ここが筑後(ちっご)の夜明けぜよ
福岡から大分県に入ると、「夜明」→「光岡(てるおか)」→「日田」と駅も地名もなんとも縁起が良い名前が続くのをご存じだろうか。
日田方面に国道386号線を走り、夜明大橋を過ぎると左側に夜明駅がある。しかし、久大本線の線路は道路よりも高い所を通っているために、線路も駅舎も国道からは見えない。唯一、その存在に気付くのは、赤い列車が頭上を通るタイミングに遭遇したときくらいだ。
時間も有るので、夜明駅に寄ってみた。
流星号は駅の下の郵便ポストの脇に駐め、階段を上がって駅へ。もちろん無人駅。
割と最近に建て替えたのか、駅舎は真新しい。
駅の入り口とホームに出る横開きの扉の内側には、縄でできたすだれが掛けられている。そ
こには注意書きが付けられていた。
つばめがかいります すだれはあげないでください。
夏になると、つばめが駅舎に入ってくることが度々あったんだろう。駅舎内の壁にぶつかったり糞を落としたりと、駅の利用者にとってもつばめにとっても良い事はない。駅舎に入れないようにするのが一番。
無人駅なのでエアコンも無い。扉を開けておけば、心地よい風が通る。扉を開けてもつばめが入らないようにと工夫したんだろう。なんとも風流で優しいすだれだ。
駅には、若い男性が一人、列車が来るのを待っていた。
夜明ダムの放流が目の前に
駅の少し下流には夜明ダムがある。発電を目的に建設されたダムで、かつて西日本大水害で決壊したことがある。
ここのところの大雨で、上流のダムも洪水対応で放流が続いていたため、当然流量は多い。夜明ダムも放水しなければ溢れてしまう。
豪快に放水していた。
坂本龍馬がこの光景を見たら、「ここが、筑後の夜明ぜよ」とでも言ってくれるだろうか?
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