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2016.04.03

衝撃!とうとうC&Rの看板を下ろした古湯

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昨年、今年と、解禁直後の週末にヤマメがいない、とfly仲間の間で話題になっている古湯C&R区間。先週、再放流したというので、様子を見に行って驚いた。

中島商店で日釣り券を購入すると、「キャッチ&リリースはなくなったから」とおばちゃん(といっても僕より年上だろうからもう……)。
「来年もC&Rはやらないんですか?」と尋ねると
「もう、やらんって。ヤマメ持って帰られるけんよかろうもん」。
「いや、そしたらヤマメいなくなるじゃないですか?ヤマメはいるんですか?解禁直後の週末に来たけど、全然釣れんかった」というと
「へたくそやからやろ」と一言。
「(3月)25日も、ようけ(たくさん)いれよんしゃったよ」と。

確かにそんなに上手というつもりもないが……

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川に降りると、C&Rを説明した看板は、C&Rに関する文章はテープで消されていた。
そして、土管前のポイントではティムコの教室が開催されていた。25日に再放流したのも、この教室のためだ。よく見ると、今回の教室の先生は、島崎了さんだった。「釣りチャンネル」でいつも見ている顔だから、すぐわかる(どうでもいいけど)。

当然、漁協もここを中心に放流しただろうから、他の所にヤマメがいるかはわからない。少なくとも放流ヤマメのいる可能性が高い土管前は、ティムコの教室が開催されている。上から見ると、ライズもあるようだ。

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仕方なくそれ以外の場所に竿を出すが、反応はさっぱり。貝野川も天河川もまわったけれど、水質が悪い。背振の他の渓流にしても近県にしても、ヤマメを釣りに行く渓流はもっとクリアで水色が良い。嘉瀬川はダムだけでなく、支流も含めて何か問題があるのかもしれない。

ティムコの教室が昼休みになったのか、終了したのか、土管前のポイントが空いたので、数人のflyfisherが場所を確保。僕はその少し下で竿を振っていたが、全く反応無し。そもそも、疑心暗鬼で竿を出しているので,仮にヤマメの反応があっても、合わせられなかったかもしれないが。そこに、雨が落ちてきた。

納竿して帰ろうとしたときに、たったいま土管前でヤマメを釣り上げたflyfisherがその場を離れたので、入れ替わりに川に入る。目の前でライズが。ヤマメはいた!

しかし、本当はさっきのflyfisherがいたポジションに立ちたかったのだが、ウェーダーが調子悪くて水の中に立つと浸水するのでできない。なので、水の上に顔を出している石の上に立たざるをえない。そこからライズを狙うが、ほぼ流れの真横からのポジションで、しかもそのポイントの前には複雑な流れがあり、flyがナチュラルに流れない。
flyをとっかえひっかえし、ティペットを9x、flyをも#28まで落としてもヤマメがフライをくわえることはなかった(一度、ユスリカアダルトに出たものの、フッキングできず)。結局今日も古湯ではヤマメを釣ることはできず納竿(古湯の前に別の川で釣ってきたので、一日を通してのボウズは避けられた)。

やっぱり、僕は「へたくそ」なのか。それなら「下手の横好き」で良しとしよう。

ところで、問題は古湯地区漁協の対応である。

恫喝に屈したのか

キャッチ&リリースの廃止。この背景にあるのは、昨年・今年と放流した(はずの)ヤマメがほとんど姿を消してしまったからだけではないようだ。C&R区間のヤマメがいなくなる理由の一つに、釣り人のルール違反がある。釣って持って帰る釣り人の問題。

梅野川では、警察と連携して違反者を逮捕したり、漁協の組合長が猟銃で脅した(警察に事情聴取された)という噂まで伝わってくるほどに違反者に厳しい。折戸川のC&R区間(ここも終了)では、違反者を見つけるとRodをその場で折っていたという話も聞いた。

一方、古湯は前々から釣り人のルール違反が言われていた。(主に)餌釣りの釣り人がヤマメを抜いて帰っていると。週末の釣り人が多い時にでさえ、そのような釣り人の姿が見られたので、平日であれば普通に持って帰っていたのだろう。

例年、解禁して1か月もするとほとんどヤマメの姿が見えなくなり、再放流していた。今年の解禁日は火曜日だったので、平日の4日間は好き放題だった可能性もある。「解禁日に60匹釣った!」と豪語する人間がいたという話も漏れ伝わってきた、。
漁協の人も黙っていたわけではないようだ。見つけては注意をしたらしいが、その度に恫喝に似た抵抗にあい、話を聞かないらしい。漁協の人達(皆さん高齢)は恐ろしくなり、だんだんと注意もできなくなったというのが現状のようだ。

本来、15cm未満のヤマメの持ち帰りは禁止されているうえに、C&R区間では全ての魚を再放流することになってる(今となっては過去形だが)。これを守らない場合、10万円以下の罰金が課されるとの看板も立っている。であれば、津江漁協のように、警察と連携してどんどん摘発・逮捕してもよかっただろうに。

そしてついに現状を追認する形で、キャッチ&リリースの撤回。これでは、暴力に屈した漁協との誹りを免れないだろう。このままでは、古湯地区漁協の解散は、そう遠くないかもしれない。
残念ではあるが、これから古湯は釣行先としては対象から外さざるをえない。来年は解禁日が水曜日なので、4日(土)くらいは様子を見に行ってみるかもしれないけれど。

何とも残念で後味の悪い1日となってしまった。

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コメント

九州内でのC&R地区の設定は、難しいですね 釣り人のマナーのみに期待しては、
 地域の方たち、漁協、司法、釣り人
 の連携なしには、立ち行かないんで
 しょうね。
 佐賀の警察にしてもたかが釣りだと思って
 相手にしないでしょうし。
 これから フリーであれば 
 嘉瀬川漁協の入漁券だけでよくなるかも
 ですし・・・。 
  

投稿: くろべえ | 2016.04.04 13:26

くろべえさん 
まず、九州のスポーツフィッシングはマーケット的に小さいですからね。バスフィッシングはスポーツと言っていいのかどうかわかりませんが、別物ですしね。
魚を放流し、エリアを管理するコストに見合うだけの収入を見込むのは難しいでしょうから、梅野川も心配です。
放流イベントなど、地域や釣り人を参加させて釣りのマナーとルールを伝える事も大事ですよね。

投稿: flyday | 2016.04.04 15:02

3日は大勢で車を停める場所もないくらいでしたね。
 なんとかライズを探してたのしめました。
 さて、地元の方に確認したところフリーは今年だけのようです。
 今回は、釣れないと苦情があったため役所が放流したようで持って帰れれば問題ないだろうとのことでフリーになったと聞きました。
 持ち帰りも問題ですが、
それよりカワウ、銀化ヤマメの放流と水質が問題ではないでしょうか。
ダムの下流部は川底が茶色くハヤすら見かけなくなりました。
 日田の大山川も上流にダムが出来たことで水質が悪化し不漁が何年も続いたそうです。
水質改善のためダムに付けてある水を撹拌する装置が壊れたため改善するだろうと言われていました。
 古湯では、まだまだライズがあります。楽しく釣れると思いますよ。
また、川でお会いしましょう。

投稿: soe | 2016.04.04 22:58

soejimaさん

いらっしゃったのですね。
昼過ぎまではティムコの教室の生徒さんやスタッフもいて車多かったですからね。
ちょうど雨が降り出す2時くらいからライズが始まりましたね。例年、今くらいの時期になるとヤマメもすれて、シビアなライズの釣りになりますから、そういう意味では、ヤマメがいるポイントでは、例年と同じような状況だったのかもしれません。
残念ながら用事があり、4時前には川を後にしたのでイブニングがどういう状況だったのか気になる所です。
活発なライズが起こったんですか?

中島商店(のおばちゃん)は、来年もC&Rはやらないとはっきり言ってましたが、そこら辺のアナウンスもきちんと統一してやって欲しいですね。

水質については、大学に調べて貰うくらいのことは必要でしょうね。生態系への影響もあるでしょうし。

投稿: flyday | 2016.04.05 10:52

多かったのは2日ですね。3日は4~5台で少なかったのでゆっくりたのしめました。
今日も3時半頃まであちこちでライズがありました。
土管の下流とカエルの対岸では頻繁にライズがあったのですが、今日はカエルの対岸ではライズがありません。抜かれたのでしょうか?
 まだまだライズ狙いで楽しめますよ。
しかし、相変らずよく見ています。かかりが浅くばらしも多くなりますね。

では、楽しい釣りを

投稿: soe | 2016.04.05 18:00

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