ヒレピンのアマゴ!23cm
梅雨明けは台風が去った7月29日。平年よりも10日遅かった。
梅雨が明けてからは猛暑が続き、ほとんど雨が降っていない。多分2週間は晴れの日が続いている。
さて、ずっと増水していた梅野川は水が引いて渇水状態になっているのだろうか?
行ってみて驚いた。水位はやっと平水よりちょっと少ないかな程度。下がった水の線が3cmほど黒く残っているので、まだ水位が下がり続けているのだろう。2週間雨が降らずに水位が下がってやっと平水ということは、それだけ山が水を蓄えていたということだ。
水位が下がって水はクリア。そしてわかるプールの状態。ほとんどのプールの底は砂で埋まり、上から見ると底が白い。これではヤマメも身を隠す場所がない。当然魚影は見当たらない。
こうなると、流れや岩の影を叩いてブラインドの釣り上がり。
「夏ヤマメ、一里一匹」
酷暑の中でなかなか厳しい釣りではあったけれど、最後にご褒美。流れの中からカディスに出たのは、思いもしないヒレピンのアマゴ23cm。これまでも梅野川で小さなアマゴは何度が釣り上げているけれど、どれも10cmちょっとくらい。20cmを越すサイズは初めて。
本州のアマゴほどはっきりしていないけど、確かに朱点がある。ヤマメとの混生で交雑して産まれた個体なのかもしれない。
このアマゴを釣り上げてしばらくすると、突然空模様が怪しくなり、雷の音も聞こえ始めた。雷には撃たれたくないので、予定よりも少し早めに納竿。片付けを終えて、流星号に乗り込んだ途端に雨が降り出した。
流星号を走らせて15分もしないうちに雨は上がり、山を下りた日田は晴。ラジオでは、今日の日田の最高気温は39℃と告げていた。
今年は追加の放流もなさそうだし、梅野川の釣りはますます厳しくなってきたぞ。
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