解禁から2か月、想定外の増水の梅野川でやっと良い釣りができた
梅野川に到着したのは7時過ぎ。駐在所前の電光掲示板の気温表示は7.5℃!寒い!
予想に反して梅野川は増水していた。スロープ上のいつもの流星号の定位置には、既に常連さんの軽自動車が停まっている。ということで、下流部での入渓を諦め上流部へ。
渓に日が差し込むにはのはまだ先。気温も水温も低いので、魚の活性が上がるのはもう少し後だろう。その上、前回ほどではないものの増水しているので、入渓・遡上も慎重にならざるを得ない。水棲昆虫のハッチもまだ少ない。中間育成施設前に流星号を停めて軽い朝食をとり、目の前の流れで川の様子を見ながらハッチと魚の活性が上がるのを待った。
9時をまわったところでぐるっと20分歩いて堰堤上まで戻り、入渓。日が差し込むここは、水棲昆虫が盛んにハッチしていた。しかもオオクマ(この写真では尾が2本しか見えないけれど別な写真では3本確認)がそこら中から飛び出し、少ないながらもモンカゲロウの姿も。
しかし、これだけ盛んにハッチがあるのに水面は静か。全くライズは起こらないし、良いポイントでフライを落としでもヤマメが浮いてくることもない。ヤマメはいないのか、それともまだ食事の時間ではないのか?
何の反応もないまま、これまでも魚の反応が良かった平瀬に立った時、ちょうど10時を迎えた。少し向こうの水面を観察すると、ライズらしき物が見えた。偶然起こった単なる波しぶきの見間違いか、それともヤマメの起こしたものか?半信半疑でフライをキャスト。1度目、反応無し。2度目も無し。3投、4投、やまり水面が割れることは無かった。
やはり見間違いか?と思いかけた5投目、とうとうフライが水面から消えた。強い引きとローリング。大きい。平瀬を走り回るが、ここならティペットを切られるようなストラクチャーも無いので、縦横に走らせる。それにしてもなかなか近づかない。やっと姿が見えたときには、その強い引きと太い頭から9寸超えかもと期待が膨らむ。ネットに納まったヤマメは、ピンクに色づいた魚体に尖ったヒレ。.しかし、残念ながら(それでも)24cm、8寸に留まった。
この後はヤマメの活性が上がり、午前中だけで7寸超え4尾(うち1尾は22cmのアマゴ)、6寸前後を2尾、バラシが3尾、チビが数尾と久しぶりに気持ちの良い半日を過ごし昼食となった。
午後は下流部を釣り上がるかと、朝軽乗用車が停まっていたいつもの駐車スペースに行くと既に車は立ち去っていた。
山本2号橋下のスロープから入渓するも、水棲昆虫の気配は上流より少なく、ヤマメの気配も無い。駐車スペース前のスロープ上まで探ってみたけれど全く反応無し。ということで、午後は1時間ほどで納竿。朝7.5℃だった気温は24.5℃にまで上がっていた。
午後は残念だったけれど、今年になって一番の釣果を上げた1日。2時過ぎに梅野川を後にし、帰りにハトマメヤに立ち寄り母から頼まれていたクッキーシュークリームを購入して帰宅。
退院間近の入院中の父への見舞いは、今年一番の釣果の写真とクッキーシューとなった。
5月1日追記
写真のカゲロウはモンカゲロウではないかと、Twitterでfukumotoさんからご指摘を受けた。手元の水棲昆虫図鑑では、モンカゲロウの尾は2本となっているのでハナからモンカゲロウは除外していたが、改めてNetで調べると尾は3本となってる、翅の文様もこの写真同様でもあり、これは小型のモンカゲロウのようだ。黄色いボディにさらに大型のモンカゲロウの姿もあったので、別物だと思っていた。
自分でフライを巻かないので、この辺りの観察眼がまだ未熟だ。
fukumotoさん、有り難うございました。
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