シビアなライズに2時間対峙
5月も後半になると、日中はすっかり夏日で暑くなる。前日は日田で35℃をを越える猛暑日となった。
暑くなることを覚悟しながら、今年はまだドライで良い魚に出会えていない梅野川へ再び。
途中の松原ダム、下筌ダムは大幅に減水していた。この2つは治水ダム。梅雨を目前に、放水を続けているのだろう。昨年のような大雨が降らないとも限らない。到着時の中津江の役場前の温度表示は13℃。
さて、いつもの場所に流星号を停めて、ドライでそれらしいポイントを選んで釣り上がる。ダム同様に梅野川も相当に減水していて、ただでさえヤマメが付くポイントが限られていたのに、なおさらシビアな状況。
気温も上がって水棲昆虫の姿は見えないので、アントを流れに投入する。ブラインドでは魚の反応は悪くないがチビばかり。最初のポイントのプールでは、いきなりヤマメがフライをくわえたが、残念ながらバラシ。まあまあのサイズだったか。
その後、期待するポイントでは魚影は見えていても、やはりシビア。フライをとっかえひっかえしても反応してくれない。
そして、青い鉄格子の上流の小さなポイントで、やっとドライで出会えた23cmのヒレピン。
しかし、その後が続かない。水量が減り、魚もなかなか反応しない。
堰堤より下の下流部では、一番大きなプールにどうしてもヤマメは溜まってしまう。ここでは、散発ではあるがライズもあるし、魚影も見える。腰を据えてここでライズを狙うことにした。
当然、見えるようなサイズの虫を食っているわけではない。岩盤沿いでライズするヤマメに狙いを定めて様々なフライを流すも、フライのすぐ隣でライズしてもフライには反応無し。どうやらティペットが見切られている様子。ティペットを細くしてフライ先行で綺麗に流さないとダメということか。
見える魚影は尺はありそうなものばかり。さすがに9xでは無理だろう。ギリギリ8X。
#28のミッジピューパから#24のユスリカアダルトまで、様々な小さなフライを流すこと2時間。やっと出た!しかも大きい。
しかし、それからが長かった。#24のフライに8Xのティペットなので慎重にならざるを得ない。
ネットに収まったヤマメは泣き尺の29cmちょい。尺には届かなかったけれど、ドライで釣り上げた1尾は嬉しい。
午前は結局この1尾の後はヤマメの反応は出会えず、一度川を上がって昼食に。
流星号に戻ると、後ろには山おやじさんのクルマが。僕があれだけ同じ場所で粘っていても追いつかないと言うことは、ずっと下流から、遅めにスタートしたのかな。
最近、お昼はこの丸太の椅子?に座って川の様子を見ながら食べることが多くなった。3色ご飯弁当、ごちそう様でした。
ここから一度下って釣り上がるが、やはりシビア。ドライでは反応が全く無く、結局沈めて尺ヤマメを1尾。しかも、このヤマメ、体の傷に見覚えがある。C&Rだからこそだが、リリースした魚はちゃんと元気に暮らしているという証だし、一方で何度も釣られているのだから、フライには敏感にもなるのは当たり前ということ。
午後は、前にも後ろにも釣り人が居て、自分のペースで釣れないまま納竿となった。
山おやじさんのクルマは、まだそこにあった。
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