折戸川C&R区間はどうなったんだろう?そして、梅野川のこれからは?
5月は、川を上がってflyfisherと情報交換する時間が印象に残った。九州ではflyfishingをする人は少ない。だから、主要なポイントに足を運ぶと顔を合わせる人は、どこかで見たことのある釣り人ばかり。特に福岡から近い古湯や梅野川だと、馴染みの釣り人と顔をあわせることは多い。もちろん、名刺交換をするようなことはないが、同じ川(釣り場)を共有する者として親近感を持ち、情報交換をする事も多い。
山おやじさんからFBのメッセージで「15日に古湯で追加放流された」との情報をもらったので、翌日のイブニングを狙って出かけた。しかし前日夜から朝にかけて激しい雨が降ったために大増水。普段なら陸地の部分もすっかり水につかっていた。水位が上がって流れも速いうえ、水中の岩はこけで滑りやすくなって川に入るのは恐ろしい。川の様子を見ながら軽く竿を出したものの、全く反応無し。これではだめだと流星号に戻ると、むこうにテーブルを囲んでいるグループ。古湯の常連さんが、やはり放流の噂を聞きつけて様子を見に来ていた。しかし、増水しているし魚の気配も無いのでコーヒー飲みながら談笑していたのだ。ボクもコーヒーをご馳走になりながら、その談笑の和に加えていただき、情報交換。佐賀・福岡近辺の川の状況について情報交換したが、どこもここ数年で大きく変わってしまったということだった。
その時に、「そういえば、折戸川のC&R区間ってどうなってるんだろう?」と話題になった。
折戸川と言えば、九州で最初にキャッチ&リリース区間を設定したという、山国川水系の川。
随分前、釣友の1人が一度だけ折戸川C&R区間で釣りをしたことがあると話してくれたが、まったく釣れなかったと言っていた。福岡からだと直線距離がそれほどでもないのに、車でいくと随分と遠い。10年くらい前は山国川へもよく通ったが、道のりが遠くていつの間にか足が遠のいた。そういう訳で、山国川水系へはもう何年も足を運んでいない。
このとき、テーブルを囲んだ人達も、誰も足を運んでいないと語った。
そういえば、古湯の再放流情報をくれた山おやじざんは、折戸川で釣りを楽しんだとブログに書いていた。最近はどうなんだろう?
そして、梅野川の情報。
梅野川を良い川(釣り場)にしようと魂を込めて取り組んでいたUさんが、漁協を退職した。昨年夏前から突然姿が見えなくなり、奥津江河原新報も更新されなくなったので、どうしたのかと思っていたら、そういうことだった。僕は、今年のシーズン始め、漁協の人と話をした際にUさんの姿を見なくなったので尋ねたら、退職したことを教えてくれた。テーブルを囲んでいるみんなもそのことは知っていた。そして、彼がいたから魅力的な梅野川が維持できていたのにと、異口同音に彼の退職を惜しみ、梅野川の将来に不安を口にした。
ここ数年、毎年の大雨で渓相はすっかり変わり、その度にヤマメは流されて魚影も薄くなってしまった。魚影が濃くて釣れないのは釣り人の腕の問題だけれど、魚がいなくなってはそれ以前の問題。年を越すヤマメが減ってしまったからだろう、ヒレピンの美しい魚が減った気がする。
夏の台風の後、ダム湖で育ったサクラマスのようなヤマメの遡上があれば良いのだが。
結局、古湯の再放流は無かったようだ。誰がそんなガセネタを流したんだろう?
梅野川には古湯のようにはなって欲しくない。
僕たちに何かできることがあれば協力したいと思っている釣り人は多いのではなかろうか。
今度、漁協の人に聞いてみよう。
| 固定リンク | 0
「flyfishing・釣り」カテゴリの記事
- いつもの川は増水に先行者、移動した初めての川では先が見えない中の暑さに途中離脱。(2025.07.05)
- 灼熱の朝霞ガーデン、フライポンドのルアー解放で退散(2025.06.28)
- 今シーズン初めての川で尾ビレが大きな20cm幅広ヤマメ(2025.06.21)
- 今シーズン初、梅野川C&R区間最上流部へ。移動した川でやっと7寸(2025.06.07)
- 週末毎の雨でなかなか釣りに行けない。増水した川ではチビヤマメ1尾(2025.05.27)
「梅野川」カテゴリの記事
- 今シーズン初、梅野川C&R区間最上流部へ。移動した川でやっと7寸(2025.06.07)
- GW初日、想定外の放射冷却で気温2℃、水温8℃の梅野川(2025.04.26)
- 今シーズン2度目の梅野川では反応は良いもののサイズが上がらず、移動した川で痛恨の…(2025.04.12)
- 津江漁協の組合長が替わり、梅野川は良くなるのか?(2025.03.29)
- 梅野川で今年初めての7寸超え、23cm(2024.09.07)
コメント
折戸川のC&Rは鵜の食害が激しくて中止されたとのことです。何年か前の水害で淵が埋まり浅くなったところで鵜の食害。放流した魚がほとんど鵜にやられたとかでC&R中止になったのだそうです。これは地元の釣り具屋さんに聞きました。C&R再開のメドは立っていないのでしょうねえ。
投稿: 大分 | 2015.06.01 22:21
コメント有り難うございます。
やはり今はC&Rは設定していないのですね。
梅野川も淵が埋まり、すっかり渓相がかわってしまいました。ヤマメの背中にクチバシの痕が痛々しい個体が多いのは、やはり鵜の食害が増えている証なのでしょうかね。
鵜の食害を防ぐためにも、釣り人が多く入る方が良いんでしょうけどね。
いずれにしても残念です。
投稿: flyday | 2015.06.01 23:45