高齢化が進むと、開けるのに力が必要な商品は買われなくなるだろう
福岡では両親と生活を共にしている。2人とも世の高齢者の例に漏れず、テレビ・年寄り仲間のクチコミに翻弄されて、健康食品やら○○に良いというものに日々取り組んでいる。
おかげで、僕まで訳のわからない健康食品のカプセルや核酸(これがサケの白子が原料というので、痛風に悪いと言って今は飲まずに済んでいる)、乳酸菌飲料などさまざまなものを「健康に良いから」と付き合わされている。
まあ、本人が信じて飲む分には別に良い。べらぼうに高額で、いかにも詐欺商法の商品ならすぐにやめさせるが、イワシの頭も信心から。それで精神的にも安定していて健康が保てるのなら、息子としては別にそれはそれで良いと思っている(でも肥らないからと言う理由でココナツオイルを入れて炊いたお米には、閉口している)。
両親が2人だけの食事ならきっと質素なものになるのだろうが、僕が居ることで普段食べないような変わった物を買ってきたり、2人分だと量が多かったり購入できる単位が中途半端な量の物にも手が出せるので、時として思いも寄らない物が食卓に並ぶ。それはそれで僕にとっても変化があって嬉しいけれど、だいたい最後は残りそうな物は無理矢理に食べさせられてしまうことになる。両親も2人だけだと食べないようなものも口にできて嬉しそうなので、それはまあ僕が頑張れば済むことではある。
今日も3人での食事。日々色々な料理に挑戦しては食卓に並べてくれる母親。必ず最初に出てくるのはサラダ(健康に良いからとトマトは必)。そして最近多いのは、ポン酢やドレッシングをかけて食べるような冷製のおかず。ポン酢やドレッシングの消費が増えると、当然新しいボトルを開けることになるのだが、だいたい写真のようなリングを引いて密閉ボトルの口を開くことになる。
これ、僕が開けるのも大変。それなりの力が無いと開かないし、力加減を間違うと開いた瞬間に勢い余って中身を飛ばしてしまう。こんなもの、年寄りの力ではとても上手に開けられるとは思えない。
これからの超高齢化社会、ボトルや容器の開発には年寄りが関わっていないと、買ったはいいがそれがクレームのもとになることだってありそうだ。
少なくともこの手の容器は、早く改善することを検討して欲しい。
| 固定リンク | 0
「グルメ・クッキング」カテゴリの記事
- やっと入れた東京ステーションホテルのBAR カメリア(2025.02.04)
- 土用にはちょっと早いけど、息子のおごりで鰻をゴチに(2024.07.21)
- 日本の2~3倍を覚悟。ホテルの朝食に救われた…コペンハーゲン旅行記 (5) 食事編(2024.05.25)
- 脊振の川も玉島川もすっかり変わってヤマメの魚影はほとんど無し。 「ななのゆ」のヌルヌル温泉とつゆだくカツ丼で気分を上げて帰宅(2024.05.11)
- 電気ポットのお湯の出が悪くなったので、クエン酸洗浄やってみた(2024.05.09)
「日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事
- 日本信用情報機構を名乗る詐欺電話がかかってきた(2025.07.04)
- やっと入れた東京ステーションホテルのBAR カメリア(2025.02.04)
- ドラマ119エマージェンシーコールを見ながら思い出すことと、#7119の認知向上の重要性を改めて(2025.01.13)
- 電気ポットのお湯の出が悪くなったので、クエン酸洗浄やってみた(2024.05.09)
- バレンタインデーにANAに乗ったら、機内サービスにチョコレート!(2024.02.14)
コメント