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2012.09.22

TDL、ソフトバンクのデータ通信ほとんど繋がらず

本日、東京ディズニーランドへ。


そこで初めての経験。
というよりも、東日本大震災直後と同じような経験を、こんな都心の平和な休日でするとは思わなかった。

それは、iPhone(ソフトバンク)のデータ通信の状況。
アンテナはある程度立っていても、データを取りにいっている風車の様なインジケーターは回りっぱなしで、いつまで経っても画面は開かないことがほとんど。いや、朝のうちはまだ良かったが、10時を過ぎる頃からほとんど上記のような感じ。TDLにいる間はWiFiに繋がっている様子は全くなく、ずっと3Gでの接続。
最近のスマートフォン利用者の急増は、恐らくTDL周辺のデータ通信キャパシティを大きく超えていることは想像に難くない。

10時の段階では、人気アトラクションの待ち時間はどれも2時間を超えていた。
2時間の待ち時間。喫茶店で座って待っているわけではない。ずっと立ちっぱなし。
箸が転がっただけでも可笑しい高校生くらいの女子のグループであればそのくらいの時間はしゃべっているうちに過ぎてしまうのだろうが、おじさんや話題を探しているつきあい始めたばかりのカップル、高校生の男子グループ、家族サービスのお父さんなどは手持ちぶさたでスマホをずっと触っている。一つのアトラクションの待ち時間2時間(120分)に対してアトラクションに参加している時間は10分程度。まあ、移動時間を考慮しても、パークに滞在している間、全体の8割近くは待ち時間=手持ちぶさたな時間ということになる。
であれば、どの瞬間をとっても入場者の8割は手持ちぶさな時間といっても良い。そのうちの何割かは狭い地域でスマートフォンでデータ通信を試みているわけだ。

TDLの年間入場者数は約1800万人。1日平均では約5万人弱。
データ通信が厳しい時間帯の滞在者を4万人として、手持ちぶさたな人間は約3万人。そのうちスマホでデータ通信を試みている人間が2割いれば6000人。
しかし、その全てがソフトバンクの携帯を使っているわけではない。1/3として2000人。
じゃあ、丸の内や銀座、新橋で同じくらいの面積で2000人の人間がデータ通信を試みて同じような状況に陥るかと言えば否であろう。
それならどうして?

ここまでは推定の数字であるが、ここからは勝手な想像。
ディズニーリゾートは夢を与える場所。そこには携帯電話やスマートフォンの存在は想定されていない。
であれば、パーク内には携帯の基地局は存在しないのかもしれない。
パーク内に届いている電波は、ほぼその敷地外の基地局からのものではないかと。
もちろん、いくつかの基地局は敷地内に設置されてはいるはずだが、よくビルの屋上に見るようなあからさまなアンテナは存在しない。ましてや、WiFiのスポットなど。

しかし、この1年で状況は全く変わってしまった。
パーク入場者の大人の多くはスマートフォンを持ち、待ち時間にデータ通信を試みる。ウォルト・ディズニーが理想とするパークの姿とは違っていようとも、そこに訪れる人々の行動様式も求める物も変わっているのだ。

これからのディズニーリゾートは、ウォルトが目指した理想郷の一面に拘って現状を維持するのか、それとも現実のお客様のニーズに応える道を選ぶのか?
来年どうなっているか(結果ではなく考え方。ディズニーではなくキャリアが一方的に敷地外で対応すると言うことも考えられるので)、楽しみだ。

※ところで、auやNTTドコモのクロッシーは、今日の同じ状況でどうだったんだろうか?それも気になる所だ。


 


2013年7月21日追記


本日、TDLに行ってきました。
状況は改善されて、全くストレス無く快適にデータ通信を行えました。 最近TVCMでやっている繋がりやすさは嘘ではないようです。













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