東日本大震災から4年 安倍総理に提案
あの日からもう4年も経ってしまった。
テレビでは被災地の「今」を伝える映像が流れ、新聞では4年前のことや復興のことなど、さまざまな視点で東日本大震災に向き合っている。
一方で、被災地から遠い日常では、その意識もさまざまで、4年前に意識された「絆」もほころんできた。安倍政権は被災地の復興よりも、憲法改正、集団的自衛権の行使容認の実現の方が重要のように見える。
原発への考え方では、来日したメルケル首相からの提案にも耳を貸そうとはしない。
僕は、脱原発には賛成だけれど反原発ではない。
ドイツはメルケル首相の強烈なリーダーシップで、自然エネルギーへの転換を図っているが、日本では結局火力発電に置き換わっただけで、化石燃料の輸入と発電由来のCO2の排出量は増えた。原発に神経質になりすぎて、地球温暖化に目を背けてしまっている人が多すぎる。原発からは逃げられても、地球からは逃げられないのだ。地球温暖化は、まさに地球レベルで阻止しなければならない問題なのに。個人的には、日本の原発よりも韓国の原発事故の方が怖いくらいだ。
2030年に全廃という目標を設定したのなら、そこに向けたロードマップを作成し、再生可能エネルギーによる発電目標と技術開発も同時に行わなければならない。今は、原子炉は運転を停めているだけで、廃炉になった訳ではない。原子炉は存在し、核燃料もそこにある。完璧にコントロールできない原発は動かすべきではないし、廃炉に向けて作業に取りかかれば良い。しかし、きちんとコントロールできる原発はどの順番でいつ廃炉にするということを先に決めて再稼働させる。再生エネルギーによる発電が計画より順調に進めば、化石燃料による発電量を減らして、CO2の排出量も減らせる。そうすればいずれ火力発電も最低限まで減らすことができる。
3月11日は、こうして日本の未来を考える日でもある。
しかし、被災地の事を忘れてはならない。
一昨日、福岡へのANA便の機内では、こんな日本赤十字社のコップで飲み物がサービスされた。
目に光る星は、何の涙を表しているのだろうか?
感謝?
希望?
絶対に不安や失望の涙にならないようにしなければならない。
安倍総理、今こそリーダーシップを発揮してください。
復興完了するまで、国会を東北の被災地に仮設で移すくらいのことを考えてみてはいかがでしょう?
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