« 25度のぽかぽか陽気から一転、煙霧の砂嵐と強風、気温低下でさんざんな釣りに | トップページ | CO2問題を忘れていないか? »

2013.03.12

2012年日本の総広告費(電通推計) 媒体別広告費を見て

2012少し前になるが、電通が2012年(1月-12月)の日本の広告費推計を発表した。
新聞やマスコミでニュースとして取り上げるのは、どうしても自分達の領域でもあるマスコミ4媒体の数字。マス媒体の広告費合計額は大きな金額なので、どうしてもその増減に目を奪われがちだが、実際に興味があるのはその内訳。といっても、新聞が減ったとかテレビが増えたとかではなく、○○新聞への出稿が増えたとか、●●テレビへの出稿額が減ったとか、そういう個別のデータ。
最近では、部数では讀賣新聞に負けているけれど、広告集広額では負けないと言っていた朝日新聞に陰りが見えてきたとか、フジテレビの視聴率低迷に伴ってスポンサーが離れているとか、そんな話をよく聞く。個別に媒体社の決算数字を拾っていけばある程度はわかることだが、電通では当然把握しているはずでも、こんな詳細データを出すことは無いだろう。

もう一つは、この発表資料からはわからない通販業界の出稿額。業種別では健康食品は「食品」に入っているし、通販専門の化粧品も、当然「化粧品ん・トイレタリ-」。通販専業、あるいは通販の広告宣伝費を切り分けた数字も示されていない。通販業界では、マスメディアは販促メディアと位置づけているから、コストパフォーマンス・CPA(受注/コスト)を重視する。顧客獲得コストを先に決めて、そこから逆算した出稿金額でしか出さない大手もある。媒体社によっては、出稿ボリュームと金額が必ずしも比例しない。マス媒体が通販広告で埋め尽くされるようになると、広告費総額もどんどん縮小していくのではなかろうか。
2012
この媒体別広告費には、当然ながら4マス媒体以外の数字も公表されている。4マス媒体以外は、大きく区分すると「衛星メディア」「インターネット」「プロモーションメディア」の3つ。フリーペーパー・フリーマガジンは編集方針や内容がどうであろうと、雑誌でも新聞でも無くプロモーションメディアなのだ。
フリーペーパー・フリーマガジンの出稿額は年々減少しているが、プロモーションメディア全体としては4マス媒体と同じようなカーブ。インターネットの出稿額が年々増えているのは様々な背景から当然。そして、インターネットも使われ方はほぼ販促メディアとしてなのだから、意味合いとしてはプロモーション(狭義の販促)メディアといえる。

しかし、こんなおおざっぱな媒体別で集計する時代ではなくなっている。
インターネットも衛星・ケーブルも、フリーペーパー・フリーマガジンも、ターゲットごとに細分化されたアプローチ媒体、ターゲティングメディア。DMや電話帳も細分化すればそうかもしれない。
(そもそも、4マス媒体以外の既存メディアは、全てプロモーションメディアに入れているというだけではあるが)
フリーペーパーがクーポンを付けるように、広告出稿するクライアントはCPA(Cost Per Aquisition)やROI(Return On Investment)などの投資効果を数字で求めるようになってきた。クロスメディアという言葉も最近はあまり聞かなくなったが、これからはブランドごとのクロスメディア全体を、1媒体と考える必要があるだろう。
※mikuは、フリーマガジン、WEBサイト、e-book、Twitter・Facebook、メルマガ、サンプリング、イベント、あるいは編集長の講演などを含めて一つの媒体と考えている。

広告費の統計方法が変わると、違った世界が見えてくるに違いない。

|

« 25度のぽかぽか陽気から一転、煙霧の砂嵐と強風、気温低下でさんざんな釣りに | トップページ | CO2問題を忘れていないか? »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 2012年日本の総広告費(電通推計) 媒体別広告費を見て:

« 25度のぽかぽか陽気から一転、煙霧の砂嵐と強風、気温低下でさんざんな釣りに | トップページ | CO2問題を忘れていないか? »