やっぱり大増水。2cmのチッチゼミとヤマメ26cm
原鶴で筑後川を見て驚いた。随分水位が高く、普段は水面から顔を出している河原の草地も水没し、川幅いっぱいに敷き詰めたグレーの絨毯のように少し白く濁った大量の水が川を支配していた。
日田市に入り、三隈川を離れて支流を覗き込むと、本流ほどの増水はしていないもののそれでもかなり水は多い。川に入って竿を出せるポイントも限られているし、そもそもヤマメがいるのかもわからない。しかし、水はクリアだ。
とにかく安全な場所を選んで立ち、そこから狙える場所にだけ竿を出すというスタイル。大雨で護岸の石組みが崩れているところもある。水量が多くて流れが速いので、無理をして足を滑らせるとどこまで流されるかわかったもんじゃない。
7時半に実釣スタートし、約3時間。途中、川の中の岩の上にチッチゼミ(体長2cmほどだったので多分)と思われる小さな蝉を発見。羽も濡れ、そのままにしていると波に呑まれそうだったので、岸の岩の上に移動した。
セミは出ても肝心の魚が出ない。一度だけヤマメがフライをくわえるもすっぽ抜け。他にはカワムツがポツポツと釣れる程度。魚のポツポツは良いけど、今度は雨がポツポツと落ちてきた。予報よりも随分早い降り出し。しかもだんだんと雨脚が強くなってくる。ドライフライも雨に叩かれて、長い距離を流せない。このままだとヤマメを釣り上げることなく納竿することになるのか?
そんな思いが頭をよぎったとき、流れの中からフライを追って来る魚影。そして追いついてカディスをくわえた!しかも良いサイズ!これが今日最後のチャンスだ。サイズが良い上に流れも速いので、思うように魚が寄ってこない。下流に走られてこの下に下られたらお終いというギリギリのところで、なんとかネットに納まってくれた。
ネットに納まったのは26cmのヤマメ。フライが刺さった口元からは鮮やかな赤い血が滲んでいた。春に成魚放流されたのだろうか、胸びれが無いものの、尾びれや他のヒレは尖って体高もある太い魚だった。
このヤマメを放流して納竿。まだ11時過ぎ。
少し早いが、流星号で屋根に当たる雨の音を聞きながら、持参した弁当で昼食をとり、山を下りた。
さて、この3連休で水位は落ち着くのだろうか?
できれば最終日にもう一度、川に立ちたいのだが。
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コメント
常々ブログを拝見してます。当方、梅野川には今年2回しか行っておりません。20cmオーバーを未だに手にしてません。flyとflight日記さんの情報を参考にさせていただいてます。今回も特にプロポーションがすばらしいとおもいます。7月にこのサイズはなかなか出来ないことだと思います。おめでとうございます。当方、水位が落ち着いたら行きたい気持ち満々です。98年式のインプレッサを見かけたら、声をかけてください。
投稿: ヤマメくん | 2016.07.17 20:21
ヤマメくんさん
コメント有り難うございます。
今日、梅野川に様子を見に行ってきました。水が引いたら良い感じになっていると思いますが、杉の大木がいろんな所にひっかかっていました。邪魔ではありますが、今シーズン中は撤去されることは無いでしょうね。
青い鉄の流木止めはチェックしなかったですが、あそこに木が溜まっているとそこから先に進めませんから、そこも心配ですね。
今週は雨は無さそうですし、週末は水も落ち着いているんじゃないでしょうか。
良い魚と出会えますように。
投稿: flyday | 2016.07.19 00:21