流してないんですか?」と尋ねてみた。すると、他の釣り人から聞いた話として「去年最後の放流をした時に、放流をせずに家に持ち帰った輩がいたらしく、そんなことするなら放流もやめてしまおうということになったらしい」ということを話してくれた。うちの店にも氷を買いに来た人がいたとも。例年8月下旬頃、仕分けをした後に採卵・受精に必要の無いヤマメを放流していた。昨年は放流は無いようだったが、そういうことだったのか?と変に納得。
「色々尋ねられるけど漁協からの情報もないし、前配っていた梅野川の遊漁規則のプリントの補充もないから」とも。「漁協サイドで問題が無いなら、私が持っているプリントをコピーして、次回持ってきても良いですよ」と話をしてお店を出た。
初釣行は上流部
梅野川に到着すると、間地橋前には常連の福岡ナンバーのXVが停まっていた。そのまま流星号を走らせると中間育成場まで他に車は無し。下流部は先行者がいるので堰堤から上の上流部を釣り上がることにする。流星号を中間育成場の前に駐めて支度をし、歩いて入渓点まで下る。育成場前(梅野川の対岸)の斜面の杉の木が大量に伐採され、道路から育成場がよく見える。帰りを待つ流星号の姿も。
ところが、杉の木が伐採されたことで道路の直ぐ脇は絶壁のような急な斜面となってしまった。高所恐怖症の僕にはこの景色はいただけない。ここを流星号で通るのはドキドキする。次回からは停める場所を考えよう。
入渓ポイントの案内看板も修復されていた(昨年は接合部が朽ちて看板が落ちていた)。入渓は9時を少し廻った頃。開けたところにやっと日が射し始めたくらい。すぐに流れから小さなヤマメの反応。最初に釣れたのは10cmを超えたくらいのチビヤマメ。その後も15cm前後のヤマメが反応するが、大型のヤマメは姿を現さない。どのプールにも魚影は確認できないが、時折フライに反応するヤマメが突然現れるので、底の方や岩陰にじっと潜んでいるのだろう。
釣果は21cm、20cmのヤマメと18cmのアマゴ、なんとか6寸越え3尾をゲット。大きな岩陰から8寸はありそうなヤマメが出てフライをくわえたが、残念ながらバラシ。
上流部で渓相に大きな変化は無かった(ただ、川を塞いでいた流木や木の枝、上から覆い被さるように伸びていた枝はみな無くなっていた)が、1カ所、育成場へ渡る橋の直ぐ上、左岸の斜面の崩落がまだ治まっていない。釣っている最中にも上から小さな石がカラカラと音を立てて落ちてきた。これをきっかけに大きな崩落に繋がったりしたらと思うとぞっとした。
ここを釣り上がる際には、遠巻きに移動した方が良さそうだ。
漁協のNさんからの情報
流星号に戻ると、育成場に軽トラが停まっているのが見えた。門も開いている。ということは漁協のNさんがいるのか?
降りていくと、やはりNさんがいた。魚に餌やりに来たところだった。育成場の施設内の円形プールの2つには水が張られ、ヤマメの育成がされているようだった。
単刀直入に「今年放流してないんですか?」と尋ねると、「しとうよ。24、5cmのを。放流せんと文句言われるからちゃんとしとるよ」と。もう暫くすると、育成中の魚(15cm程度)も再度放流するということだった。
末久商店での話(漁協からの情報提供について)を伝えると、組合員が手分けして遊漁券などを配っているうえにその家族などが配ることもあり、十分なコミュニケーションが取れていないためだという。「これが足りない」と伝えてくれれば、組合長が手配するのにとのこと。遊漁規則のプリントも、届けるよう伝えておくと言うことだった。
そういえば今日はずっとドライで攻めたが、水温も低く日も射さないプールではヤマメは深い所にじっと身を潜めていたはず。ニンフで探ってもよかったか。自分が日を浴びて温かかったものだからすっかり勘違い。水温を測ってみればよかったと反省。
今日は2人のflyfisherと言葉を交わしたが、いずれも15cmほどのヤマメしか出なかったという。本当に放流していたのか、かすかに疑問は残ってしまった。
帰りにはハトマメ屋に寄り、母に頼まれた買い物をして帰途についた。
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