ANAのプレミアムクラスの料金改定にビックリ!
リリースのタイトルは、いかにもサービスが向上するようなニュアンスだが、実は大幅な料金改定=値上げが主たる変更点。
今なら、「羽田~福岡」便の普通運賃は 41,390円。
プレミアムクラスは 50,390円でその差額は9,000円。搭乗時に空席があれば、9,000円を支払えばアップグレードできる。
このプレミアムクラスの料金は路線による大きな差はなく、「羽田~伊丹」も「羽田~沖縄」も同じで9,000円。「札幌~沖縄」は何故だか4000円ほどの差額でプレミアムクラスに乗れるので、ずーっと先まで満席。遠距離の路線ほどプラミアムクラスがお得な料金体系となっている。
これを4月から見直して、アップグレード料金を路線毎に3,000円~15,000で細かく設定し直したわけだ。確かに、近距離の路線だと大幅に安くなって利用者は嬉しいだろうけれど、幹線・いわゆるドル箱路線は軒並みの大幅値上げ。羽田~札幌・伊丹・福岡・沖縄便は全て大幅な値上げとなる。ただし、まだ4月以降の普通料金も発表になっていないから、これはアップグレード料金であって、最初からプレミアムクラスを予約するともっと安かったりするのかもしれないが。
機内食の変更は値上げの下準備だった?
昨年秋くらいから?機内食が急に豪華になり、国際線のビジネスクラスのような食器で提供されるようになった。値上げの正当性を整えるために準備していたのかもしれない。これだけ豪華なサービスだから15,000円なんだぞ!と。
そこで気になったのがJALのファーストクラス。
羽田~福岡線のファーストクラスと普通席の料金の差額は8,000円。現時点でANAよりも1000円安い。しかも、サイトを見る限りだとシートは革張りでアメニティも付く。食事もANAと同じように焼き物の器で提供されているし、飲み物の「泡」はスパークリングワインではなくシャンパーニュ。しかもフルボトルからのサービス!
知らなかった。ファーストクラスを設定した機材が少ないにしても、既にJALの方が断然良いではないか!しかも安い!
最近のANAはやたら遅れたり欠航したりと、ちょっとなんだかの所も見えてきたしなあ。景気が良くなったと判断して、高くなっても席は埋まると判断したのかもしれない。ところが、この数日で日経平均株価は1000円も下がるしドル安、原油高、アメリカの株の下落となんとなく怪しい雰囲気になって来て、当てが外れたと焦っているのかもしれない。
ANAの実質値上げを受けてJALも価格を改定するのか?それともこのまま維持するのか。いずれにしても、国内線の移動に自腹で上級クラスに乗ることは無いのでどうでも良いけれど。
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