お屠蘇と鏡餅、お年玉への想いと2014年の始まり
大晦日、紅白の終盤どころか途中から記憶を無くし、0時までは起きていたようだけれど,一人ベッドへ。
これが2014年のスタート。
元旦は早起きの娘に起こされ、初日の出を拝むことができた。
昨夜は家族で一番最初に寝たので、睡眠時間は十分。朝一番に風呂掃除をし、初風呂の準備。実は、福岡で正月を迎えるときには、必ず元旦の初風呂から始まっていたが、東京ではなんとなく風呂には入らずに正月を迎えていた。昨夜の飲み過ぎを回復するためではないが、久しぶりに元日の朝風呂に入りたくなった。風呂から上がり、お屠蘇とお節の準備を整えてまだ寝ている子ども達を起こして正月が始まった。
ところで、年に1回しか使わない屠蘇器ではあるが、そろそろ屠蘇飾りがくたびれてきた。来年は新調しなければならない(といっても1000円前後)。それよりも、年々「屠蘇散」の調達に苦労するようになってきた。10年前だったら、年末にみりんを購入すると「おまけ」で付いてきたのに、いまではそんな「おまけ」もないし、薬局で購入しなければならない品物になってる。この正月に向けては近所のグルメシティで購入できた(最後の一袋!)が、レジに持って行ったら最初「これは販売商品じゃありませんよ」と言われる始末。レジ係も「屠蘇散」を見るのが初めてで、これが商品とは思わなかったようだ。
35年前、大学のI教授の授業で冬休みに宿題が出た。
「各自、正月の鏡餅をスケッチして提出すること」と。
今のようにプラスチックの容器に入った鏡餅が売り出される以前の話。全国各地から集まった学生は正月に帰省するので、故郷の鏡餅をスケッチしてこいと言うことだった。冬休み明けに集まったスケッチは興味深い物があった。福岡の鏡餅しか見たことが無い僕には想像も付かない、郷土色豊かなバリエーションがそこにはあった。
「秘密の県民ショー、鏡餅バージョン」だ。
今では、テレビとインターネットによる価値と購入商品の全国均質化で、そんなバリエーションも無くなっているのかも知れない。
さて、我が家のお正月は全員揃ってお屠蘇を飲むことから始まる。子どもが物心ついたときから飲ませているので、元旦にしか飲まないあの「いかにも漢方薬」味の屠蘇を飲み干すことが、一年の始まりと思っているだろうし、お年玉を手に入れるための儀式と思っているかも知れない。
今年は、そうやって育った長男が、下の妹弟にお年玉を渡してくれて、親としてはちょっと感動を覚える正月となった。その嬉しさのせいかどうかはわからないが、その後は飲み過ぎて記憶が無く、2日は朝から家族に散々に言われた。
そして、今年最初の福岡への移動に、運試しのアップグレード。ほぼ満席ではあったが、普段は満席のプレミアムクラスは逆にガラガラ。今年もラッキーなことに富士山が見える窓側の席が1席空いていたので、富士を肴に一杯やりながら福岡に戻ることができた。
今年も自ら動けば良い年になりそうだ。
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