梅野川、集中豪雨のその後
7月の九州北部豪雨は、日田市や竹田市を始めとして、大分県・福岡県・熊本県に甚大な被害をもたらした。
もちろん、梅野川周辺も例外ではなかった。
雨が治まり、頃合いを見計らって津江漁協に電話をした。人的・物質的に被害はあったのか、川の様子はどうなのかなど尋ねたが、幸いなことに人的被害や家屋への被害はほとんど無いとのことだった。
恐る恐る、陣中見舞いを携えて久しぶりの梅野川に車を走らせた。途中、通行止め・迂回の標識や工事中の所もあったが、問題なく梅野川へ到着。しかし、川は道路から見下ろしただけでわかるほどに全く変わっていた。
いたる所で山肌が崩れ、大水のために岩が動き、プールは土砂で埋まっていた。途中、流されたがれきでそれ以上行けない場所もある。
尺ヤマメがたくさん溜まっていたあのプールも埋まり、程良く魚が散って岩陰にヤマメがついていた場所も、川底の石は流されて岩盤がむき出しになっていた。
それでも、僅かに残った深場には、あの大水の流れにも負けなかったヤマメが残っていた。
魚影は豪雨前に比べると確かに少なくなり、ポイントも変わってはいたが、尺ヤマメも出てくれた。
今シーズンも残りあと1か月あまり。栗の実も落ち始めた。
産卵期に向けてこれからシーズン最後の良い季節を迎える。
ダムに流されたヤマメも遡上してきたようだし、残されたチャンスを楽しみたい。
| 固定リンク | 0
「flyfishing・釣り」カテゴリの記事
- 梅野川で今年初めての7寸超え、23cm(2024.09.07)
- まだまだ増水&先行者があり早々に撤収(2024.09.05)
- 梅野川では尾ビレの大きな6寸アマゴ、高瀬川は入渓直前にゲリラ雷雨の兆候で断念(2024.08.24)
- 満を持して、念願の神流川本谷毛ばり釣り専用区で尺上をキャッチ!(2024.08.03)
- やっぱり増水。新しいネットをさげて午前中だけ(2024.07.27)
コメント
こんばんは。
梅野川にはお盆休み行来ましたがあまりの被害に驚きでした、もちろん坊主でした(>_<)。
ヒレも綺麗な尺が出ましたか、この状況のなかで流石がですね。
投稿: 山おやじ | 2012.09.06 21:08
山オヤジさん、ご無沙汰しています。
この日は尺を2尾と泣き尺を1尾あげることができました。写真の尺は、梅野川との合流から少し上がった所で、おそらくは一度ダムまで流されたヤマメが再度遡上してきた物だと思われます。ヒレピンで体高も立派でした。
しかし、堰堤の下のプールでドライに出た尺は少しやせ気味でした。あれだけ岩も砂利もながされると、エサとなる水棲昆虫もみんな流されているでしょう。
中間育成場前のプールも埋まっていましたが、それでも大きな魚影が時折ライズ。色々とフライを変えてトライしましたが、結局ダメでした。#24のユスリカアダルトや#30のピューパパターンでも反応無し。何を食べているのでしょう?
あのライズ、釣りたいなあ。
投稿: flyday | 2012.09.06 22:54