浅草三社祭
浅草三社祭がクライマックスを迎える最終日。三社祭を近くで見たことが無かったので、散歩がてら出かけた。
福岡・博多では、祭りといえば博多祇園山笠。
博多祇園山笠は重い山笠を担いで、決められたコースをいかに速く駆け抜けるかというタイムレース。目標がはっきりしていて、参加者も見る者もわかりやすい。日本テレビの人気番組「世界の果てまでイッテQ」で、宮川大輔が世界のお祭りに挑戦するが、どのお祭りも基本は何かを競うものが多い。
しかし、三社祭はそのような明確に競う物は無く、始まりは舞の奉納や山車が中心であったというので、むしろ博多どんたくに近いのかもしれない。各町内の山車の絢爛さを競っていたのがいずれ御輿に変わり、その威勢の良さを競うようになったのだろうか。そして関西のだんじりや博多山笠のように、御輿に乗る者も出たのだろう。「御輿に乗る」と言う言葉もあるくらえいだから、昔から御輿に乗る行為はあったのだろう。しかし、乗る人間が居ればそれを担ぐ者も必要。誰が乗って誰が担ぐのか。この序列、関係性は難しい。かつては本社御輿に乗ることを競い合って諍いも絶えなかったようで、数年前から御輿に乗ることは禁じられたようだ。
ぶらぶらと浅草を散歩すると、そこら中に町ごとの御輿が練り歩き、にぎやか。御輿の前には囃子の山車が先導し、子ども御輿もそれに続く。
道路に面した扉はどこも開け放たれ、玄関には靴がぎっしり。遠くの親戚や友人もたくさん集まっているのだろう。歩道や空きスペースにはテーブルや椅子、中にはゴザを敷いて酒盛りや食事。町中がハワイのビーチサイドのテラス席のような様相。
大人も子どもも、朝から祭り一色。御輿を担いだり山車を引いたり、酒盛りしたりで午後も3時を過ぎる頃には、もうお疲れモード。いなせな半被のママと僕も日陰でお昼寝という姿が、路地裏のそこここで見られた。
最後に雷門に周り、宮出し、宮入のために畳まれた大提灯を確認してぼちぼちと川沿いに帰路に着いた。
それにしても、浅草寺と浅草神社が隣り合い、参道が共通なのでややこしい。
| 固定リンク
「日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事
- 「THE THINKERS Steve Jobs」 久しぶりに小平さんとゆっくりお話ししてきた(2021.03.14)
- 海外旅行に行きたいなあ。いつになったら行けるのかなあ?(2021.03.17)
- 東京オリンピック実現のための、ごく私的な妄想提案(2021.02.26)
- 流星号(Golf5 GTI)の気になるパーツ取り替えその3、シフトレバーのゲイターブーツ交換リベンジ!(2021.01.19)
- 鼻からチューブで栄養補給の1週間(2020.12.13)
コメント