個人の理不尽な意見と地域文化の衝突
母校の同総会役員会を終え、居酒屋に場所を変えてお疲れ様会。大学の現状の話を聞いていたら、学際の火祭りにクレームが有るというので驚いた。
「うるさいからやめろ」と。
芸工キャンパスの火祭りは、学際のメインイベントとしてかれこれ40年以上続いている。専門棟の真ん中にあるフライパンでの空間構成やコンサートも名物だ。小さな大学(今は九大の一部のキャンパス)ではあるけれど、畑の中にできた小さな大学から、地域と一緒に発展したと思っている。なのに何故?
周囲が田んぼや畑しかない所に大学ができ、それをきっかけに大橋駅周辺は大きく変貌した。
その結果、マンションやアパートなどの集合住宅も多数建てられ、大橋駅周辺は高級住宅街となった。不動産屋がどんな売り文句でマンションや住宅を販売しているかは知らない。多くの人がここに移り住んでいるが、地域の文化を無視してはいけない。
塩原の地は、芸工キャンパスと共に発展したと言っても過言ではないはずだ。
既に、芸工キャンパスとそこにいる学生、大学行事はコミュニティの中核であるはずだ。
いわば大学城下町。
門前町に引っ越ししてきて、神社やお寺のお祭りに、「うるさいからやめろ」というのか?
そして、もっと驚いたことに、大学はそのクレームに対して毅然たる態度がとれないということ。
そこらの事なかれ主義の役人と一緒じゃないか。誰に向いて仕事をしているんだ。
地域住民も参加する、学生と地域住民とのコミュニケーションの場ともなっている祭り。多くの子ども達や住民も楽しみにしている祭りをやめるというのか?
●
今年の夏、節電で夜クーラーを停めて窓を開ける家が多かった。すると、夜、小学校のプールの水を浄化するために動かしているポンプの音がうるさいとクレームが入った。昨年までは無かったクレーム。しかし、その小学校は、そのクレームのために、夏休みのプール利用を中止した。
子ども達がどれだけ落胆したことか。
小学校の職員(校長?教育委員会?)は、多くの子ども達の笑顔よりも、たった一人の住民のクレームに対応することを選んだ。これはこの夏に福岡市で起こったバカげた現実。
●
来月、大橋キャンパスで火祭りが例年通り実行されるか?
芸工大が、九大と統合してオリジナル・原点を忘れてしまうのか?
学生までもこれを忘れ、良しとするのであれば、渾沌会は九大とは別れて、芸工大OBのみの会となるのかもしれない。
※写真は2003年の学園祭火祭り
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