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2019.04.07

減水、高プレッシャーでシビアになった梅野川で初めての経験!

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数年前までは、僕の梅野川スタートは間地橋脇の桜が満開になる頃を目安にしていた。だいたい3月中は古湯を中心とする背振の川で釣りを楽しみ、桜が満開の古湯での釣りを楽しんだら梅野川というペースだった。しかしここ数年は桜の開花が早くなったうえ釣りに出かけられる週末に合わず、なかなか満開のタイミングで足を運ぶことができなかった。

今年は久しぶりに満開の桜を堪能できた。

多くの釣り人

7時半過ぎに梅野川に到着すると下流部に車は無し。しかし、今回は堰堤上から入渓し、上流部を釣り上がるつもりなのでそのまま流星号を走らせる。すると、堰堤上の入渓ポイント前には車が停められ、既にウェーダーを履き終わりまさにこれから入渓しようかという釣り人が。その車の前に流星号を停め、「これから入渓ですか?」と声をかけると、「ええ、ここから入るところです」と。
「じゃあ、私は下流部を釣り上がることにします。梅野川は初めてですか?今年は良いですよ」というと「flyとflightの?あのブログを読んで今日は来たんですよ」とのこと。あれー、読んでいただけているとは、ありがたやありがたや。

結局、前回同様いつもの場所に流星号を停め、支度をして入渓ポイントを目指して歩く。そこへ間地橋前の駐車スペースに車が滑り込んで来て男性二人が下りてきた。「どうですか?」と聞かれ、「これから入渓するところです。ルアーですか?」と尋ねると「フライです」と。梅野川に長年通っているけれど、flyfisherはだいたい単独釣行、2人組で来る人はルアーマンが多いようだったからだ。タッチの差で下流部には最初に入渓できた。

釣り上がっていくと、どこから入渓したか突然釣り人が現れたり、上流から下ってきたりと、都合少なくとも9人の釣り人と遭遇、言葉を交わした。会っていない釣り人もいるだろうから、C&R区間には10人以上がいたはずだ。昨シーズンだと、せいぜい3人といったところだったから、今シーズンは魚も増えた分だけ釣り人も増えたといったところか。

学習したヤマメは警戒心も高い

中津江の駐在所前にある電光掲示板に表示されていた気温は、今日も5℃。日中20℃を超える日が続いたので油断してセーターを1枚置いてきたら、さすがに釣り始めは少し寒かった。間地橋下、鯛生川との合流点から入渓すると、気温は低いものの水生昆虫の姿が多く見られる。それならとドライフライを結んでスタートするも、水温が低いせいか魚の反応はない。間地橋上の最初の淵にも魚影は見えない。ニンフを沈めても反応無し。この岩陰にはいるだろうというところにニンフを流しても反応がないので、再びドライに戻して釣り上がる。

砂地や小石の川原には足跡が多く見られる。昨日も多くの釣り人が竿を出していたのだろう。解禁して1ヶ月も経てば、C&Rのヤマメはさすがに学習して警戒心も強くなろうというものだ。

10時を過ぎれば高活性に

20190407-115657s20190407-114904s それでも川面に日が射し、気温も上がって10時を過ぎると、にわかにヤマメの反応が良くなってきた。深みのある流れからは、綺麗なヘッド&テールでフライをくわえるヤマメも。そして、あの田んぼ下の淵には相変わらず多くの魚影。今日はなんとかドライで1尾をとフライを変えながら繰り返しキャストを続け、出た!

尺には届かなかったものの9寸越えの28cm。この淵ではもう一尾釣り上げて上流へ。

岩陰や白泡の脇あたりから、良いサイズのヤマメがフライに反応して次々と顔を出すが、直前でUターンしたりバラしたりの繰り返し。それでもヤマメが出てくるだけで十分に楽しい。

初体験、これが肉離れか!?

午後は上流部、中間育成施設前からの入渓。いつもの場所には既に車が1台。上流部も先行者が多いのは明らか。だからといって再び下流部もなんだかなので、仕方なく脱渓ポイントでもある橋の横に流星号を停めて中間育成施設脇から上流を釣り上がることに。入渓点まで歩きながら川を見下ろすと、釣り人が下って歩いている。漁協のフェンス脇から入渓しようとするところにflyfisherが2人脱渓して上がってきた。堰堤上から釣り上がったけど、小さいのしか出なかったという。朝一に言葉を交わした人の後を釣り上がったからだろうか。

20190407-142843s 施設前のプールを覗き込むと、一人プールに向かってロッドを振り、先ほど上から見えたflyfisherもそこにいた。「上流に行っても良いですか?」と上から声をかけると「どうぞ」というので、先の石の階段から入渓して釣り上がる。

直前まで先ほどのflyfisherが釣り上がり、また下ってきているのでヤマメの警戒心はMAXであることは想像に難くない。期待半分でポイントにフライを打ちながら釣り上がる。ヤマメの反応はあるものの、やはりフライをくわえるまでにはなかなか至らない。そして、橋の下のプールに向かって足を踏み出そうとして右足を上げたときに、左足ふくらはぎに激痛が走った。激痛というより、後ろから何かボールや落石が勢いよく当たったかのような感覚。何が起こったんだろう?と思った後にふくらはぎに痛みが走った。歩けないわけではないが、強い振動が伝わると痛い。

ふくらはぎは痛いし、ここで脱渓しようと思っても上下の脱渓ポイントのちょうど中間。しかも、段差を上るよりも下るときの方が痛みが激しい。こうなると、このまま釣り上がって脱渓する方が安心だし、運良く普段はそこにいることのない流星号が待っている。

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気を取り直し、左足をかばいながら脱渓ポイントまで釣り上がると、そこからまたこんなところで?というような小さなポイントからも良いヤマメが次々と顔を出す。

スタートは低調だったし、午後はふくらはぎの痛みのおかげで早い納竿となったが、結果としては10尾を超える良型のヤマメをネットに納め、それと同じくらいのバラシと、多くのヤマメに出会えて一日を終えることができた。

次回こそ堰堤上から入渓したいが、次はいつになることやら。

PS.帰宅後にふくらはぎの突然の痛みをネットで調べると、どうやら肉離れだろうということに落ち着いた。しばらくはおとなしくしています。

 


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コメント

ブログ主様。

昨年 梅野川の脱渓場所をご教授頂きました tomoと申します。 その節は 有難う御座いました。

この度は お怪我大丈夫ですか? 
当方もこちらの ブログを楽しみにしております。
故に お体は、ご自愛くださいませ。

投稿: tomo | 2019.04.15 09:56

tomo様

ご心配いただきありがとうございます。見た目には、だらしなく筋肉が緩んだように膨れていますが、ふくらはぎの痛みもほぼ治まり、日常生活では何も支障なく暮らしています。ただ、走ったり飛んだりするとまだ痛みがありますが。

今週末には、また釣りに行けると思います。その際にはもちろん、釣果をご報告させていただきます!

投稿: flyday | 2019.04.15 12:17

肉離れは最初が肝心です。アイシング出来ない状況であれば、患部を圧迫すると軽度で済みます。(内出血を少なくする)タオル・ハンカチやガムテでも良いので、ウエーダーの上からでも押さえると傷みも和らぎ、歩きやすくなりますよ。

投稿: yukimi maeda | 2019.04.21 18:56

yukimi maeda 様

アドバイスありがとうございます。おかげさまで軽度な肉離れだったようで、2週間経った今ではほとんど痛みも無くなりました。ネットで調べ、この2週間はお風呂に入っても左足膝から下は湯船にも付けず、湿布をして静かにしておりました。
ただ、その当日は何の情報もなく、ただ山の中での突然のふくらはぎの痛みに驚きましたし、よくマニュアルの車を運転して帰宅できたものだとおもいます。
今後は、入渓前に準備体操が必要でしょうかね?

投稿: flyday | 2019.04.22 01:30

ブログ主様

はじめてコメントいたします。いつも楽しくブログを拝見させていただいてます。
先日、堰堤上のポイントから入渓した者です。快くポイントをお譲りいただき感謝です。当日は、26cmがなんとか取れましたが、同サイズが出るものの針がかりせずといった状況でした。20cm未満には10本ぐらい遊んでもらいました。懲りずに翌週またチャレンジしたところ、中間育成場の上流の橋のさらに上流のちょっとしたプールで、尺には届きませんでしたが28cm2本を含み、10本立て続けに取れました。丁度イブニングに差しかかりタイミングが良かったのでしょうけど、久しぶりに大満足でした。本当に今年の梅野川は状況が良いですね!出来ればシーズンを通してヤマメに遊んでもらいたいものです。また渓でお会いしましたらよろしくお願いします。

投稿: ポン | 2019.04.22 21:25

ポン様

20日土曜日に私も堰堤上から入渓しました。やはり小型のヤマメが中心で、中間育成施設前までは7寸越えは2尾でした。
しかし、同日にはその区間に成魚放流されたので、今週末あたりからはC&R区間全域にヤマメが入って良い釣りができると思いますよ。
またお目にかかれるのを楽しみにしています。

投稿: flyday | 2019.04.23 00:05

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