消費税が上がるからではないけれど
消費税の8%への変更を前に、仕事面では様々な対応で忙しい。
一方、プライベートでは増税前に何かをしたかと言えば、瓶の中身が少なくなったインスタントコーヒーを購入したのと、ガゾリンを3000円分入れたくらい。むしろ、長男が家を出たために食料や日用品の消費量も減り、何も特別な買い置きをしていないので、冷蔵庫の中はスッカラカンになってしまっている。健全経営のために、我が家も無駄な在庫を減らしているのだ。
そもそも、消費税が上がるからと慌てて購入するような大きな買い物が見当たらない(流星号の買い換えのタイミングは、消費税のためではない)。これまでの経験では、ワインやお菓子などの嗜好品は安いからとまとめ買いをすると、気が緩んでその分消費スピードも上がる。結局、単位時間(日数)あたりの消費量は増えて、短期間に多くの金額を使ったことになる。トイレットペーパーやティッシュペーパーなどは、そもそも単価が安いのに場所を取るばかり。これまで安売りで298円だった商品が、明日からいくらになるのかは分からないけれど、保管するスペース代の方が高いだろう。我が家でもトランクルームを借りているので、その気になれば1年分のトイレットペーパーくらいはストックできるのだが。
変わるのは消費税だけではない。3月31日は、年度末で様々な事に区切りを付けなければならないタイミングでもある。多くの人が、入学や進級、就職、あるいは異動や転勤、定年リタイアなどで、この4月から生活が大きく変わる。
我が家でも、今月長男が独立して、家を出た。
まだベッドや机などが残ってはいるものの、彼が使っていた部屋は主がいなくなり、空き部屋同然。一方で2年前に大学入学のために家を出て寮暮らしの娘は、ことある毎に戻ってきているので、部屋はそのままの状態。卒業して東京で就職すれば、きっと戻ってくることになる(とはいえ、もう少し綺麗に片付けろよ!)。しかし長男は、我々の身に何か起こらない限り、もう戻ることはないだろう。そういう現実は、母親である妻にはなかなか直ぐには受け入れ難いものかもしれない。それを理解するためにも、長男の部屋を別な使い方に変えていかなければならない。
空き部屋は、僕の希望としては客間にして、友人や(長男も含め)親戚を泊める部屋にしたいのだが、客間ができたところでそれ以外の部屋がお客様を受け入れられる状態ではない。当面は物置にしかならないのであれば、と借りているトランクルームを解約し、荷物を一旦部屋に入れることにした。トランクルームの年度更新もこのタイミングなのだ。
ギリギリ更新最終日の本日、解約の連絡をした。これで、月8000円(+消費税)が節約できる。年間で10万800円(これまでの5%計算)。ほぼ毎月30万円支出時の消費増税分に相当する。
そんな今日、空港のQBハウスでいつものように髪を切って飛行機に乗ろうと思ったら、今まで見たことのない行列。明日から1080円になるから、みんな増税前にと思って並んでいるのだろう。空港で髪を切るのにそんなに待てるほど余裕を持って来てるのかと驚く一方で、QBハウスのメリットが価格面であることに改めて気づかされた。僕にとっての最大のバリューは10分でさっぱりできること(もちろん価格もだが)なので、20分も待つのなら価値が無い。明日の80円を節約するために20分無駄にするくらいなら、自販機の飲み物を1本我慢する。
消費税5%の今月だと、いくら駆け込みで消費が伸びても、社会福祉に回されることはない。消費行動は、一つ一つの単価よりも総額の積み上げで規定される。無い袖は振れないけれど、財布にお金があれば使ってしまうのが人間というもの。4月以降、増税分が社会福祉に回されるのだから、ちょっとだけ無駄を無くした今までどおりの生活をし、社会福祉に貢献しようではありませんか。
それにしても、トランクルームはちょうど19年間利用していたが、支払った金額を計算すると、ちょっと落ち込んでしまった。
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