航空会社でさえフォローしきれない?海外の空港での乗り継ぎは、現地に行かないとわからない
全ての取材を終えて、オスロから帰国の途に。
チケットを手配した全日空からの情報ではミュンヘンでの乗り継ぎには不安が残っていた。乗り換えが時間的にギリギリかも、と言うのだ。シェンゲン協定加盟国間での飛行機の移動は、国内線と同様の扱いで通関手続きや関税のチェックが免除されるので、オスロからミュンヘンへは手荷物検査くらいで割と楽に飛行機に乗れる。しかし、ミュンヘンではシェンゲン協定国から外へ出るので、通常の通関手続きが必要になるのだ。しかも、オスロで預けた荷物も一旦ピックアップして、再度預けなけらばならないと。
これが出国前の日本で、全日空に確認した際の答えだった。
ところが、現実にはまったく違っていた。
オスロでのチェックインでは、カウンターではなく端末でのチェックイン。端末でボーディングパスを発券しない限り手荷物カウンターにも行けない。ボーディングパスを発券するには、端末で予約番号を入力し、パスポートを読み取らせなければならないのだ。まさに問答無用。
そして、発券されたボーディングパスは羽田までのパス。これを持って手荷物カウンターに行くと、手荷物の受け取りは羽田だという。あれ、話が違うじゃない!
昨年のバンクーバーからロス経由の帰りも、まったく同じ(事前に知らされていたのは、ロスで荷物を一旦ピックアップしてターミナルを移動して……でも、結局荷物の受け取りは羽田)だった。
ミュンヘンではボーディングブリッジではなくバスで空港ビルへという、想定外の乗り継ぎ。それでも、手荷物のピックアップも無くスムーズに通関手続きをし、ラウンジで一旦落ち着きメールをチェックする時間(といっても30分ほど)もとれた。
各国の空港はどんどん新しくなり、搭乗手続きや乗り継ぎ方法・順路も変わっている。添乗員がいる団体旅行ならともかく、個人の手配旅行では自分で調べるか航空会社や旅行会社に尋ねるしか無い。今はインターネットである程度調べられるが、その情報が常に最新に保たれているとは言い難い(パリCDGからロワシーのホテルシャトルの乗り方も、地球の歩き方に書いてあるのは5年前の情報。今回の情報をここにアップ)。現に、昨年のロスでの乗り継ぎも、今回のミュンヘンでの乗り継ぎも、どちらも全日空のホームページで調べたり電話で確認したりしたのに違っていた。飛行機が乗り入れている航空会社でさえも他社便のことになるとこんなもんなのだ。
わからないから慎重になるのも必用だけど、調べるだけ調べていて、どうせ変わっているだろうからという前提で現地に向かう方が良い。何事も予定通りに事が運ぶとは限らない。急なトラブルやハプニングも想定内、という心構えが一番だな。
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