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2016.07.05

ラッシュ時の西鉄電車ではツイスターゲームが繰り広げられていた

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福岡で電車やバスを利用するとストレスが溜まってしようがない。
今朝も、西鉄電車で天神に出たのだけれど、いつもの通りドア付近に人が溜まっている。乗るときにも降りるときにも、このドアの前に立ち塞がる人をかき分けて進まなければならない。

大橋駅で普通から急行に乗り換え、混んでいるドア付近を避けて奥に進もうとしても、これまたなかなか通してくれない。奥は空いているのに、誰もそちらへは動こうとしない。それでもかき分けて奥へ進み、つり革を持ってドア付近の様子を眺めていた。

東京の整然とした人の動きに、最初は違和感を覚えたが

もう30年以上前になるけれど、就職で上京した東京の人の多さ、ラッシュ時の電車の混みようには参った。地下鉄の駅では、最初に来る電車に乗る列と次に来る電車に乗る人の列があって、最初の電車が出るとその列がすっと横にスライドして……
誰かが指示をする訳でもないのに、黙ってスムーズにそれが繰り返されていて驚いたものだ。福岡で公共交通機関に乗るのに整然と並ぶなんて経験したことが無かったから。
その軍隊のような、あるいは機械のように淡々と繰り返される通勤ラッシュの大勢の人の流れは、初めて見たときにはチャップリンのモダンタイムスを思い出すような冷たいものを感じていた。しかし、今はそんなことはない。慣れたからではなく、背景や必要性を理解したから。

列を乱さない、並んで順番に乗る、乗り降りする人にスペースを空ける、座るときには席を詰める……東京の公共交通機関があれだけの過密ダイヤでもほとんど定刻通りに運行できているのは、利用者の自覚と協力によるものだったと。

頑なに自分の空間を確保しようとする福岡の乗客

今朝の西鉄に話を戻そう。
つり革を握り、窓に向かって立っている僕の左隣の女性は、不思議なことに窓に背を向けていた。180度向きを変えれば、つり革にも捕まれるし外も見えるのに。
終点の天神(福岡駅)の一つ手前、薬院駅。天神とは目と鼻の先でオフィスビルも建ち並ぶ。九州第一の企業と言ってもいい九電の本社やFBS福岡放送、FM福岡の最寄り駅だ。駅の目の前にはあの妖怪ウォッチのレベルファイブの本社もある。

薬院駅でドアが開くと多くの人が降りようとする。東京なら、ドア付近の人は一旦ホームに降りて出入り口を広く空け、降りる人が全部出たら再び乗り込むのが当たり前。ところが、福岡では降りない人の一部はドア付近であっても頑なにその場から動こうとしない。その様子を横から見ていると、まるでマトリックスごっこかツイスターゲーム(古い!)でもしているかのように足を踏ん張り、今置いている両足をずらそうともしない。一歩脇に避ければ、降りる人はスムーズに出られるし、当人も楽になるはずなのに。

これはマナーの問題ではなく、想像力の差。

本当に住みやすい都市として発展するためには、自転車のマナーの悪さや、いつまで経っても無くならない飲酒運転、公共交通機関での振る舞い……客観的に見れば、市民が自覚して改善すべき点は多い。

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