東京駅で新幹線に乗るときに、崎陽軒のシウマイ弁当を買うなら…
僕は朝ご飯を食べないので、駅弁を買うのはお昼か夕方に乗るときに限られる。新幹線に乗るのはだいたい早朝の移動だから、めったに駅弁を購入することは無い。めったにないことなので、東京で駅弁を買うときには崎陽軒のシウマイ弁当と決めている。逆に博多から乗るときには、折尾の東筑軒のかしわ飯。
本当にたま~にしかない事なので、崎陽軒のシウマイ弁当がどこで売っているのかなど、考えたこともない。駅弁を売っている所へ行けば買えるだろうと思っていた。
東京駅に着き、東海道新幹線の改札を抜けてホームに上がり駅弁の売り場へ。並んでいる見本に崎陽軒のシウマイ弁当は見当たらない。他の売り場に行けばあるのかと、ホームの端まで歩いて探すもやはりない。別の焼売弁当はあるのに。売店のお姉さんに「崎陽軒のシウマイ弁当はありませんか?」と尋ねると、
「ホームの売店では扱ってないです」。
何ですとーーーーーー!?
新幹線の改札内では1カ所だけ
しかし、それから彼女は言葉を続けた。
「新幹線の改札内では1カ所だけ販売しています。7両目の所にある階段を下りて、右にある売店に売っています」と教えてくれた。
言われたとおりそこへ行くと、有った!しかも残りは2つ。危ないところだった。
無事にシウマイ弁当をゲットできたので、のぞみに乗り込み出発を待つ。ネットで指定した席は1-E。ドア横の窓側の席で、正面が壁。テーブルも広い。定刻に列車は動き出し、品川を出たところで弁当を広げた。
せっかくのシウマイ弁当も…
いつもの弁当の眺めに舌鼓を打ち、箸を伸ばす。すると間もなく新横浜駅。そこで事件が起きた。
隣に空いていた通路側の席に、OL風のとっても素敵な女性が座ったのだ。テレビで見るお天気お姉さんのような。これまで何度も新幹線に乗っているが、隣はほとんどビジネスマン。飛行機だって同じで女性が隣になることはほとんど無い。素敵なお姉さんが隣に座っているだけで、非日常!顔をまじまじと見る訳にもいかないし、下手に触れたりなんかして、有らぬ疑いをかけられるかもしれないとか、いろんな事が頭を巡る。
かくして、体を少し右に(女性とは反対側へ)傾け、楽しみにしていたシウマイ弁当も美味しさ半分。PCを広げるも集中できず、ひたすら車窓から外を眺めているうちに名古屋駅に着いた。
お天気お姉さんはここで下車。
ほっと緊張から開放されたと思ったら、入れ替わりに30代くらいのビジネスマン。しかもたばこ臭い。非日常から日常へ引き戻された瞬間だった。
名古屋を出ると、まるで僕の心を映すように、今まで晴れていた空が暗く曇っていった。
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