ベイシティローラーズ!我が青春のトラウマ
実は大学生の時に、福岡公演の警備のアルバイトをした時のことがトラウマになっている。一時期は、タータンチェックさえも見たくなくなったほどの思い出。
単純で簡単なバイトだったはずなのに
恐ろしや女性のパワー
恐ろしや女性のパワー
それは、ステージに近づいて来る観客を制止するというバイトだった。
ステージ前にバリケードフェンスを立て、それよりも前(ステージ側)に観客を近づけないという至極単純明快なバイト。ところが、コンサートが始まるやいなや様相は一変。ベイシティローラーズがステージに登場し、最初の1音だか一言だかを発した途端に来場者(ほぼ全員若い女性)がいっせいにステージに押し寄せてきた………
普通に道ですれ違えば、きっと素敵な女性達だったのだろうけれど、目の前の彼女らは髪を振り乱し、まるで椿鬼奴のような形相に豹変して怒濤のように押し寄せてきた。フェンスを支える僕たちに罵声を浴びせながら拳を振り上げ、押し倒し乗り越えようとする。欲望に邁進する鬼の形相の女性達は僕の顔を手のひらで押し、髪の毛を掴み、ひたすらに前に向かって進んでくる。僕たちは両腕でフェンスを必死で掴んでいるので、何も抵抗ができない。
暫くするとフェンスで行く手を阻まれた最前列の女性達は、後ろから来るファンにも押されて、苦痛の表情に変わっていった。いくら押し寄せてくるのがか弱い?女性とはいえ、多勢に無勢。ついにフェンスの一部が倒され、ファンがステージ前になだれ込み、目の前はパニック映画さながら。そしてもみくちゃにされながら僕たちを取り囲む女性達のえもいわれぬ臭いに吐き気をもよおした。
ここで公演を中断。席に着かなければこのまま公演は中止にするというようなアナウンスがされたような、朦朧とした記憶が残っている。
この一件以来、僕の中での女性へのイメージが変わってしまい、ベイシティローラーズは負のイメージを伴うワードとなってしまった。
幸いなことに、あのときの臭いはいずれ記憶から消えて、女性に対する嫌悪感も無くなり今に至っているが、ベイシティローラーズがまだ活動していたとは驚きだ。
ということで、同世代の女性には懐かしく青春を取り戻すコンサートなのかもしれないので、以下リンクを貼っておきます。あの頃を思いだして、みんな一斉にステージに押し寄せてください。
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