寒い日の朝は、イモリとイノシシと
そういえば、今年は霜で真っ白という景色は目にしないまま4月を迎えた。しかし今日は霜こそ降りてなかったものの、冷たく強い風もあいまってめちゃくちゃに寒かった。久しぶりにダウンジャケットを着込み、手にはフリースのフィッシンググローブの上に、更にウェットスーツ地のグローブ。首にはネックウォーマーと、解禁当初の様な完全防寒の出で立ち。川に向かう途中、どういうわけか道路脇をイモリが這っていた。
朝一番のM川は、昨日の雨で少し水量が増えてはいたが、濁りはない。しかし、福岡市内から近い人気河川、既に多くの釣り人が竿を出したのは想像に難くなく、反応は今ひとつ。川を遡る途中、前方で焦げ茶色した子犬のような影。なんだ?と目をこらすとイノシシの子ども。もう、うり坊は卒業しているが小さな体。ほとんど護岸してある川なので、どこから紛れ込んできたのか?不思議だったが、こちらの気配に気づいてどんどんと川の上流に逃げていった。どこかで上がれれば良いが。
それでも、たまに顔を出してくるヤマメは大きくはないけれど、どれもヒレピンで美しい。
イノシシの子の去った後、小さなプールで底から上がってきたヤマメがゆっくりとフライをくわえた。18cmほどの均整の取れた綺麗な魚体。顔を見ると、ほっぺがオレンジ色に赤い。アマゴかニジマスのような紅斑かな、とよく見ると、血だった。フックが内側から貫通してほっぺに血が出ていた。
ごめん。
ちょっと申し訳ない気持ちになった。
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