昭和ヒット歌謡を聴きながら、
偶然通りかかって入った居酒屋。イロイロとオモシロイ名前のメニューが有って、注文するとドキドキしながら料理の到着を待つことになる。
「男気ハイボール」は大ジョッキで出てくるのだが、ソフトドリンクでも「男気」バージョンがあり、未成年の次男は「男気ラムネ」。大ジョッキで出てくるラムネなんて初めて見た。
そしてこの店、BGMが昭和のヒット曲。1970年代後半~80年代前半に、ザ・ベストテンで聴いていた曲が次々と流れてくる。まるでイントロ当てクイズやってるみたいな状況になって、それはそれで楽しかった。
ところで、その「ザ・ベストテン」のランキングは、レコード店でのシングル(もちろんアナログレコード)売上(オリコンチャート)、有線放送への電話リクエスト、ラジオへのリクエスト、それに番組へのはがきリクエストなどを集計して決めていた。
当時でも、喫茶店や居酒屋・スナックなどは有線放送を流しているところが多く、有線放送から火が点いてヒット曲になるというケースも珍しくなかった。だから、有線放送への電話リクエストをするというアルバイトもあった。
かくいう僕も、一度だけ有線方法の電話リクエストのバイトをしたことがある。有線放送が流れる喫茶店に行き、そこからピンク電話でリクエストをする。それからいつ流れてくるかもわからない有線放送を延々と聴き続けるのだ。
めでたく曲がかかれば、その曲が流れた時刻を記録し、リクエストした日時の一覧に流れた時刻を記入する。それを1週間続けて、リクエストと曲が流れた実績を報告する。曲が流れれば成功報酬が加算される。
今なら「ステマ」と批判されるようなアルバイト。
時間をもてあましてるならまだしも、拘束時間が永い上に曲が流れなければものすごく非効率なバイト。
だから、1回やっただけで止めた。
今こんなバイトがあったら、お年寄りがアルバイトで有線放送が流れる喫茶店に大挙して陣取り、喫茶店も潤うんだろうけど、今の指標はダウンロードだから無理だな。
そんなことを思い出した、昭和の臭いがする居酒屋でした。
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