男の女性化は自然の摂理?文明の発展とは男を女に向かわせるのか。
首都圏は雪で大混乱するなか、成人の日を迎えた。
総務省統計局のデータによると、今年の新成人は122万人。男が63万人、女性が59万人と、男性が4万人も多い。
高校の生物の時間に、人間はだいたい女よりも男の方が5%前後多く生まれると習った記憶がある。
それは、生物学的に女よりも男の方が弱いため。自然にしていれば乳幼児期に病気で亡くなる子が、女の子よりも男の子の方が多い。こどもを作れる年齢に達する頃には男女のバランスを取るために、神様が調整しているのだろう。
しかも、人類がこの世に生まれてこのかた、理由の如何を問わずずっと戦いを繰り返している。男は戦場に出ることが当たり前。日本は例外的に第2次世界大戦後、大きな武力行使に参加することも巻き込まれることも無く68年も平和に暮らしてきた。しかし、この瞬間にも世界中で武力紛争が続いている。自国が直接の紛争国でなくても。国際連合平和維持活動(PKO)に参加し、軍隊(PKF)も派遣する。日本も自衛隊を派遣しているが、憲法の定めにより軍事行動に参加できない。前線の戦いに参加しないので滅多なことで死傷するようなニュースになることはないが、すぐそばでは多くの命(主に男)が奪われている。
男たちは戦地へ向かい、女は帰りを待つ。場合によっては夫は帰らぬ人となり、妻は未亡人となる。アラブの国の1夫多妻は、このような状況を救済するという歴史背景もあるからだろうか。
日本においては、医療技術の進歩とワクチンや治療薬の開発が進み、分娩~乳幼児期の死亡率は劇的に改善した。今では、500gを下回る体重で生まれた子でも、適切な医療環境とサポートがあれば困難ではあってもなんとか成長できるようになってきた。弱い乳幼児期を過ぎれば、その後の成長過程では、例外的な事故や虐待死、自殺などの不慮の死を除けば、ほとんどはそのまま大人になる。そして、気がつくと男あまりの環境。
今年と同じように、同級生で男が4万人多いと、10年で40万人も男が余ってしまうことになる。
現実の統計数字では、20歳~39歳の男性の総数は1,612.9万人に対して女が1,571.8万人で男性が41.1万人多い(2010年センサス-エクセルダウンロード)。
国際結婚でも、この41万人もの数の差を埋めるのは難しい。
この状況を神様が憂いたのだろうか、最近は男性の女性化が著しい。テレビでも元男性、あるいは男性でありながら女性として振る舞うタレントも増えてきたし、それを異常とは見なくなってきた。アメリカでは同性での結婚を許す州もあるという。
まだ、アフリカなどでは20歳を過ぎるころから女性の数が増える国もあるが、文明の発展とともにこどもの死亡率は下がり、成人男性の比率が増えていくのだろう。
動物の中には、周りの環境に応じて雌雄が入れ替わる種があるが、このまま、世界中で男が余るような状況になると、自然の摂理としてバランスを取るための力が働いていくのかもしれない。
因みに、福岡市は男性が流出する一方、若い女性が流入するので、女性が溢れている。
→この状況は男性天国?女性天国?
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