政権交代?政治の空白が様々に影響
今日、自民党総裁選挙があり、安倍元首相が総裁の座に返り咲いた。一方、民主党の代表選挙も先日行われたが、そんなことも忘れたか、早くも次期総理に安倍氏が内定したかの様な報道をしていメディアもある。
日本は中国とは尖閣問題、韓国とは竹島問題、アメリカとはオスプレイの配備問題と、いずれも政権交代間際の国と厳しい外交の最中にある。政権交代が近いから問題が起こるのか、現政権が外交下手だったからここにきて一気に問題が吹き出したのか、その両方なのか。それをここで言及しても始まらない(それぞれの国でも背景も違う)が、とにかく問題が山積している中での代表選、総裁選。
日本でも、各国の次期Topを想定しながらのマスコミ報道や政権運営が始まっているようだが、明日からは各国も同様に、民主党野田政権と自民党安倍政権を両睨みしながらの対日折衝となるのだろう。
先週、バルセロナ在住のガウディ研究家、田中裕也さんからメールが来た。
2014年は、日本・スペイン交流400年の年。2010年の日本スペイン首脳会談で、2013年~14年にかけて日本スペイン交流400年事業を開催することが決まっているという。
400年前、伊達藩、支倉常長の 慶長遣欧使節団 がローマ法皇へ謁見した。
スペイン人の フランシスコ会宣教師ルイス・ソテロ(Luis Sotelo) による案内で、スペインのガレオン船サン・ホセに乗船してセビージャのコリア・デル・リオに到着する。さらにマドリッドで当時の フェリペ3世と謁見し、カタルニアのバルセロナやモンセラーを訪問、その後 イタリアに渡ってローマ教皇パウルス5世と謁見する。法皇による宣教の手紙を持って日本に帰国したという史実に基づくものだ。
400年も前に日本人がヨーロッパに渡っていたとは知らなかった。
田中さんの頭の中には既にこの交流事業についての青写真ができていて、その相談だった。
メールのやりとりではまだろっこしいので、久しぶりに顔を見ながら話をしましょうと、skypeで情報交換。
そこで話したのは、今の日本の現状。スペインにおける交流事業の日本の窓口は大使館。元締めは外務省である。しかし今、日本は上記の通り、いろんな意味で揺れている。外交の失敗が経済活動にまで影響を及ぼし、企業業績にも影を落としている状況では、企業に協賛や後援を求めるのは現時点ではあまりに不透明すぎる。
また、日本に伝わるスペインの状況は日本の政権並みに不安定に見えて、ますます条件が悪い。
経済活動は企業が創り出すものであるが、政権が安定しないとそれをも阻害し、最悪の場合は全てが水の泡になりかねない。中途半端な状態を長く続けるくらいなら、この秋に各国と同じタイミング(各国も交替で混乱している間)にどさくさに紛れて解散総選挙をし、早く政権を安定させるのがスッキリしそうだが、そうは問屋が卸さないのだろうか。
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