これって自己矛盾?禁煙の飛行機のトイレに灰皿
10月のバンクーバー取材からの帰り、ロス経由で羽田に向かうANAのB777のトイレ。
機内禁煙なのに、トイレの扉に灰皿。しかも、いやでも目に付くところに。
これって?
たばこを吸うことが前提でなければ、今はボーイングから引き渡される時点で灰皿なんて無いはず。
実際、かつては座席の肘掛けに設置してあった灰皿も今は無い。
しかし、国際線とはいえ定期便の機体に灰皿があるということは、灰皿を使う事が前提の運行が想定されているということ。トイレでたばこを吸えば、検知器が探知して、直ぐに警報も鳴るはずだし。
(かつて、先輩が禁煙になったばかりの国際線のトイレで隠れてたばこを吸って、警報が鳴って大騒ぎになったと言っていた)
どうしてもたばこを吸いたい人のためにチャーター便でたばこを吸える場所を設けるため?
そういえば、北朝鮮から拉致被害者を運んだのは、日本のフラッグシップ日本航空ではなく、ANAのチャーター便だった。私の記憶では、先にJALが機内禁煙にし、その後ANAも禁煙にし、1999年に全面禁煙となった。
その影響だったのだろうか。
いずれにしても、どうして全面禁煙になった今でも灰皿が残っているのだろうか?
WIKIPEDIAを見ると、「トイレ内は元々防火上の理由で禁煙であるが、常識を弁えない乗客の煙草を消させる目的で、灰皿が設置されているとのこと」とある。今でもその名残なのだろうか?たばこを消させるためなら、灰皿を持って目の前で消させればいいだけのこと。
たばこを我慢した乗客が、この灰皿を見れば「なあんだ、灰皿があるんだったら吸ってもいいんじゃん♪」と思って吸ってしまっても文句は言えない。機内禁煙ですというのなら、どうして灰皿が設置してあるんだと食い下がるだろうから。
これは、何か高度な政治的癒着か何かのたまものなのだろうか?
長い長い夜の飛行で、何度もトイレに立って気になったのでした。
2013年11月30日追記
早速、飛行機好きの I さんから教えていただきました。
wikiの「常識を弁えない乗客の煙草を消させる目的で」とあるのは、たばこを吸うためではなく、たばこを適切に処理する(消して捨てる)ために設置してあるのだと。アメリカの法律では、入り口ドア近くの目立つところに灰皿が設置されていないと、離陸することができないということになっているらしいです。要するに、たばこを吸いながら飛行機に乗り込もうとした人に、適切に処理をする場を設けるということでしょうか。
こちらのブログをご案内いただきましたが、なるほどーでした。
飛行機内は全面禁煙なのに、いまだにトイレに灰皿が設置されている理由
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