記憶資産を有効活用、やるな明治XYLISH(キシリッシュ)
福山雅治が登場するXYLISH(キシリッシュ)のCM。
いつかは、どこかがこの組み合わせでCMを作るだろうと思っていたが、それは明治だった。
XYLISH(キシリッシュ)「男にもてる男編」に、「先生」(政治家?)の秘書役として真木よう子が登場。
2010年の大河ドラマ「龍馬伝」で、龍馬とおりょうを演じた2人。放映されたのはもう2年も前なのに、いまだにそのイメージは龍馬ファンにだけでなく強烈に印象づけられ、多くの人の記憶に残っている。
その記憶が熱いうちに、二人の風貌・印象が変わらないうちに、どこかがCMに起用するだろうことは想像がついていたし、きっと密かに多くの人が期待していただろう。しかし、それだけに龍馬伝のイメージを崩さない、ファンの期待を裏切らないものでないと採用しづらいだろうし、本人も事務所もOKを出すはずは無い。
そして、そのときがやって来た。明治によって。
他者が築き、他者によって植え付けられた、プラスイメージの記憶資産に乗るのはなかなかに難しい。下手をするとフリーライドの誹りを免れない。最悪の場合、過去にも多くの事例が残るように、訴訟や放送・販売差し止めとなる。最近の例では、appleとサムスンの間で争われているiPhoneのデザインに関する訴訟。
そんな訴訟は当然、ファンの期待を裏切らずに納得させられるCMができなければ、制作も放映にもこぎ着けることはできなかったはずだ。明治も制作スタッフも会心のできだと確信を持っての放映に違いない。
世界観も悪くは無い。
そして、別れ際に真木よう子が「秘書がいるときは言ってね」と声をかけて分かれる。
男が惚れる男、龍馬の生まれ変わりにおりょうの生まれ変わりの秘書が、次のバージョンで見られるのか?
期待を持たせつつ次のCMの登場を待つことになる。
きっと、今の私のように、XYLISH(キシリッシュ)のCMを話題にしている人は多いんだろう。
明治にやられた!
ところで、ルパン三世の実写版が次に作られるとしたら、峰不二子役は絶対に真木よう子だと思っているのだが………
そのときのルパンは?
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