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2015.10.18

五輪エンブレム、子どもも参加OKというけれど

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東京オリンピック・パラリンピックのエンブレムの募集要項が公開された。

東京2020大会エンブレムデザイン募集のご案案内(応募要項)

今回は、一般からの応募を受け付けるために、募集要項も細かい。テンプレートも用意され手軽に応募できそう。募集資格もグループであれば子どもでも参加できる。

●応募資格・応募点数

・経験、受賞歴の有無等は問いません。
・年齢:2015年4月1日時点で18歳以上の方。
・国籍:日本国籍の方および日本在住の外国籍の方(日本国内の住民票をお持ちの方)。
・個人またはグループ(10名以内)での応募が可能です。グループの場合、上記の年齢、国籍の条件を満たしている方を代表者としてください。
(例えば、18歳未満の方であっても、条件を満たす代表者と共に応募することができます。)
・応募点数は1人(1グループ)1点限りとします。ある個人が、複数応募した場合、個人およびグループの両方で応募した場合、複数のグループにまたがって応募した場合は、いずれの応募も無効となります。

応募が簡単になるのは良いけれど、膨大な数が集まりそう。朝日新聞には、「国民の声を反映させる方法として『投票はどうか』と問われ、『やりたい』と意欲を語った。これまでの議論でも、委員から前向きな意見が出ていたという」との大会組織委員会のエンブレム委員会の会見の様子が出ていた。投票で選ぶというのは選考の責任を放棄するようなもの。

前回のドタバタから全てを公開しなければならないという前提なのだろうが、AKBやゆるキャラの人気投票とは違うのだから、きちんとクオリティで評価するべきだ。

それに、応募時には
エンブレムデザイン案のタイトル(20字以内)およびコンセプト(200字以内)
を付けなければならない。

朝日新聞ではこのコンセプトも評価するとしているが、タイトルやコンセプトを含めての評価をするとなると膨大な作業になる。果たして処理できるのだろうか?
エンブレム委員会で審査とあり、委員の顔ぶれを見ると、前回から大幅に増えて20人(+委員長)。勝井三雄さんやパオスの中西さんなどのデザイン会の重鎮・専門家の他にもソフトバンクの王会長や杉山愛さん、夏野剛さんやマリ・クリスティーヌさんの名前もある。

うーーーーーん、最終的な決定と責任は宮田委員長ということで良いのかな?

提出期間は2015年11月24日(火)正午~2015年12月7日(月)正午
「締め切り間際はWebサイトが混雑し、つながりにくくなることが予想されますので、お早めにご提出ください」とある。専用サイトからの応募以外受け付けないので、タイミングが悪いと本当に応募できないこともありえそう。

この時期は年末進行やクリスマスキャンペーン、年賀状のデザインなど、デザイナーは一番忙しい時期だしなー。美大やデザイン専門学校などだと、積極的に応募を呼びかけるだろうから、相当な数の応募がありそう。加えて、子どもにも参加させようと家族での応募もたくさんあるだろう。大丈夫かなあ。人ごとだけど、心配になってくる。

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